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BYD、日本国内の商用車部門を「BYD JAPAN株式会社」に社名変更
2025年7月29日 19:42
- 2025年7月29日 発表
BYD Japan Groupは7月29日、日本国内で主に商用車を取り扱う「ビーワイディージャパン株式会社」が、2025年7月28日をもって新たに「BYD JAPAN株式会社」に社名変更したと発表した。
BYD JAPAN株式会社に社名変更したビーワイディージャパン株式会社は、2005年7月21日に正式に日本法人を設立。2015年には、公共交通の1つであるバス事業に進出し、初めて日本にBYD製の電気バスを導入した。そして、乗用車部門の「BYD Auto Japan株式会社」は2022年7月4日に設立され、2023年1月から乗用車のEV(電気自動車)の国内販売を始めている。
今回の社名変更は、BYDの日本設立20周年を機に、日本におけるこれまでの企業活動を分かりやすく訴求する「One BYD」活動の一環として実施された。
日本国内で商用車部門を担当するBYD JAPAN株式会社と、乗用車部門を担当するBYD Auto Japan株式会社と同じ英字表記に変更することで、国際企業としてのBYD乗用車部門・商用車各部門のシナジー強化を目指すとしている。
BYDは1995年、中国・深圳でバッテリの研究・開発を祖業として事業を開始。以降、バッテリの世界的な需要増加に伴い、事業を拡大。今では自動車事業(乗用車、商用車)を主軸にITエレクトロニクス事業、蓄電池技術を応用した新エネルギー事業、モノレール関連の都市モビリティ事業を世界各地で展開している。
日本におけるBYDのビジネスの歴史は1990年代中盤から始まったITエレクトロニクス事業、新エネルギー事業にまでさかのぼることができ、2010年4月には、世界的な金型メーカーの1つである、「現:TATEBAYSHI MOLDING株式会社」を設立し、BYDグループに迎え入れている。
BYDでは、20年あまりにわたって自動車事業を中心に日本国内で事業を拡大してきており、今後も引き続き、日本市場で国際企業BYDとしての事業展開の一翼を担いながら、日本のよき企業市民の一員として、日本の脱炭素社会の実現に貢献できるよう、主軸の自動車(商用車、乗用車)事業を通じて、さまざまな企業活動を行なっていくとしている。