ヤシャブシ[夜叉五倍子](カバノキ科)福島県以南の本州太平洋側~四国、九州の山地に生える雌雄異花の落葉小高木。枝はよく分枝し、葉は互生。葉身は狭卵形で縁には細かい重鋸歯があります。3月、葉の展開に先立って、花を咲かせます。雄花序は無柄で枝先に数個つきます。雄花より下の葉腋から雌花序が出ます。雄花序は開花すると下垂し、雌花序は斜上します。果実は球果で、花期にも前年の果実が残ります。よく歩く林でヤシャブシの花が咲いていました。花期に歩いたのは初めてかもしれません。雌花も雄花も咲いていて、この写真には写せませんでしたが、別の枝には果実もたくさん残っていました。美しいと言われる花ではありませんが、存在感はありましたね。若い果実を夜叉に見立て、また果実にはタンニンが含まれていることからこの名が付いたそうです。夜叉と...花の季節に・・・ヤシャブシ
シュンラン[春蘭](ラン科)乾燥した落葉樹林に生える多年草、葉は縁のざらつく線形で、2列に扇状に広がります。3~4月、白色で紅赤色の斑点がある花を咲かせます。外側の3枚は萼片で、内側の3枚が花弁です。上2枚が側花弁、下の1枚が唇弁です。20年近く前から観察しているシュンランは、2月の終わりに見ましたが花の季節に見に行けませんでした。この花は別の場所で今年新たに出会えたのです。シュンランも生息できる場所が減ってきています。この環境が今後も残ってくれることを願います。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング新たな場所でも・・・
イカリソウ[碇草](メギ科)山地や林に生える多年草。葉は2~3回3出複葉で、小葉は歪んだ卵形になり、基部は心形になります。葉の裏面には開出毛があり、縁に刺毛があります。3~6月、茎先に紅紫色~白色の花を咲かせます。この場所は、カタクリなどが咲いていた所のすぐ近くです。落ち葉などに隠れて何度か歩いても気付きませんでした。やはり保護されている所なので近くに行ってみることが出来ないのです。以前にも載せましたが、地上部を「淫羊藿(インヨウカク)」と言って、強壮・強精に用られ、あの養命酒にも配合されている薬用植物です。主成分のイカリインには、かなり弱いようですがED治療薬のシルデナフィルと同様の作用があることがわかっています。その存在も薬効も貴重な物のようです。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング薬としては・・・
カタクリ[片栗](ユリ科)落葉樹林内に生える多年草。葉は根生状で全縁。3~5月、花被片が反り返る淡紫色の花を下向きに咲かせます。ここはカタクリを保護している所です。その区域外にも葉が生えていたのは嬉しいことです。私が子供の頃よく遊んだ林には、自生したカタクリがありましたが、林が荒れてその姿を見なくなりました。適度に管理されていないとこの花も生育できないようです。発芽から開花するまで8年ほどはかかるそうですが、このカタクリはどのくらいの年月をこの場所で重ねたのでしょうかね。この先も花の咲く姿を楽しませて欲しいと思います。セツブンソウ[節分草](キンポウゲ科)すぐ近くではセツブンソウが実をつけていました。今年も花の咲く様子を見ることが出来ませんでしたが、こうして実の生る様子を観察できて良かったです。管理された...春の妖精・・・
シャガ[射干](アヤメ科)湿った林などに生える多年草。公園などにも植えられることがありますが、人家の近くの空き地や農地などにも自生します。また古い時代の帰化植物と言われています。葉は光沢のある鮮緑色で、長さ30~60㎝。先は鋭く尖ります。4~5月、花茎は30~60㎝になり、上部で分枝し淡白紫色の花を咲かせます。外花被片の縁は細かく切れ込み、橙色の斑点と黄色の突起があり、淡紫色の斑点が囲みます。道端の草むらで、シャガの群生と出会いました。この日は3月の終わり、ひと株だけ花を咲かせていたのです。この花は、子供の頃に住んでいた家の庭にも咲いていたので親しみがあります。艶やかな姿に惚れてしまったのかもしれません。シャガは3倍体なので種子は作らないそうです。地下茎を伸ばして繁殖し群落を作ります。この場所もそんな所の...花のはしり・・・
クサボケ[草木瓜](バラ科)関東地方以西の本州~九州の日当たりの良い丘陵地などに生える落葉低木。葉は互生し倒卵形で、縁には鋸歯があります。先は尖ったり丸かったり変異があります。4~5月、前年枝の葉腋に橙赤色の花を咲かせます。果実は梨状果で、まだ青味のある夏の終わりごろに採取したものを湯通しして、輪切にして天日で乾燥させたものを「和木瓜(わもっか)」と呼び、滋養強壮、鎮咳去痰、利尿薬として用います。川の土手で咲いていたクサボケの花、この花が咲く環境も減ってきていると思います。コンクリートやアスファルトで覆われている所が多くなると気温が高くなるのも仕方が無いですね。緑のある環境をもっと大切にして欲しいです。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキングオレンジ色の・・・
ノボロギク[野襤褸菊](キク科)道端や空き地、畑などに生えるヨーロッパ原産の1年草。葉は互生し、不規則に羽状に裂けます。5~10月、葉の脇から花柄をだし、筒状花のみからなる黄色の頭花をつけますが、ほぼ1年中花を咲かせています。果樹園のフェンスと歩道のわずかな隙間に、ノボロギクがたくさんの花を咲かせていました。繁殖力が強く、世界中で帰化しているそうですが、この辺りでも目にする機会は多いです。ノボロギクは全草にピロリジジンアルカロイド類を含み、誤食すると肝障害を引き起こし、重篤な場合は死亡することもあります。食べようと思うことは無いと思いますが、家畜やペットにも有毒なので注意が必要な有毒植物となります。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング花盛り・・・ノボロギク
ショカツサイ[諸葛菜](アブラナ科)道端の草むらで、この花も咲き始めました。花の姿はまだ少なく、ようやく咲き始めた状態です。ポツポツ咲いていたどの花も草丈が低くて、なんだか寂しい感じがしました。1週間ほど後、近所の道端では群れて咲く様子を見ることが出来ました。これだけ咲いていると見応えがあります。中国原産の花ですが、今では至る所でこの季節に楽しむことが出来ますね。以前にも載せましたが、この花の呼び名はいろいろとあります。ハナダイコン、ムラサキハナナ、オオアラセイトウ、そしてショカツサイ。どの名で覚えるかは人それぞれでしょうかね。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング春に咲く花・・・
ハナニラ[花韮](ヒガンバナ科)道端などでもこの花が咲き始めました。南米原産の植物ですが、この辺りでは普通に花を見ることが出来ます。植えられていた物が逃げ出して繁殖したのでしょうかね。葉を傷つけるとニラのような臭いがするそうですが、私は試したことがありません。有毒とも言われていますから、ニラと間違えて口にしないように注意した方が良いでしょう。今日で3月も終わり、明日から新年度です。私自身は代り映えしない日々を過ごします。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング帰化して、咲いて・・・
ヒメウズ[姫烏頭](キンポウゲ科)山麓の草地や道端などに生える多年草。高さ15~30cm、茎は繊細で軟毛があります。根生葉は有柄の3出複葉で、小葉は短い柄があり2~3裂し、裂片はさらに2~3裂します。3~5月、茎先に花柄を出し径約5㎜の花をつけます。淡黄色の花弁は筒状に5個付き、萼片はやや紅色を帯びた白色の花弁状です。林縁で咲き始めたヒメウズと出会いました。小さな花を覗くと淡黄色の葯が見えました。雌しべはまだはっきりと見えませんね。烏頭とはトリカブトのことを指し、塊根がトリカブトに似ていて小さいことからこの名が付いたと言われています。トリカブトのように強い毒性は無いようですが、全草にプロトアネモニンを含み、草の汁が皮膚などに付くとかぶれることがある有毒植物になります。最近ヒメウズの小群落をいくつか新たに見...俯いて咲いた・・・
オニシバリ[鬼縛り](ジンチョウゲ科)福島県以西の本州~四国、九州中部以北に生える雌雄異株の落葉小低木。葉は枝先に集まり互生し、質は薄く縁は全縁です。7~9月は葉が落ちているので、ナツボウズという別名で呼ばれることもあります。2~4月、葉腋に黄緑色の花を咲かせます。こちらは雄花だと思います。すぐ近くに咲いていた雌花です。今まで別の所で観察していたオニシバリの雌花は、雄花よりも数が少なかったように思いましたが、ここでは多くの花が一つの株で咲いていました。果実は液果で、5~8月頃に赤く熟します。オニシバリも全株にクマリン誘導体を含み、誤食すると口内炎や胃炎を起こす有毒植物です。花はジンチョウゲと同様に良い香りがするようですが、その香りはあまり強くないそうです。ジンチョウゲの香りは好きなのですが、私はまだオニシ...甘い香りは・・・
ミツマタ[三叉](ジンチョウゲ科)中国中南部原産の落葉低木。葉は質が薄く互生し全縁、葉身は狭長楕円形~披針形で、基部はくさび形です。枝が3分枝するのが特徴で名の由来とも言われています。3~4月、葉の展開に先立って、枝先や葉腋に黄色の花を咲かせます。花弁は無く、先が4裂した萼筒が花弁のように見えます。古くから紙の原料と栽培されて利用されてきましたが、全株(特に果実)にクマリン配糖体が含まれ、樹液が皮膚に付くと皮膚炎を起こすことがあります。また、誤食すると口内炎や胃炎などを起こすことがある有毒植物でもあるようです。近所の庭先などでも咲き始めているジンチョウゲと同様に、花は甘い芳香を放ちます。この時はまだ咲き始めたばかりだったからか、その香りを楽しむことが出来ませんでした。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキン...咲き始めた花・・・ミツマタ
ヒュウガミズキ[日向水木](マンサク科)北陸西部~近畿北部の本州日本海側、高知県に自生する落葉低木。枝は細くよく分枝し、高さ2~3m。葉は互生し卵円形で、縁には鋸歯があります。3~4月、葉の展開に先立って短い穂状花序をだし、淡黄色の花を2~3個付けます。その花弁の先から黄色い葯を見ることが出来ます。この辺りには自生していなく、公園等に植えられている物を見ることが出来ます。毎年のように迷うのですが、よく似たトサミズキは一つの花序に7~10個ほどの花をつけ、葯は暗赤色となります。どちらも花が終わって葉だけの姿になると、注目されることは無いでしょうかね。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング迷い無く・・・
サンシュユ[山茱萸](ミズキ科)中国、朝鮮半島に自生する落葉小高木。庭や公園にもよく植えられています。葉は対生し、長楕円形、全縁で先は鋭頭です。春、葉に先駆けて、散形花序を出し、黄色の4弁花を咲かせます。果実は核果で、秋に赤く熟します。以前にも載せましたが、この果実(偽果)から種子を取り除いて乾燥させたものを「山茱萸」といって、止汗・強壮に用い、漢方薬の八味地黄丸や六味丸に用いられています。黄色い花が咲き始めていたサンシュユ、これも春を感じることの出来る花ですよね。天気の良い日だと黄色の花が輝いていて圧倒されてしまいます。秋の実を観察するのも楽しみです。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング春黄金花・・・
アマナ[甘菜](ユリ科)日当たりの良い草地や田畑などに生える多年草。葉は白緑色の線形で、中央に白脈があります。鱗茎を食用としますが、この鱗茎が甘いことから、この名がついたそうです。3~5月、15~20cmほどの花茎の先に、6個の花被片からなる白色の花を咲かせます。花被片には暗紫色の筋があり、花茎にはふつう苞が2個つきます。久し振りに出会ったアマナの花ですが、花は半開きの状態でした。時折陽射しはありましたが、薄曇りのような空模様だったからでしょうか。この日見つけた花はこれ一つ、他にもいくつか葉は生えていましたが、花の数が少なくて残念でした。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング春を感じて・・・アマナ
