1cm大の大腸ポリープが見つかり、医師の勧めもあり切除することにした。昨日はそのための入院日や手術日を予約するため診察や説明を受けてきた。その結果、入院日...
1cm大の大腸ポリープが見つかり、医師の勧めもあり切除することにした。昨日はそのための入院日や手術日を予約するため診察や説明を受けてきた。その結果、入院日...
職場の健康診断で要精検となり、先日初めて日帰り入院で大腸内視鏡検査を受けた。結果は1㎝大のポリープが見つかった。医師の説明ではガンではないが「取っておい...
こうして記録を残したり、書いていくことにすっかり消極的になってしまった。気力がなくなった、とか、衰えた、とかそのようなことではなく、X(旧Twitter...
ネットやSNSなどがとても煩わしく、これらの媒体で何か文章等を書いていく気力が急速に萎えている。とても〝重症”で自分でも驚いている。ひとまずはこのブログ...
沖縄を初めて訪れたのは昨年六月だから一年をかけて柳広司「南風(まぜ)に乗る」(小学館)をようやく読み終えた。内容がつまらなかった訳ではない、逆に改めて目...
鬱々とした気分がいつまでも続き、晴れることがない。その原因を考えると、これからの時代への希望の無さだし、一方では晴れ間が見えてこない私生活が影響している...
一年前か二年前かも忘れかけているが、初めて訪れた沖縄のことを思う。きっかけは何だっかも失念したが、三上智恵「戦雲(いくさふむ)」(集英社新書)を読み始め...
陸上自衛隊の石垣駐屯地が開設1年を迎える、という。日本の中央から見れば、はるか遠く、沖縄本島からもさらに遠い。防衛省が国土防衛の「南西シフト」最後のピー...
毎日読む新聞や定期的に届く購読誌に目を通していると、心魅かれる文章やテーマなどの記事やエッセー等々に必ず、と言ってよいほど日々出会う。 『図書』(202...
新川明「新南島風土記」(岩波現代文庫)などを読むと、良い意味で「本の質」や「読書の質」などということを痛感する。 一方、逆の意味で今同時に読んでいる長谷...
消え去りつつある社会風俗や性風俗に強い関心があり、新刊「ブルーフィルムの哲学」(NHK出版、吉川孝著)を読み終えた。ブルーフィルムに関して詳細な年代記的...
年末から年始にかけて何冊かの本を読んだ。一年365日常に何らかの本を読むのが生活のリズムになっている。井上荒野の本は以前から関心があったが、特にこの本「...
「…私は基本的に世の中の動きには興味がない。というのも、絶望しているからだ。いつの間にか、市民ではなく国民と呼ばれるようになり、すべてがお国優先で、人は...
柄谷行人「世界史の構造」(岩波現代文庫)を数ヶ月をかけてようやく読み終えた。なかなかに難しい本だったが、数ヶ月をかけて読み上げた、という事実にはそれだけ...
個人的な体験によってデジタル化社会の危険性を痛切に感じ始めた。そんなせいもあってか、堤未果「デジタル・ファシズム」(集英社新書)をさまざまな本と共に読ん...
沖縄滞在3日目に寄った「ぬちまーす製塩ファクトリー」(沖縄県うるま市)周辺の景色や自然、植物などには驚かされた。製塩ファクトリー(工場)と言ってもそれほ...
ツアーで参加した沖縄旅行3日目。ツアーなので沖縄観光の主だった観光地を連日経巡っているが、本日午後はフリータイムの時間帯だったので、雨の中、当初から予定...
初めての沖縄の旅には大江健三郎「沖縄ノート」と柳広司「南風(まぜ)に乗る」の二冊を携えて、旅先で読もうと決めていた。そのうちの一冊「南風に乗る」(小学館...
『日本の古本屋』経由で道内の古書店「書肆吉成」から大江健三郎「沖縄ノート」(岩波新書)が届いた。刊行当時(1970年)読んでいるはずだが、改めて冒頭から...
