反省はしても後悔はしない

Vim とか備忘録とか。それと関数型言語勉強中

Nagoya.vim #1 を開催してきた

Vim Advent Calendar 2012 の 282 日目の記事です。

名古屋在住 Vimmer の @sgur さんと一緒に 9/7 土曜日に Nagoya.vim という勉強会を主催してきました。 開催の経緯から当日の様子、ちょっと補足あたりについて書きます。

経緯とか

何回目かの vimrc 読書会で @sgur さんの vimrc を読んでいたのですが、なんとそこで @sgur さんが名古屋在住であることが発覚。僕も名古屋在住だったので nagoya.vim やりましょうかみたいな話に。ちなみに、今ログを見返してみたら nagoya.vim 煽ってたのは id:thinca さんでした。。。しかし、名古屋で Vim 勉強会を開催してもどれだけ集まるか未知数だったので、しばらくは様子を見ることにしました。

sgur さんとの事前打ち合わせ

名古屋の他の勉強会などで「Vim の勉強会やろうかとおもっているんですよー」という話をしたら、「行ってみたい」という人が数名いたので、開催を前向きに検討することにしました。とりあえず何やるかとか決めましょうということで sgur さんと事前打ち合わせをしました。開催日時とか何をやるかとかはその時におおまかに決めました。ちなみに、その時は「あまり知られていない Vim の機能紹介」「unite.vim ユーザに対する ctrlp の紹介」のように少しレベルの高い話にする予定でした。あと、とりあえず 5 人くらい集まれば勉強会の体は保てますかねーみたいな話をしたのを覚えています。

connpass イベントを立てる

早速、20 人くらいの会場を予約して connpass にイベントを立てました。すぐに 10 名程度の参加者が集まって「おー」と思っていました、その時は。そこで、全く予想していない自体が起きます。Qiita の開催する Get Great Git #2 が同日別会場で開催することになったのです。Vim と Git ではかなり参加者層が被ります。正直焦りました。しかし、なんと Git 側の運営から会場は無料で良いので同日同会場で連結して開催しませんかという打診が。sgur さんと相談して Get Great Git と一緒に開催することに決めました。その後 Git との相乗効果もあり参加者がみるみる増加。最終的に 36 名まで集まりました。どうしてこうなった

そして当日

僕はだいたいの勉強会に遅刻してしまうのが常なのですが、さすがに主催者なので開場の10分前には着いていました。偉い。そしていつも調子の悪い僕のノート PC (7 年前のやつ) も当日は特に問題なくプロジェクタと接続出来ました。以下、各発表のレポート

  • (初心者向け) Vim の機能紹介: 参加者に割りと初心者が多いことから追加した発表です。カーソル移動から dot コマンドの使い方までさらっと初心者向けに機能紹介をしました。ほとんど Vim を触ったことがないような人が主なターゲットです。ただ、初心者向けだとある程度 Vim を使いこなしている人には退屈かと思ったのであまり知られていなさそうな Tip を随所に挟みました。割りと当たり前の内容過ぎて退屈されるのではという不安がありましたがそんなこともなく割りとみんなに好評だったみたいでよかったです。反省点としては「とりあえず、:help を引け」と言った割りに :help の使い方まで説明していなかったので後で初心者の人から「:help を打ったはいいが、抜け出せなくなった」と言われてしまい、ちょっと配慮が足らなかったかなと思いました。

  • Vim script と vimrc の正しい書き方: 僕が本当に喋りたかったネタです。僕もそうなんですが、初心者のうちは人の vimrc をワケも分からずコピペして使っている人が多いんじゃないかと思って Vim script と vimrc の書き方について説明しました。実は、Vim script の説明のところは :help usr_41 あたりをとても参考にしていますし、vimrc の書き方は kana さんの「Vim の極め方」に vimrc 読書会で得られた知識をちょっと足しただけの内容です。Vim をよく知らない人でも Vim script の独特のあの感じを理解してもらえたのではないかと思っています。あと、終わった後にいろんな人から「vimrc 見なおしてみます」と言われました。これが聞けただけでも開催した甲斐があったなと思いました。

  • Vim plugin について: sgur さんの発表です。まず Vim plugin の仕組みとか plugin 管理の仕組みから始まり、最後に怒涛のプラグイン紹介という構成でした。とくに Plugin 紹介のところは、おすすめのプラグインを一つ言うのではなく、競合するプラグインを幾つか提示しつつそれぞれのメリット/デメリットを説明していたところがとても良かったです。僕も知らないプラグインがたくさんあってとても勉強になりました。時間があるときにでも公開されている資料を見ながらプラグインを見なおしてみたいと思います。

  • みんなで vimrc を書いてみよう: せっかく vimrc の書き方とかプラグイン紹介とかをやるので参加者が自由に vimrc なりなんなりを書く時間を設けました。結構みんなもくもくと作業していました。うーん、Vim にはもくもくさせる何かがあるんですかね。あと、中途半端に Vim 7.4 の情報を出してしまったせいで、Vim のビルドを始める人もちらほら。主催者としてはそういうのはビルドよりも vimrc を書いてもらいたかったのですが。。。他にもあまり質問を吸い上げられなかったり、普段あまり交流のない人とコミュニケーションできなかったところも反省点でした。

  • その後は引き続いて Git のイベントと懇親会が続く: Nagoya.vim がつつがなく終了した後は予定通り Get Great Git #2 がスタートしました。Nagoya.vim の参加者から引き続いて参加している人が 7 割ほどいたので同時開催にして本当に良かったです。あと、主催の Qiita の偉い人から感謝されました。いやいや、むしろこちらが感謝する側なのに。懇親会もありました。Nagoya.vim の懇親会ではないので Vim の話ばかり出来なかったのはちょっと残念でした。

KPT

  • Keep
    • Nagoya.vim #2 やりたい
    • 講義形式が割りと好評だった
    • 参加者に Vim (のカスタマイズ) に興味を持ってもらえた
    • 名古屋は Vim 不毛の地ではないことがわかった
  • Problem
    • 資料作るのが大変すぎた。次回はもっと負担が少ない方向にするかも
    • 参加者とあまり交流できなかった
  • Try
    • もっと名古屋の Vim 使いとの交流する
    • 読書会形式とかいいかもしれない
    • ハッカソン形式とかいいかもしれない

今後とも、Nagoya.vim をよろしくお願いします。