アオイスミレ[葵菫](スミレ科)丘陵地や山地の林際に生える多年草。葉は円心形で先は丸く、ふつう地上匐枝を生じます。3~4月、他のスミレに先駆けて花弁の開ききらない感じのやや赤紫色の花を咲かせます。ややぼってりした距や柱頭の先がかぎ状に曲がるのも特徴です。花期の葉は2cm程ですが、花後の葉は5~8cm程になり見た目が変ります。花後の葉を見つけて、こんな所にも生えていたのだと毎年のように思います。この花を見ると、春がやっと来たなと感じます。初めてこの花を見つけた所は、灌木や笹などが生い茂りその姿を見ることが出来なくなりました。人の手が入らなくなると消えてしまう植物も多いのでしょうね。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング春を感じて・・・アオイスミレ
オオイタビ[大崖石榴](クワ科)千葉県以西の本州、四国、九州の山地に生える雌雄異株のつる性常緑樹。枝から気根を出し、他物に固着しながら這い上っていきます。葉は互生し、楕円形~広楕円形で先は鈍く尖ります。縁は全縁で裏側に反り返り、基部から三行脈が出ます。側脈は4対あり、主脈から30~40度の角度で分岐します。5~7月、葉腋に1個ずつ花嚢をつけます。イチジクの仲間なので、花は花嚢の中に咲き、イチジクコバチの仲間によって受粉します。果実は集合果で9~11月頃に熟します。カワヅザクラの花を楽しんで昼食をとったあと、海岸沿いに出て少し散歩しました。その道路沿いのアパートにオオイタビの垣根がありました。大きな実がいくつも付いていたので思わずスマホで撮ってきました。果実は甘くて美味しいそうですが食べたことはありません。...垣根の実・・・
カワヅザクラ[河津桜](バラ科)京急電車に乗って三浦海岸駅まで行き、カワヅザクラを見に行ってきました。今年は開花が遅く三浦海岸さくら祭りは、前日の3月9日まで会期が延長されていたようです。肝心のカワヅザクラの花は盛りを少し過ぎたところでしたが、まだまだ花を楽しむことが出来ました。線路沿いの道に沢山のサクラが植えられています。桜の下には菜の花も黄色い花を咲かせていました。会期が終わった直後の月曜日でしたが、かなりの人が桜の花を楽しみながら歩いていました。小松が池の畔にも何本か植えられていましたが、ここの花の方が咲き進んでいたように思います。池の畔で桜を楽しんだあと、ぐるりと歩いて跨線橋に出ます。ここでは京急電車と桜の花を一緒に見ることが出来ましたが、どう撮って良いのかわかりません。にわか鉄オタにはハードルが...桜の花と・・・
カケス[橿鳥](カラス科)林の中を歩いていると、頭上で何かの動く気配がします。見上げてみても見つけられません。しばらく歩くとまた頭上で気配を感じます。もう一度立ち止まって上を見るとようやくその正体を見つけました。木の枝に隠れてしまっていますが、これはカケスですね。カケスの鳴き声は大きくて目立ちますが、この時はとても静かでした。はっきりとした姿が見たくて静かに近付いたつもりですが、サッと飛び立たれてしまいます。ブレブレですがなんとか捉えた一枚です。この時は脚を下にして飛んでいますので、枝から枝へと短距離移動をしているのでしょうかね。綺麗な姿をしている鳥ですが、遙か頭上にいることが多いので、私には撮ることが難しい鳥になります。何羽かいた気配を感じましたが、確認できたのはこの一羽だけでした。2月下旬横浜市内にて...微かな気配を・・・
シロハラ[白腹](ヒタキ科)林の中で久し振りにシロハラと出会うことができました。5~6年前までは、冬に林を歩けば大体で会うことが出来たのですが、最近は出会うことができず寂しい思いをしていました。いつものようにシロハラの方が先に私に気付いて、ピョンピョンと少しずつ私から遠ざかります。この写真、頭を上げ気味にして、私を気にしているようにも見えますね。一定の距離を保ちながら私から遠ざかろうとするシロハラですが、一気に近付こうとすると飛び立って奥へと行ってしまいます。警戒心が強いので、お近づきにはなれそうにありません。出会ってもまた寂しい思いをしています。2月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング気付かれて・・・
ナズナ[薺](アブラナ科)北海道~沖縄の道端や田畑などに生える越年草。茎は高さ10~50㎝。根生葉は羽状に深裂し、裂辺は細長くなり、茎葉は線状披針形で、基部は茎を抱きます。3~6月、茎頂に総状花序を出し、白色の4弁花を多数つけます。果実は倒三角形の短角果です。菜の花畑の脇で咲いていたナズナの花、並んで咲いていても主役は菜の花になるでしょうか。春の七草の一つに数えられ、菜の花が無ければ十分主役にもなると思うのですが、ここでは引き立て役にもならぬほど、人々の目にはとまりません。しゃがみ込んでナズナの花を撮っていた私は、かえって目立っていたかもしれませんが・・・。2月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング目立たぬように・・・
ホトケノザ[仏の座](シソ科)道端や畑に生える越年草。茎は細く下部で枝分かれし、高さ10~30cmになります。葉は対生し、扇状円形で鈍い鋸歯をもちます。この葉の形を「蓮座」に見立ててこの名があるそうです。3~6月、上部の葉の脇に紅紫色の唇形花を数個輪生させます。果実は4分果で種子にはエライソオームがあり、アリにより散布されます。この花も年中咲いているような感じもしますが、オオイヌノフグリの花を見ると探したくなります。花には開放花と閉鎖花がありますが、閉鎖花を意識して観察したことはありません。花が咲いているとそちらに意識が行ってしまうからでしょうかね。一度は閉鎖花も観察しないといけませんね。2月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング花を探して・・・
オオイヌノフグリ[大犬の陰嚢](オオバコ科)春を感じたくてこの花を探してしまいます。年中咲いている花だとも思いますが、春に見る花は格別な感じがするのです。この日、道端でぽつりぽつりと咲いていましたが、葉の緑の鮮やかさが無く寒さに耐えて咲いた花を感じてしまいました。この花を訪れていた虫の姿も無く、このまま咲き終わってしまうのかと思うと寂しさも少し感じてしまいました。たくさん咲いていれば咲いているで、あぁ咲いているなと思って傍らを通り過ぎてしまうのですけどね。コンクリートやアスファルトに覆われている所では、花の姿も観察できません。広く群れ咲く姿をいつまでも見ていたいと思います。2月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング春になると・・・
2月の終わりに菜の花も咲き始めていました。この日は良く晴れて春らしい陽気でした。やはりこの花を見ると春を感じられて元気になりますね。菜の花独特の果実も見当たらず、まだ蕾の方が多かったので見頃はこれからのようです。花の最盛期を迎えると花の姿は見えなくてもむせるような香りが漂います。林の中で「あぁ、菜の花が咲いているな」と感じて近付いて行き、花の姿を見た時の感動があるのです。この日は花の香りも強くなく、その姿を楽しむだけでした。こうして春の訪れを感じるのです。2月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング真っ黄色・・・
よく歩く林付近には、梅林がいくつかあります。もう手入れもされていないような所が多いですが、この花もそんな所で咲いていた花です。農業の担い手不足なのか、耕作放棄地もよく見かけます。遠くから見た時は、どの株もたくさん花をつけているように見えましたが、近付いていくと低い枝には花が無く、上の方の枝に花が付いていたので望遠ズームを使っての撮影となりました。剪定がされていないためか、どの株も花の付が全体的に悪かったように思えます。この様子だとせっかく生った梅の実も収穫はされないのかもしれません。樹木の管理も大変なのでしょうね。今日もまた冬に逆戻りの一日で、夕方雪も薄らと積もりました。来週からは一気に春の陽気、本当に身体がついて行きませんね。2月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング梅も咲き・・・
ウグイスカグラ[鶯神楽](スイカズラ科)ちょうどひと月ほど前に観察したウグイスカグラの花です。この場所で観察したのは初めてでしたが、この辺りの林では普通に出会える花となります。先週末、よく歩く林に行ってきましたが、そこではまだこの花の開花が確認できませんでした。生えている場所で開花には差がありますね。この花も春の訪れはいち早く教えてくれる花の一つです。もう春だなと浮かれていましたが、今日はみぞれ交じりの空模様、桃の節句だというのに一気に冬へと逆戻りです。ほんの1~2センチの積雪でも大騒ぎのこの辺りですから、明日にかけての降雪が酷くならないことを願うばかりです。2月上旬大和市内にて風景・自然ランキング春らしく・・・ウグイスカグラ
アカガシラサギ[赤頭鷺](サギ科)河川、湖沼、湿原、干潟、水田などに生息します。神奈川県では希に旅鳥として飛来するようです。夏羽では頭部と頸が赤褐色、上面は黒色、嘴は橙黄色で先が黒いくなり和名の由来となっています。今は冬羽なので、その印象は違うのでしょう。池の周りに人だかり、何かと思って近付いてみるとこの鳥がいました。この辺りで見られるのは珍しいようです。この日は妻と二人で散歩をしていたのでカメラが無く、スマホでの撮影となりました。画像が粗すぎますが、証拠写真と言うことで載せてみました。2月上旬大和市内にて風景・自然ランキング旅の途中か・・・
スイセン[水仙](ヒガンバナ科)3週間ほど前に撮影になりますが、水仙の花を近所で見ることが出来ました。やはり花の咲く姿を見ると心も弾みますね。近所の畑際にスイセンの花がたくさん植えられていたのですが、今年はやめてしまったのか姿を確認できません。ちょっと残念な気持ちです。毎年春になるとスイセンの葉とニラを間違えて食べて、食中毒を起こす事例が報告されています。ニラの葉は独特の臭気があるので、間違えそうに無いと思えるのですがね。今日で2月も終わりです。この週末はとても暖かくなるそうですが、週明けにはまた気温が下がるとか。相変わらず気温の変動が激しすぎますね。2月上旬大和市内にて風景・自然ランキング春らしく・・・
JR戸塚駅前の歩道にあるマンホール。歌川広重の東海道五十三次の浮世絵をモチーフに、箱根駅伝を走るランナーが描かれているのです。このマンホールは中央にぶら下がっている看板には「東海道」と書かれていますが、「戸塚」と書かれているデザインもあるそうです。この日、私が見た物は全部このデザインでした。「戸塚」版を探さないといけません。何故このような物を撮ったかというと、最近妻がカラーマンホールの撮影に凝り出したからです。私が戸塚に用事のあったこの日、このマンホールを撮ってくるように指示が出たのです。先日、久し振りに山下公園やマリンタワーを訪れたのも、ポケモンマンホールの写真をゲットするためでした。その時は妻も一緒に歩いたので、私は写真を撮りませんでした。新たなる趣味、時間の許す限り付き合っていこうと思っています。1...新たなる・・・
ヤドリギ[寄生木](ビャクダン科)北海道から本州、四国、九州に分布する、雌雄異株の半寄生性常緑低木。葉は対生し長楕円形~楕円状披針形、先は丸く無毛で葉質は肉厚です。常緑広葉樹に寄生し、丸く繁茂します。2~3月、黄緑色の小花を付けます。雄花序は3~5個付き、基部に2個の小さな苞があります。雄しべは4個で、花被片は4裂します。雌花序は1~3個付き、雄しべがなく、花被片は4裂し、雄花よりも小さいです。果実は丸い液果で、果肉は粘液質です。たまたま歩いた公園の駐車場脇で、ケヤキに付いたヤドリギと出会いました。私の頭と同じ高さから生えていたので、まん丸の果実を目の前で観察することが出来たのです。今まで見上げるほどの高木に付いたヤドリギの実しか見たことが無かったので、こんなに間近で観察できて少し興奮してしまいました。そ...目の前で・・・
久し振りに山下公園を訪れました。良く晴れていましたが風が少し強く、港内にしては波が少し高いです。柵の上にはユリカモメたちが並んでいます。海にも波間に揺られて何羽ものユリカモメがいました。観光客から餌でも貰おうと思っているのですかね。そのままマリンタワーまで歩きます。私が子供の頃とは随分と見た目が変ってしまいました。時代に合わせてリニューアルをしているようです。1961年に開業し、2009年、2022年と二度のリニューアル工事を行って今の姿になっています。展望台までエレベーターで上りますが、階段でも上ることが出来ます。私が小学生の頃と子供が小学生の頃の二度、階段で上ったことがあります。でも、この日は下から見上げただけでした。みなとみらいが出来るまで、この辺りが横浜の観光名所だったのです。今は臨海部に一般人で...横浜・・・