何か手がかり、といったものがない、漠とした不安な生活。生活自体も決して楽ではない。それ以上に常に身体に抱えているような精神的な“飢餓”感。どこに自らの心...
久しぶりのギャラリー訪問。個展「モリケンイチ 幻國奇譚ー近代、夢のあとさきー」
美術や絵画などには縁遠いが、鑑賞したり、ギャラリーや美術館を訪れるのはとても好きだ。とは言っても、普段は足を運ぶ時間も余裕もあまりない。しかし、本日終了...
同人誌「逍遙通信」(編集・発行:澤田展人)の第8号が出来上がり、昨日仕事帰りに澤田さん宅を訪れ受け取って来た。今回も30人近い方々が寄稿し、ほぼ400ペ...
単行本には解説等はないので、解説その他関連の文章を読みたくて畑山博「狩られる者たち」(旺文社文庫)を“日本の古本屋”経由で購入し、ここ数日読んでいる。 ...
畑山博作品を読み続けている。第一創作集「狩られる者たち」(文藝春秋刊、昭和46年)。五篇の初期作品が収められているが、冒頭の「四階のアメリカ』の簡単なス...
スペイン思想・人間学が専門だった故佐々木孝さんが東日本大震災と福島原発事故後の日誌を書き留めた「原発禍を生きる」(論創社、2011年)の最後は次のように...
処女創作集「狩られる者たち」 「いつか汽笛を鳴らして」より 畑山博といえば、やはり何か懐かしさと、時代は変われどとても切実なものを感...
『日本の古本屋』経由で注文した畑山博の「いつか汽笛を鳴らして」収載の「芥川賞全集第9巻」(文藝春秋)が昨日自宅に届いていた。早速、ゆうパックの封を開け、...
若い時に惹かれた作品や作家は、自分にとって何か意味があるのだろうと思う。そして、現在も惹かれる、というのはさらに意味が色濃くあるのだろう。生活の忙しさや...
「千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝」…人の声がなければ、生活に温かみと色彩がなければ…
読みたい本や手に入れたい本をいつもいつも実際に手にすることはできないし、全てに目を通す時間もない。そういう時に、新聞の読書欄や書籍広告を見ることは大きな...
人間や人類を「交換様式」という切り口で考えを進める柄谷行人「世界史の構造」(岩波現代文庫)は確かに難しい?本ではあるが、とても面白く、興味深い内容でもあ...
私が最も惹かれる、ロシア(ソ連と言うべきなのか?)の映画監督、アンドレイ・タルコフスキーのことは常に気になっている。最近、無謀にもそのタルコフスキーと父...
年末年始にかけて外岡秀俊「北帰行」(河出文庫)を読み終えた。この小説のタイトルと雰囲気に影響されてずっと読む機会がなかったが、なかなかに読み応えがあり、...
久しぶりにコーチャンフォー新川店に行く。3冊を購入。『世界』は毎号手にしたいと思うが、なかなか果たせず、これも久しぶりに2023年1月号を買う。 残る2...
思いがけずPayPayポイントが得られたので、本やCDなどを購入する手段として使っている。調べた結果、大手書店やブックオフなどでも使える。先日の日曜日に...
佐藤正午「小説家の四季」(岩波現代文庫)を読み続けているが、何ということもない話題や作家の日常が作家が暮らす地方都市(佐世保)を舞台に淡々と描かれ、紹介...
今日も仕事の合間を縫って書店に立ち寄り、マイナポイントを手にしたのでPayPayポイントで佐藤正午「月の満ち欠け」(岩波文庫的)と同「小説家の四季」(岩...
自身への言い訳ではないのだが、4泊5日を費やした山陰旅行やスマホとマイナポイント等々の苦労で、旅先でも帰宅後の自宅でも職場の休憩時間等でも本を読むことに...
最近、ポイント欲しさにマイナンバーカードを申請した。カードは手元にあるものの、スマホを使ってのマイナポイント利用がずっとできないでいる。paypayアプ...
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「労働文化」11月発行号届く・「自分の書きたいもの、読み手に届くものを」
昨日10日に札幌を出て、広島空港近くのホテルに着いた。二日目の本日は出雲大社を目指す。 旅に出る直前に澤田展人さんから「労働文化」という定期刊行物が届い...
