間違いだらけの女子力向上トレーニング

先月の話なのですが、里帰りして実家で夏休みを過ごしていた際、私の姉が最近気になっているらしい男性とメールのやり取りをしていました。その時に姉は「どんな返事がいいかなー…」と言いつつ、締めのあいさつに『夏バテしないようにね!』と打っていたので、暑中見舞いに「アイスの食べ過ぎ注意!」年賀状に「おモチの食べ過ぎ注意!!」とか書いていた小学生の頃を思い出しました。それはそれで様式美のようなものを感じるけれど、もっとこう…何か…。それで思わず「そんなテンプレっぽいのじゃなくてもっと個性のある文章の方がいいんじゃないかな」と、もっともらしい口を挟んでしまったのですが、そうは言ったもののどういうのが模範解答なのかはよくわからない。あたりさわりのない時候の挨拶でも自分を魅力的に見せつつ、あわよくば次のメールに繋げたい…
これからの季節でしたら「今日公園を散歩している時に綺麗な色の落ち葉を拾ったので、ベンチで読もうと思っていた本に挟んでしおりにしました。○○さんはちいさい秋、見つけましたか?」とかどうでしょうか。どうもこうもないですが。まぁそれはともかく今更ながら「ちいさい秋見つけた」の歌詞はすごく素敵ですね。特に2番が好きです。

おへやは北向き くもりのガラス
うつろな目の色 とかしたミルク
わずかなすきから 秋の風

…でもこういった雰囲気のある詩を引用するのも、アンニュイぶっているようで気恥ずかしくなってしまいます…私の場合はこのように己の行動にいちいち意識過剰になりがちで、結婚前は気になる男性がいても自己アピールどころではありませんでした。加えて挙動もなにかと不自然だったため色恋沙汰とは縁遠く、初めてお付き合いした相手も今の夫です。知り合ったばかりの頃、学校の友人だった彼に「バニちゃんはボーイッシュだよね」などと言われ、なんだか恥ずかし腹立たしくなって、とっさに彼のむこうずねを蹴り上げてしまったことは今でもよく言われます。その時履いていたのはプラットフォームな形状のブーツだったので、大変に痛かったそうです。ツンデレなどという便利な言葉がはびこる前の、それはそれは昔のお話でした。
なぜそこからお付き合いをする流れになったのかは我々も覚えていないのですが、このエピソードだけは夫的「すべらない話」として散々友人などに繰り返されており、一緒に聞いているこちらはいたたまれないです。それそんなにおもしろくもないし、もういいよ…

さて、冒頭の話に絡みますが、これまた先月帰省中のおり、姉とお茶を飲みながらおしゃべりをしていたら「(職場などで)皆でお昼を食べている時に、ちょっとした屑入れとして適当な紙でサッと折った箱をスッと卓上に出す女性はデキる」という話になったので、さっそく折り方をネットで調べて二人で練習してみました。

まず長方形の紙を四つ折りにします。

真ん中の線にあわせて開いて、裏も開く。

めくって返します。

真ん中の線にあわせて折って、裏も折る。

開いて底を整えたら、出来上がり。
私たち姉妹はこれを「女子力の箱」と呼んでいます。この「サッ」「スッ」というさりげなさを出すには相当素早く折らなければならなくて、モタモタしていると格好悪いのですが、なかなかタイムが60秒を切れません。関係ありませんが、箱を折っている写真で下に敷いているハンカチは優しげな色合いに惹かれて買ったのに、アイロンをかける際に広げてみたら、棘のあるバラと舌を出した蛇というなんともいかつい柄だったのでびっくりしました。


「女子力の箱」はテーブルの上に置いておけば、消しゴムのカスなどをつまんで捨てるのにも便利です。

同様な感じのテーブル上でできる自己アピールということで、おしぼりで作るヒヨコや箸袋で作る鶴の箸置きの作り方なども調べてみましたが…

↑こういうの
なんだかだんだん本来の目的から遠ざかってきた気がしますので、この話題につきましてはそろそろおしまいにします。女子!*1


夏休みの話

本格的に寒くなってしまう前に夏休みの記録を。

実家に帰省する前に家族で地元のお祭りへ行きました。縁日の屋台が並んでいると、やっぱりテンションが上がります。スマートボール、輪投げ、射的などいっぱい遊びました。

娘の戦利品、ケアベアグッズ。彼女がこれだけの量を揃えるのに、お父さんはけっこうな額を注ぎ込んでいます。お祭りには財布の紐を緩ませる魔物が棲んでいますね。ホラ、りんごあめ屋台の物陰にあいつがいるよ。お父さんお父さんそれそこに魔王の娘が。ぼうやそれはおめん屋さんのハートキャッチプリキュアじゃ。

こっちは息子の戦利品です。大きいグローブは手にはめられるので、これを装着した私がフック船長となり短剣を持った息子と戦うピーターパンごっこがブームになりました。ブームは今も継続中ですが、最近は私の攻撃も「フック百裂拳」とか「フック船長フレイム」とかで*2息子は息子で「プリズム!」「サイクロン!」とか叫びだし、ピーターパンごっこなのか何なのかよくわからなくなってきています。



・おばあちゃんのスイムウェア
夏の間に通いまくっていた市営プールは、私の母(60)もよく一緒に行っていました。息子は母の花柄の水着を見て「ちょっと目立つね…でもお花のいっぱい咲いている森の中だったら、チーターに見つからないね…」と、迷彩的観点から水着を評価していました。

↑こういう感じのフィットネス用。でも市営プールやスポーツクラブに行くと、こういう水着を着た母ぐらいの年齢のご婦人が大勢いらっしゃるので、ある意味迷彩的役割は果たしているんですよね。すごく。



・キャッチ&愛でる&リリース。
息子、実家の近所の親水公園でのカニ釣りにハマる。針金や紐にスルメをくくりつけておびきよせます。動きが素早いのでこれが結構難しいのですが、どうにか一匹連れ、リリースする前にちょっとだけ家に持ち帰りました。


息子としては大喜びで家にご招待したつもりでしょうが、カニにしてみれば宇宙人のアブダクション並の脅威でしょうね。プラスチックのパックに入れようとしましたが、思った以上にお惣菜っぽくなってしまったので(友達なのにおいしそう)ビニール袋やマグカップの中など、とりあえずのおもてなし場所を試行錯誤…


ティーカッププードルならぬマグカップクラブ。カニ氏には一時間ほど遊んでもらってから川にお戻りいただきました。


プラスチックパックによるお惣菜感の例。



・夏にかぶっていた麦わら帽子

左から私、息子、娘のです。中折れ帽は私がかぶると、幼稚園の他のお母さんに「なんかバカンスだね」とからかわれてしまうほど浮いていたのですが、息子はなかなかこなれた感じに似合っていましたよ。



・豊洲ららぽーとにて

子供たちはここの跳ね橋と水上バス乗り場が見える広場が好きで、来る度によく走り回っています。

この写真の彼が何をしているのかというと、横の植え込みからダンゴムシを何匹か見つけ出し、その数匹を「せーの」でスロープの上から転がすダンゴムシレースのさなかです。

ほうっておいたら何時間でもやっていそうな熱中ぶりだったので「ダンゴムシさん目が回っちゃって気の毒だからほどほどにしておきなさい」と切り上げさせました。おつかれさまでした。(選抜されたレーサーたちが)

*1:「押忍!」のかわりに

*2:私のバトル知識はスト2で止まっています