ジョウビタキ[尉鶲](ヒタキ科)散策を終えてカメラをバッグにしまおうとしたその時、目の前にジョウビタキが飛んできました。慌ててカメラを構えようとしたら、すぐに近くの木に飛び移ります。飛び移った先では、先程より私との距離があったので、すぐに動かない様子です。落ち着いてカメラを構え、ようやく撮れた一枚です。このあとも撮ろうとしたのですが、近くにいた方がカメラを片手に近付いたため、スッと飛び去ってしまいました。その方は私の方を振り向いて、撮れなかったと残念そうに呟いていました。その気持ち、よくわかります。ジョウビタキ、私との出会いはいつも突然で、驚かされているばかりです。1月下旬大和市内にて風景・自然ランキング出会いはいつも・・・
ツグミ[鶫](ヒタキ科)林の中を歩いていると地面から急に飛び立つ鳥がいました。近くの枝に止まったので静かにカメラを向けて撮った一枚です。餌探しに夢中で私に気付くのが遅れたのでしょうか、急に飛び立たれるとこちらまで驚いてしまいます。枝にとまったあとは上を向いて微動だにしません。枝と同化して気付かれないようにしているのですかね。このままツグミの餌探しの邪魔をしてはいけないと思い、私も静かにこの場を立ち去りました。1月下旬大和市内にて風景・自然ランキングいないふり・・・
バン[鷭](クイナ科)久し振りにこの池でバンの姿を観察しました。以前からここで繁殖をしているようですが、最近は額版の白いオオバンに出会う機会の方が多くなってきたように思います。この日もオオバンは数羽集まって水面で騒いでいましたが、少し離れたところでバンが一羽だけ水面に浮いていたのです。葦原の少し浅めのところで食事をしていたのでしょうかね。機会があれば雛を連れている姿なども見てみたいですね。1月下旬大和市内にて風景・自然ランキング水面をゆるりと・・・
ゴイサギ[五位鷺](サギ科)池の畔にある茂みの中で、ゴイサギがひっそりと休んでいました。嘴を胸の中に隠すようにしている様子がわかるでしょうか。絡み合うように細かい枝が生えている中からどうやって出てくるのか興味があります。この場所では以前にもゴイサギと出会ったことがありますが、日中なので同じように休んでいました。割りとで会う機会の多い、コサギやアオサギ、ダイサギの採餌の様子を撮ることもままならない私が、ゴイサギの採餌の様子を撮ることはまず無理なのかもしれませんが、一度で良いからその様子を見てみたいです。1月下旬大和市内にて風景・自然ランキングお休み中に・・・
ダイサギ[大鷺](サギ科)川沿いの道を歩いていると一羽のダイサギが水の中で餌探し中でした。ゆっくりと動くダイサギを静かに追って獲物を咥える瞬間を待ちます。でも、嘴を水の中に入れる動きを見せません。私にしては辛抱強くその瞬間を待ちました。そんな私の動きを嫌ったのか、ダイサギが飛び立とうとしました。大きく羽ばたき始めた瞬間を撮った一枚です。いつものようにこのあとの動きにはついて行けず、飛翔する姿は撮ることが出来ませんでした。以前より、水辺などでダイサギと出会う機会が増えたように思います。このブログを始めた頃は、めったに出会えなかったように思うのですが気のせいでしょうか。これが気候変動の影響で無いことを願います。1月下旬大和市内にて風景・自然ランキングその瞬間は・・・ダイサギ
アオサギ[蒼鷺](サギ科)公園にある小さな池の畔に一羽のアオサギがやってきました。あまり綺麗な池には見えませんが、魚がいるのでしょうかね。後ろから静かに近付いてなんとか撮れた写真です。アオサギは少しずつ歩いてさらに池に近付きます。私も距離を詰めようと少しずつ近付いていくと、次の瞬間飛び立とうとしました。飛び立とうとした姿は撮れましたが、その後アオサギの動きについて行けず飛翔する姿は撮ることが出来ませんでした。動きのある被写体を撮るには、まだまだ練習が必要です。花などの少ないこの季節、鳥たちの写真が続きます。1月下旬大和市内にて風景・自然ランキングその瞬間は・・・
ムラサキシジミ(シジミチョウ科)1月としては暖かだったこの日、日当たりの良い林縁を歩いていると道端の木の葉に蝶が止まっていました。翅を閉じてじっとして動きません。カメラを構えて何枚か撮ったあと、カメラから目を離した一瞬だけ翅を広げました。表の模様はムラサキシジミだったように思うのですが断定するほどの知識がありません。自分を信じてムラサキシジミとしておきます。今日は風も強く寒い一日でした。風邪をひかぬように気を付けて過ごしていきたいと思います。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキングひなたぼっこ・・・
ヤマガラ[山雀](シジュウカラ科)大きなナンキンハゼの周りを歩いていると小さな鳥が何羽か群れていました。シジュウカラとヤマガラの混群です。地面にはナンキンハゼの実がたくさん落ちています。この実を目当てに集まっているのでしょうか。すぐ近くの木の枝に引っかかっていた実を目指して、一羽のヤマガラが飛んできました。カメラを構えようとしているうちに向かいのおそらくサクラの木に行ってしまったのですが、枝の上でナンキンハゼの実を食べようとしていました。少し離れているからか、カメラを向けても逃げません。ようやく撮れた一枚ですが、逆光で影になってしまいよくわからない写真となってしまいました。自分の目ではしっかり確認できたのですが残念です。節分も春分も過ぎてしまいました。暦の上では春ですが、この冬一番の寒気が流れ込んでいるそ...夢中です・・・
ヘクソカズラ[屁糞葛](アカネ科)日当たりの良い草地や藪などに生えるつる性の多年草。茎は他物に絡み付きながら長く伸びます。葉は対生し楕円形~超卵形、先は尖り縁は全縁です。8~9月、葉腋から短い集散花序を出し、花冠の先が5裂し、中心部が紅紫色の白色花を咲かせます。果実は球形の核果で、熟すと黄褐色になります。ある時期の葉を揉んだり、実を潰したりすると独特の臭気がします。その名の由来となった物ですが、この写真のようになれば臭うこともありません。鳥が実を啄んでいるところを観察したことは無いのですが、ヒヨドリの糞からヘクソカズラの種子が見つかるそうです。いつか鳥が啄んでいるところを見てみたいですね。1月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング枯れ残って・・・
トキリマメ[吐切豆](マメ科)12月の頭にはまだ緑の葉を確認できたトキリマメ、周囲はすっかり冬枯れですが、まだ黒い豆と赤い果皮を確認できました。ただ果皮の方は色褪せてきて、干からび始めているようにも見えますね。このトキリマメはモミジイチゴの枝に絡みついていました。鋭い棘と赤い冬芽が確認できます。モミジイチゴの花が咲く頃には、トキリマメも姿を消していますかね。出来ればその姿を見てみたいです。今日は31日、初晦日と言うそうです。今年も1ヶ月が過ぎてしまいました。私は定年前に転職し、2月から新しい職場で働き始めます。今までとは全く違う仕事内容なので不安もありますが、新たなスタートにワクワクする気持ちも大きいです。ブログの更新が今までのように行かなくなるかもしれませんが、今後ともお付き合いの程よろしくお願い致しま...冬枯れの中に・・・
ホオジロ[頬白](ホオジロ科)見晴らしの良い丘の上を歩いていると、時折鳥の鳴き声が聞こえてくることに気付きました。鳴き声の主を探していると近くの茂みから2羽の鳥が飛び出しました。近くに止まったその姿はホオジロですが、枝を渡り歩いて遠くへ行ってしまいます。すると茂みからまだ鳴声が聞こえてきたので、息を潜めて探していると茂みの中にいるホオジロの姿を捉えることが出来ました。この茂み近くには数羽のホオジロがいたようです。餌でも探していたのでしょうかね。綺麗な声でさえずりますが、その声を聞くことが出来るのはもう少し先のようです。1月中旬横浜市内にて風景・自然ランキングかくれんぼか・・・
アオサギ[蒼鷺](サギ科)川沿いの道を歩いていると一羽のアオサギが太陽を背に佇んでいました。お腹は満たされているのでしょうか。川の方は見向きもせずにただ立っていました。川幅はそれほど広くありませんが、カメラを向けても逃げるそぶりは見せません。私のことを気にしているかはっきりしませんが、なんとなく気になっているようにも思えました。コンクリートと鉄の板に囲まれた岸、辛うじて川底はコンクリートではありませんが、このような川にも魚がいて鳥たちがそれを求めてやってきます。この川沿いを歩いている間に3回カワセミの姿も認めましたが、飛ぶ宝石とも呼ばれるこの鳥を近所で見ることが出来るのは嬉しいことですね。1月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング気付かぬふりか・・・
横浜みなとみらいのシンボル、ランドマークタワーと帆船日本丸です。港、横浜らしい風景でしょうか。ランドマークタワーは今から32年ほど前に開業しましたが、それまでは横浜といえばマリンタワーと氷川丸がシンボルだったと思います(あくまで個人的意見ですが)。私は港から10kmほど離れた丘陵地で生まれ育ちましたが、山下公園周辺の風景は故郷の風景だと思っています。自宅周辺は緑に囲まれていて、港の風景とはかけ離れていましたが、大晦日には港の船がならす汽笛も聞こえたりしました。今、その緑は確実に減っていて寂しい限りです。何をすれば良いのかわかりませんが、ただ思っているだけでは何も変らないですね。1月上旬横浜市内にて風景・自然ランキングシンボルとして・・・
ソシンロウバイ[素心蝋梅](ロウバイ科)1月のある日、この花の香りを楽しみたくて出掛けてみました。咲き始めて間もなかったようで、蕾の数の方が多かったです。良く晴れた日の青空をバックに、この花色がとても映えますね。肝心の香りも楽しめました。もう少し咲き進めば、離れたところからもこの香りを楽しむことが出来るでしょう。ちょうど今がその頃かもしれません。朝晩は冷え込みますが、日中はこの季節にしては暖かさを感じる日々が続きます。暖かなことは助かりますが、寒い季節は寒くないとこの先が心配にもなりますね。1月上旬大和市内にて風景・自然ランキング春、感じて・・・
キダチアロエ[木立蘆薈](ワスレグサ科)アフリカ南部原産の多年草、白浜では民家の軒先や道路脇に自生しています。毎年11月下旬から翌年1月の初旬まで、白浜海岸のアロエの里ではアロエの花祭りを開催しています。この花は伊豆急下田駅前のロータリーに咲いていたものです。アロエの葉汁は、苦味健胃薬として用いられます。量を増やすと緩下作用が現れ下剤として用いることもあります。生の葉は火傷の治療にも用いられていますね。子供の頃、母がアロエの軟膏を常備していて、何かあるとすぐに塗られたことを思い出します。1月上旬下田市内にて風景・自然ランキング花盛り・・・
白浜海岸にある大明神岩に立つ鳥居に朝日が昇ります。この日は利島のやや左側から日の出が見えました。海上には光の道も見えて厳かな雰囲気が増しました。心新たにこの一年を歩んでいきたいと思います。1月上旬下田市内にて風景・自然ランキングご来光・・・
ツルソバ[蔓蕎麦](タデ科)海岸近くの岩場などでツルソバの花が咲いていました。以前、城ヶ崎に行ったときもたくさん咲いていたことを思い出しました。あまり目立つ花ではありませんが、花の少ないこの季節に貴重な存在ですね。思わず撮ってしまいました。花期が長いので、同じ株で実の姿を観察することも出来ました。この実はソバとして利用することは無いそうですが、サラダなどに和えて食することが出来るそうです。その他にも新芽や茎も食用とするそうです。家の近所にあったら挑戦したい気もしますが、残念ながらその願いは叶えられそうにありません。1月上旬下田市内にて風景・自然ランキング花も実も・・・
正月休みに家族で伊豆下田へ行ってきました。踊り子号に乗ってみたくて行ったのです。到着後、昼食をとってから訪れたのは白浜神社です。三が日を過ぎていたので、参拝客はそれほど多くありませんでした。海岸近くの森に囲まれていて、樹齢2000年を超えると言われているご神木の「薬師の柏槇」いう古木にも出会うことができました。神聖な空気に触れ、気持ちも安らかになりました。1月上旬下田市内にて風景・自然ランキング厳かな・・・