久し振りに道外に旅に出ることにした。以前からもそうなのだが、旅の“お伴”には本は欠かせない。今回は10日から五日間、広島を経由して出雲、松江、宍道湖、大...
今年の同人誌「逍遥通信」は7月に故外岡秀俊さんの特別追悼号が出たため、例年より2ヵ月ほどズレて年明け2月発行となる見込みだ。 原稿提出が今月中で、私もよ...
呉明益「歩道橋の魔術師」(河出文庫)をポツリぽつりと読み継いでいる。改めて、私はこの作者が描く世界や小説がとても好きなことに気づいた。 この人の作品なら...
同人誌『逍遙通信』の「外岡秀俊追悼号」に文章を寄稿する勇気はなかったが、改めてその追悼号を断片的に読み、その存在の大きさと優れた知性と教養の持ち主、そし...
全てに消極的になっていて、なかなか足も向かなかったのだが、昨日、ようやく澤田典人さんに連絡を取り、「逍遥通信」第七号となる『追悼 外岡秀俊』をいただいた...
新堀邦司「金教臣の信仰と抵抗 韓国無教会主義者の戦いの生涯」(新教出版社)をhontoネットを通じて手に入れた。hontoネットは大日本印刷が運営する...
今井館教友会から年会費振り込みの依頼とともに、『無教会研究』第24号が届いた。雑誌や専門誌等もさまざまだが、丁寧にしっかりと読んでみると、共感し示唆され...
呉明益『歩道橋の魔術師』(河出文庫)は予想に違わぬ素晴らしい作品で、この前の日曜日に通勤の車中で2話目にラインナップされた「九十九階」を読み終えた。 小...
洲之内徹「終りの夏」(ふるさと文学館第44巻収載)を読み終えた。昭和の時代の恋愛を描いた秀作、とでも表現してもよいが、そのような紹介の仕方ではいかにも軽...
以前にも触れたと思うが、コミックシリーズ「義男の空」(エアーダイブ)12巻に改めて個人的にスポットが当たることがあり、いくつかの感慨にとらわれている。表...
昨日自宅に届いた「今井館ニュース」第52号に予告通り、キリスト教図書出版社、岡野行雄さんを偲ぶ文章が2本載っていた。一時的に“一人出版社”のノウハウにつ...
連休と連休の谷間の期間なので久しぶりに自宅近くのコーチャンフォー新川店に出かけ、呉明益「歩道橋の魔術師」(河出文庫)を購入。この著者の「自転車泥棒」(文...
『ふるさと文学館』第44巻に収められた洲之内徹「終りの夏」などを読んでいる。最近はつくづくと思うのだが、ただ単に懐かしさばかりではなく、過去、さまざまな...
懐かしい文章というのだろうか、懐かしい声とでも言うのだろうか?『気まぐれ美術館』で有名な洲之内徹の小説を読んでみたくなり、『ふるさと文学館』第44巻の...
故辻本好子さんが種を蒔いたCOML患者塾の細い糸はこの札幌の地でもまだ生き延びている。取材する立場から、その辻本さんの主張に共感し、活動をまとめるなどの...
今日も朝から本の整理をし、今もこれからも必要ないと思われる本を2回目となるバ◯◯ーブック◯という宅配買取業者に手配しかけた。段ボール詰めを終え、「買取無...
待望のルシア・ベルリン「掃除婦のための手引き書」(講談社文庫)を中古本で手に入れ、読み始めた。初めて読むが、予想通り、やはり、その読み応えのようなものは...
宮本憲一「環境経済学」(岩波書店、1989年)をアマゾン経由で購入し、少しずつ読み始めた。 専門書の範疇に入ると思うが、刊行後30年を経て一般人では読む...
一昨日、昨日と仕事帰りに札幌市中央図書館に寄り、中紙輝一の2作品の写しを手に入れた。中紙輝一の作品は単行本になった「牛飼い」以外には単行本になっていな...
