今日の産経ニュース（2022年8／11、12分）（副題：安倍暗殺続報ほか）

政治 安倍晋三 死ねばいいのに お前は言うな 産経新聞 維新の怪 スポーツ

内閣支持微増、５４％に 改造受け共同通信世論調査 - 産経ニュース
　ご祝儀で増えたことには「予想の範囲内」とはいえ唖然としますが、増加はさすがに小幅にとどまりました。今後の野党やマスコミの批判に期待したい。


【主張】男女の賃金格差 公表通し働く環境整備を - 産経ニュース
　この公表、もともとは

男女賃金格差の開示義務付け/運動・党の論戦が動かす2022.5.12
　2020年３月の参院予算委員会では小池晃書記局長が男女賃金格差の公表を義務づけるよう追及。
　2022年１月の衆院本会議では、賃金格差の実態公表の義務付けを迫った志位和夫委員長に対し、岸田首相が「有価証券報告書の開示項目にするなど、企業の開示ルールのあり方を具体的に検討していく」と答弁。女性活躍推進法の企業の必須開示項目に男女賃金格差を追加するよう検討するとも表明していました。こうした論戦の積み重ねと世論・運動の力が、今回の方針につながりました。

情報開示を義務化/男女賃金格差、法改正を施行2022.7.10
　厚生労働省は８日、女性活躍推進法の省令・告示の改正を施行し、男女賃金格差の情報公開を義務化しました。日本共産党が国会で繰り返し提起してきたもので、１月の衆院本会議で岸田文雄首相が検討を表明し、５月の「新しい資本主義実現会議」（議長・岸田首相）で義務化の方針を決定していました。

ということで日本共産党の論戦の成果ですが、産経が共産党質問について何一つ触れないのが「実に反共の産経らしい」。いずれにせよ、この一件で分かるように日本共産党は各方面で、十分「現実的な方策」を主張していると思います。こうした成果は大いに宣伝していくべきでしょう。


岸田改造内閣 副大臣・政務官計５４人が決定 - 産経ニュース
　既にネット上でも批判がありますが、総務大臣政務官が「LGBT差別発言」杉田水脈というから呆れます。安倍死後も、安倍に呪縛され続けるのが岸田なのか。
　ちなみにこんなツイートを偶然、発見。

https://twitter.com/HON5437/status/1558038018040012801
HOM55
　岸田総理が文部科学副大臣に簗和生(やな・かずお)衆院議員を任命。
　簗議員は昨年、自民党の部会で「LGBTは種の保存に背く」という差別発言をして話題になった人物です。（ボーガス注：LGBTのこどもも小中高校に当然いるのに）そのような人を文部科学副大臣に任命するってありえないでしょう。統一教会信者は大歓迎かもしれませんけど。

　梁の暴言についてはLGBT「種の保存に背く」 簗議員が自民会合で発言 ：東京新聞 TOKYO Web、“LGBTは種の保存に反する”趣旨の発言 自民 簗和生衆院議員 | NHK政治マガジンを紹介しておきます。
　杉田以外にも同類がいるのかと絶句ですね。勿論こんなんを政務三役に任命する岸田も頭がおかしい。
　勿論こうした暴言を吐く輩が「本当に統一教会と関係がないのか」は怪しいでしょう（統一教会も同様のLGBT差別をしているため）。
　しかしこうなると改造人事はむしろ「野党やマスコミに新たな批判の種」を提供しただけで逆効果ではないか。


副大臣政務官、１９人に接点 旧統一教会、自民関係深く - 産経ニュース
　予想の範囲内ですが「副大臣、政務官」も統一教会まみれのようです。心底呆れます。


国際会議で安倍氏を追悼 旧統一教会の友好団体 - 産経ニュース
　「今後も自民党と交遊していく→だから安倍を礼賛する」アピールでしょうか。


低調ムードの維新代表選 一般党員の関心喚起できるか - 産経ニュース
　【1】松井代表と藤田幹事長が馬場支持を表明、多くの維新政治家が松井や藤田を恐れてそれに同調【2】対立候補も何が争点かまともに説明できない、というのでは低調なのも当然でしょう。