クリハラリス(タイワンリス[台湾栗鼠])(リス科)このブログを始めた頃、この場所で初めてリスの姿を見たときは本当に興奮しました。でもそれがタイワンリスだと知ったとき、少し残念な気持ちになったことを覚えています。その頃に比べると、確実にこのリスと出会う機会は増えました。姿は見えなくても林の中でやかましいくらいの鳴き声を聞くことも珍しくありません。ここ横浜でも個体数の増加と生息範囲が拡大が認められています。特定外来生物に指定されていて、捕獲による駆除の対象となりますが、”捕獲するのはかわいそう””リスたちには罪は無い”等の意見もあります。でも樹皮の剥離による樹木枯死、果樹被害、野鳥の卵を捕食する、電線を囓るなどの被害が出ています。野生生物との共生は様々な意見もあって難しい問題でもありますが、いなかった(無かっ...勢力拡大中・・・
シジュウカラ[四十雀](シジュウカラ科)道端の茂みで、賑やかにさえずり合っていたのはシジュウカラでした。私が近付くと奥の方に飛んでいきましたが、数羽はまだ近くに留まっています。そのうちの一羽が枯れ草の茎をしきりにつついていました。何か虫でもいるのでしょうかね。そのさなか、カメラを向けていたら偶然にもカメラ目線になりました。相手も私のことが気になるのでしょうね。シジュウカラにどう見られていたのか気になります。12月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング目が合って・・・
アオジ[青鵐](ホオジロ科)林縁に道を歩いていると一羽のアオジが落ち葉をひっくり返していました。これは雄ですかね。私が近くを通ると少しの間近くの茂みに隠れましたが、すぐに出てきて同じ事を繰り返します。よく見ると小さな実らしき物を嘴にくわえていたようです。よほど美味しい物が落ちていたのでしょうかね。警戒心の強い鳥だと思いますが、私がカメラを向けていてもかまわずに同じ動きを繰り返していました。餌の少ないこの季節、鳥たちも必死なのでしょうね。12月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング食事中・・・
コゲラ[小啄木鳥](キツツキ科)人気の無い林を歩いていると、何処からか木をつつく音が聞こえてきました。音の主を探すと木の幹に一羽のコゲラを見つけました。忙しそうに幹を回りながら登っていきます。私が見ている間は餌を捕らえていなかったと思いますが、何か獲物にありつけたのか気になりますね。この季節は、空気が澄んでいるからか鳥たちの声がよく響きます。木の葉も落ちていて、林の中も見渡しやすいので鳥たちの姿も見つけやすいですね。まあ、その姿をうまく撮るのは別の話ですが・・・。12月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング音を頼りに・・・
ナギイカダ[梛筏](キジカクシ科)このブログを始めた頃に出会ったナギイカダ、久し振りに赤い実を見ることが出来ました。このナギイカダは道路と畑の際に植えられています。出会った当時は畑も広くナギイカダもたくさん植えられていましたが、今ではそのほとんどが宅地となり、わずかに残った畑の際にこのナギイカダが残っていたのです。葉のように見えるのは仮葉枝で、葉のように見えますが枝の位置にあり、どちらの性質も併せ持った器官だそうです。先は針のように尖っていて、触ると結構痛いです。花期はちょうど今頃なので、小さな花を観察しに行きたいと思っています。12月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング赤い実が乗る・・・
キチジョウソウ[吉祥草](キジカクシ科)林縁でキチジョウソウと出会いました。辛うじて花が咲いていましたが、どの花も萎れ始めていたのは残念です。すぐ近くには赤い実の姿を見ることが出来ました。この赤い実は昨年咲いた花から生ったものですね。今日は成人の日、こちらは良く晴れて富士山も綺麗に見えました。大人の仲間入りをした皆さんに、幸多い未来が来ることを願います。12月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング花も実も・・・
アオツヅラフジ[青葛藤](ツヅラフジ科)本州~沖縄の山野や道端に見られる、雌雄異株の落葉つる性木本。葉は有柄で、卵形から広卵形で先は鈍く全縁または浅く3裂します。7~8月、枝先や葉腋から円形花序を出し、黄白色の小花を咲かせます。雄蕊は離生し、雌蕊、雄蕊とも3~6本です。果実は液果で、果皮の表面は白い粉を吹いているように見えます。種子を取り出して観察したことがありますが、U字型の皺があって、その形はアンモナイトにも例えられます。以前にも載せましたが、茎や根を「木防已(モクボウイ)」といって、利尿、鎮痛、解熱、緩下薬に用います。果実を干して煎じたり、生のまま絞った汁を飲んでも効果があるそうです。身近な薬草、この辺りではよく目にすることが出来ます。12月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング冬枯れの中で・・・
フユイチゴ[冬苺](バラ科)林縁の茂みでフユイチゴの赤い実と出会いました。ここは続けてフユイチゴを観察しているところです。以前に比べると林の奥の方まで広がっていて、フユイチゴは増えてきているようです。この赤い実、いつもは一つ味見をするのですが、今回は茂みの奥にあったので無理して採ることはしませんでした。フユイチゴの花を10年以上見ていません。実のなる季節は歩くことが多いのですが、花の咲く時期に歩く機会が少ないのでしょう。今年は久し振りに花の観察もしてみたいですね。12月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング今年の出来は・・・
新しい年が明けました。と言っても今日は7日です。年明けはゆっくりと過ごせたおかげで、少し太ったかもしれません。昨年は異常な高温を記録したようですが、この一年は恙なく過ごせることを願います。2025年1月風景・自然ランキング迎春2025年・・・
ユーカリ[有加利](フトモモ科)日当たりの良い丘の一角で、ユーカリの花が咲いていました。横浜では金沢動物園でコアラを飼育していて、市内の農家と協力してコアラの餌となるユーカリを栽培しているのです。ここはいくつかある栽培場の一つなのです。このブログを始めて間もない頃にユーカリがあることを知ったのですが、花の咲く姿を見たのは初めてです。この季節に咲く花は昆虫たちにも貴重な存在です。この日もハエの仲間が何匹も花に集まっていました。2024年も今日で終わりです。新たな年に新たな挑戦をして、楽しく1年を過ごしていきたいと願っております。今年もお付き合い頂きありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。12月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング冬に咲いて・・・
イソギク[磯菊](キク科)千葉~愛知県の海岸沿いの崖地などに生える多年草。葉は茎の先に密生し、基部は楔形、葉先は鈍頭で縁は羽状に浅く裂けます。葉裏には白い毛が密生します。10~11月、茎先に黄色の筒状花の集まった頭花を散房状につけます。稚児ヶ淵から石段を上がる途中、通路の脇にある岩場でイソギクの花が咲いていました。あとから歩いてくる方に気を付けながらしゃがみ込んで撮ってみました。ここにイソギクが生えていることに今まで気付きませんでした。せっかく咲いていた花なのに、ピントが合っていません。最近視力が落ちたのか、乱視が進んだのかわからないのですが、このような写真が多くなってきました。確認をきちんとしながらとらないといけませんね。12月中旬藤沢市内にて風景・自然ランキング岩場で咲いて・・・
この日は良く晴れて、波も穏やかな日でした。稚児ヶ淵から見る海の沖には伊豆大島の姿も見ることが出来ました。こうして見ると近くに見えますが、私はまだ訪れたことがありません。いつかゆっくりと船で行ってみたいです。こんな天気なら船の揺れも少なくて、船酔いの心配も無いでしょうかね。船酔いをした記憶は一度あるだけです。高校生の頃、父の故郷の大船渡でかっこという小舟で伯父と一緒に港の外に出たときです。波とうねりに揺られるがまま、船から下りて伯父の家の座敷に横になっていてもしばらくの間、身体が揺れているように感じていました。今となっては懐かしい思い出です。12月中旬藤沢市内にて風景・自然ランキング沖に浮かぶ・・・
稚児ヶ淵から西の方を見ていると、海沿いの建物が不思議な感じに見えました。鏡像のようにも建物が伸びているようにも思えます。これは蜃気楼の一種、浮島現象でしょうかね。この季節、ここに来ると見ることが多いです。沖で漁をしている漁船も海面から浮いて見えますね。これも浮島現象だと思います。岩場に打ち寄せる波の音を聞きながら、海を眺めてぼんやりと過ごす時間が楽しかったです。12月中旬藤沢市内にて風景・自然ランキング蜃気楼2・・・
トビ[鳶](タカ科)海岸に行くと上空をトビが気持ち良さげに飛んでいます。実際トビは上昇気流を捉えるのに必死なのかもしれませんが、そう見えますよね。私は港から8kmほど内陸に入ったところで生まれ育ったのですが、子供の頃は家の上をトビが何羽も飛んでいました。横浜駅の近くにある崖の上でもその姿を見ることは普通でしたが、最近は見ることがありません。海岸近くの方が餌にありつけるのですかね。縁側に寝転んでトビの鳴き声を聞くのも好きでしたが、あの時に戻りたくなることもあります。12月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング監視中か・・・
トベラ[扉](トベラ科)東北南部~沖縄の海岸の樹林や岩場に生える雌雄異株の常緑低木~小高木。葉は革質で、普通中央よりもかなり上部でもっとも幅が広いです。葉の先は尖らず、枝先に集まって付き、葉の縁は裏側に巻く傾向が強いです。4~6月、咲き始めは乳白色で、のちに淡黄色となる花を咲かせます。果実は黒褐色に熟すと3裂し、透明な粘液質の物質に包まれた赤褐色の種子が飛び出します。久し振りに相模湾にある有名な島まで行ってきました。海岸沿いを歩いてその島まで行く途中で出会ったトベラです。赤褐色の種子がたくさんありましたが、触るとベタベタしてしまうので今回は触らずに見るだけにしました。乾燥に強いので、公園樹や道路の緑化帯などにもよく植えられていますので、目にする機会もよくあります。枝葉を寄生性の皮膚病に用いることもあったそ...実りの季節に・・・
ガビチョウ[画眉鳥](チメドリ科)林縁を歩いていると、茂みの奥から鳥の鳴き声が聞こえてきました。立ち止まってみると何やら音がしています。茂みの中をのぞき込むとガビチョウが数羽いて、林の奥から流れてくる小さな川で水浴びをしていました。忙しく入れ替わって水浴びをしています。なんとか撮った1枚がこの写真です。手前の笹の葉などが邪魔をして、ピントをうまく合わせることが出来ませんでした。この辺りでガビチョウを見かける機会が、このブログを始めた頃よりも確実に増えていると思います。綺麗な鳴き声ですが、うるさく感じる人もいるようです。感じ方は人それぞれですね。12月上旬横浜市内にて風景・自然ランキングここでも・・・
アオジ[青鵐](ホオジロ科)葦原の脇を歩いていると水たまりに一羽のアオジが出てきました。その瞬間、私と目が合いお互いに固まったようになりました。すぐに葦の茂みに隠れてしまうかと思いましたが、アオジは動かないままです。私はそっとカメラを構えました。その直後、いきなり水浴びを始めたアオジを撮ることが出来ました。夢中になってシャッターを切りましたが、相変わらずブレブレの写真です。このアオジは雌ですかね。私の視線よりも水浴びをしたい気持ちが勝っていたようです。面白い場面に出会うことができました。今日は冬至ですね。これから柚子湯に入るつもりですが、アオジたちは柚子湯には入らないでしょう。冷たい水で水浴びをして、禊ぎをしているように見えなくもないですね。12月上旬横浜市内にて19年前の今日、このブログを始めました。「...身だしなみ・・・
カラタチバナ[唐橘](サクラソウ科)茨城県~新潟県以西の本州、四国、九州の丘陵地の林内に生える常緑小低木。葉は先が尖り、長楕円~狭楕円形で互生します。縁は不明瞭な波状の鋸歯があります。葉の表面には光沢があり、両面に普通毛はありません。7~8月、葉腋に小さな白い花を散形状に数個咲かせます。花冠は5深裂し、裂片は反り返ります。果実は核果で、11月頃に赤く熟します。よく行く林の中を歩いていると、視界の隅に赤い実を認めました。マンリョウの実が生っていると思って通り過ぎかけたのですが、少し戻って確認するとマンリョウとは葉の様子が違います。おそらくこれはカラタチバナでしょう。15年ほど前に別の林で、カラタチバナの花が咲く様子とまだ緑色をした果実の様子を観察しましたが、その後そこではカラタチバナは姿を消してしまい、今で...呼ばれて、気付いて・・・
