今日の中国ニュース(2019年11月20日分)

第8回「チベット支援団体国際会議」現地レポート(3) | スーパーサンガ

・11月3日〜5日、ダラムサラ(インド)において第8回「チベット支援団体国際会議」が開催されました。参加された当会副代表・小林秀英師より、現地でのレポートが届きましたので、3回に分けてご紹介いたします。
・法王様が標榜される「中道」について意見を述べた。
「私は長い間、中道路線では自由を獲得できないのではないか、独立を求めてこそ道が開けるのではないかと考えていた。しかし最近考え方を改めた。もしかしたら中道路線が正しいのかも知れない*1と考えるようになった。
 その理由は、安濃豊*2博士の『戦勝解放論』を知ったためである。博士は、大東亜戦争開戦の日に日本政府が発表した『帝国政府声明』を重視する。そこには『戦争の目的は、東亜の解放である。』と明確に謳われている。そしてその戦争目的は達成された。戦争目的*3を達成した国が戦勝国であるという定理に従えば、日本は戦勝国なのだ。
 しかし米国は、原子爆弾投下という暴挙に出た。そこで天皇陛下は『降伏』という汚名を着ても*4、戦争を終わらせた。従ってこれは、『敗戦』ではなく『終戦』が正しいのだ。
 そこまで詳しくは説明しなかったけれど、私はチベット青年会議の面々に、その趣旨を伝えた。陛下が、『帝国政府声明』と『降伏』という汚名の両者を受け入れた点が、まさに『中道』だったのではないだろうか。
 陛下の指示に国民は従い、後に日本は繁栄する国家となった。戦後日本が繁栄した理由は、アジアの国々が独立し、日本に石油、鉄、銅、その他の鉱物資源を売ってくれた*5からだ。そのお陰で日本の産業は息を吹き返し、豊かな国になった。だから戦争をしたとしても、友人を作っておくことが重要だと思う。中国は、全く友人を作れない*6ではないか。」

 唖然ですね。「大東亜戦争の目的『東南アジアの独立』は達成された、だから日本はポツダム宣言を受諾して降伏し、GHQに統治されても、戦勝国なのだ」などという極右放言をする馬鹿右翼・小林秀英がスーパーサンガ副代表で、「スーパーサンガ公式サイト」に小林の右翼放言が掲載される。呆れて二の句が継げませんね。こんな馬鹿なことをすればスーパーサンガの評判が落ちる(そして日本でのダライ支援運動全体の評判も落ちかねない)という常識も「スーパーサンガの連中」にはないのか。いやそもそもなんで小林のようなバカが副代表なのか。
 大体そんな「大東亜戦争(太平洋戦争)美化」の寝言とダライラマ支持と何の関係があるのか。
 しかしこういう惨状(ウヨとダライ一味が野合し、ダライの評判が落ちる)を「ダライ盲従分子」id:MukkeだのI濱Y子だの阿部治平だのはなんとも思わないんでしょうねえ。呆れたバカです。
 「ダライラマ一味」に明るい未来はなさそうですが、ダライ一味が小林みたいなバカと野合してる「政治センスゼロの無能」なんだから仕方がないですね。鼻で笑います(というから俺はid:Mukkeに相当、憎まれ、恨まれてると思いますが)。
 なお、小林の非常識右翼ぶりについてはペマ・ギャルポのトンデモぶりが笑える・パート10(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログでも第7回チベット支援団体国際会議報告 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所をネタに批判しています。

*1:平たく言えば「日本は米国の属国となったが、それでも経済的に反映した。だから中道路線(中国の統治下で自治権拡充を目指す)は正しいと思う」つうことのようです。「お前、金にさえなれば民族の誇りとかどうでもいいのか?。それでも右翼か?」「日本の属国状態なんか(日本のように米軍基地がある)EU諸国(イタリア、ドイツなど)と比べても酷いじゃん(たとえば独・伊は米軍活動規制/日米地位協定の異常浮き彫り/許可なく低空飛行できない/沖縄県と日弁連が調査、 主張/日米地位協定/国内法の適用除外の異常正せ参照)」つう話です。

*2:著書『大東亜戦争の開戦目的は植民地解放だった』(2017年、展転社)、『絶滅危惧種だった大韓帝国』(2018年、展転社)、『日本人を赤く染めた共産党と日教組の歴史観を糾す』(2019年、展転社)

*3:勿論日本の戦争目的は「東南アジアの日本支配」ですので戦争目的は達成できませんでした。そして独立戦争でフランスから独立したベトナムが一番わかりやすいですが、日本の降伏後、ただちに独立が達成されたわけではないし、ベトナムのホーチミン(共産党員)は日本の支援など受けていません。また「世界に希望を与えた」つうならウヨが強弁する「日本の太平洋戦争」よりも、よほど「ロシア革命」のほうが「少なくとも革命直後」は「世界の労働運動、民族運動」に希望を与えたでしょう。ベトナムのホーチミン、中国の毛沢東、北朝鮮の金日成など少なくない独立運動家が共産主義者なのもそういうことです。

*4:日本の降伏の直接の理由は原爆投下ではなく「ソ連対日参戦」で「ソ連を仲介役とした和平構想」が完全に崩壊したことです。

*5:その程度で友人というなら中国だって友人はたくさんいます。つうか「金儲けのためにつきあう」のは友人云々つう話じゃないでしょうよ。

*6:中国が旗振り役の「AIIBや一帯一路」、「中国が主要メンバー」の「BRICS首脳国会議や上海協力機構」を考えればそんなことはないですね。一方日本は隣国・韓国を不当に敵視する無様さです。まあ、そもそも国家間関係は友人云々ではなく「国益云々」という、もっとドライなもんですが。