食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ヴィーガンおせち

ヴィーガンおせちを注文しました

 

ヴィーガンになってから日本でお正月を迎えると、おせち料理で食べられないアイテムが結構ありますね。

 

正直な話、お節料理って、好きなものはあんまりありません。

黒豆は艶々に煮るのが難しいんだとか母がよく言いますけど、そこまでしてそれ食べたいとは思わない、というのが私の本心。

栗きんとんは子供の頃は好きでしたけど、作る過程がものすごく大変だと知ってからは、準備で大忙しな年末に作らなきゃいけないものなのか?要らないよ、と姿勢の大転換。

 

高校の頃に学校に内緒で冬休みの1週間ほどお惣菜屋さんでバイトした折に、その店で販売していたおせちアイテムを持って帰りなよ、と言われてもらって帰ったことがあるのですが、市販のお惣菜全般に言えるのが、水飴か何かを入れるんだと思うのですが、全てが甘くって驚いたのでした。

 

そんなわけで、我が家のおせちが特別まずいとかそういうわけではなくて、お節料理というもの自体が味が濃いし冷めてるしそんなに美味しいものでもないんだろうな、と、そういうふうに思って生きております。

 

とはいえ元旦の食卓で、私一人豆腐とか納豆とかだけ食べてるわけにもいきません。

 

本人はいいんですけどやっぱりエビとか刺身とか食べてる人たちにしてみれば、こういう反社会的な食生活をごり押しする奴がいるとしらけるのだ、という思いが沸々と湧いてくる可能性だって無きにしも非ず。

 

というわけで、食卓に私も好きに手を出せるアイテムを出しましょう、ということで、自分でおせちを作ろうとは思わず(年末ギリギリに帰宅予定だったし、他の人のおせちと同時進行で色々つくるなんて無謀だし)配達してくれるヴィーガンおせちを提供してくれるプロの会社にお願いしましたよ、クリック一つで。

 

冷凍ヴィーガンおせち

オンラインでパパッと見ただけでも何社か通販してくださっていました。

選べるなんてありがたい。

フレンチだったかイタリアンだったか、そんなのもあり、華やかです。

しかーし、実際に食べたこともないお店の、冷凍で届くおせち、多分家族も自分たちのノンヴィーガンおせちでお腹いっぱいだろうから、食べるのは自分だけであろう物に何万円も出す気にはなれない。

 

というあまり華やかではない基準で選んだのは、名古屋のお店?会社?のもの。

ヴィーガンおせち、8000円を切るお値段でした。

ヴィーガンな食材を扱っている通販サイトです。

クリックして、送っていただいて、私は解凍、温めるものは温めるだけで何種類もの結構な量のおせちをいただくことができました。

 

所謂モドキなアイテム盛り合わせなので、どうかなあ、この、ヴィーガンイカ明太子あえは要らない気がするけど、、などと思っていたのですが、蓋を開けてみたらそのイカモドキが結構コリコリねっちりで楽しく美味しくいただけました。

エビチリも、以前モントリオールのベトナム系ヴィーガンのお店でヴィーガンエビを買って試したことがあったので、これはあんまり期待できないなあと思っていたら、こちらも割と美味しくいただけました。

こういうのって日々進化してるのでしょうか。

 

湯葉をたっぷり使ったお魚もどきは、お魚みたい、とは思いませんでしたが、湯葉をこうしていただくのも悪くないなあ、というアイデアをいただけたし。

 

大豆ミートのチキンもどきは、歯応えが良くて、これもびっくり。

チキンみたいなのかどうかは判断出来ませんが、そんなことは私にはどうでも良くて、弾力よく香ばしく出来上がった一品は、若干甘味が個人的には強すぎると感じますが、美味しくいただきました。

 

全体に日本の和食の市販の惣菜の味付けは私には甘すぎるんですけれど、世間の一般家庭の味付けも甘いのかな?

