ヒロイモノ中毒今週のイチオシ記事
恩赦によって死刑囚が世に放たれる漫画描きたい


後味の悪い話 その172
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1504558019/


609 :本当にあった怖い名無し:2017/10/18(水) 14:36:38.60 ID:yYFs7jvX0.net
夜にも奇妙な物語「ウィルス」

主人公は留学から帰国した女性(広末涼子)
空港に到着した飛行機の中で前の席の少年にビデオカメラを向けられ少し困りながら相手をしてあげていた
すると防護服のような物を着た人間が飛行機の中に押し入ってきた
主人公はそこで意識を失ってしまい、目が覚めたら隔離された個室にいた
扉は固く閉まり備え付けの水道は蛇口も排水溝も溶接されて塞がれている

99uh24.jpg

しばらくすると防護服の男たちがやって来て麻酔で眠らされ今度は手術室のようなところへ移された
手術室で目覚めた主人公が見たものは、防護服の一人が苦しみだし自分の上に倒れかかってくる姿だった

再び元の部屋で目覚めた主人公は自分の腕に注射跡があることに気がついた
検閲済みのシールが貼られてはいたが荷物は同じ部屋に置かれていたため開けてみると少年のビデオカメラが混ざってる
何が起こったのか確認できるかと思い再生してみると、催眠ガスやスタンガンで乗客を眠らせた防護服の男たちが映っていた

99uh23.jpg

上司のような防護服の「空気が漏れたらどうする!L4のウイルスなんだ、油断するな!」と叫んでいた声、持っていた本の知識から「L4とは致死率90%以上の治療法のないウイルスのことだ」と思い至った
ふと身体を見てみれば至るところにぶつぶつと水泡のようなものができている
そんな悪夢まで見るようになってしまう



610 :本当にあった怖い名無し:2017/10/18(水) 14:37:00.91 ID:yYFs7jvX0.net
なにかカプセルを持ってきた防護服たちに「これで私を殺すんでしょ?」と問いかけても返事は返ってこない
しかし主人公は生きることを諦めるのではなく、何があっても生き延びる覚悟を決めたのだった

本を引き裂き電球のコードをショートさせて火をつけスプリンクラーを作動させる
慌てて様子を見に着た防護服たちを物陰に隠れて鉄パイプで殴り倒しカードキーを奪って部屋から逃げ出す

99uh25.jpg

鳴り響く警報の中必死に片っ端から開く扉を探しているとたまたま1つの部屋の中に飛び込めた

その部屋では肌に緑色のカビのようなものが生えたウイルス感染者の死体が物のようにベルトコンベアーで運ばれていくのをガラス越しに見ることができた
呆然と立ち尽くす主人公を一人の防護服が見つけた
銃を突きつける防護服だったが、その部屋のガラス戸を開けて逃げ出そうとする主人公と揉み合いになり、鉄パイプで殴られて顔のガラスが割れた
そこから見えたものは顔にカビの生えた男の顔だった

99uh26.jpg

男は咳き込んで苦しみながら主人公に語る
「君たちの飛行機がアメリカを発った後世界は最近テロで汚染された。私たちは少しでも感染していない人々を救おうと君たちを隔離していたんだ」

駆けつけた大勢の防護服の顔の遮光板を取り外したが全員の顔にカビが生えていた
「そんな…」主人公が絶望したように呟き咳き込みながら腕を見るとカビが…


99uh27.jpg


611 :本当にあった怖い名無し:2017/10/18(水) 14:42:31.42 ID:yYFs7jvX0.net
説明が下手なんで大雑把にざっくりまとめると

主人公たちは数少ない細菌テロからの生き残り
しかし防護服たちがなにも情報を与えなかったため主人公は「自分達が感染者だ」と正反対の誤解をしてしまう
研究所から逃げ出そうと防護服を殴り倒して必死に行動する主人公だったが、それは汚染された外へ向かうこと、そして感染した防護服たちとの距離を詰めることに他ならなかった
結局防護服たちの「未感染の主人公たちを生かす」目的も、主人公の「なんとしても生き延びる」目的もどちらも達成できなかった