「世界」4月号に宮本憲一氏(大阪市立大学名誉教授)と斎藤幸平氏(大阪市立大学准教授)による特別対談『人新世の環境学へ』が載っている。第1回とあるから、来...
次の職場への待機期間として十数日間の自由な時間が与えられた。普段できないことを一つずつ片付けなければ、と思ってもなかなかできないものだ。 昨日は健康診断...
ずっと読みたいと思っていたルシア・ベルリン「掃除婦のための手引き書」(講談社)が文庫として発売される。本日朝(27日付朝日新聞朝刊広告)食事をしながら...
現役世代(最近では何をもってそういうのかもほとんどわからず、“有名無実”の言葉と成り果てたが…)を過ぎれば、悠々自適の生活が待ち構え、ほぼ平坦な日常が訪...
「逍遙通信」に載せられた文章はそれぞれに読むべき価値がありそうで、一つひとつを丁寧に拾っていきたい誘惑に駆られる。いつもその手際の良さとその文章で訴えた...
全集ものの月報というのは本編とは別にとても興味深い文章が載ることが多いが、 「北海道文学全集」(立風書房)の月報はいずれも読み応えがある。中でもつい先日...
ずっと手元に置きたかった「北海道文学全集 別巻 北海道の風土と文学」(立風書房)をようやく手に入れた。『日本の古本屋』経由で岩見沢のネット古書店より。 ...
「逍遙通信」第6号が例年よりやや遅れて発刊された。毎年ほぼ12月には出来上がるのだが、今回は編集・発行責任者の澤田展人さんの闘病により遅れていた。 第6...
李恢成「またふたたびの道」を読み、かつて観た小栗康平監督「伽耶子のために」など、さまざまなことを憶い出した(当ブログでも過去に何回か触れたと思うが…)。...
昨年末に弘南堂書店の均一棚でたまたま見つけた「北海道文学全集」(立風書房、昭和55年〜56年刊)が読めば読むほど、内容を知れば知るほど素晴らしく、感嘆に...
ロシア(かつてはソ連)の映画監督アンドレイ・タルコフスキーのことについては語り尽くせない。また、この監督とその映像・映画についての、素晴らしい本がひとつ...
ひと回り、あるいは二回りほど年長の作家の小説は心に響くものが多い。ほぼ同時代を生きてきたという世代の感覚なのか、問題意識が鮮烈で、心に痛烈に訴えかけてく...
老人問題(老人問題などと否定的な言い方をすること自体がふさわしくないような気がするが)、高齢者の介護や生活について現代の私たちの目は曇らせられているので...
寺久保友哉「停留所前の家」。第8回北海道新聞文学賞受賞作である(昭和49年8月『北方文芸』掲載)。この時代や作者の寺久保友哉(1937-1999)はほぼ...
つかの間の休日と雪の合間を縫って、二ヶ月ぶりぐらいだろうか、道路脇に山積みになった車道を車でまた弘南堂書店に向かう。行く度につくづくと思うのだが、こんな...
中紙輝一(なかがみ・てるかず、1922-1992)「北海道牛飼い抄」(北海道文学全集21さまざまな座標(二)所収)がなぜか心に残る作品だったので、この作...
昨日。ただでさえ自宅に居る時間があまりないのに、24時間ぶりに帰宅すると、自宅の敷地内は雪で埋まっている。札幌市内には土曜日にまた20数センチだかの積雪...
どなたにも贔屓の 「推し」があると思うが、私にとってはソ連(ロシア)の映像作家・映画監督アンドレイ・タルコフスキーがそのグループの中でも最高に近い存在だ...
14日付の朝日新聞で斎藤なを子さん(きょうされん理事長、鴻沼福祉会常務理事)は、今春政府が介護や保育、看護、障害福祉の分野で働く人たちの賃金を3パーセン...
昨日付け(14日)の朝日新聞朝刊の片隅に「障害福祉 人権と表裏一体」と見出しがとられた、斎藤なを子さん(きょうされん理事長、鴻沼福祉会常務理事)に対する...
