心のバリアについて考えさせられる記事
2013年 05月 19日
乙武さんが、銀座のイタリア料理店で入店を断られたと本人が呟いていた。
いろいろな意見が飛び交っている。
この件について想うことがあるので触れたいと思う。
※ついったーでは文字数が足りないので、ブログにしています。
■ロケットニュース24の記事:
http://rocketnews24.com/2013/05/18/329981/
まず、乙武さんにも落ち度はあったと思う。
■何が落ち度なのか?
・情報収集をきちんとしていなかった
・店側に電話連絡をしていなかった(?)
きちんと店側に連絡をしておき、対応が必要である旨を伝えて、どうするかをお店と相談しておけば、入店拒否の状況にはならなかったと思われる。
今回の問題の本質はそこではないと考えている。
結果的に入店ができなかったにしても、店側は「きちんとした状況説明」と、「無理ですごめんなさい」ときっちり乙武さんに伝えれば、それで終わった話ではないだろうか?
■以下の店長さんの対応が非常にひっかかる
---------
※引用:
乙武氏: ですが、15分ほど階下でお待ちしたのち、ようやくホールの男性スタッフが「手が空いたので、いまから下に行きます」と私の連れに言ってくださったのを押し止めるようにして、わざわざキッチンから出てきて「事前に連絡をいただかないと」と拒んだ意図は理解できませんでした
乙武氏: また、「忙しいから対応は無理」なはずなのに、店主みずから階下まで降りてきて、こちらの非をなじられたことにも驚きました。「その余裕があるなら、ご対応くださっても…」というのが正直な思いでした。もちろん、こちらもあらかじめご連絡すればよかったのでしょうが
高田氏: 事前に事情がわかっていれば入り口に近いお席にご案内して入店のストレスを軽減したり、ほかのお客様の入店時間をずらしてスタッフがご案内できる余裕を持たしたり対応させていただきました。本日は他のお客様のご案内が立て続いておりまして乙武様には大変ご無礼でしたが
高田氏: ご案内が困難と判断しお断りさせていただきました。お気分をがいされたと思いますが申し訳ありませんでした。もし次回タイミングが合いましたら是非宜しくお願いいたします。ganzo シェフ 高田晋一(引用ここまで)
---------
単に店長は、「面倒な客だから受け入れたくなかった」だけではないかと疑う。
・。「車いすなら、事前に言っておくのが常識だ」「ほかのお客様の迷惑になる」
・「ちょっと下まで降りてきて、抱えていただくことは…」「忙しいから無理」「……」「これがうちのスタイルなんでね」
ここに本音が見え隠れしているように思ええる。障害者への対応というよりは、接客そのものに疑問がある。
「おまえ、うぜえ客だ」と言ってあしらわれた様な気持ちに、乙武さんはなったのではないだろうか?
それであれば、乙武さんが腹が立つのもうなづける。
友人知人には車いすユーザーもたくさんいるし、障害をもっている者もたくさんいる。
車いすユーザーがいる場合は、車いすがストレスなく入れるかどうか、確認を店側に事前にいれるようにはしているが、飲んだあとの二次会などで、突発にいくことだってよくある。食物アレルギーを持っている人とお店に行くことだってある。
※Case1:
突発に行ったお店が、2階にあって、階段しか通路がないお店もあった。
お店の人に「車いすいるんだけどー、手伝ってもらえますかー?」と声をかけたらすぐに降りてきてくれて、本人は抱えて階段を移動、車いすは別途数人で持って移動したとかあった。お店から出るときも忙しい中、移動の手伝いをしてくれた。
地鶏居酒屋「塚田農場」田町2号店の皆さん、あの時はおせわになりました。ありがとう!
この事例から、階段しかない店舗への車いすユーザーの受け入れは、ハードルは低いはずであると考えられる。
※Case2:
もんじゃのお店に入った。甲殻類アレルギーの知人がいた。
注文をしてきたもんじゃには、桜えびが乗っていた。まあよくある話だ。
最初は、自分たちで、桜えびをはじいていたが、お店の人が気が付いてくれて、事情を説明すると、自分たちで処理をしたもの以外は、いったん調理場に下げて、きれいに桜えび抜きのものを出してきてくれた。
この事例から、突発対応も可能なものは、可能であることは言える。
こういうことがお互いい必要では?
■障害のある側
・事前の情報収集をできる限り怠らない
・きちんとお店に連絡をして、対応できるかどうかを確認・相談する
・対応をしてくれたら、感謝を! (当然だと思わない)
■お店側
・無理なら断ってもいいと思う。
・無理なら無理できちんと説明を果たす。
・そのうえで、できるだけ「どうしたら受容可能か?」を考えてほしい。
この世界は、マイノリティへの心のバリアがまだまだ多いね....というのを肌で感じた記事だった。
いろいろな意見が飛び交っている。
この件について想うことがあるので触れたいと思う。
※ついったーでは文字数が足りないので、ブログにしています。
■ロケットニュース24の記事:
http://rocketnews24.com/2013/05/18/329981/
まず、乙武さんにも落ち度はあったと思う。
■何が落ち度なのか?