 

昆布巻きなんて、甘くない市販品に出会った覚えがない。

なのでこれは最初から覚悟しておりましたが、それ以外はとろとろの昆布がたっぷり柔らかく、甘さを気にしない母は、美味しいよ、甘すぎないよ、と太鼓判押していました。

 

残念ながらお重に盛り付けた所を写真に撮るのを忘れていたのでお見せするのがイカモドキ一品のみですが、他の高価なヴィーガンおせちセットよりうんと安価だったのでちょっと不安だったのですが、杞憂でした。

 

他のおせちは重箱に詰めて届くのかどうか、知りませんが、この会社のものは一品ずつ個別に冷凍されていて、それぞれに最適な解凍方法の説明がついてくるので、全部まとめて自然解凍して汁が出てくるなどと言った問題を出来るだけ回避して美味しく食べてもらいたいというお店の意図を感じました。

 

おせちの販売時期が終わった現在、サイト上におせち情報が見当たらないのでお見せできませんが、来年ヴィーガンおせちを取り寄せたいという状況になったらば、またここにお願いして見ようかと思います。

www.karuna.co.jp

自分への備忘録:

プラスチックのパッケージごと湯煎すべし、とあったけどプラスチックに入ったまま食品を加熱するのがいやだったので、冷蔵庫で一晩置いて解凍後フライパンでカリッと焼いた湯葉フィッシュ、チキン、エビチリ(はレンチン)、全て湯煎の必要無しでした。

 

プラごみが大量に出てしまうのが本当に心苦しいですが


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明けましておめでとうございます。ベーグル持って年末の日本へ

この記事が更新される頃には新年ですね。

明けましておめでとうございます。2025年は良い年になりますように。

この記事は時差ボケ対策のため日付変更線を超える帰国便に乗る前に書いて予約投稿しております。

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ゴマがまぶされてるベーグルが、多分モントリオールベーグルの定番です。

フライト前日ギリギリに2ダースお買い上げ。

フレッシュじゃないと味が落ちるので。

 

1ダースは日本の母へ、残りは留守番する夫へのお土産です。

 

それにしても、ベーグルの値段も上がりましたね!

昔は一個25セントくらいだったんですけどね。

 

再び年末の日本へ

何トンのグリーンハウスガスを排出するんだろう、成田ーモントリオール間のフライトは。

罪悪感と、再び家族の顔を見られるワクワクとを胸に、いざいざ。

 

年末に帰ると私にとって元々非日常の日本という空間が、年末年始の非日常で盛り上がってたり混んでたり閉まってたりで、非常な非日常で大変です。

 

ゴマがついてるベーグルは

ベーグル屋に一歩入って店のお兄さんに「2ダースの、、」と言いながら、そういえば母に「ゴマがいつもポロポロ落ちちゃって、勿体無いから今度のはゴマがついてないやつにして」とリクエストされてたんだった、と思いながら言い淀んだら、売り子の兄さん「セサミシード?」とこちらの文章を締めくくってくれました。

 

「ああ、はい」

 

と言いながらも、やあ面倒臭いけど母の依頼だからやっぱり無視しちゃいけないなあ、と「胡麻も何もついてないやつってありますか?」

と聞いたらあるというので、母用の1ダースは胡麻抜きのプレーンなのをお願いしました。

 

ゴマのはオーブンからガンガン焼きたてが出てくる台の上から直接鷲掴みなのに対して、ゴマ抜きのはあんまり売れないのか、ちょっと奥の棚の上のカゴから。

 

やっぱりあんまり需要がないから、焼きたてじゃないんじゃない?

お母さん、そのゴマ抜きで損してる!

とモヤモヤした気持ちになりましたが、母がそれが良いというんだからしようがない。

 

帰宅して、夫のために買ったの(普通の)をスライスしながら胡麻の香ばしい香りを楽しみました。

 

母にはいつも胡麻のベーグルばかりあげてるから、胡麻がついてなくてそっけないやつなんかおいしくない(とは限りませんが)ということを知らないに違いない、彼女は自分が何を損してるのかわかってないわー、とぐちぐち言ってたら、夫が「お母さんに半分ごまのを入れてあげたら?」と。

 