2019年にCOML札幌患者塾で作成した「わたしの健康手帳」、あるいはCOMLへの関心がある方が結構いると思われ、途切れることなくFacebookに掲載...
奥羽山脈の山懐に抱かれるような佇まいの秋田県東成瀬村での田舎暮らしを懐かしく思い出す。今思うのは特に人の生き死について。幼い頃〜小学生ぐらいまでの記憶な...
昨夕、掛け持ちの仕事を連続して二箇所終え、自宅で1日遅れの朝日新聞を何気なく読んでいると、外岡秀俊さんの訃報記事が載っていた。外岡さんと言えば、4年ほど...
悩むことー。あるいは思い惑うことー。人間にとって、そうしたことがないというのは、どういうことなのだろうか?文章や小説、ノンフィクション、あるいは絵を描き...
年末の北海道新聞に載っていた台湾の作家、呉明益さんの小説を無性に読みたくなり、新聞掲載の翌日ぐらいに街中の書店を歩いたり、ネットで情報を求め、結局、文...
…世界の人よ 科学が人間を虐げることのないように にんげんが にんげんを 追い払うことのないように わたしたちは歩きます 朝から欺かれる一日に 出会った...
倉島斎という方は昭和40年代〜50年代頃に小説やラジオドラマの脚本をたくさん書き、当時はとても有名な書き手だったと思う(当方も当然その時代を生きてきたが...
倉島斎「老父」について紹介できていなかったので、改めてそのことについて触れたい。 「北海道文学全集」の二段組の本文で15ページ(400字詰め原稿用紙では...
『北海道文学全集』を読み続けている。何と表現していいのかわからないが、とにかく凄い作品ばかりだ。今読んでいるのは、昭和40年代前後から昭和が終わる頃の時...
今朝の新聞各紙は森友文書改ざん訴訟で国側が損害賠償を受け入れ、訴訟自体が終結することになったことを伝えている。 新聞によっても、いつも政府寄りの報道に徹...
毎年年末の大佛次郎賞、大佛次郎論壇賞の発表が楽しみだ。今年は昨日の第48回大佛次郎賞に堀川惠氏の「暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ」(講談社)、第...
本の紹介でもなければ、それに対する感想、コメントでなく申し訳ないが、山崎史郎氏の新刊書籍が日経に載っていたので、そのことからいろいろなことを思い出し、関...
宇沢弘文・内橋克人「始まっている未来 新しい経済学は可能か」(岩波書店)が公刊されてから10年以上が経ったが、お二人が対談で語っていることのどれ一つとっ...
先日久しぶりに立ち寄った弘南堂書店で「日本原爆詩集」のほかに、「北海道文学全集」(立風書房、昭和54年12月〜56年11月)がほぼ全巻並んでいたので、初...
生前にお世話になったキリスト教図書出版社社主の岡野行雄さんが亡くなられたことを昨日届いた「今井館ニュース」第51号で知った。逝去(11月3日)のお知らせ...
人と本との出会いというのも、ひとつの運命のようなものがあるようだ。そして、本というのは決して、「新しい」とか、「古い」などという物差しでは測れない、いつ...
日々の新聞やテレビ、ましてやネットなどを通じてしか世の中を見ていないと、とんでもないことが起きていても全く無自覚になることがよくありそうだ。最新12月号...
NHKの『ラジオ深夜便』、「深夜便の歌」で中島みゆきの新曲が公開される、というので、忙しい合間を縫ってスーパーの雑誌ラックの中に「ラジオ深夜便』を見つけ...
生活が不安定だと気分が鬱々として、どうにも落ち着かないものだ。理由や原因はわかっているし、こうした場にそのようなことを書くのもそぐわないので触れないが、...
久しぶりにスリップ入りの書籍を購入した。宇沢弘文・内橋克人「始まっている未来 新しい経済学は可能か」(岩波書店、2009年)。 お二方ともに鬼籍に入っ...
実質、広島での滞在時間一日半ぐらい、と慌ただしく一昨日札幌に戻った。戻ってすぐに宿直ー日勤ー宿直だったので、さらに慌ただしいことこの上ない(笑い)。まあ...
