AIの余波3題

ChatGPTで持ちきりの昨今なので、今回はChatGPTの余波3題ということで。

1. Andreessen Horowitzがコンシューマとフィンテックのグループを合体させてAI投資を加速

コンシューマもフィンテックも最近投資がガクッと減っている分野なのでAI系に方向転換って感じでしょうか。

2. Cheggの株価が50%減

Cheggは高校生・大学生向けオンライン家庭教師の会社。元は大学の教科書レンタル屋さんだったがそこから広げていろいろなオンライン学習サービスを提供している。学生は、Cheggにお金を払わなくてもChatGPTに教えてもらえばタダになってしまうわけで、「ChatGPTの影響が新規顧客獲得に出始めている」とIR発表でCEOが言ったらその日のうちに株価が48%下がった

3. NVIDIAの株は40%増

NVIDIAはGPUチップを作っている半導体の会社。GPUは元は画像処理のためのものでゲーマー御用達だったが、それがAI処理にも適している。「今後生成AI用途で売上が伸びる」と発表したところ、1日で26%アップ、その後も上がり続けて上昇率は40%近くなった。

以前、「Amazon がオンライン薬局事業の人材を採用している」というニュースがあっただけで、薬局チェーンのCVSとウォルグリーンズの株が下がった話を書いたが、現状AIがそのAmazonの役目を担っている感じといってよいでしょう。

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