大貫、耐えて９勝目 ＤｅＮＡ、４連勝で６ゲーム差に - 産経ニュース
　このままヤクルトが負け続け、DNAが勝ち続ければ、という条件がつくとは言え「DNAの逆転優勝」という「異常事態」（例：1996年（11.5ゲーム差）、2008年（13ゲーム差：逆転優勝のセリーグ記録）の巨人の逆転優勝（メークドラマ - Wikipedia参照））すらありうるでしょう。何せ17ゲームもあったゲーム差が、ヤクルトの連敗、DNAの連勝で6ゲームにまで縮まっています。


立民・小川政調会長が辞意 泉氏除く執行部刷新主張 - 産経ニュース
　「このまま泉執行部に残留してもむしろ批判を浴びるだけ」「泉代表に党を立て直せるとは思えない、ボロボロになって辞任に追い込まれ政治家として終わることは目に見えてる、執行部に残留したら泉と共に政治家として終わってしまう」「今辞めた方がイメージが良くなる」という計算は当然あるでしょう。また現執行部と対立することを恐れてか「責任を感じ辞任するが他の人間（泉代表ら）に辞めることを求めてるわけではない」と言い訳もしているようですが、居座ろうとする「泉代表」「西村幹事長」「逢坂代表代行」よりはましです。


【主張】政治と旧統一教会 疑惑の教団と一線を画せ - 産経ニュース
　「一線を画せ＝今後縁切りすれば過去は追及しない」という辺りが自民応援団・産経らしい。正直「今後縁切りすれば過去は追及しない」ですら今の自民が「縁切りできるか疑問」ですが。

　会見で旧統一教会側は「当法人が霊感商法を行ったことは過去も現在もない」と述べ、合同結婚式については離婚率２％の数字をあげて正当性を主張した。被害者の救済に取り組む弁護士らは、極端に低い数字は（ボーガス注：婚姻が円満なことを意味せず「離婚は悪」という協会の協議に縛られて）離婚すら難しい異常性を表したものととらえる。

　まあ、弁護士側の批判が正しいでしょうね。

　勝共連合は当初、反共を旗印に自民党右派や右翼団体と接触を図った。これは歴史的事実である。目的が近い団体との接近は自然なことだったろうが、表裏一体の教団による霊感商法などの反社会的活動が明らかになった時点で関係を断つべきだった。

　この産経の主張なら遅くとも、マスコミが大々的に報じた「1993年の桜田淳子・合同結婚式騒動」以降*1は自民は統一教会と縁切りすべきですが、1993年以降も
統一協会の集団結婚・大会/安倍長官らが祝電/韓国「世界日報」報道2006.6.13
統一協会への祝電/安倍官房長官・保岡元法相に抗議/被害者家族ら “違法行為を助長”2006.6.20
統一協会への祝電５４人/安倍氏ら国会議員・知事 抗議集会で報告2006.7.14
などの報道があってもろくに自民批判しなかった産経が良くも言ったもんです。
　とはいえ産経も「口から出任せ」とはいえこう書かざるを得ないほど追い詰められてきたことはいいことです。

　政府や自民党の政策が旧統一教会の影響を受けているとの批判は教団の過大評価だろう。

　普通に考えて「一定の影響は受けてる」でしょう。カネや票をもらいながら「受けていない」ということはあり得ない。
　勿論「統一協会以外に自民の支持団体はある」し「支持団体の内、神社本庁、遺族会など右翼団体は統一教会とその主張（LGBT差別など）が似ている」ので「影響力の評価」は困難ですが。

*1:まあそれ以前だって統一教会の霊感商法、合同結婚式は批判されていましたが。