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『有吉の壁』を支える"壁"芸人たちを紹介したい！

テレビ

こんにちは。

ここ2,3年で特に好きなお笑い番組は『有吉の壁』です。

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Huluで見たのが好きになったきっかけで、あれよあれよという間にゴールデン進出、スペシャルも頻繁放送されるお笑い番組の代表格となりました。

『有吉の壁』が好きな最大の理由が、ベテランが不在かつひな壇の無い、若手～中堅の純粋な”お笑い力”のみで構成されたお笑い番組ということです。

また番組内で展開される様々な”壁”は、かつての『内村プロデュース』や『エンタの神様』など往年のお笑い番組も彷彿とさせ、古くて新しい新鮮な感覚で楽しめます。

  

そこで今回は、今最も勢いのあるお笑い番組『有吉の壁』を支える注目の芸人たちをご紹介します。といっても「有吉の壁で活躍＝既に有名」と言えるのでほとんど名の知れた芸人ばかりですが、有吉の壁をまだちゃんと見たことがない人たちが、興味を持ってくれるきっかけになれば嬉しいです！

”壁”の笑いの中心たち

まずは『有吉の壁』常連である、この番組の笑いの中核ともいえる芸人たちを紹介しましょう。

チョコレートプラネット

もはや『有吉の壁』に限らず、今やテレビで見ない日はないと言っても過言ではない最も勢いのある芸人が"チョコプラ"ことチョコレートプラネットです。

チョコプラは百発百中、確実に笑いを届けてくれるまさに『有吉の壁』の笑いの中核です。「一般人の壁」はもちろんですが、チョコプラのブレイクきっかけとなったモノマネ（「なりきりの壁」）、さらに爆発的ヒットを飛ばした「流行の壁」のTT兄弟やMrパーカーJrなど、どの企画でも視聴者の期待に応える笑いを巻き起こしてくれます。

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シソンヌ

チョコプラと並ぶ笑いの中核がシソンヌです。有吉から「○」をもらう確率は異様に高く、シソンヌが出てくることで安心感すら感じさせます。

「一般人の壁」や「流行の壁」でおなじみとなるような、クセの強いキャラクターを作り出すのが特徴で、最近では長谷川のイジられレパートリーも増え様々な形で貪欲に笑いを取りに来ます。

2014キングオブコント優勝者であるにも関わらず、この番組以外での活躍があまり見られないのが残念です。壁をきっかけに他番組でもっと頻繁に見られる日が来ることに期待します。

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パンサー

『有吉の壁』のトリオと言えばパンサーでしょう。

パンサーはとにかくネタ数がハンパなく多い。そして体を張って勝負する尾形、意外性を見せる菅、時にボケ時にツッコミと立ち回る向井。この縦横無尽に広がる笑いの風呂敷がパンサー最大の特徴です。

とにかく数が多いため、特に尾形が出る回は×もめちゃくちゃもらいます。が、それはそれで面白い。

ここで紹介している中心芸人は基本的に万全な○の笑いを届けられる芸人ですが、パンサーは○と×を交互に放つダイナミックな芸人なのです。

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ジャングルポケット

ここまでのチョコプラ、シソンヌ、パンサーは誰もが認める”壁トップ3”と言えますが、私個人でもう一組挙げるのならジャングルポケットです。

一般には斉藤の強烈なキャラクターが注目されがちですが、壁においては太田の体を張った肉体芸も見どころです。（おたけは何も浮かばなかった……）

トリオとしてのコンビネーションも良く、「流行の壁」では人気キャラクターストレッチャーズを生み出しました。


【有吉の壁】ストレッチャーズ エクササイズ#1【どこにも効かない３分間】

勢いと（主に菅の）意外性で攻めるパンサーに対して、ジャングルポケットのネタはより練られて完成度が高い印象です。「ジャングルポケット＝有吉の壁」と言っていいくらい、壁の笑いに貢献しています。

”壁”を支え中心の座を狙う芸人たち

続いては前述の中核を狙う位置にいる芸人たちを紹介します。

野球に例えると前述の中核芸人が先発エースだとするならば、ここで紹介する芸人は安心して場を任せられる中継ぎ、堅実なストッパーといったところでしょうか。

さらば青春の光

皮肉やブラックジョーク交じりの笑いを見せるのがさらば青春の光。有吉と佐藤栞のMCイジリも多く見られます。

有吉は番組の中でたびたび「好きじゃない」と言っていますが、その出番回数の多さは有吉からの信頼を感じます。

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タイムマシーン3号

レギュラー出演している芸人の中で言えば芸歴はおそらく一番長いであろうタイムマシーン3号。

結成20年の芸歴が示すように、どんな状況でも確実に笑いを取りに来ます。特に「一般人の壁」ではコンビだけではなくほかの芸人も巻き込んだ笑い作りが異様に上手い。

芸風からも関（デブ）に注目が向いてきましたが、最近ではツッコミの山本イジりも定番化しており、まだまだ今後の活躍が楽しみです。

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インポッシブル

2020年から急激に壁に呼ばれるようになったインポッシブル。

とにかく強烈なキャラクターが持ち味で、JKボンバーズが有吉に大ハマり。YouTubeでも話題を呼んでいます。


【有吉の壁】JKボンバーズ#1【インポッシブル】

「一般人の壁」でも安定した笑いを生み出していて、今後の壁を支える存在になるのは間違いないでしょう。

トム・ブラウン

2018年のM-1グランプリ決勝進出したことで世間的にも認知されてきたトム・ブラウンも、ここ最近は有吉の壁での活躍が目覚ましい芸人です。

みちおのキャラクター（むしろ素？）を活かし、「一般人の壁」で異形な怪物や怖い一般人を演じたかと思ううと、「流行の壁」では”アナグラム研究所”といった斬新なスタイルを編み出したりと、その見た目とは裏腹に笑いの幅がとても広いです。


