この記事では2006年に配信された楽曲のヒットをフル配信ダウンロード売上を通じて振り返る。 2005年までは音楽の聴き方の主流はCDを購入することだったため、楽曲人気を把握する主要な手段は依然としてCD売上チャートを確認することであった。しかし2006年に入ると配信市場が無視できない規模に拡大。発売年内にフル配信50万ダウンロードを売り上げるヒット曲が誕生し始めた。 日本レコード協会がダウンロード認定を開始したのも2006年である。したがって2006年からはダウンロード売上を確認することが楽曲人気把握に必須となった。しかし楽曲人気指標としての役割が期待されていたオリコンは配信売上の集計を一向に…