音質と使いやすさに優れたワイヤレスイヤホン。カナル型やインナーイヤー型など形状の種類が豊富で、どの製品を選ぶべきか迷っている方は多いはずです。
ワイヤレスイヤホンごとに音質や機能性が異なるため、あらかじめ重視するポイントを明確にしておきましょう。
今回は、高音質でコスパ最強のおすすめワイヤレスイヤホンを18選紹介します。ワイヤレスイヤホンのメリットやデメリット、選び方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
- ワイヤレスイヤホンとは
- ワイヤレスイヤホンのメリット
- ワイヤレスイヤホンのデメリット
- ワイヤレスイヤホンは2種類
- 完全ワイヤレスイヤホン
- 左右一体型ワイヤレスイヤホン
- 【基本】ワイヤレスイヤホンの選び方
- 形状
- Bluetooth
- 音質
- バッテリー
- 機能
- 使用感
- 【シーン別】ワイヤレスイヤホンを選ぶコツ
- 通勤通学はカナル型でノイズキャンセリング機能付きがおすすめ!
- ランニングやスポーツはIPX4相当の防水機能付きがおすすめ!
- ビジネスシーンはながら通話ができる片耳型や骨伝導型がおすすめ!
- ワイヤレスイヤホンのおすすめ18選
- ワイヤレスイヤホンが安いものと高いものでは何が違う?
- ワイヤレスイヤホンは3年が買い替えどき
- ワイヤレスイヤホンを長持ちさせる方法
- 合わせてチェック!音楽配信サービスの選び方
- まとめ
ワイヤレスイヤホンとは
ワイヤレスイヤホンとは、主にBluetoothを利用して無線接続をするイヤホンを指します。スマートフォンやパソコンと無線接続をすることで、離れた場所からでもケーブルの影響を受けず、音楽が聴けたり通話ができたいします。
ひとくちにワイヤレスイヤホンと言っても、形状や音質、機能などの商品によって特徴はさまざまです。
ここでは、ワイヤレスイヤホンを買う前に抑えておきたいメリットとデメリットを紹介します。
ワイヤレスイヤホンのメリット
ワイヤレスイヤホンは、コードの影響を受けずに気軽に使用できるのがメリットです。有線イヤホンとは異なり、コードが断線したり手が引っかかって抜けてしまったりするリスクを防げます。取り回しやすいため、通勤や通学などのシチュエーションにもおすすめです。
防水防滴機能を搭載したワイヤレスイヤホンは、汗をかきやすいスポーツやフィットネスシーンでも使用できます。また、激しく動きまわるときもタッチノイズが少なく、不快な音が鳴りつづける心配はありません。
ワイヤレスイヤホンのなかにもハイレゾ音源に対応した製品も多く、高音質の楽曲視聴ができます。
ワイヤレスイヤホンのデメリット
ワイヤレスイヤホンは、頻繁に充電をする手間がかかるのがデメリットです。バッテリー残量が低下した場合、接続が不安定になるワイヤレスイヤホンもあるので、定期的な充電を心がけましょう。専用アプリを利用してスマホとワイヤレスイヤホンを連携できれば、アプリからバッテリー残量をチェックできます。
状況に応じて電波が不安定になったり通信が遮断したりするため、人が集まる環境では音切れに注意が必要です。
また、ワイヤレスイヤホンはコーデックという音源データを圧縮して通信する仕組みを採用しているので、有線イヤホンと比べて音質が劣る可能性があります。
ワイヤレスイヤホンは2種類
ワイヤレスイヤホンは、大きく以下の2種類に分けられます。
- 完全ワイヤレスイヤホン
- 左右一体型ワイヤレスイヤホン
それぞれ使いやすさや機能性が異なるため、あらかじめ特徴をチェックしておきましょう。
完全ワイヤレスイヤホン
完全ワイヤレスイヤホンとは、左右のイヤホンが独立しているワイヤレスイヤホンです。フルワイヤレスイヤホンや左右独立型イヤホンなどとも呼ばれています。
左右一体型ワイヤレスイヤホンとは異なり、ケーブルでイヤホン同士が繋がっていません。ケーブルの煩わしさがなく取り回しやすいので、片耳だけ装着して楽曲を視聴したり通話をしたり、さまざまな使い方ができます。
完全ワイヤレスイヤホンは、専用の充電ケースが付いており収納しながら充電ができます。コンパクトサイズかつ軽量化を実現しているので、持ち運びにも向いています。
左右一体型ワイヤレスイヤホン
左右一体型ワイヤレスイヤホンとは、左右のイヤホンをコードで繋いでいるワイヤレスイヤホンです。首のうしろにコードを通すので、音楽を視聴するときも邪魔になりにくいのが特徴です。