まあ半分も胡麻のだとやはり本人の意思を無視してるようでアレですから、じゃあ二つほど入れておきましょう。

3つ4つスライスしただけでこれだけゴマがまな板の上に落ちます。母が勿体ないと思う気持ちもわかるというもの。

それにしてもモントリオールのベーグル、作業してる人たちの動きも早くてガガガっと生地を切り取ってさささっと手で細長く丸めてググッと円にして、、、その素早さゆえの歪さ、個々の形の違いも面白い。

でもたまに「こ、これってこっちのよりも確実に大きいよね?」というのもあります。

子供だったら「お兄ちゃんのベーグルの方が大きい!ずるい!」と泣き出すような。

自分のことじゃないですよ、決して。

 

ベーグルは焼きたては本当においしいですが、時間が経つとおいしさがぐんぐん消えていくので、買ったばっかりのをさっさとスライスして、その場で食べないものは全部冷凍します。

 

食べる時は解凍せずトースターに入れて好みの焼き加減で食べればよし。

歪なベーグル、でもモントリオールベーグルは、ベーグル好きなら一度は焼き立てを食べなきゃ。

 

母の冷凍庫にベーグル12こ分の隙間があるのか、それは考えまい


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ヘーゼルナッツとマッシュルームのパテ

美味しくなさそうな色ですが、パテなんてそんなもの。
ヘーゼルナッツといえば

ヌテラですね。

甘いものが好きな方にはウケの良いチョコレート風味なスプレッドですけれど、あの有名なメーカーのものにはパームオイルが使われているので、避けている人も結構多い。

 

ヨーロッパではパームオイルのボイコットをしている消費者も多いので、パームオイルなしのものも出回っているとかいないとか。

 

我が家では随分昔、夫のヌテラブームがありましたが、その理由は甘いものが割と好きというのとは別に、小ぶりサイズのガラスのコップみたいな容器に入っていたので、食べ切ったあとは洗ってコップにできる、という、モロゾフのプリン的な理由も大きかったですね。

だから大きめの普通の瓶入りのには目もくれず。

 

コップが欲しいならダラーストアで買って、大きめのヌテラを買う方が安かったと思うんですが、なんだかあのグラスが気に入っていたようでした。

 

でもあるとき、形が変わったんですよ。

普通のコップ的なスッとしたデザインから、カーブが深まって、ちょっと違う感じ。

それを機にヌテラを買わなくなった夫。

食べ飽きてたという説も。

 

ヘーゼルナッツの話からヌテラのコップの話になりましたが。

 

 

そんなことを考えていたのは、ローストしていない、生のヘーゼルナッツを友人にもらっちゃったから。

 

これはせっかくだから料理に使おうとレシピを探してみたのでした。

 

最初に見つけたのはパテのレシピ↓

quitegoodfood.co.nz

ヘーゼルナッツは70グラムとありますが、もうちょっと多くてもいいかな、と80グラム使いました。

 

ヘーゼルナッツの茶色い薄皮は取り除きたいものですが、レシピには「ローストしたあと綺麗なタオルで包んで擦れば簡単に落ちる、と。

 

やってみましたが、これはロースト後の予熱で皮が蒸れて浮いてくるのかな、と思っていたのですが、半分くらいは軽く落ちてくれたのに、残りの半分は頑固にへばりついててどう擦っても取れません。

ロースト具合が足らないのかと思ってもう一度焦げないように気をつけながら10分ほどローストし、熱いうちにタオルに包んでゴーシゴーシゴーシ、落ちにくかったことを考慮してかなりしつこく擦り合わせましたが、やはり大半が取れない。

 

爪を立ててグリグリっとやったらパカっと落ちてくれるものもありましたが、へっこんでる箇所はどうにも爪が届かないし、もういいや、渋皮も味のうちじゃと諦めました。

 

残りの材料はフライパンで炒め、ブラックオリーブはタネを出しておき、全部一緒にフープロへ。

 

あ、塩胡椒し忘れました。

でも味の濃い材料ばかりなので正直塩はなくても美味しい。

 

レシピにはココナットオイルで材料を炒めるとありましたが、うちには在庫なし(買う気もなし)なため、キャノーラオイルで炒め、炒めてるときにナツメグを入れ忘れたので炒め終わってからパラパラと混ぜ、フレッシュなセージの葉っぱを入れる、とありましたが、庭のセージは凍っていたので、凍ったセージを(でもかちんかちんではなかったのでまあ良かろうと)という具合に、レシピはあくまでも参考です。

