『白朮詣(をけら詣り)』 (京都の休日899) 大晦日、除夜の鐘をききながら八坂神社の“
をけら詣り”に・・・・・
・・・というのは京都の伝統的な年越しのスタイルです。
「をけら詣り」を漢字で書くと
「白朮詣」。
京都人でもあまりこの漢字を読める方は少ないです。
“
をけら詣り”は、京都人なら知らない人はいないと
断言できるくらいポピュラーな風習で、
古くから京に伝わる
正月迎えの行事です。
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『白朮詣(をけら詣り)』 まず、12月28日に八坂神社で
『鑚火式』(さんかしき)が行われます。
“
をけら詣り”の火種を起こす神事で火のつき方などで翌年の吉凶を占います。
午前5時、前夜から潔斎した、頭に烏帽子、狩衣姿の宮司が、桧の杵と臼で
浄火を鑽(き)り出し、
「をけら灯籠」に移します。
その火は本殿内に年中絶やすことなく灯しつづけられます。
大晦日、八坂神社では午後3時より
『大祓式』が行われ、
午後7時に
『除夜祭』が行われ、祭典後、境内3ヶ所の
「をけら灯篭」に
「をけら火」を移します。
“
をけら詣り”の名の由来は灯篭に厄除けに効果があるとされる朮(をけら)の根茎が
くべられることからきています。
参詣者は、この
をけら火を竹の繊維でできた吉兆縄に移し途中で火を消さないように
くるくると回しながら持ち帰ります。
そして神棚の灯明につけ、元旦の大福茶や雑煮の火種として用い一年の無病息災を願います。
燃え残った火縄は
「火伏せのお守り」として、台所などにお祀りします。
“
をけら”は火で燃やすと臭いがでるので、昔の人はそれが、疫神を追い払うと考えたようですが、
実際その根は古くから漢方の健胃薬として知られています。
山野に生えるキク科の多年草で、かつては京都市周辺の山麓に広く自生して、
大原女(おはらめ)さんたちが売り歩いたと言われます。
若芽は軽くゆでてからゴマ和えなどにするとおいしいようです。
古名をウケラといい
万葉集でも
「恋ひしけば 袖も振らむを 武蔵野の 朮(ウケラ)が花の色に出なゆめ」・・・など、おけらが登場する首がいくつかあります。
平安時代より正月の行事に欠かすことのできない
屠蘇散(とそさん)にも
主薬として配合されていました。
また、“
をけら詣り”は昔は「悪口祭」の別名がありました。
井原西鶴の『世間胸算用』にも登場しています。
第四巻の「闇の夜の悪口」によると、大晦日の夜に八坂神社の境内に大勢が集まり、
左右に分かれて神前の燈火を暗くし、悪口を言い合い、
笑い合う風習が大正はじめまでありました。
「おのれは、三ケ日の内に餅が喉につまって鳥辺野へ葬礼をするわいやい」
などと言いあっていたそうです。
八坂神社の参道である四条通りは大晦日の午後11時から翌午前5時頃まで
歩行者天国となり大勢の参拝者で埋めつくされます。
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- 2024/12/31(火) 22:00:00|
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