ヘッドホンのように扱えるため、耳からイヤホンを外したあとも首にかけられます。急に話しかけられたときもすぐに対応しやすく、片耳を外しても首にかけておけるのは便利です。
左右一体型ワイヤレスイヤホンは、イヤホン同士が繋がっているので、紛失するリスクをおさえられます。
【基本】ワイヤレスイヤホンの選び方
ワイヤレスイヤホンは、さまざまな種類があります。選び方で迷ったときは、形状や音質、バッテリー駆動時間などをチェックしてみましょう。
形状
ワイヤレスイヤホンの形状は、大きく分けて6種類あります。
- カナル型
- インナーイヤー型
- 耳掛け型
- ネックバンド型
- 片耳型
- 骨伝導型
それぞれ機能性や使いやすさが異なるため、あらかじめ特徴を把握しておきましょう。
カナル型ワイヤレスイヤホン
カナル型ワイヤレスイヤホンとは、イヤホンの先端に耳栓型のイヤーピースが付いたタイプのことです。イヤーピースを耳の奥に入れて装着するので、快適なフィット感が得られます。遮音性が高く、ワイヤレス接続ながら臨場感あふれるサウンドを視聴可能です。
カナル型のワイヤレスイヤホンは、ほかの形状と比べてラインナップが豊富。密閉性が高いものの、長時間装着すると耳が疲れる傾向があるので注意しましょう。
インナーイヤー型ワイヤレスイヤホン
インナーイヤー型ワイヤレスイヤホンは、耳の入り口にある耳甲介にイヤホンを引っ掛けて装着するタイプです。カナル型ワイヤレスイヤホンと比べて耳にかかる圧迫感が少なく、軽い装着感が得られます。
周囲の音も取り込みやすい設計なので、ながら聴きにも適しており、家事や学習、デスクワークなどのシチュエーションでも活用できます。
インナーイヤー型ワイヤレスイヤホンは、カナル型よりも遮音性が低く、音漏れをする可能性があるので、使用場所に注意しましょう。
耳掛け型ワイヤレスイヤホン
耳掛け型ワイヤレスイヤホンとは、イヤーフックを耳に引っ掛けて装着するタイプです。振動や衝撃にも強く、走ったりジャンプしたりしてもイヤホンが外れにくい快適なフィット感が得られます。
スポーツやランニング、フィットネスなどのシチュエーションで音楽を聴きたい人にもおすすめです。耳の穴を圧迫せず、長時間のリスニングにも適しています。
ネックバンド型ワイヤレスイヤホン
ネックバンド型ワイヤレスイヤホンとは、左右のイヤホンがネックバンドで繋がったタイプです。イヤホン同士はコードで繋がっていますが、スマートフォンやPCなどのデバイスとはワイヤレス接続ができます。
ネックバンド型ワイヤレスイヤホンは、大容量バッテリーを搭載しているのが特徴です。連続使用時間が比較的長いので、あらかじめ充電しておけば、電源を確保できない環境でもアクティブに活用できます。
有線イヤホンと比べて、タッチノイズの発生を抑えられる傾向があります。首のうしろにコードがあるため、コードが服に擦れる心配はありません。満員電車や人混みのなかでも使いやすいのが魅力です。
片耳型ワイヤレスイヤホン
片耳型ワイヤレスイヤホンとは、片耳だけに装着するタイプです。ハンズフリーイヤホンとも呼ばれており、通話や音楽を聴きながら作業をおこなえます。
一般的なワイヤレスイヤホンと比べて両耳を塞がないので、周りの環境音を取り込みながら通話ができます。宅配業や営業などの外回り、建築業にもおすすめです。
片耳型ワイヤレスイヤホンは、通話中のノイズが少なく、騒音が気になる環境でもクリアな音声で通話できます。片耳型ワイヤレスイヤホンの多くは、音楽視聴ではなく通話向けです。
骨伝導型ワイヤレスイヤホン
骨伝導型ワイヤレスイヤホンとは、骨を通して内耳に直接振動を送る仕組みを採用したタイプです。一般的なワイヤレスイヤホンは、音の振動を鼓膜に伝える方法ですが、骨伝導ワイヤレスイヤホンは、耳や鼓膜を介さずに音を届けられます。
耳を塞がず、周囲の環境音を取り込みながら音楽を楽しめます。骨伝導型ワイヤレスイヤホンを選ぶときは、音漏れのしやすさをチェックしておきましょう。耳の穴を密閉するわけではないので、音漏れを起こす場合があります。
Bluetooth
ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothを利用して音楽データを伝送します。Bluetoothには規格があり、Bluetooth5,0やBluetooth5.2など後ろに付く数字が大きいほど新しい規格です。