 

おお、そして大きな違いはブランデーを入れなかったことですね。

 

料理にお酒を入れる場合、その料理が自分の中でどこら辺に位置づけられているのか次第ではお酒がもったいなく感じてしまいます。

 

このレシピは初めてだったし、そんな未知のもののためにブランデーを4分の1カップも!それは出来ない相談です。

 

レシピにはブランデーはオプショナルとあったので、なくても良いはずですし。

 

料理にいれるワインやブランデーなどは、飲んでも美味しいと思える良いものを使うべし、とはよく言われることですが、申し訳ございません、私はいつも「うわ、このワインはハズレだったねえ、、、飲むのやめよう、後日料理にでも入れるから」という流れの品を使っております。

だってね、料理するんだからあれこれ他のものの味が入るし、まずいって言っても腐ってるわけじゃないんだし、料理酒とか高級じゃない本味醂とか、飲んで美味しいと思えないものだって普通に入れてるんだから、と思います。

 

 

パテのお味は、よくある動物のパテみたいな肉っぽさはありませんが、野菜とヘーゼルナッツの美味しさがぎゅっと凝縮していて私は好きでした。

これにブランデーを入れてたらもっと美味しかったのでしょう、、、けど、ブランデーはそのまま直に味わいたいので、これでよし。

 

パームオイルのボイコット

パームオイルは安価なオイルとして大変幅広い種類の加工食品に使用されています。

 

糖分ではコーンシロップが同じように幅広くあれこれの加工食品に添加されていますが、パームオイルはコーンシロップみたいに体に悪い、というよりはその生産過程での地球環境や野生動物への害悪の方がより酷くて、でも安価な材料なのでお菓子やら加工食品など広範囲に入っています。

消費者が手軽に手に取る商品にはかなりの確率で入っているのではないでしょうか。

 

食品に限らず、商品なりチェーン店をボイコットするという発想は、消費者の消費活動=その企業の行動を支持しているということであり、それをやめるということ(ボイコット)でその企業を支持しないという意思表示をするということですね。

 

こういった運動には古くはネスレの粉ミルクのボイコット運動、最近ではマレーシアでのスターバックスボイコット運動など、色々あります。

 

企業といっても世界規模で大きな力を持っていて人々の命や運命を左右できるようなそんな企業は、ちょっとやそっとのボイコット運動くらい屁でも無いとは思いますが、チリが積もれば山となるので、運動が功を奏することもあります。

 

大企業が利益のみのためにそれ以外の全てを犠牲にして邁進するのを、消費者がボイコット、、って非力で笑っちゃう、という方もいらっしゃるとは思うのですが、こういうウルトラ加工食品系をボイコットしてるうちに食生活が向上して健康的になるというボーナスもあります。

 

パテはクラッカーと一緒に酒のアテに。


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クリスマスの食事とレシピの著作権?とやっぱりケーキ話も

いつも同様写真写りの悪い食事ですが、盛り付けたのは夫(人のせいにする)味は良かったんですよ。
クリスマスの定番

ヴィーガンな我が家(夫は私に付き合ってるだけですが)は毎年七面鳥とかハムとか北米の世間一般なクリスマスディナーのメインの代わりにはヴィーガンなオーブン料理を作ります。

 

ずーっとレンティルローフが続いてましたが、作る自分が飽きてきたので、去年からウェリントンに切り替わりました。

 

おいしくてオーブンで調理できて(楽なのです)なんとなくドーンとご馳走な感じが出るならなんでも良いんですけれど、ウェリントンは中身を色々工夫しやすいし、手間をググっとかけるか手を抜くかの応用が効くことを発見しました。

レンティルローフの方がよっぽど面倒臭い。

 

いや、レンティルローフも別にそんなに面倒ではないんですけども。

 

面倒くさがりが手抜きを覚えたら本当に手抜きの沼にどっぷりハマってしまった感じです。

日本でおせちをきちんと作っている方々とは雲泥の差で楽しています。

 

