サニーヘルスは、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート『ウィンタースポーツの消費カロリーがすごい!』を公開した。
スキー、スノーボード、スケートなどウィンタースポーツは、楽しく滑るだけでランニングと同程度かそれ以上のカロリーを消費することができる。
これらのウィンタースポーツを行った翌日には、全身が筋肉痛に見舞われる経験をした人も少なくないだろう。滑っている間は気が付かないが、下半身を中心に全身の筋肉が活発に使われているためだ。冬スポーツは、レジャーである反面、実はなかなかハードな運動が多い。
運動のハードさを示す、METs(メッツ)という単位がある。Metabolic equivalentsの略で、運動を行った際に安静時の何倍のエネルギー(カロリー消費)をしているかを表すもので、安静時を1METsとしている。ウィンタースポーツのMETsと1時間当たりの消費カロリー(体重60kgで計算)は以下の通り。
・スノーボード 5.3METs/334kcal
・スキー 7METs/445kcal
・スケート 7METs/445kcal
参考として、散歩 2.5METs/ランニング 7METs/テニス 7.3 METs/水泳(クロール・普通の速さ) 8.3METs。
スキーやスケートと同じMETsであるランニングを、1時間するとなるとかなりハードだが、冬スポーツなら1時間では足りない。楽しく滑るだけで、ランニング以上にカロリーを消費することができる。しかも有酸素運動である点もランニングと共通なので、体脂肪燃焼効果も抜群。そして下半身の筋肉をかなり使うため、ボディメイクにも有効となる。
冬スポーツは雪や氷の上でするため、寒い環境の中に身を置くことになる。このこともダイエット効果を増進させる。人間の体は、寒さを感じると体温を保つために体を温めるようとする。寒い時に体がガタガタ震えるのもこのためで、筋肉を動かして熱を発生させようとしている。これにより基礎代謝が上がり、消費するエネルギー量がアップする。つまり寒い場所に身を置くだけでも、ダイエット効率を高めることができるようになっている。
また、寒さを感じることによって、体脂肪燃焼に関わるホルモン「アイリスイン」、「FGF21」が分泌されることが研究により分かっており、体脂肪を燃焼させる「褐色脂肪細胞」を作りだすという。10~15分ほど寒さに震えることで、中程度のエクササイズ1時間分に相当する量のアイリスインが分泌されるそうだ(オーストラリア・シドニー大学の研究チームによる)。
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