Bluetoothの規格が古い製品は、音飛びが発生したり音が遅延したりする可能性があるので注意しましょう。安定した接続で高音質のサウンドを楽しみたい人は、Bluetooth5.1以上の規格がおすすめです。
音質
ワイヤレスイヤホンは、先述したように音声信号を圧縮したデータをBluetoothを利用して送る仕組みです。
音声データを変換する規格をコーデックと呼び、AACやaptXなど種類はさまざまです。ワイヤレスイヤホンの音質を重視する人は、コーデックの特徴をチェックしておきましょう。
Appleユーザーは「AAC」をチェック
AACは「Advanced Audio Coding」の略称で、主にiPhoneなどのApple製品で採用しています。Bluetooth機器の標準規格であるSBCと比べて高音質が特徴です。
Appleユーザーの最高音質はAACなので、AACのコーデックに対応しているのかチェックしてみましょう。
Androidユーザーは「aptX」以上をチェック
aptXとは、クアルコム社が開発した音声圧縮技術です。主にAndroidのスマートフォンなどの機種で使用しています。SBCと比べて圧縮率が低く、高音質かつ低遅延が特徴です。
Androidユーザーのなかで高精細な音質を楽しみたい人は、aptXのコーデックに対応しているのかチェックしておきましょう。
さらに音質にこだわりたい人は、ソニーが開発した音声圧縮コーデックの「LDAC」対応モデルも選択肢に入ります。LDACはハイレゾ音源にも対応しており、本格的な音楽再生が可能です。
バッテリー
ワイヤレスイヤホンは充電式バッテリーを内蔵しているので、電源を確保しにくいアウトドアシーンでもアクティブに活用できます。ワイヤレスイヤホンごとにバッテリーの駆動時間が異なるので、あらかじめ仕様を確認しておきましょう。
バッテリーの駆動時間を確認するときは、ワイヤレスイヤホン単体と充電ケースを合わせた再生時間をチェックすることが大切です。イヤホン単体と充電ケースを合わせて20時間以上連続使用できる製品なら、電源を確保しにくいアウトドアシーンでもアクティブに使用できます。
また、急速充電に対応した製品は、時間の充電でバッテリーを確保できるのが魅力です。
機能
ワイヤレスイヤホンは、製品ごとに搭載している機能性が異なります。利便性を重視している人は、ノイズキャンセリング機能や防水性能の有無をチェックしておきましょう。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングとは、周囲の騒音を打ち消して聞き取りやすいサウンドを届ける機能です。電車や車の走行音、人混みなどの環境でも、高音質のサウンドを視聴できます。
ノイズキャンセリング機能のほかに、ワイヤレスイヤホンを装着したまま周囲の音を取り込む機能を備えた製品があります。駅構内のアナウンスを聞きたいときや、話しかけられたときは外音取り込み機能が便利です。
防水
スポーツやフィットネスシーンで使用する場合は、ワイヤレスイヤホンの防水性能をチェックしておきましょう。
防水性能は、国際電気標準会議で定めたIPコードで表します。IPに続く数値が大きいほど、優れた防水性能を発揮するのが特徴です。たとえば、ワイヤレスイヤホンにIPX4と記載があれば、4等級の防水性能を備えていると判断できます。
優れた防水性能を搭載している製品は、汗をかいたり、急に天候が変化したり、過酷な環境下でもアクティブに使用可能です。アウトドアシーンで使用する機会が多い人は、IPX4以上の防水性能を内蔵した製品が適しています。
使用感
ワイヤレスイヤホンを選ぶときは、音質だけでなく装着感を確認しておきましょう。大きくて重いイヤホンは、装着したときに耳に負担がかかる傾向があります。
一方、コンパクトサイズかつ軽量化を実現した製品は、軽やかな装着感が得られるのが特徴です。片耳約4〜6gほどの軽いイヤホンなら、装着したときの負担を軽減できます。
軽くて装着感に優れたワイヤレスイヤホンは映画鑑賞やデスクワークなどの長時間のリスニングにもおすすめです。
【シーン別】ワイヤレスイヤホンを選ぶコツ
ワイヤレスイヤホンを選ぶときは、あらかじめ使用するシーンを明確にしておきましょう。以下では、シーン別にワイヤレスイヤホンを選ぶコツを紹介します。
通勤通学はカナル型でノイズキャンセリング機能付きがおすすめ!