 

今年のウェリントンは友人がいつも作っているというマッシュルームウェリントンのレシピを聞いて挑戦してみました。

 

が、レシピを送ってくれた友人はあんまり細かいことを気にしない人で、「マッシュルームとネギとパースニップを入れる。毎年私は具を作りすぎるのだけど、どれくらい準備するべきなのか、毎年結局作り過ぎてしまう。」などという記述がついていて、材料の分量も手順も、一切記述なし。

 

彼女曰く、このレシピは彼女が昔住んでいたシアトルにあるヴェジタリアンレストランのレシピだそう(レシピって言えるのかはかなり謎ですが)です。

が、それを真似したものが、そのレストランのことには一切触れずにNYTに公開されたんだそうで、ちょっとそれは酷いんじゃないのか、とのこと。

 

ということは、マッシュルームや玉ねぎの分量はNYTの料理欄を見れば見当がつくかも?

という次第でNYT Cookingでヴェジのウェリントン、と検索して出てきたのが下のリンクです。

これが実際に彼女がシアトルのレストランのコピーだといっているレシピなのかどうかは確信ありませんが、これしかヴェジのウェリントンが出てこないので、これなのかな?

 

記事によると、ポータベロマッシュルーム(でっかいマッシュルーム)4枚(8〜10オンス相当)と、細かく刻むのに2パウンド(900グラムくらい)使うそうですね。

そりゃ大量だ。

野菜や香味野菜、ハーブ類が入りまして、ウォルナッツ4オンス入ります。

 

アメリカのレシピってパウンドだけじゃなくてオンスも出てくるし、面倒くさい。

4オンスは大体120グラムほど、、かな、液体と個体で若干違ってたはずなので、これまた面倒くさい。

 

友人のレシピというかメモには、パースニップやフェンネルを使ったとありますが、買い出しに行った折に鮮度や値段の良さそうなのがなかったので私はポワロと玉ねぎとマッシュルーム何種類かで。

 

ウォルナッツの在庫もないので、まだたっぷり残っているヘーゼルナッツを使いました。

 

NYTのレシピではナッツは刻んでますが、マッシュルームとネギ類だけでは歯応えが足らない気がしたのでヘーゼルナッツは半分〜4分の1くらいに切って大きめにしておきました。

 

タンパク源が若干不足する気がしたので、TVPも1カップほど混ぜ込み、ほろほろと崩れそうなのでチックピー粉を三分の一カップ程度入れてまとまりよくしてみました。

 

NYTのレシピに使用されてるパイクラストは多分バターが入ってるのと、パイクラストの表面に卵液を塗ったりするのでヴェジタリアンですが、バターを入れないクラストにして卵液を塗らなければ簡単にヴィーガンになります。

cooking.nytimes.com

レシピの著作権?

友人はヴェジタリアン・ウェリントンを初めて食べたのがシアトルのレストランだったので、NYTのレシピはその真似っこだ、と言っていますが、肉の塊をパイ生地で包んで焼いたウェリントンの、その肉をヴェジなものに入れ替えて作るヴェジタリアン(ヴィーガン)ウェリントンは数年前からネット上で見かけるようになっていたというか、私のレイダーにも引っ掛かる程度には広まっていました。

 

今年はアメリカのサンクスギビングの少し前あたりから、インスタグラムやYouTubeやTikTokのタイムラインでヴィーガンのレシピ系インフルエンサーの人々がやたらとヴェジ系のウェリントンの動画をあげていました。

 

大体みんな中身は似たような感じで、マッシュルームを入れるのは珍しくないというか、マッシュルームと香味野菜とナッツの組み合わせのレシピはあそこにもここにも。

 

もう誰がオリジナルで誰が真似してるのかなんてわかりません。

 

同じ人の同じ動画が別の日に出てきたりもするので、私が仮に最初に見た人のものが最初に登場したものとは限らないし、ビデオ出してる人が自分で考案したレシピかどうかなんてことも誰にもわからないし。

 