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1cm大の大腸ポリープが見つかり、医師の勧めもあり切除することにした。昨日はそのための入院日や手術日を予約するため診察や説明を受けてきた。その結果、入院日...
職場の健康診断で要精検となり、先日初めて日帰り入院で大腸内視鏡検査を受けた。結果は1㎝大のポリープが見つかった。医師の説明ではガンではないが「取っておい...
こうして記録を残したり、書いていくことにすっかり消極的になってしまった。気力がなくなった、とか、衰えた、とかそのようなことではなく、X(旧Twitter...
ネットやSNSなどがとても煩わしく、これらの媒体で何か文章等を書いていく気力が急速に萎えている。とても〝重症”で自分でも驚いている。ひとまずはこのブログ...
沖縄を初めて訪れたのは昨年六月だから一年をかけて柳広司「南風(まぜ)に乗る」(小学館)をようやく読み終えた。内容がつまらなかった訳ではない、逆に改めて目...
鬱々とした気分がいつまでも続き、晴れることがない。その原因を考えると、これからの時代への希望の無さだし、一方では晴れ間が見えてこない私生活が影響している...
一年前か二年前かも忘れかけているが、初めて訪れた沖縄のことを思う。きっかけは何だっかも失念したが、三上智恵「戦雲(いくさふむ)」(集英社新書)を読み始め...
陸上自衛隊の石垣駐屯地が開設1年を迎える、という。日本の中央から見れば、はるか遠く、沖縄本島からもさらに遠い。防衛省が国土防衛の「南西シフト」最後のピー...
毎日読む新聞や定期的に届く購読誌に目を通していると、心魅かれる文章やテーマなどの記事やエッセー等々に必ず、と言ってよいほど日々出会う。 『図書』(202...
新川明「新南島風土記」(岩波現代文庫)などを読むと、良い意味で「本の質」や「読書の質」などということを痛感する。 一方、逆の意味で今同時に読んでいる長谷...
消え去りつつある社会風俗や性風俗に強い関心があり、新刊「ブルーフィルムの哲学」(NHK出版、吉川孝著)を読み終えた。ブルーフィルムに関して詳細な年代記的...
年末から年始にかけて何冊かの本を読んだ。一年365日常に何らかの本を読むのが生活のリズムになっている。井上荒野の本は以前から関心があったが、特にこの本「...
「…私は基本的に世の中の動きには興味がない。というのも、絶望しているからだ。いつの間にか、市民ではなく国民と呼ばれるようになり、すべてがお国優先で、人は...
柄谷行人「世界史の構造」(岩波現代文庫)を数ヶ月をかけてようやく読み終えた。なかなかに難しい本だったが、数ヶ月をかけて読み上げた、という事実にはそれだけ...
個人的な体験によってデジタル化社会の危険性を痛切に感じ始めた。そんなせいもあってか、堤未果「デジタル・ファシズム」(集英社新書)をさまざまな本と共に読ん...
沖縄滞在3日目に寄った「ぬちまーす製塩ファクトリー」(沖縄県うるま市)周辺の景色や自然、植物などには驚かされた。製塩ファクトリー(工場)と言ってもそれほ...
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初めての沖縄の旅には大江健三郎「沖縄ノート」と柳広司「南風(まぜ)に乗る」の二冊を携えて、旅先で読もうと決めていた。そのうちの一冊「南風に乗る」(小学館...
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何か手がかり、といったものがない、漠とした不安な生活。生活自体も決して楽ではない。それ以上に常に身体に抱えているような精神的な“飢餓”感。どこに自らの心...
「…私は基本的に世の中の動きには興味がない。というのも、絶望しているからだ。いつの間にか、市民ではなく国民と呼ばれるようになり、すべてがお国優先で、人は...
柄谷行人「世界史の構造」(岩波現代文庫)を数ヶ月をかけてようやく読み終えた。なかなかに難しい本だったが、数ヶ月をかけて読み上げた、という事実にはそれだけ...