トキリマメ[吐切豆](マメ科)冬枯れの姿を見せつつある林の中で、トキリマメが存在感を示していました。赤い果皮が開裂し、黒い種子が一つずつ左右に分かれてついています。この辺りの林では珍しくない物ですが、毎年この時期になると撮りたくなりますね。長く残っていることも多いトキリマメですが、真冬の姿は果皮が色褪せてきて寂しい感じになります。開裂してすぐに見るのが良いのかもしれません。今日はみぞれ交じりの朝を迎え、ここ横浜でも初雪を記録したようです。明日は今日よりも気温が下がるようで、体調管理には気をつけていかないと行けませんね。12月上旬横浜市内にて風景・自然ランキングいつもの姿を・・・
ムラサキシキブ[紫式部](シソ科)梅雨の頃に花が咲いていたムラサキシキブも、2週間前はたくさんの実をつけていました。花も実も紫色をしていて綺麗ですよね。12月も半ばを過ぎて、ムラサキシキブの実も鳥たちのお腹を満たしたことでしょう。こんな小さな実ですが、野鳥にはご馳走なのでしょうね。大河ドラマの「光る君へ」も、先日最終回を迎えました。平安時代のことはあまり知らなかったので、ドラマをきっかけに調べて知ることも多かったです。この実の色合いから紫式部を連想するということでこの名がついたそうですが、こちらのムラサキシキブは、来年もまた花を咲かせてくれるでしょう。12月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング大河も終わって・・・
ゲンノショウコ[現の証拠](フウロソウ科)9月に花の咲く姿を観察したゲンノショウコ、今はもう種子を弾き飛ばした後の姿でした。くるっと巻いた先端に種子が入っていました。果皮が弾ける力を利用して種子を弾き飛ばすのですね。弾ける直前の果実に刺激を加えると、種子を弾き飛ばす姿を見ることが出来ます。残念ながら今年もその季節を逃してしまいました。今日も良く晴れました。気温もこの平年並みになってきたようです。今年も残り半月を過ぎましたね。12月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング弾けた後の・・・
オケラ[朮](キク科)10月に花を観察したオケラ、その後の姿を見に行ってきました。果実の姿が見られるのでは無いかと期待していましたが、その姿を見ることは出来ず、魚の骨のように見える苞葉だけが残っていました。これは雄株だったのですかね。10年ほど前に果実を観察したオケラは、もう見ることが出来ません。林床が荒れてしまい、姿を消してしまったようです。またどこかでオケラの果実を見たいですね。12月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング小骨のような・・・
カシワバハグマ[柏葉白熊](キク科)10月に花を観察したカシワバハグマも、このような姿になっていました。花が終わり枯れたようにも見えますが、総苞片の頭から白い冠毛が姿を見せ始めています。鱗状に重なり合った総苞片は、果実が熟すと平開してこの冠毛も綿毛のような姿に開きます。そんな姿を見たかったのですが、果実は未熟で時期が早かったようです。緑の少なくなった林床でカシワバハグマも目立たずに、すぐに見つけることが出来ませんでした。冠毛が開いていれば、もう少しわかりやすかったかもしれませんね。12月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング未熟な姿の・・・
ベニバナボロギク[紅花襤褸菊](キク科)道端でベニバナボロギクが花を咲かせていました。筒状花からなる頭花をうなだれたように咲かせています。いつ見ても水分が足りていないのかなと思ってしまいます。7年前に灌木が伐採された林の斜面で、ベニバナボロギクの群生を観察しましたが、今その場所でこの花を見ることはありません。群落を数年形成した後に、次第に消えてしまうようです。この場所で、ベニバナボロギクの群生を見た記憶はありませんが、そのうちここでもこの花を見ることは無くなるのでしょうかね。アフリカ原産のこの花ですが、日本にしっかりと根付いているんですね。12月上旬横浜市内にて風景・自然ランキングボロはまとわず・・・
ツワブキ[石蕗](キク科)林縁の斜面で、ツワブキが花の盛りを迎えていました。柔らかな陽射しに照らされて、どの花も輝いて見えました。こんなにたくさん咲いていると、どの花を撮って良いのか迷います。結局いつものような写真になってしまいました。それにしてもこのところ晴れの日が続いています。ここ横浜では、12日間連続で雨も降っていないようです。晴れていると散策に行く意欲もわきますね。良い気分転換になっています。12月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング花の盛りに・・・ツワブキ
ツクバトリカブト[筑波鳥兜](キンポウゲ科)10月に花を観察したツクバトリカブトの株は、今回確認できませんでしたが、近くで花の咲き終えた株に出会うことができました。萼片は全て落ち、3個の雌しべが残っています。これはもう若い果実と言って良いのでしょうか。まだ白い花柱も目立ちますね。すぐ近くには、まだ花の咲いている株もありました。横に倒れるように伸びた茎を、誰かが落ちた木の枝で支えを作ってくれたようです。緑の褪せてきた林縁で見た花は、どこか寂しげに見えましたが、花を訪れていたホソヒラタアブを見つけて少し心が温まりました。12月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング花が終わって・・・
カワセミ[翡翠](カワセミ科)池の畔を歩いていると一羽のカワセミが、刈られた葦の茎に止まっていることに気付きました。カメラを構えて撮ったこの一枚、立ち止まった私に気付いたのか、なんとなくカメラ目線に見えました。10月に、魚を捕った直後のカワセミを観察したのですが、今回は水に飛び込む瞬間でも見られないかと思って、カメラを構え続けようとした瞬間、カワセミが飛び立ったのです。カワセミは水に飛び込むことは無く、一直線に私に向かってきました。そして、私の目の前で右に方向転換し、池の周囲をぐるっと回るように飛んで左手奥にある茂みの方に飛んで行ってしまいました。本当に一瞬の出来事でした。呆気にとられるというのはこういう感じなのかと思いましたね。ピントを合わす時間も無く、シャッターを押し続けたら、ブレブレですがカワセミの...品定め・・・
函館観光には、ほぼ市電を使いました。これは函館市電の路線図です。1913年(大正2年)に路面電車として走り始め、最盛期には12系統あった路線は現在2系統だけになり、函館どつく前と谷地頭を出た電車は、十字街から同じ線路を走り、湯の川まで行きます。週末の日中はそれぞれ4本ずつ電車は走っていました。これは今回使った1日乗車券です。利用する年月日をスクラッチする方式は初めて見ました。料金は2kmまで210円で、最大260円かかります。3回乗れば元が取れる計算です。ただ、いくつかの店舗で割引などのサービスがあり、2日目の昼食をとった五島軒では、550円のソフトドリンクがサービスとなっていて、もうこれだけで元は取れた感じでした。市電函館バス1日乗車券や市電函館バス2日乗車券、市電24時間乗車券などの他のお得な乗車券は...北海道へ・・・番外編
3日目は、朝から良く晴れていました。この3日間で天気が一番良かったと思います。前日は思ったほど晴れていなかったので、津軽海峡越しの津軽半島などが良く見えるのではと思って、市電に乗って再度立待岬へ行ってきました。前日よりも1時間ほど遅い到着でしたが、太陽が眩しいくらい良く晴れていました。太陽の下にうっすらと見えるのが津軽半島です。左手にうっすら津軽半島が見えています。右手にうっすらと見えるのは松前半島でしょうか。山の上は雪化粧していました。この日も風はありましたが、波は前日より比較的穏やかに見えました。枯れ木越しに函館の市街地を眺めています。ツルウメモドキに似ている赤い実が残っていましたが、草木はほとんど枯れていました。湯の川温泉方面を眺めると、背後には雪化粧をした駒ヶ岳の姿が見えました。昼過ぎにはこの雪も...北海道へ・・・3
2日目は朝早めにホテルを出て、市電に乗って谷地頭まで向かいます。終点谷地頭の電停近くには、この神社の表参道がありますが、日曜日の朝でしたので、人も車もほとんどいませんでした。函館八幡宮は、幾度かの遷座を経てこの地に鎮座されています。この鳥居は、表参道から数えて三つ目でした。左手に見えるのは手水舎です。こちらが本殿です。“現在の社殿は大正4年に竣成したもので「大正式八幡造」の代表作と言われ、社殿の形式は聖帝八棟造りで、聖帝造(日吉造とも言い藤原時代の寝殿造の後方の一間を切り取った形)に、八棟造(権現造とも言い本殿と拝殿とを中殿で連結)を併せた実に森厳にして優雅である。”【北海道神社庁HPより】函館八幡宮でお参りした後に立待岬に行くのですが、神社の前にある道を行くと峠を越えて行けるようなので、その道を選びまし...北海道へ・・・2
10日ほど前の週末に、妻と二人で北海道に行ってきました。朝早い羽田発のエア・ドゥにての旅立ちです。空港からシャトルバスに乗って約20分、着いたのは函館駅です。函館の地を踏んだのは初めてのことです。駅で荷物を預けてまず向かったのは、トラピスチヌ修道院。1898(明治31)年に創立された、日本初の女子観想修道院です。修道女の方々がいらっしゃるので建物の中には入れず、庭園の散策が出来たのです。函館空港近くの高台に立っているので、眺めが良かったです。右手に立待岬があり、沖に見えているのは下北半島でしょうかね。よくわかりません。函館駅に向かう1時間に1本しか無いバスに乗り、湯の川まで来て途中下車。湯倉神社にお参りしました。湯の川温泉の鎮守として、大己貴神と少彦名神の二柱が祭られています。湯の川温泉の町中を少しぶらぶ...北海道へ・・・
エビヅル[海老蔓](ブドウ科)川沿いに広がる農地の脇を歩いていたら、大きな家の木戸にエビヅルが絡みついていました。よく見るとたくさんの実がついています。すべての様子を撮りきれませんでしたが、今まで見たことの無いほどの実りでした。美味しそうに色付いていた実ですが、家の敷地に生えていたので味見することは断念しました。この辺りの農地を耕作している農家さんでしたが、このエビヅルを食べることはあるのでしょうかね。少し気になりました。今日で11月も終わりですね。今年も残すところあと1ヶ月、足早に過ぎ去っていくのでしょうね。11月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング豊作・・・
アツバキミガヨラン[厚葉君が代蘭](リュウゼツラン科)道端のアツバキミガヨランらしき物が、たくさんの花をつけていました。何株もまとまって生えていたので、花の数が凄いですね。属名のユッカ(Yucca)と呼ばれることもありますが、はっきり同定したわけでは無いので、ユッカの花とした方が良いのかもしれません。花を見上げてみました。この時はかろうじて1個の花の蘂が顔を覗かせていました。北米南部が原産地で、花粉を媒介する昆虫が日本にはいないので、基本的には結実しないようです。今年の夏、横浜では道路の中央分離帯に生えていた同じリュウゼツラン科のアオノリュウゼツランの開花が話題になりました。別名をセンチュリープランツといい、100年に1度開花するという意味だそうですが、開花した株は枯れてしまいます。花自体は地味ですが、そ...空に向かって・・・
カントウヨメナ[関東嫁菜](キク科)関東以北の本州の川縁や田の畦などに生える多年草。葉は対生し、披針形~卵状長楕円形で縁に荒い鋸歯があります。7~10月、茎先に径3cm程の白~淡紫色の舌状花と黄色い筒状花からなる頭花を咲かせます。果実はそう果で冠毛はごく短いです。稲刈りの終わった田の畦で、こぢんまりと群れて咲くカントウヨメナの花と出会いました。11月になっても暖かな日が続いていましたが、この日もそんな一日でした。花にはヒメヒラタアブらしきハナアブが訪れていましたが、時折花を移動するくらいで、あまりせわしく動いていなかったです。そろそろ活動期も終わりだったのでしょうかね。今日もよく晴れましたが、風が強い一日でした。夕焼けに浮かぶ富士山も綺麗でした。11月上旬横浜市内にて風景・自然ランキングこれも野菊・・・