通勤や通学中に使用する人は、ケーブルがないので扱いやすく音漏れを防ぐカナル型の完全ワイヤレスイヤホンがおすすめです。カナル型は遮音性が高く、音漏れを防ぎながら好みの楽曲を視聴できます。
また、通勤や通学で使用する場合は、ノイズキャンセリング機能の有無をチェックしておきましょう。ノイズキャンセリング機能を活用することで、人混みでも高音質のサウンドを視聴できます。
ランニングやスポーツはIPX4相当の防水機能付きがおすすめ!
ランニングやフィットネスシーンで使用する人は、激しい動きでもイヤホンが落下しにくい耳掛け型ワイヤレスイヤホンや、ネックバンド型ワイヤレスイヤホンがおすすめです。
使用中の蒸れが気になる人は、耳の入り口に引っ掛けるだけのインナーイヤー型ワイヤレスイヤホンも選択肢に入ります。
また、防水性能の有無をチェックしておきましょう。IPX4相当の防水性能があれば、汗や雨などの影響を受けにくく、さまざまなシチュエーションで使用可能です。
ビジネスシーンはながら通話ができる片耳型や骨伝導型がおすすめ!
ビジネスシーンで使用する人は、ながら聞きに適した片耳型ワイヤレスイヤホンや、骨伝導型ワイヤレスイヤホンがおすすめです。耳を完全に塞がないワイヤレスイヤホンは、仕事をしながら音楽を聴いたり通話をしたりできます。
いずれも耳にかかる圧迫感が少なく、長時間のリスニングでもつけ心地は良好です。ワイヤレスイヤホンを長時間装着し続ける場合は、バッテリー持続時間が長い製品を選ぶようにしましょう。
ワイヤレスイヤホンのおすすめ18選
ワイヤレスイヤホンの特徴や選ぶポイントがわかったところで、実際におすすめの商品をチェックしてみましょう。18商品を紹介するので、自分に合うワイヤレスイヤホンをぜひ見つけてください。
ワイヤレスイヤホンが安いものと高いものでは何が違う?
安いモデルと高いモデルの違いは、音質と機能性です。安いワイヤレスイヤホンは、音楽を聴くための機能に絞っており、高いモデルと比べて音質が劣る傾向があります。
安いものだと1,000円台から、高いものだと50,000円を超えるものもあります。音の広がりや迫力などの感じ方が異なるので、臨場感あふれるサウンドを楽しみたい人は高いワイヤレスイヤホンがおすすめです。
ワイヤレスイヤホンは3年が買い替えどき
ワイヤレスイヤホンの寿命は約3年です。何度も繰り返し使用すると、リチウムイオンバッテリーが劣化するので、充電してもバッテリーの消費がはやかったり、音が聞こえなくなったりする可能性もあります。
ワイヤレスイヤホンの充電回数が多いほどバッテリーの寿命は短くなると言われているので、バッテリーがなくなってから充電するのを心がけましょう。
ワイヤレスイヤホンを長持ちさせる方法
ワイヤレスイヤホンは、過充電を防ぐことでバッテリーを長持ちさせられます。ワイヤレスイヤホンの充電量は、20〜80%の間に維持することが推奨されています。
スマホアプリと連携できるものであれば、バッテリー残量をチェックできて充電のタイミングを逃しません。バッテリーが満タンの状態で何度も充電するのではなく、数日使ってから充電するのを心がけましょう。
また、ワイヤレスイヤホンのイヤーピースのお手入れも大切です。イヤーピースが汚れたり壊れたりすると音質が低下する可能性があります。汗や皮脂が付着したときは、こまめにお手入れしましょう。
合わせてチェック!音楽配信サービスの選び方
ワイヤレスイヤホンを購入したら、音楽配信サービスを選ぶこともお忘れなく。通勤や家事の時間が充実するのはもちろん、お気に入りのプレイリストを作って楽しむのもおすすめです。
まとめ
今回は、おすすめのワイヤレスイヤホンを紹介しました。ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothで音楽を楽しめる便利なアイテムで種類はさまざまです。音質やバッテリー、機能性なども異なるので、ご自身の条件に合ったものを選ぶ必要があります。
通勤通学、スポーツ、オンライン会議など、用途に合わせて適切な機能を選び快適な音楽ライフを楽しんでください。
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