・情報収集をきちんとしていなかった
・店側に電話連絡をしていなかった(?)
きちんと店側に連絡をしておき、対応が必要である旨を伝えて、どうするかをお店と相談しておけば、入店拒否の状況にはならなかったと思われる。
今回の問題の本質はそこではないと考えている。
結果的に入店ができなかったにしても、店側は「きちんとした状況説明」と、「無理ですごめんなさい」ときっちり乙武さんに伝えれば、それで終わった話ではないだろうか?
■以下の店長さんの対応が非常にひっかかる
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※引用:
乙武氏: ですが、15分ほど階下でお待ちしたのち、ようやくホールの男性スタッフが「手が空いたので、いまから下に行きます」と私の連れに言ってくださったのを押し止めるようにして、わざわざキッチンから出てきて「事前に連絡をいただかないと」と拒んだ意図は理解できませんでした
乙武氏: また、「忙しいから対応は無理」なはずなのに、店主みずから階下まで降りてきて、こちらの非をなじられたことにも驚きました。「その余裕があるなら、ご対応くださっても…」というのが正直な思いでした。もちろん、こちらもあらかじめご連絡すればよかったのでしょうが
高田氏: 事前に事情がわかっていれば入り口に近いお席にご案内して入店のストレスを軽減したり、ほかのお客様の入店時間をずらしてスタッフがご案内できる余裕を持たしたり対応させていただきました。本日は他のお客様のご案内が立て続いておりまして乙武様には大変ご無礼でしたが
高田氏: ご案内が困難と判断しお断りさせていただきました。お気分をがいされたと思いますが申し訳ありませんでした。もし次回タイミングが合いましたら是非宜しくお願いいたします。ganzo シェフ 高田晋一(引用ここまで)
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単に店長は、「面倒な客だから受け入れたくなかった」だけではないかと疑う。
・。「車いすなら、事前に言っておくのが常識だ」「ほかのお客様の迷惑になる」
・「ちょっと下まで降りてきて、抱えていただくことは…」「忙しいから無理」「……」「これがうちのスタイルなんでね」
ここに本音が見え隠れしているように思ええる。障害者への対応というよりは、接客そのものに疑問がある。
「おまえ、うぜえ客だ」と言ってあしらわれた様な気持ちに、乙武さんはなったのではないだろうか?
それであれば、乙武さんが腹が立つのもうなづける。
友人知人には車いすユーザーもたくさんいるし、障害をもっている者もたくさんいる。
車いすユーザーがいる場合は、車いすがストレスなく入れるかどうか、確認を店側に事前にいれるようにはしているが、飲んだあとの二次会などで、突発にいくことだってよくある。食物アレルギーを持っている人とお店に行くことだってある。
※Case1:
突発に行ったお店が、2階にあって、階段しか通路がないお店もあった。
お店の人に「車いすいるんだけどー、手伝ってもらえますかー?」と声をかけたらすぐに降りてきてくれて、本人は抱えて階段を移動、車いすは別途数人で持って移動したとかあった。お店から出るときも忙しい中、移動の手伝いをしてくれた。
地鶏居酒屋「塚田農場」田町2号店の皆さん、あの時はおせわになりました。ありがとう!
この事例から、階段しかない店舗への車いすユーザーの受け入れは、ハードルは低いはずであると考えられる。
※Case2:
もんじゃのお店に入った。甲殻類アレルギーの知人がいた。
注文をしてきたもんじゃには、桜えびが乗っていた。まあよくある話だ。
最初は、自分たちで、桜えびをはじいていたが、お店の人が気が付いてくれて、事情を説明すると、自分たちで処理をしたもの以外は、いったん調理場に下げて、きれいに桜えび抜きのものを出してきてくれた。
この事例から、突発対応も可能なものは、可能であることは言える。
こういうことがお互いい必要では?
■障害のある側
・事前の情報収集をできる限り怠らない
・きちんとお店に連絡をして、対応できるかどうかを確認・相談する
・対応をしてくれたら、感謝を! (当然だと思わない)
■お店側
・無理なら断ってもいいと思う。
・無理なら無理できちんと説明を果たす。
・そのうえで、できるだけ「どうしたら受容可能か?」を考えてほしい。
この世界は、マイノリティへの心のバリアがまだまだ多いね....というのを肌で感じた記事だった。
by hayato_buni
| 2013-05-19 12:46
| 毒舌