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スズキ、新型「クロスビー」発売 燃費を22.8km/Lへと向上
減衰接着剤の採用などで快適な乗り心地と高い静粛性を実現
2025年10月2日 11:00
- 2025年10月2日 発売
- 215万7100円~250万300円
スズキは、新型「クロスビー」を10月2日に発売する。価格は215万7100円~250万300円。
新型クロスビーは経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当する。
新型クロスビー価格表
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 燃料消費率 WLTCモード走行(km/L) | エコカー減税(重量税) | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
HYBRID MX | 直列3気筒DOHC 1.2リッター(マイルドハイブリッド) | CVT | 2WD(FF) | 22.8 | 25% | 2,157,100円 |
4WD | 21.0 | 本則税率 | 2,333,100円 | |||
HYBRID MZ | 2WD(FF) | 22.8 | 25% | 2,335,300円 | ||
4WD | 21.0 | 本則税率 | 2,500,300円 |
新型クロスビーは「アクティブシーンに似合う個性的なデザインと広い室内空間を兼ね備えたコンパクトクロスオーバー」をコンセプトに、愛着のわくデザインや使いやすく広い室内空間といったクロスビー本来の特徴に加え、先進安全装備や快適装備の拡充、走行性能などを進化。WLTCモード燃費も従来の最良値18.2km/L(2WD。4WDは17.0km/L)から22.8km/L(2WD。4WDは21.0km/L)へと向上することに成功。
エクステリアはたくましさを感じさせる角を丸めた四角をモチーフとすることでSUVらしい力強さを表現し、アルミホイールはクロスビーのXをモチーフにタフさを感じさせるデザインとした。ボディカラーは遊び心と力強さを兼ね備えた新色「ミスティックブルーメタリック」や、ルーフ・サイドカラーパネル・バンパーガーニッシュをブラックに統一したブラックタフ2トーンを含む、2トーン9色、モノトーン4色の全13通りのカラーをラインアップ。ボディサイズは3760×1670×1705mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2435mmは先代と同じ。
インテリアは革とステッチを模したパネルや、二段式センターコンソールの採用により小型車らしい上質さを表現。インパネやドアトリムを全面刷新し、SUV らしい力強さと上質さを表現しつつ、フロントドアトリムとインパネが繋がり室内が広く見えるデザインを採用。また、レザー調&撥水ファブリックシート表皮、専用カラーを使用したインテリアとヘッドアップディスプレイ、LEDルームランプをセットにしたアップグレードパッケージをHYBRID MZに設定した(6万9300円)。
パワートレーンは、先代で搭載されていた直列3気筒DOHC 1.0リッターターボ「K10C」型エンジンから、「スイフト」や「ソリオ」に搭載される直列3気筒DOHC 1.2リッター「Z12E」型エンジンに変更。これにCVTを組み合わせ、燃費性能を高めて全車エコカー減税の対象とした。「Z12E」型エンジンの最高出力は59kW(80PS)/5700rpm、最大トルクは108Nm(11kgfm)/4500rpmとなり、出力&トルクは従来比で19PS/42Nm減となる一方で、モーターは「WA06D」(従来はWA05A)となり、最高出力は2.3kW(3.1PS)と共通なものの最大トルクは60Nm(従来は50Nm)へと高められた。
またスポーツモード、スノーモード、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールを2WD車にも採用したほか、コーナリング時の膨らみを抑えるアクティブコーナリングサポートも採用。また減衰接着剤の採用などにより、快適な乗り心地と高い操縦安定性・静粛性を実現したという。
安全機能では、ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用し、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]や車線維持支援機能、車線逸脱抑制機能を標準装備。また、アクティブコーナリングサポートやブラインドスポットモニター、スズキ国内初となる7インチメーターディスプレイ(カラー)を新採用するなど、機能の拡充が図られている。
そのほかの装備では、パーキングブレーキの作動・解除の操作を指先で行なえる電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド付)、ステアリングヒーター(HYBRID MZに採用)、急速充電に対応したUSB電源ソケット(Type-C、Power delivery対応)などを採用。また、スズキ緊急通報やリモートエアコンなどのアプリ機能を利用できるスズキコネクトにも対応させた。