これが仮にお味噌汁だったとしたら、仮に味噌汁にオリーブを入れてみました、斬新でしょ?なんて言ってこれが私のオリジナル味噌汁のレシピです、と著作権を主張したってそんなの相手にしてもらえないような気がしますし、レシピの著作権という考え自体がやはり正当性が怪しいような気がしないでもない。

 

インターネットでレシピがあれこれ閲覧できるようになった当初、私はレシピ雑誌やレシピ本なんていうジャンルはすぐに消えていくだろうと思ったのですが、意外にもネットで有名になった人が本を出すとか、人気のレシピサイトの内容が雑誌になったり本になって販売されるとかで、本や雑誌は消えていません。

 

お金を出さなくても手に入る情報が印刷物という有形物なったらお金を出しても良いと感じる人が一定数存在するわけです。

 

ネット上で広告やスポンサーを得る、書物になって著作権料をもらう、その収入で身を立ててる人がいるわけで、その内容を「コンテンツ」とか昨今は言うようですけれど、ぶっちゃけた話、YouTubeなどで自分が買ったものを延々と紹介してるだけのチャンネルだってそれでスポンサーがついたりしています。

 

店の商品と、料理のレシピと、映像作家や俳優や脚本家がつくあげる映画やドラマがネット上でクリックすれば鑑賞できるものとして並んでいて、素人とプロの区別が昔のようには白黒つかなくて(それが良いとか悪いとかではありません)、どれもそのコンテンツは著作権のあるもの、っていうのも不思議ですね。

 

 

クリスマスのお菓子

シュトーレンとかパネトーネとか、ヨーロッパの伝統的なクリスマスシーズンのお菓子がありますが、北米ではやっぱりフルーツケーキ!

ヨーロッパの、といっても大陸側の、美味しいと人々が楽しみにして食べているお菓子と対照的に、北米のこのフルーツケーキはやっぱりみんなが困ってたり嫌ってたりするアイテムです。

 

でもね、ラムなど酒に漬けたドライフルーツ(昔はクリスマスの頃に新鮮なフルーツを手にいれることができる地域は限られていましたから)を入れるお菓子、という基本はシュトーレンもパネトーネもフルーツケーキも共通してます。

 

不味くて困るんですよ、って言ってるのは私一人ではないという証拠に、こちらの記事を一読あれ↓

www.backpacker.com

またきゃすぴえが言ってるよ、毎年言ってるんじゃない?っていう話題ですが、カソリック教会の神父をしていた夫の叔父が引退したので、我が家のクリスマスにこのケーキがやってくることはなくなりました。

 

叔父が毎年贈ってくれていたのは、スーパーで並んでるような工場で大量生産されたものじゃなくて、オンタリオの叔父の教区の(もしくは近所の)修道会の修道士さんたちが作ったものだったので、味の点では最悪なものではなかった(はず)んですけれどもね。

 

 

ハイキングに持っていくっていう考えは浮かびませんでしたけど。


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買ってよかったものを思い出してみた・2024

豆腐の味噌汁とご飯と煮物で夕ご飯

うっかりしてたら今日はもうクリスマスイブです。

てことは日本はもうクリスマスです!

てことは来週の今日は(日本時間は)元旦ですよ!早いなあ。

 

クリスマスイブはご馳走の日じゃないので適当な夕飯にしますけど、流石に和食だと夫に悪いかなと思うので、洋食にしておこう。

 

クリスマスは祝日で、ご馳走を食べる日ですので、明日は朝からご馳走作りで忙しくなります。

 

日本みたいに正月前までに作っておくという習慣はないというか、夫の実家でも友人の実家でも食事の時間の何時間も前にターキーをオーブンに入れて(サイズにより調理時間が異なる)あれこれ付け合わせの支度をします。

フレンチ系のお家は24日の夜プレゼントを開けるというし、キリスト教文化圏の中でも色々な習慣があるので、私の知ってる人たちの習慣が全てでは決してありませんけれど。

 

今週のお題「買ってよかった2024」

ロンドンでゼロウェイスト生活や美味しそうなパンを焼いてらっしゃるブロガーのマモ (id:chiantosaurus114)さんが「食料品以外はあまり買い物をしない」とご自身のブログでおっしゃってましたが、私も同様なので、このお題については書くことがないと思ってました。