パニックを恐れたのかもしれないけど、状況説明とか意思の疎通しろよ
声が防護服で遮断されちゃうとかでも筆談なりスピーカーなりなんか方法あったろと



618 :本当にあった怖い名無し:2017/10/18(水) 19:32:34.19 ID:f3vdpLbP0.net
>>611
オチのアイディアは面白いと思うけど、感染者たちが主人公に何も伝えなかったってのが物語として欠陥が有るから素直に楽しめない
何かしらの理由を付けたり辻褄が合う内容にすればよかったのにね



620 :本当にあった怖い名無し:2017/10/19(木) 00:30:15.10 ID:RgU/mewl0.net
>>618
よく知らんが原作では声で感染するとか
一応セリフで「この病気は声で…」とスタッフが言って死ぬ場面がある



621 :本当にあった怖い名無し:2017/10/19(木) 00:32:08.92 ID:DnCThGB10.net
>>620
あ、やっぱ原作ありか
だとしても筆談なりできただろってのは見てる間頭から離れなかった



635 :本当にあった怖い名無し:2017/10/19(木) 20:44:22.66 ID:v+5ARpUZ0.net
>>611
これ見たわ懐かしい。生き残ろうと必死にもがく主人公に光明が差したかと思いきや
最後結局感染してしまって救いもなく、うわぁ後味悪いなぁと感じたのを覚えてる。




関連‐世にも奇妙な物語の「爆弾男のスイッチ」は見るたびに後味悪くてかなりモヤモヤする
    世にも奇妙な物語の『大注目の男』という話がやりきれないし割に合わない
    小栗旬主演のドラマ「BORDER」の最終回が後味悪い ←オススメ
    これが飯漫画の元祖らしい


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コメント
  1. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 14:50
    世には奇妙な物語では後味悪くない話のほうが少ないやん

  2. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 15:01
    これの原作って昔ファミ通で連載されてた渡辺浩弐の「1999年のゲームキッズ」っていうSFショートショートだぞ。
    原作だと戦場で味方基地の応答が次々と途絶えて孤立した軍事基地の軍人たちが
    自分たちは未知のウイルスに感染して友軍が自分たちごと基地を消毒(焼却)しに来ると疑心暗鬼になって
    向かってきた友軍部隊に反撃して防護服を剥がすと・・・って内容だった。

  3. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 15:36
    全盛期の広末涼子だな

  4. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 15:39
    仮に飛行機乗ってる間に~なら飛行機から降ろさんやろwww

  5. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 16:29
    >>261693
    その辺は脳内補完やな、飛行機が搭乗口開けちゃったんで急いで捕獲・隔離に動いたとか
    最近の視聴者・読者は脳内補完全くせずに即「設定に穴」とか言い出すから作品がどんどん細かい些末なことまで描写するようになる

  6. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 17:30
    いやぁ…でもそんな大半の人間が死んでる状態で生き残ってもどないしようもないやろ…

  7. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 17:48
    ウイルスなのかカビなのかはっきりしろや
    あと声で発症するなら書けばか

  8. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 18:46
    筆談でどうにでもなるだろ
    それとも感染した施設の人間には知恵遅れしかいなかったのか

  9. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 20:53
    ※261689
    ゲームキッズの名をこんな所で聞くとは
    あの人の描く作品は後味悪いオチの宝庫だよな

  10. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 21:11
    声を出したら伝染する病気って
    MGS5を思い出した

  11. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 21:55
    ※261705
    あの人の作品は後味が悪いけど妙に癖になる

  12. 名も無き修羅 2017/10/20(金) 22:27
    とりあえずこの説明文だけ見ると
    主人公が感染したと自覚して、
    それでも自分だけのために脱出しようとするとか
    エゴイズムの塊でしか無い。
    死ぬのはイヤにしてもウィルス感染広げて自分はなんとか生き残ろうとするとか他人には大迷惑だろ
    オチは自業自得やんけと思った。

  13. 名も無き修羅 2017/10/21(土) 09:06
    声で感染ってwwwww

    まぁ筆談っていうか事前に印刷物でも用意しておいて
    それを渡せばいいだけだと思うが

    結末ありきでそこに向かわせるために
    普通に考えたらやるべきことをやらないのは
    物語として出来が悪すぎるところが後味悪いね

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