Fiber To The Home。「光ファイバーをご家庭へ」の意。
光ファイバーを各家庭に引き込み、多くは100Mbpsまたはそれ以上のクラスの帯域を確保する。ブロードバンドの(現在の)終着地。
FTTHはADSLで使うメタリックケーブルではなく、その名のとおり光を使うためにノイズの影響をあまり受けず(減衰しにくい)、家庭向けに使われているものは業者設備から20km離れていても、光ファイバーそのものを原因とする大きな速度変化は起きにくい。ただし、加入電話や郵便のような「ユニバーサルサービス*1」ではないため、採算が見込めない地域や、需要が少ない地域への提供が遅れている傾向にある。
多くのFTTHサービスは理論値として100Mbpsの伝送速度がうたわれており、通常使われるbyte表示に換算すると、最大約12.2MB/秒(100÷8, 1byteは8bit)の伝送速度となる。ただし、LANが100BASE-TXの場合、最高実効速度は80Mbps(9.76MB/秒)程度となる。
*1:全国均質サービス