ヒヨドリジョウゴ[鵯上戸](ナス科)道端の茂みで、ヒヨドリジョウゴの実と出会いました。ひと月ほど前の撮影ですが、この時は赤く色付き始めた頃でした。ヒヨドリジョウゴの花期は長いので、まだ実を観察することは可能でしょうね。ヒヨドリが実を食べることからこの名がついたとされていますが、ソラニンを含むため有毒です。一部の鳥類や哺乳類の動物は、耐性があるので食べることもあるそうです。赤く熟した実は、青く未熟な実よりも有毒成分が少ないそうです。沢山付いている実、有毒で無ければ味見をしていることでしょう。10月下旬大和市内にて風景・自然ランキング艶々とした実・・・
ノイバラ[野茨](バラ科)北海道西南部~本州、四国、九州の低地~山地に生える落葉低木。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は7~9個、卵形~長楕円形で縁に浅い鋸歯があり、葉裏と葉軸には軟毛があります。托葉は葉柄に沿着し、腺質で細深裂します。5~6月、枝先に総状花序をだし、径約2cmの白色の花を咲かせます。秋には赤く熟した偽果をつけます。池の畔にある茂みにノイバラの実がたくさん生っていました。本当に赤い色をしています。この赤い実を営実といって、下剤として用いたそうですが、作用がとても強いため、民間での使用は避けた方が良いと言われています。一方、エイジツエキスは保湿作用があるため、化粧水などに配合されていることもあります。ただ、ここに写っているノイバラの実を使ってもたいした量は取れないでしょうね。初夏に咲くノイバラ...赤い実、たくさん・・・
ムクロジ[無患子](ムクロジ科)昨年も観察したムクロジに、今年もたくさんの実が生っていました。まだ葉は青く、上の方にあると思われる実の姿ははっきりと確認できませんでした。このムクロジの果皮には、ムクロジサポニン等のサポニン類を多く含みます。サポニンは界面活性作用があり、水と混ぜるとよく泡立つため、以前は天然の洗剤として使われていました。ムクロジの他にエゴの実などもサポニンを含むため同じように洗剤として使われていたそうです。ただ細胞に対しては、この界面活性作用が細胞膜を壊すため毒性を示します。ムクロジの実も誤食すると胃腸障害や下痢を引き起こすこともありますから、むやみに口にすることは避けなければいけません。11月も半ばを過ぎ、このムクロジの葉も色付いている頃でしょうか。来年は花の咲く様子を久し振りに見てみた...有毒とも・・・
ミゾソバ[溝蕎麦](タデ科)前回載せたミゾソバとは別の所で観察したものです。ここでは白っぽい花と紅色の花が混ざって咲いています。そのミゾソバの花には、アシブトハナアブが来ていました。これは雌でしょうかね。雄雌の区別がはっきりわかりません。花の蜜や花粉を餌とするそうですが、今はどちらを味見中でしょうかね。撮影は10月の終わりですが、そろそろアシブトハナアブの活動期も終わる頃でしょうか。急にこの季節らしい気温となりましたが、暑い秋に慣れた身体には堪えます。10月下旬大和市内にて風景・自然ランキング稼ぎ時・・・
ニホンミツバチ[日本蜜蜂](ミツバチ科)国道下の擁壁の脇を歩いていたら、ニホンミツバチが飛び回っていることに気付きました。立ち止まってみるとキイロスズメバチがミツバチたちを襲おうとしているのか周囲を飛び回っていました。この写真ではわかりませんが、ミツバチたちは固まっていて、スズメバチが近付くと一斉に小さな身体を震わせます。写真には写っていませんが、この上の方にある排水管にミツバチの巣があるのです。目まぐるしく巣を出入りするミツバチもいて、スズメバチからの攻撃を皆の力で食い止めようとしていました。しばらく眺めていましたが、スズメバチも諦めが悪く、何度も何度もミツバチに攻撃をしていました。両者の攻防、お互いに引くことは出来ませんね。10月下旬大和市内にて風景・自然ランキング食い止めろ・・・
アキアカネ[秋茜](トンボ科)川沿いのフェンスの上で、アキアカネが休んでいました。この日は風も強くなく穏やかな日でしたが、日光浴でもしていたのでしょうか、私がカメラを向けても動く気配はありませんでした。雄なのか雌なのか、私には判断できませんが、雄ならば縄張りを見張っているんでしょうか。11月も半ばとなり、アキアカネの活動もそろそろ終わる頃でしょうかね。10月下旬大和市内にて風景・自然ランキング休憩中・・・
クサギ[臭木](シソ科)今年は花を撮る機会の無かったクサギが、綺麗な実をつけていました。赤紫色の萼と青紫色の果実の色合いが綺麗ですよね。花は袋状となった萼の中から花冠が伸びてきて咲きます。花後、果実が熟すと萼が開いて、まるで2回目の花が咲いたように思えます。林縁などの目立つところに生えていますので、花や果実の時期は見つけやすいですね。近くの林では、トリカブトの花がまだ咲いていました。花数も多く見応えがありますね。すぐ横にはヤブミョウガが実をつけています。ヤブミョウガはよく目にしますが、トリカブトは数が少ないので面白い組み合わせになりました。10月下旬大和市内にて風景・自然ランキング秋の実・・・クサギ
ヒドリガモ[緋鳥鴨](カモ科)公園の池にヒドリガモの姿を見る季節になりました。冬に日本に渡ってくるカモの仲間、まだその数は少なかったです。岸の近くにも何羽かいたのですが、私がそれに気付かず近付いてしまい、池の中央へ行ってしまいました。とるのは写真だけ、カモたちに害を与えるつもりは無いのですが、この距離感がカモたちにとっては安心できるのでしょうかね。この季節らしからぬ気温も続いていますが、日本の四季が無くなってしまわないか心配になります。10月下旬大和市内にて風景・自然ランキング冬を前に・・・
リンドウ[竜胆](リンドウ科)本州~九州の山地に生える多年草。茎は直立または斜上し、高さ20㎝~100cm。葉は3脈のある卵状披針形で、基部は茎を抱きます。9~11月、茎先や上部の葉腋に、長さ4~5cmの紫色の釣鐘型の花を咲かせます。花冠は先が5裂し、裂片間にはさらに副片があります。十数年ぶりに近くの林でリンドウと出会うことができました。この日は薄曇りだった為か、花は開いていませんでした。以前出会った時も花は開いていなかったので、開いているリンドウの花を見てみたかったですね。以前観察した場所で、その後リンドウを見ることがありません。消えてしまったのでしょうか。ここでは、保護されているようで、数株のリンドウがありました。リンドウの咲く林、この辺りでは貴重な場所といえるでしょう。10月下旬大和市内にて風景・自...咲く花を・・・
タンキリマメ[痰切豆](マメ科)関東以西の本州、四国、九州の低地の荒れ地や日当たりの良い草地、林縁などに生えるつる性の多年草。葉はやや厚く3小葉からなり、小葉は倒卵形で円頭、葉の中央より先寄りで最も葉幅が広いです。全体的に毛が多く、葉は両面とも縁に毛があります。7~10月、葉腋に総状花序をつけ、淡黄色の花を咲かせます。果実は豆果で密につき、赤く熟します。何度も歩いたことのある道端で、タンキリマメと出会うことができました。今までこの辺りで出会う赤く色付いている豆果は、トキリマメだけだと思っていました。この日、妻と二人で散歩をしていて赤い実に気付き、近付いたところ葉の様子がトキリマメと違うことに気付きました。初めて観察できたタンキリマメですが、来年は花の咲く様子も観察してみたいです。10月下旬横浜市内にてトキ...似たもの・・・
ガマズミ[莢蒾](ガマズミ科)北海道~本州、四国、九州の身近な山野や雑木林などに生える落葉低木。葉は対生し、倒卵形~円形。鋸歯はあまり尖らず波状で、葉の両面に毛があり、葉柄や若い枝にも毛が多いのが特徴です。5~6月、本年枝の枝先に散房花序をだし、小さな白い花をたくさん咲かせます。果実は核果で、9~10月頃に赤く熟します。林縁でガマズミが、赤い実をたくさんつけていました。今年は豊作だったのでしょうか。枝が実の重さでしな垂れているようにも見えます。ガマズミの実には、ガマズミミケフシという虫こぶがついていることがあります。実を採取するときには、混ざらないように注意しないといけませんね。ヤマコウバシ[山香](クスノキ科)関東~九州の山地に生える雌雄異株の落葉低木。葉は互生し、葉柄が5mm以下と短く、冬でも枯れ葉が...赤い実、黒い実・・・
ユウガギク「柚香菊」(キク科)道端の草むらで、ユウガギクが群れ咲く姿と出会いました。一面に咲く花、なかなか見応えがあります。よく見ると舌状花を落としたものも見ることができます。花の盛りをやや過ぎていたのかもしれません。花を揉むと柚の香りがすると言われています。いつか確認したいのですが、綺麗に咲く花を摘んで試すことはためらいがあります。これだけ咲いていれば一つくらい、という気持ちもありますが、今年も確認することはしませんでした。10月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング野菊の花・・・
ヤブマメ[藪豆](マメ科)関東地方以西の本州、四国、九州の林などに生えるつる性の1年草。茎は細長く伸び、葉柄や花軸とともに下向きの毛があります。葉は3小葉で、小葉は広卵形で両面に毛があります。9~10月、葉脇から総状花序を出し、淡紫色の蝶形花をつけます。旗弁は紫色、翼弁と竜骨弁は白色に近いです。また、この花の他に地上部と地下に閉鎖花を付けます。果実は豆果で、ほとんど閉鎖花からできます。地下には1種子の豆果を付け、この種子が一番大きいそうです。ヤブマメの花が、林縁の草むらで咲いていました。この花、小さいですが綺麗な色合いですよね。秋の七草にあげられるクズの花も素敵ですが、ヤブマメの花もまた別の雰囲気があり、毎年見たくなる花の一つです。10月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング秋に見る花・・・ヤブマメ
ミゾソバ[溝蕎麦](タデ科)田の畦や水辺などに生える1年草。茎には下向きの刺があり、下部は地表を這い、節から根を出して、上部は立ち上がり群落を作ります。葉は卵状ほこ形で、基部は耳状に張り出します。7~10月、枝先に頭状の花穂を出し、小花は上部が淡紅色、下部が白色の5裂する萼からなります。水辺の草むらで、ミゾソバの花と出会うことができました。花色は変化が多いですが、ここでは紅色が強めの花でした。以前にも載せましたが、地表を這う茎から枝分かれして、地中に潜った茎の先に閉鎖花を付けるそうです。目に触れることの無い花でも繁殖する力も持っているんですね。シャクチリソバ[赤地利蕎麦](タデ科)少し離れた水辺では、シャクチリソバの花が咲き始めたところでした。昨年もこの花を観察した所です。その時は、シジミチョウが訪れてい...ソバの仲間か・・・
シュロソウ[棕櫚草](シュロソウ科)北海道~本州の山地の草地に生える多年草。多くの葉は茎の下部につき、茎の基部にシュロ毛様の繊維があります。6~9月、50~100cm程の花茎を斜上に伸ばし、暗紫褐色の花を多く付けます。花被片は6枚で楕円形状です。10~15mmの楕円形のさく果をつけます。3年ぶりにシュロソウの花と出会えました。この林では何カ所かで観察できますが、私が初めてこの花を見たのは17年ほど前で別の林でした。いろいろな場所で観察できるのが理想ですが、その林自体も少なくなってきていますね。今日から11月、今年も残り2ヶ月となりましたね。明日からの連休は、特に予定もありません。10月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング花盛り、かな・・・
カシワバハグマ[柏葉白熊](キク科)本州、四国、九州の山地の木陰などに生える多年草。茎は枝分かれせず高さ30~80cm。葉は茎の中央部に集まって互生し、下部の葉ほど葉柄は長く、葉柄の基部は赤味を帯びます。9~11月、長い穂状花序を出し、10個ほどの頭花をつけます。頭花は筒状花からなり、花冠は白色で先が5深裂し、不規則に巻きます。よく歩く林で、カシワバハグマの花と出会うことができました。ここでこの花を見たのは初めてです。何度も歩いているのに、今まで気付くことができませんでした。よく似た花をつけるコウヤボウキとは同属で、この林ではよく目にします。カシワバハグマの花との出会いは嬉しいものでした。この後の様子も観察したいと思います。今日で10月も終わり、この季節らしい気候になってほしいものです。10月中旬横浜市内...花期に出会って・・・カシワバハグマ
「ブログリーダー」を活用して、YAKUMAさんをフォローしませんか?
