charlewisのパワプロ再現選手(とその他)ブログ

自作したパワプロ再現選手の紹介・公開を中心に、洋楽やF1などその他の趣味について綴ります。

イチロー(2004) Ichiro Suzuki パワプロ再現選手

日本が誇る世界の安打製造機がMLBの歴史に名を残したシーズン

・2004年成績

161試合 .372 8HR 60打点 36盗塁 262安打OPS.869 DRS+30 fWAR7.1 rWAR9.2

(太字はリーグ最高、斜体は両リーグ最高)

・2004年タイトルなど

ゴールドグラブ(右翼手)、MVP投票7位、オールスター

※年齢は2004年当時に合わせてあります

今回は、メジャーでのキャリアハイとなる打率.372、OPS.869に加えて今もMLB歴代最多であるシーズン262安打を記録したイチローの2004年バージョンです。

文字通り説明不要の選手なので、2004年についてのみに絞らせて頂きます。

2004年のイチローは、スプリングトレーニングではMLB移籍後最高となる打率.421を残すなど、開幕前から一味違いました。

3月&4月の打率は.255と例年通りのスロースタートでしたが、5月に入ると調子を取り戻し、日米通算2000安打を達成、更に自身2度目の月間50安打を記録し月間打率.400で5月終えます。

6月は月間打率.274と再び調子を落としたものの、7月は月間打率.432で51安打と復調し、ジョー・メドウィック以来68年ぶりとなるシーズン2度目の月間50安打を達成しました。

8月は絶好調で、月間打率は驚異の.463、と打ちまくり、MLB史上初の4年連続シーズン200安打を自己最速で達成(200安打目はHRだった)、31日にはアレックス・ロドリゲスが保持していた球団記録の月間54安打に並ぶと、そのままロイ・ウェザリー以来68年ぶりとなる月間56安打に並びました。この活躍により、アジア人野手初となる月間打率MVPにも選ばれました。

9月&10月は月間打率.379とやや落としたものの着実に安打を重ね、10月1日の試合前時点で256安打を記録していたイチローは、その日のレンジャーズ戦の1打席目で安打を放ちMLBの歴代シーズン最多安打記録に並ぶと、2打席目でも安打を放ち、84年ぶりにジョージ・シスラーのシーズン最多安打記録を更新します。この日は3安打を記録し、2日に1安打、シーズン最終戦となる3日に2安打を加えて今も歴代最多となる262安打でシーズンを終えます。

youtu.be

このシーズンは最多安打に加え、MLBで2度目の首位打者、更に得点圏打率.372、315出塁、19敬遠がリーグトップ、出塁率.414、36盗塁はリーグ2位を記録しました。

また守備でも両リーグ最多の372刺殺に加え12補殺、キャリアハイとなるDRS+30、UZRも+20.4と素晴らしいシーズンを過ごしました。

翌年の5月には「アンタッチャブル・レコード」と見られていたシスラーのシーズン257安打を更新した事が評価され、史上8人目のコミッショナー特別表彰を受け、アメリカ野球殿堂にも特別ブースが設置、日本でも正力松太郎賞特別賞が授与されました。

攻守でキャリアハイを記録した2004年は、イチローのベストシーズンと言ってもいいのではないでしょうか。

査定

・対左投手B

対右投手打率.359に対し、対左投手打率は.404。

・ケガしにくさA、回復B

故障者リスト入りしたのは2009年のWBCでの疲労による胃潰瘍での1度のみ。

・盗塁D

イチローと言えば盗塁も上手いイメージだが、2004年の盗塁成功率は.766(盗塁36、盗塁死11)と低かった。

・走塁B

イチロー曰く、「打撃は成功率が良くて3割強だが、走塁は成功率が10割に近くないといけない」「 走塁は、野手の肩や芝生の状態などといった事を全て考え、それらを踏まえた上で瞬間的な判断をしなければならないから難しい」「スピードがあるから走塁は難しくなる」とのこと。(Wikiから引用)

・送球A、レーザービーム

2004年は12補殺を記録、そして何よりも“元祖”レーザービーム。

・安打製造機

2004年の打率.372、262安打に加え、日米通算4367安打、MLBだけでも通算3089安打を記録したイチローにこそ相応しい。むしろイチローが相応しくないのであれば一体誰が相応しいのだろうか。

・プルヒッター

基本的にHRは狙わないイチローだが、HRは基本的にライト方向への物で、恐らく狙って打っていると思われる。

・流し打ち

代名詞。基本的に変化球のタイミングで待ち、ストレートは意図的に詰まらせて外野の前に落とす。

・固め打ち

1試合3安打24回、4安打6回、5安打4回。いくら打席数が多いとはいえ尋常ではない。

・粘り打ち

2ストライク時の打率は.284、追い込まれてもこの打率である。

・バント○

04年はバント数、バントヒット数ともに少なめだったが、MLB通算ではバント数169回、バットヒット75本を記録している。

・内野安打○

内野安打57本(⁉︎)、IFH%(内野安打率)14.2%

・初球○

ノーストライクでは225打数102安打、打率は驚異の.453

・守備職人

04年はDRS+30、UZR+20.4と素晴らしい数字を残した。

・かく乱

MLB通算509盗塁、イチローを塁に出せば気にせずにはいられない。

・満塁男

満塁では12打数7安打、打率.583

・悪球打ち

こちらも代名詞。ボール球だろうがワンバウンドしようがお構いなしで狙ったボールをヒットゾーンへ運ぶ。

・威圧感

04年は19敬遠、MLB通算では181敬遠と敬遠されまくったが、長打とHRが少ない(狙わない)ので不採用に。

ひとこと

来年度のアメリカ野球殿堂入りの候補者になった事に加え、マリアノ・リベラ以来2人目となる満票での選出の可能性で話題となっているイチローさん。

僕が野球を見始めたのが2017年なので全盛期の活躍をリアルタイムで楽しむ事は出来ませんでしたが、イチローさんという偉大な選手の最後をリアルタイムで見届け、現在は大谷翔平というスーパースターの漫画の様な活躍をリアルタイムで楽しませてもらっているのは本当に幸せな事だと思います。

リベラ以来の満票での殿堂入りは簡単ではないと思いますが、少なくともイチローさんなら不可能ではないでしょう。来年1月21日に訪れるその瞬間が今から楽しみです。

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