Publish while resting-ぐだぐだわーくす

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raf00へ

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matomame.jp

僕は君の友人では無かったけれど、Hagex氏が亡くなったときよりは感じるものがある。悲しい。君はHagex氏が失ったことを大きな転換点だと惜しんでいたけれど、僕はさほどそういう気持ちにはならず言及を避けてきた。

しかし、僕にとって君は数少ないネットで同じ時間を過ごしてきた同志の一人だという感覚を持てる人だった。

残念なことに僕みたいなこれというものを持たず、何も残そうとする努力も気概も無かった人間はネットでは存在を一般に認識されない。そして僕自身それを良しとしてきた。

そんな中で言葉を交わしてまともにやりとりが出来た相手を失うと言うことは、喪失感がある。亡くなった人にかける言葉としては、あまりに情に欠けるのかもしれないが君は早すぎたよ。まだ残すべき言葉の連なりが山と言うほどあった筈だった。

ブロガーなりブックマーカなりゴミのようなはてなのネット資産を有り難がっていた君と、それを忌み嫌う僕では似ても似つかなかったのだけれど、君が言葉をまだまだ多く残そうとしていた。その言葉は間違いなくあったと僕は思っている。

今、ネットには成熟した語り部がだんだんいなくなっている。気付けば似たような話を繰り返している若手ばかりが、それを初めての発見のように語っているのが関の山だ。

僕はただ惜しむ。自分が何が出来るわけでは無い。時間の流れは残酷だと思いつつ、ただ眺め惜しむ。いずれ僕が朽ち果てるときは来るにしても僕はネットに名を残すことは無いし、ただただ日常を揺蕩うだけだけれどね。せめて僕の記憶の片隅には君のことを少しだけ残しておきたいと思っている。