オリンパス機で天体写真(星の撮影)を撮る(3) 拡大ライブビューを使ってピントあわせ

拡大ライブビューを使ってピントあわせ(E-410以降の機種のみ)

AFを利用して、大体ピントを合わせたら、今度は、ピント合わせのモードをMFに切り替えましょう。撮影時も、MFのままです。このとき、三脚にすえつけて、再度明るい星にカメラを向けます。星はできるだけ視野の真ん中に入るようにしたほうが良いでしょう。そして次の手順でさらにピントを追い込みます。

  1. ライブビューに切り替え
  2. INFOボタンを押して緑の枠*1を出す。
  3. 上下左右ボタンで、緑の枠をピント合わせに使いたい星の部分に移動させる
  4. OKボタンを押して拡大ライブビューのモードに切り替える*2
  5. 拡大した状態で、MFでピント合わせを行う。

詳しい操作は、http://kassy2009.seesaa.net/article/114989963.html のページがお勧めです。
E-P1だと、MFアシストも便利かと思います。http://kassy2009.seesaa.net/article/124565407.html

ライブビューの切り替えは、ライブビュー切り替えのボタンを押すだけです。星を狙っているのでレンズは上へ、液晶画面は下を向いていると思うので、E-3/E-30/E-620のようなバリアングル液晶のある機種の方が楽です。
INFOボタンを押して、緑の枠を出します。E-620/E-30では、ライブビュー時に画面に表示するアイテムをOFFにできる機能があるので、その機能でOFFになっていると、緑の枠は出ませんので、緑の枠が出るように設定を変更してください。
拡大した画面で、MFでピント合わせを行う際には、星の像ができるだけ小さくなるように操作してください。2〜3回繰り返すと、どのあたりが、一番良いか分かると思います。
また、この状態だと、あまり明るい星(惑星)だと、ベストのピントが探りにくいのでライブビューで見えるちょっと暗い星のほうが、ピントはつかみやすいです。

ここで、いい加減なピントあわせだと、暗い星までちゃんと写らないので、ピントはきちんとあわせましょう。

もしも、三脚を使わない場合は、E-510/E-520/E-3/E-30ではISボタンを、押し続けると一定時間、手ブレ補正が効くので、多少ピントがあわせやすいとは思います。


E-620 12-60mm 26mm F3.4 8s ISO200で撮影、AF後、ライブビューでピントあわせ

*1:拡大ライブビューの枠

*2:このとき絞りやシャッター速度の設定に関係なく、自動的に増感されるらしく、ノイズが凄いですが無視してください