 

でもマモさんが書いてらっしゃった充電式のデジタルスケールを見ていて、ふと思い出しましたよ、私もそういえば充電式の小さな家電?を買っていました。

 

充電式LEDのモーションセンサー・ライト

我が家には二ヶ所薄暗いところがありまして、それはパントリーとバスルームのドアにつながる廊下のどん詰まりと、狭いウォークイン・クローゼット。

 

ウォークイン・クローゼットなのにライトがないのって意味不明ですよね。

暗いので何があるのか分かりにくく、特に冬場は朝も夕も暗い上、寝室のライトは照度抑えめなため、クローゼットのドアを開けっぱなしにしたって暗い暗い。

 

オシャレ大好きな人間ならあり得ないかもしれませんが、うちは夫も私も汚れてみっともないのはいけないけどそこをクリアしてれば良かろう、というファッション産業の敵みたいな人間なので、入居以来18年もこんな状態です。

 

一方バスルームとパントリーの前の廊下のどん詰まりは日常的に不満を感じてました。

 

パントリーの中に置いてあったはずのスパイスが見つからない、あれ〜あったと思ったんだけど、使い切ったんだっけ、、と新たに買ってきて小瓶に移した残りの袋をスパイスコーナーに入れようとして「あったじゃん!やっぱりあった!ここに!」ということが何度か。

 

現在開封済みのクミンシードのお得用パッケージが三つほど控えています。

 

そんなわけで、ぜひ配線工事して天井に明るいライトを設置したいと思い続けていたのですが、台所のリノベーションを計画するにあたって、あれこれとライティング関係の可能性を模索していたら「モーションセンサー付きのライト」「USBケーブルで充電するタイプ(配線工事不要)」という商品を発見しました。

 

台所用のライトはまだ注文しませんけど、お試しにパントリー前の天井にくっつけるのを買おうと思ったら、2つセットで売られてて、「じゃあもう一個はクローゼットにでも」と。

 

いやあ、これ良かった。嬉しい。

 

ちなみにパントリーとバスルームにはしょっちゅう行き来するので、ここに設置したライトはすでに三度ほど充電をしましたが、クローゼットの中には一日一回しか行かないため、まだ充電する必要がありません。

 

充電式は充電しなきゃいけないから、しょっちゅう動き回る台所のカボード下のライトにはやっぱり配線に繋げたライトの方が適していますね(という下調べにもなった買い物でした。)

 

塗る頭痛薬

旅先で風邪だかなんだか、ちょっと頭痛がした時に探した「風邪薬」もしくは「頭痛薬」。

 

ところが旅先(ネパールでした)では薬局を探し歩いたんですけど見つけられなくて、困ったなあ、地元の人たちはそういう時どうしてるんですか?と土産物屋半分、本屋半分みたいな店の女性に聞いたら「タイガーバームか、これ」と言われて半信半疑で買った塗る頭痛薬。

 

タイガーバームも頭痛の時にこめかみに塗ると良いらしいというのはこの時初めて知りましたが、もしくはこれ、と言われた塗る頭痛薬が、飲み薬を飲みたくないけどちょっと頭痛いなー、集中できないなー、という時に結構助かります。

半信半疑で一番小さな3mlのパッケージを買いました

要するにメンソール?ハッカ?スッとするオイル。

 

頭痛を治す効果はないと思いますが、ちょっとした頭痛で眠れないとかスッキリ集中したい、という時には割とこんなので気が紛れるだけでも良い感じ。

 

値段はもう忘れましたけど、多分2〜3ドル程度だったのでは。

 

シンガポールで製造されているらしきこの商品、漢字の名前も印刷されてるけど、説明書は片面が英語、裏側はアラビア語。

暑い最中頭痛がしたら辛いでしょうから、中近東でも活躍してるんでしょうか。

 

小指サイズの瓶が可愛いので、空になったら洗ってハッカ油をスポイトで入れて使い回す予定です。

 

24日の朝は雪が積もってるモントリオールですが、雨混じりの雪が降る予報が。

にっくき温暖化


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