ヤシャブシ[夜叉五倍子](カバノキ科)福島県以南の本州太平洋側~四国、九州の山地に生える雌雄異花の落葉小高木。枝はよく分枝し、葉は互生。葉身は狭卵形で縁には細かい重鋸歯があります。3月、葉の展開に先立って、花を咲かせます。雄花序は無柄で枝先に数個つきます。雄花より下の葉腋から雌花序が出ます。雄花序は開花すると下垂し、雌花序は斜上します。果実は球果で、花期にも前年の果実が残ります。よく歩く林でヤシャブシの花が咲いていました。花期に歩いたのは初めてかもしれません。雌花も雄花も咲いていて、この写真には写せませんでしたが、別の枝には果実もたくさん残っていました。美しいと言われる花ではありませんが、存在感はありましたね。若い果実を夜叉に見立て、また果実にはタンニンが含まれていることからこの名が付いたそうです。夜叉と...花の季節に・・・ヤシャブシ
シュンラン[春蘭](ラン科)乾燥した落葉樹林に生える多年草、葉は縁のざらつく線形で、2列に扇状に広がります。3~4月、白色で紅赤色の斑点がある花を咲かせます。外側の3枚は萼片で、内側の3枚が花弁です。上2枚が側花弁、下の1枚が唇弁です。20年近く前から観察しているシュンランは、2月の終わりに見ましたが花の季節に見に行けませんでした。この花は別の場所で今年新たに出会えたのです。シュンランも生息できる場所が減ってきています。この環境が今後も残ってくれることを願います。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング新たな場所でも・・・
イカリソウ[碇草](メギ科)山地や林に生える多年草。葉は2~3回3出複葉で、小葉は歪んだ卵形になり、基部は心形になります。葉の裏面には開出毛があり、縁に刺毛があります。3~6月、茎先に紅紫色~白色の花を咲かせます。この場所は、カタクリなどが咲いていた所のすぐ近くです。落ち葉などに隠れて何度か歩いても気付きませんでした。やはり保護されている所なので近くに行ってみることが出来ないのです。以前にも載せましたが、地上部を「淫羊藿(インヨウカク)」と言って、強壮・強精に用られ、あの養命酒にも配合されている薬用植物です。主成分のイカリインには、かなり弱いようですがED治療薬のシルデナフィルと同様の作用があることがわかっています。その存在も薬効も貴重な物のようです。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング薬としては・・・
カタクリ[片栗](ユリ科)落葉樹林内に生える多年草。葉は根生状で全縁。3~5月、花被片が反り返る淡紫色の花を下向きに咲かせます。ここはカタクリを保護している所です。その区域外にも葉が生えていたのは嬉しいことです。私が子供の頃よく遊んだ林には、自生したカタクリがありましたが、林が荒れてその姿を見なくなりました。適度に管理されていないとこの花も生育できないようです。発芽から開花するまで8年ほどはかかるそうですが、このカタクリはどのくらいの年月をこの場所で重ねたのでしょうかね。この先も花の咲く姿を楽しませて欲しいと思います。セツブンソウ[節分草](キンポウゲ科)すぐ近くではセツブンソウが実をつけていました。今年も花の咲く様子を見ることが出来ませんでしたが、こうして実の生る様子を観察できて良かったです。管理された...春の妖精・・・
シャガ[射干](アヤメ科)湿った林などに生える多年草。公園などにも植えられることがありますが、人家の近くの空き地や農地などにも自生します。また古い時代の帰化植物と言われています。葉は光沢のある鮮緑色で、長さ30~60㎝。先は鋭く尖ります。4~5月、花茎は30~60㎝になり、上部で分枝し淡白紫色の花を咲かせます。外花被片の縁は細かく切れ込み、橙色の斑点と黄色の突起があり、淡紫色の斑点が囲みます。道端の草むらで、シャガの群生と出会いました。この日は3月の終わり、ひと株だけ花を咲かせていたのです。この花は、子供の頃に住んでいた家の庭にも咲いていたので親しみがあります。艶やかな姿に惚れてしまったのかもしれません。シャガは3倍体なので種子は作らないそうです。地下茎を伸ばして繁殖し群落を作ります。この場所もそんな所の...花のはしり・・・
クサボケ[草木瓜](バラ科)関東地方以西の本州~九州の日当たりの良い丘陵地などに生える落葉低木。葉は互生し倒卵形で、縁には鋸歯があります。先は尖ったり丸かったり変異があります。4~5月、前年枝の葉腋に橙赤色の花を咲かせます。果実は梨状果で、まだ青味のある夏の終わりごろに採取したものを湯通しして、輪切にして天日で乾燥させたものを「和木瓜(わもっか)」と呼び、滋養強壮、鎮咳去痰、利尿薬として用います。川の土手で咲いていたクサボケの花、この花が咲く環境も減ってきていると思います。コンクリートやアスファルトで覆われている所が多くなると気温が高くなるのも仕方が無いですね。緑のある環境をもっと大切にして欲しいです。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキングオレンジ色の・・・
ノボロギク[野襤褸菊](キク科)道端や空き地、畑などに生えるヨーロッパ原産の1年草。葉は互生し、不規則に羽状に裂けます。5~10月、葉の脇から花柄をだし、筒状花のみからなる黄色の頭花をつけますが、ほぼ1年中花を咲かせています。果樹園のフェンスと歩道のわずかな隙間に、ノボロギクがたくさんの花を咲かせていました。繁殖力が強く、世界中で帰化しているそうですが、この辺りでも目にする機会は多いです。ノボロギクは全草にピロリジジンアルカロイド類を含み、誤食すると肝障害を引き起こし、重篤な場合は死亡することもあります。食べようと思うことは無いと思いますが、家畜やペットにも有毒なので注意が必要な有毒植物となります。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング花盛り・・・ノボロギク
ショカツサイ[諸葛菜](アブラナ科)道端の草むらで、この花も咲き始めました。花の姿はまだ少なく、ようやく咲き始めた状態です。ポツポツ咲いていたどの花も草丈が低くて、なんだか寂しい感じがしました。1週間ほど後、近所の道端では群れて咲く様子を見ることが出来ました。これだけ咲いていると見応えがあります。中国原産の花ですが、今では至る所でこの季節に楽しむことが出来ますね。以前にも載せましたが、この花の呼び名はいろいろとあります。ハナダイコン、ムラサキハナナ、オオアラセイトウ、そしてショカツサイ。どの名で覚えるかは人それぞれでしょうかね。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング春に咲く花・・・
ハナニラ[花韮](ヒガンバナ科)道端などでもこの花が咲き始めました。南米原産の植物ですが、この辺りでは普通に花を見ることが出来ます。植えられていた物が逃げ出して繁殖したのでしょうかね。葉を傷つけるとニラのような臭いがするそうですが、私は試したことがありません。有毒とも言われていますから、ニラと間違えて口にしないように注意した方が良いでしょう。今日で3月も終わり、明日から新年度です。私自身は代り映えしない日々を過ごします。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング帰化して、咲いて・・・
ヒメウズ[姫烏頭](キンポウゲ科)山麓の草地や道端などに生える多年草。高さ15~30cm、茎は繊細で軟毛があります。根生葉は有柄の3出複葉で、小葉は短い柄があり2~3裂し、裂片はさらに2~3裂します。3~5月、茎先に花柄を出し径約5㎜の花をつけます。淡黄色の花弁は筒状に5個付き、萼片はやや紅色を帯びた白色の花弁状です。林縁で咲き始めたヒメウズと出会いました。小さな花を覗くと淡黄色の葯が見えました。雌しべはまだはっきりと見えませんね。烏頭とはトリカブトのことを指し、塊根がトリカブトに似ていて小さいことからこの名が付いたと言われています。トリカブトのように強い毒性は無いようですが、全草にプロトアネモニンを含み、草の汁が皮膚などに付くとかぶれることがある有毒植物になります。最近ヒメウズの小群落をいくつか新たに見...俯いて咲いた・・・
オニシバリ[鬼縛り](ジンチョウゲ科)福島県以西の本州~四国、九州中部以北に生える雌雄異株の落葉小低木。葉は枝先に集まり互生し、質は薄く縁は全縁です。7~9月は葉が落ちているので、ナツボウズという別名で呼ばれることもあります。2~4月、葉腋に黄緑色の花を咲かせます。こちらは雄花だと思います。すぐ近くに咲いていた雌花です。今まで別の所で観察していたオニシバリの雌花は、雄花よりも数が少なかったように思いましたが、ここでは多くの花が一つの株で咲いていました。果実は液果で、5~8月頃に赤く熟します。オニシバリも全株にクマリン誘導体を含み、誤食すると口内炎や胃炎を起こす有毒植物です。花はジンチョウゲと同様に良い香りがするようですが、その香りはあまり強くないそうです。ジンチョウゲの香りは好きなのですが、私はまだオニシ...甘い香りは・・・
ミツマタ[三叉](ジンチョウゲ科)中国中南部原産の落葉低木。葉は質が薄く互生し全縁、葉身は狭長楕円形~披針形で、基部はくさび形です。枝が3分枝するのが特徴で名の由来とも言われています。3~4月、葉の展開に先立って、枝先や葉腋に黄色の花を咲かせます。花弁は無く、先が4裂した萼筒が花弁のように見えます。古くから紙の原料と栽培されて利用されてきましたが、全株(特に果実)にクマリン配糖体が含まれ、樹液が皮膚に付くと皮膚炎を起こすことがあります。また、誤食すると口内炎や胃炎などを起こすことがある有毒植物でもあるようです。近所の庭先などでも咲き始めているジンチョウゲと同様に、花は甘い芳香を放ちます。この時はまだ咲き始めたばかりだったからか、その香りを楽しむことが出来ませんでした。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキン...咲き始めた花・・・ミツマタ
ヒュウガミズキ[日向水木](マンサク科)北陸西部~近畿北部の本州日本海側、高知県に自生する落葉低木。枝は細くよく分枝し、高さ2~3m。葉は互生し卵円形で、縁には鋸歯があります。3~4月、葉の展開に先立って短い穂状花序をだし、淡黄色の花を2~3個付けます。その花弁の先から黄色い葯を見ることが出来ます。この辺りには自生していなく、公園等に植えられている物を見ることが出来ます。毎年のように迷うのですが、よく似たトサミズキは一つの花序に7~10個ほどの花をつけ、葯は暗赤色となります。どちらも花が終わって葉だけの姿になると、注目されることは無いでしょうかね。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング迷い無く・・・
サンシュユ[山茱萸](ミズキ科)中国、朝鮮半島に自生する落葉小高木。庭や公園にもよく植えられています。葉は対生し、長楕円形、全縁で先は鋭頭です。春、葉に先駆けて、散形花序を出し、黄色の4弁花を咲かせます。果実は核果で、秋に赤く熟します。以前にも載せましたが、この果実(偽果)から種子を取り除いて乾燥させたものを「山茱萸」といって、止汗・強壮に用い、漢方薬の八味地黄丸や六味丸に用いられています。黄色い花が咲き始めていたサンシュユ、これも春を感じることの出来る花ですよね。天気の良い日だと黄色の花が輝いていて圧倒されてしまいます。秋の実を観察するのも楽しみです。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング春黄金花・・・
アマナ[甘菜](ユリ科)日当たりの良い草地や田畑などに生える多年草。葉は白緑色の線形で、中央に白脈があります。鱗茎を食用としますが、この鱗茎が甘いことから、この名がついたそうです。3~5月、15~20cmほどの花茎の先に、6個の花被片からなる白色の花を咲かせます。花被片には暗紫色の筋があり、花茎にはふつう苞が2個つきます。久し振りに出会ったアマナの花ですが、花は半開きの状態でした。時折陽射しはありましたが、薄曇りのような空模様だったからでしょうか。この日見つけた花はこれ一つ、他にもいくつか葉は生えていましたが、花の数が少なくて残念でした。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング春を感じて・・・アマナ
アオイスミレ[葵菫](スミレ科)丘陵地や山地の林際に生える多年草。葉は円心形で先は丸く、ふつう地上匐枝を生じます。3~4月、他のスミレに先駆けて花弁の開ききらない感じのやや赤紫色の花を咲かせます。ややぼってりした距や柱頭の先がかぎ状に曲がるのも特徴です。花期の葉は2cm程ですが、花後の葉は5~8cm程になり見た目が変ります。花後の葉を見つけて、こんな所にも生えていたのだと毎年のように思います。この花を見ると、春がやっと来たなと感じます。初めてこの花を見つけた所は、灌木や笹などが生い茂りその姿を見ることが出来なくなりました。人の手が入らなくなると消えてしまう植物も多いのでしょうね。3月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング春を感じて・・・アオイスミレ
オオイタビ[大崖石榴](クワ科)千葉県以西の本州、四国、九州の山地に生える雌雄異株のつる性常緑樹。枝から気根を出し、他物に固着しながら這い上っていきます。葉は互生し、楕円形~広楕円形で先は鈍く尖ります。縁は全縁で裏側に反り返り、基部から三行脈が出ます。側脈は4対あり、主脈から30~40度の角度で分岐します。5~7月、葉腋に1個ずつ花嚢をつけます。イチジクの仲間なので、花は花嚢の中に咲き、イチジクコバチの仲間によって受粉します。果実は集合果で9~11月頃に熟します。カワヅザクラの花を楽しんで昼食をとったあと、海岸沿いに出て少し散歩しました。その道路沿いのアパートにオオイタビの垣根がありました。大きな実がいくつも付いていたので思わずスマホで撮ってきました。果実は甘くて美味しいそうですが食べたことはありません。...垣根の実・・・
カワヅザクラ[河津桜](バラ科)京急電車に乗って三浦海岸駅まで行き、カワヅザクラを見に行ってきました。今年は開花が遅く三浦海岸さくら祭りは、前日の3月9日まで会期が延長されていたようです。肝心のカワヅザクラの花は盛りを少し過ぎたところでしたが、まだまだ花を楽しむことが出来ました。線路沿いの道に沢山のサクラが植えられています。桜の下には菜の花も黄色い花を咲かせていました。会期が終わった直後の月曜日でしたが、かなりの人が桜の花を楽しみながら歩いていました。小松が池の畔にも何本か植えられていましたが、ここの花の方が咲き進んでいたように思います。池の畔で桜を楽しんだあと、ぐるりと歩いて跨線橋に出ます。ここでは京急電車と桜の花を一緒に見ることが出来ましたが、どう撮って良いのかわかりません。にわか鉄オタにはハードルが...桜の花と・・・