【有吉の壁】アナグラム研究所が壁CHにやってきました【オリジナルネタ】

今後も有吉の壁に嵐を巻き起こしていくでしょう。

三四郎

小宮のキャラクターをきっかけにテレビ番組の出演を増やす三四郎。有吉の壁ではむしろ相田の方が注目を集めています。それがオープニングです。

毎回出場芸人全体を映した引きの絵で「ありよしの～……かべー！！」と声を上げることで番組が始まるのですが、その時必ずカメラの前に駆け寄って来る、というのが暗黙の了解で相田の専売特許になっています。

奇をてらったものだけでなく「一般人の壁」では出場芸人の中でもかなりしっかりとネタを練り上げてきている印象です。

もう中学生

『エンタの神様』で一躍有名になったもう中学生は、2020年末ごろから壁に出始めてすっかりその座を確固たるものとしました。

「一般人の壁」に出ればいつもの段ボール芸はもちろん、あのキャラクターをフリにした笑いの取り方を見せつけます。

さらに驚異的なのが「大喜利の壁」で見せつける大喜利力の高さ。どんなお題でも独特な視点で、しかし確実に笑いに持っていく力があります。

オリジナリティと実力が両立した、唯一無二の存在としてこれからますます輝くでしょう。

今後に期待の第7世代

2018年のM-1グランプリで霜降り明星が優勝したことをきっかけに、今や爆発的人気を誇る第7世代。

有吉の壁にも出演していますが、正直なところ前述の芸人たちと比べるとやや見劣りします。それでも今後壁の中核を狙う芸人が勢ぞろいですから、その中から実力派を紹介していきます。

四千頭身

有吉の壁どころか、第7世代の筆頭格でもある四千頭身。

大喜利やモノマネに難ありという印象ですが「一般人の壁」で見せるチームワークやオリジナリティは注目すべきものがあります。

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ハナコ

2018年キングオブコント優勝でテレビでもよく見かけるようになったハナコは、やはり有吉の壁でも今後に期待したいトリオです。

笑いの中心になるのは岡部であることが多いものの、これまでは目立たなかった秋山の活躍（とイジリ）や菊田の独特すぎるお笑い観など、今後もさらに多様な活躍を見せてくれるでしょう。

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パーパー

なんとなく「仲が良い」印象のある第7世代において、（ツッコミのあいなぷぅだけ）「相方が嫌い」と明言する異色の男女コンビパーパー。

近頃は星のディスコの歌が上手すぎる件で急激に注目されていますが、有吉の壁のパーパー（というか星のディスコ）と言えば”体を張ったドＭ芸”です。

見た目は体を張るタイプからほど遠いのですが、おそらく壁の中ではパンサー尾形と肩を並べるレベル。

正直なところ今後どのような方向に進むのか分かりませんが、まだまだ活躍を見たいコンビです。

スベりも笑い！孤高のスベり芸人

だいぶ前から”スベり芸”が認知されていますが、有吉の壁にもやはりいます。

とにかく明るい安村

「安心してください、履いてますよ！」で数年前に大ブレイクし、その後不倫報道で一気に出番を失ったとにかく明るい安村。有吉の壁には欠かせない存在です。

正直なところスベりだけではなく普通に笑いも取っているんですが、とにかくスベッた時のインパクトが大きいのでここで紹介してみます。

ほとんどの回に出演していて、真冬でも海パン1枚で頑張るのがとにかく明るい安村。「髪を伸ばしては一般人の壁の中で剃る」という体を張った笑いにも貪欲です。

さらに流行の壁では必ず新しいキャラクターを出してきて、ほぼ×をもらって帰るという、有吉と視聴者の期待に確実に答えてくれる芸人の中の芸人です。

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パンサー尾形

最初の「中核をなす芸人」でパンサーを取り上げましたが、こと尾形一人に限ってはぶっちぎりのスベり芸人です。これはピンでやる時もそうだし、向井と二人で組む時もスベります。（パンサーの○のほとんどは菅の力によるものが大きいのです）

そのスタイルはとにかく体を張って攻めていくもの。全身にバッグを纏ってみたり、鯉のいる池に一緒に浮かんでエサを食べてみたり、土の中に埋まってみたり……

×をもらった時に本気で悔しがっているのが良い。

ワタリ119

テレビ出演が増えつつあるピン芸人ワタリ119。

有吉の壁ではどう見てもパンサー尾形とキャラ（というか芸風？）がかぶっているのですが、尾形に比べるとまだ”普通につまらない”領域にとどまっています。

ただワタリ119もとにかく明るい安村と同様に、流行の壁では毎回キャラクターを考えて披露してくるので、いつかその努力が報われることを願います。

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今後も壁から目が離せない！

以上、有吉の壁の今、そしてこれからを支える芸人たちを紹介しました。

有吉の壁は「芸人たちが披露したネタが面白いか面白くないかを有吉が○×で判定する」という、いたってシンプルな番組です。ですが、そこには芸人全員が協力して何か面白いものを生み出そうという空気で満たされています。テレビ越しにもわかります。

 

第7世代というワードが注目されてから、お笑いのあり方も徐々に変わっていく気配があります。

そんな時代において有吉の壁は従来の笑いと新しいこれからの話題が共存する、懐かしいようで新しい現代のお笑い番組の代表格になっていく（むしろもうなっている）ものと考えています。

  

ここでは紹介していない芸人もたくさんいますが、有吉の壁をあまり見たことのない方がいれば、ぜひこの芸人たちに注目して見てみてください！！

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