続ラーメンに酢。

「ラーメンに酢」を調べていくうちにひとつの仮説に至りまして。これはあくまで「ボルトの仮説」です。


ラーメンの麺を作るときに「かん水」というものを使います。
この「かん水」というのが強いアルカリ性なのですね。だからラーメンの麺もアルカリ性です。
アルカリ性の食べ物・飲み物を摂取すると、人によっては下痢などの症状が出ます。
(アルカリ性食品は身体に良いんじゃないの? と思った方はgoogleなどで調べてください。一概にそうとは言えないのです)


昔の人は「麺がアルカリ性」というのを知ってたのか、「かん水」のきいてる麺を食べると下痢する人がいるというのを経験的に知ってたのでしょう。
そこでアルカリ性を中和するために酸性の「酢」を投入することを思いついたんじゃないかと。


これが自分の「仮説」です。
この仮説、かなり良いところまで近づいてると思うんですがどうでしょう。


「酢」を入れると「味がサッパリする」とか「味がまろやかになる」という意見がネット上では多いですが、それは「酢」の投入によって「かん水」独特のニオイ(アルカリの苦みというか、アレ)が中和されるからだと思います。
(「かん水」独特のあのニオイが良いんだという人もいますね。ラーメンにはあのニオイだ、と。)
現在のラーメンの麺作りでは健康志向や「かん水」のニオイを嫌う傾向にあり、「かん水」を使わないとか少な目にしてるってところが増えてきてるみたいです。


あと、冷やし中華のスープが酸味ベースなのは、冷やし中華だとラーメンよりダイレクトに麺の味、つまり「かん水」のニオイが伝わってしまうので、それを中和させるためという説もあり。


ラーメンに酢、調べていけばいくほど興味深いです。