カケス[橿鳥](カラス科)林の中を歩いていると、頭上で何かの動く気配がします。見上げてみても見つけられません。しばらく歩くとまた頭上で気配を感じます。もう一度立ち止まって上を見るとようやくその正体を見つけました。木の枝に隠れてしまっていますが、これはカケスですね。カケスの鳴き声は大きくて目立ちますが、この時はとても静かでした。はっきりとした姿が見たくて静かに近付いたつもりですが、サッと飛び立たれてしまいます。ブレブレですがなんとか捉えた一枚です。この時は脚を下にして飛んでいますので、枝から枝へと短距離移動をしているのでしょうかね。綺麗な姿をしている鳥ですが、遙か頭上にいることが多いので、私には撮ることが難しい鳥になります。何羽かいた気配を感じましたが、確認できたのはこの一羽だけでした。2月下旬横浜市内にて...微かな気配を・・・
キブシ[木五倍子](キブシ科)シロバナヒメオドリコソウ[白花姫踊子草](シソ科)ショカツサイ[諸葛菜](アブラナ科)プラムオウトウ[桜桃](バラ科)キランソウ[金瘡小草](シソ科)タチツボスミレ[立坪菫](スミレ科)モミジイチゴ[紅葉苺](バラ科)我が家の花たち更新を怠っているうちに5月になってしまいました。載せられなかった3月に出会った花たちです。3月下旬大和市内にて横浜市内にて風景・自然ランキング春の花たち・・・
今日、横浜では桜の満開宣言が出ました。この桜は木曜日に撮ったものですが、まだ五分咲きといった所でした。桜の花の咲く姿は良いですね。心も晴れやかになる気がします。4月上旬大和市内にて桜咲く・・・
カタクリ[片栗](ユリ科)2年ぶりにこの花と出会うことができました。ここは保護されている所ですが、ポツリポツリと咲いています。自生している所もありますが、昨年は花を見つけることはできませんでした。もっと普通に見られるようになると良いのですが、難しいのでしょうかね。ミツマタ[三叉](ジンチョウゲ科)これは昨年と同じ所で撮ったミツマタの花です。随分前に、箱根の芦ノ湖の近くでミツマタの花の香りに魅せられた思い出があります。とても良い香りでしたが、ここでは香りを感じることができませんでした。サンシュユ[山茱萸](ミズキ科)サンシュユお花も春早く咲く花ですね。この花もいつも見ている所で撮ることができました。春黄金花、たくさん咲いていると見事です。スギナ(ツクシ)[杉菜(土筆)](トクサ科)足元にはツクシも出ていまし...春が来た・・・
フキ[蕗](キク科)探していたフキノトウ、一部傷んでいるのは、雪が降ったせいなのかもしれません。シナマンサク[支那満作](マンサク科)昨年も観察したシナマンサクの花、この時は咲き始めたばかりでした。もう咲き終わってしまいましたかね。オニシバリ[鬼縛り](ジンチョウゲ科)このオニシバリは、私が初めて出会った株です。雄株なので赤い実を見ることはできませんが、たくさんの花が咲いていました。同じ株の花に寄ってみました。オニシバリの花の香り、感じたことが無いのです。こちらは少し離れた所に生えている雌株です。奥の方に柱頭が見えますがわかるでしょうか。周囲の下草が刈られていましたが、オニシバリは生き残っていました。ノシラン[熨斗蘭](キジカクシ科)1月にも観察したノシランの実、紺色に色付いていましたがほとんど地面に...ひと月前の・・・
メジロ[目白](メジロ科)公園に植えられていた紅梅に、一羽のメジロがやってきました。枝をチョコチョコと飛び移りながら花の蜜を吸っているようです。時折周囲を気にするそぶりも見せますが、すぐにまた花の中に嘴を差し込みます。争う相手も折らず、思いのままに花をむさぼっているようです。自在に枝の上から花の蜜を狙います。思いがけず、後ろ姿を撮っていました。お尻の様子を撮ったことはないかもしれません。まだまだ蜜を吸い足りないようです。忙しく花の周りを巡る様子は可愛く微笑ましいですね。ソメイヨシノの開花、月初めの予想より遅れているようです。入学式に今年は間に合いそうですね。2月上旬大和市内にて独り占め・・・
カイツブリ[鳰](カイツブリ科)近所の川にもカイツブリが訪れていました。さかんに潜水を繰り返して、何か美味しいものを食べることができたのでしょうか。気になります。オカヨシガモ[丘葦鴨](カモ科)この川で、時々観察できるオカヨシガモ。4羽で仲良くしていると思ってみていたら、右上の1羽が他の3羽から仲間外れにされているように見えました。近づくと威嚇されるようで、少し離れて行動していました。カモの世界も色々と大変なのでしょうかね。イソシギ[磯鴫](シギ科)この日は、キセキレイを見に行ったのですが、ようやく出会えた1羽には警戒されて逃げられてしまい撮ることができませんでした。代わりという訳ではありませんが、護岸をチョコチョコと歩いていたイソシギを撮ってみました。カワウ[川鵜](ウ科)川下の方から、見事なv字飛行で...川べり散策・・・
ムクドリ[椋鳥](ムクドリ科)川沿いの道を歩いていると、一羽のムクドリが川べりに佇んでいました。立ち止まって見ると、川の中に入り水浴びを始めました。顔も川の中に突っ込んで、バシャバシャしています。何度か川の水に身体を入れて水浴びをしていましたが、表情が気持ち良さげに見えるのは気のせいでしょうか。このあと満足したのか、次に来たムクドリと入れ替るように去っていきました。2月上旬横浜市内にて風景・自然ランキングさっぱりした・・・
コサギ[小鷺](サギ科)川沿いの道を歩いていると、1羽のコサギが飛んできました。ここでは、餌を探すコサギの姿をよく見かけます。下流に向かって餌場を変えるのですかね。この少し前に、1羽のカワウが下流に向かって飛んでいきました。カワウから逃げ惑う魚たちを狙うコサギの姿もよく見かけます。このコサギもカワウを追って飛んでいたのかもしれませんね。何もかもブレブレの写真ですが、私にしては珍しくカメラにおさめることができたので載せてみました。2月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング飛び去って・・・
ツグミ[鶫](ツグミ科)ホトケノザを撮り終えて、歩き始めようとすると、畑の方から2羽のツグミが飛び出してきました。私がカメラを構える前に、1羽はフェンスを越えて畑に戻っていきました。残った1羽がフェンスの隙間から畑に戻ろうとしてジャンプした所です。フェンス越しに覗いてみると、あとから戻ったツグミはまだ近くにいて、畑の隅を見つめています。私を警戒しているのでしょうかね。先に戻った1羽は、こちらに背を向け奥の方に飛び跳ねて去っていきました。縄張り争いでもしていたのでしょうか、2羽の距離感が気になります。2月上旬大和市内にて風景・自然ランキング畑での出会い・・・
ホトケノザ[仏の座](シソ科)日当たりの良い畑の脇で、ホトケノザが花を咲かせていました。道端の一画に少し群れて咲いています。ここには一足早く、春が訪れていたようです。でも、この日は薄曇りで陽射しが弱く、せっかくの花も少し寒々しく見えてしまいました。今日で2月も終わりですね。花粉症の症状が出てきました。2月上旬大和市内にて風景・自然ランキング花畑・・・
ムクノキ[椋木](アサ科)道端のムクノキに、まだ実が残っていました。秋に熟す実は、鳥たちにも大人気です。たくさん熟した実を鳥たちは食べきれなかったのでしょうか。よく見るとまだ青い実がいくつか残っています。表面は干からび始めていて、熟すことなく終わってしまうのでしょうかね。花は小さく目立ちませんが、実の方は冬まで残って、その存在をアピールしています。暫くの間、コメント欄を閉じさせていただきます。2月上旬大和市内にて風景・自然ランキング食べ残し・・・
フクジュソウ[福寿草](キンポウゲ科)北海道~本州、四国、九州の日のよく差し込む落葉樹林の林床などに生える多年草。根茎は肥大し、下部の葉は鞘状で上部の葉は互生し羽状に細かく裂けます。2~4月、茎先に径3~4㎝の黄色花を咲かせます。萼片は数枚で、花弁は萼片より長く20~30枚。日が当たると花が開きます。全草に強心配糖体を含み、誤食すると嘔吐し、酷いと心臓麻痺を起こし、死亡することもあります。新芽をフキノトウと見間違えて、誤食する例があるそうです。畑の脇に咲いていたフクジュソウ、春を感じられます。この道の先には、畑の持ち主の家があるので、庭先に植えられているようなものなのでしょう。近くにフキは見当たらないようでしたが、こういう場所に植えてあると誤食することもあるかもしれませんね。2月上旬横浜市内にて風景・自然...春を感じて・・・
武相境の道に近いこの丘は、子供の頃から訪れている所です。右手に見える大山に右の裾野を隠された富士山は、幼い頃から見慣れている姿なのです。この日は良く晴れていて、丹沢の山々も綺麗に見ることができました。この写真を撮っていたら、年配のご夫婦が近づいてきて「何がいるのですか」と聞かれました。私の前にはススキ野原が広がっていて、野鳥を撮っていると思ったようです。「富士山を撮っていたのです」と答えてその場を離れたのですが、しばらくしてから近くの林の中で、そのご夫婦と再会しました。カメラを三脚に据えて、上の方を見上げるように立っています。邪魔をしないように静かに後ろを通り過ぎ、ご夫婦の視線の先を見上げてみました。そこには1月も終わるというのに、柿の実がまだ残っていたのです。鳥が突いたのでしょうか、食べかけの様に見える...冬の空・・・
シジュウカラ[四十雀](シジュウカラ科)ホオジロと出会った所には、シジュウカラの群れもいたようです。時折聞こえる鳴き声が心地よいです。枯草の中から飛び出してきたシジュウカラ、小枝にとまって何かを探しています。小枝に付いている虫でも探していたのでしょうか。何かをくわえる所でも撮ろうと思ったのですが、その瞬間は訪れませんでした。何を狙っていたかわかりませんが、この季節は餌を探すのもひと苦労でしょうね。生きていくのは大変です。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング何を狙って・・・
ホオジロ[頬白](ホオジロ科)ススキの生える林縁を歩いていると、枯草の中から一羽の鳥が飛び出して近くの枝にとまりました。これはホオジロですかね。身を乗り出して、こちらを気にしているようにも見えますが、やはり警戒されているのでしょうね。春になれば、心地の良い囀りを聞くことができます。今年もまた、その姿を見ることができると良いのですが、思うようにいくかはホオジロ次第ですね。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング気になる様子も・・・
ワルナスビ[悪茄子](ナス科)林縁の草むらで、干からび始めたワルナスビの実と出会いました。私がこのブログを始めた頃、ここにワルナスビは一つもありませんでした。数年前にワルナスビの姿を認めてから、一気にその勢力を広げたようで、それほど広くない所ですが、一面ワルナスビに覆われてしまいました。花の咲く姿は可愛いですが、枯れても残る刺が始末に負えません。果実も有毒なので、これを食べる鳥などもいないのでしょうかね。ワルナスビ、その名の通りの姿です。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング埋め尽くして・・・
ノシラン[熨斗蘭](キジカクシ科)関東以西の本州~四国、九州の沿海地の林内などに生える多年草。葉は常緑で厚く光沢があり、先は鋭頭~先鋭頭になり縁はほぼ平滑でわずかにざらつきます。7~9月、25~75cmの花茎を伸ばし、白色~淡紫色の花を総状に多数咲かせます。種子は楕円形で、濃青色となります。ノシランの花茎は扁平で2稜があるために倒れやすく、このように地面に倒れている姿をよく見かけます。庭園などに植えられることも多く、ここのノシランも自生ではなく、それが逸出したものだと思われます。この場所は、キチジョウソウが自生している所です。赤い実の生る様子を見に行ったら、大きなノシランの株があったのです。ひとつの花茎だけで、これだけ多くの種子を付けるノシラン、キチジョウソウとの違いがはっきりと分かります。ここでもその勢...多数派は・・・
トキリマメ[吐切豆](マメ科)林縁の草藪で、トキリマメを見つけました。葉はすっかり枯れ落ちて、赤い果皮も色褪せてカラカラに乾いています。でも、小さな黒い種子はまだ艶々していました。冬でも残っているトキリマメは、小さ過ぎて鳥たちの餌にはならないのでしょうか。それとも地面に落ちたあと、啄まれる運命なのでしょうか。今年は久しぶりに、花の咲く姿も撮ってみたいです。今日は、昼頃から降り始めた雪が、今も降り続き積もっています。先ほどまで雷もなっていました。ニュースで横浜では4㎝の積雪と言っていましたが、我が家の辺りはその倍くらいは積もっています。雪国の方々からすれば、積もっているうちにはいらないでしょうが、こちらでは大変な騒ぎです。明日の朝、電車が動いているか心配です。早く寝て、早起きをしないといけません。1月下旬横...枯れ残り・・・
モズ[百舌](モズ科)梅林を歩いていると、私の少し前方の地面から一羽の鳥が旅立って、少し離れたウメの枝にとまりました。これはモズですね。地面に降りて餌を探していたのでしょうかね。身体は向こうを向いていますが、顔だけこちらに向けています。警戒しているのでしょうか。もう一歩近づきたくても、その距離を縮めることができません。野鳥と仲良くなりたくても、向こうはそう思っていないのでしょうね。残念です。今日は立春、暦の上では春ですが、今日は寒い一日です。明日から明後日にかけて、この辺りでも雪が積もる予報です。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング警戒中か・・・
カイツブリ[鳰](カイツブリ科)先日、マガモの雌が一羽だけいた池で、この日はカイツブリと出会うことができました。良く晴れていて、水面が輝いて見えます。これはカイツブリが、水中へ潜ろうとしている所です。逆光でよくわかりませんね。浮いてくるのを待って撮った一枚です。波紋の中央から浮かび上がってきたところです。私の目では、カイツブリだとしっかりと確認できましたが、これまた逆光でよくわからない写真となってしまいました。潜水して、何か獲物を捕らえられたのでしょうかね。お腹を満たすほどの生き物たちがいるのか気になります。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング潜って、浮いて・・・