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「tsudaる」技術 導入編

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2009-05-31(æ—¥) 13:54(UTC +0900) p

昨夜のウチに @tsuda が「Twitter を用いた現場からの直接テキスト中継」について発言しております。
なるほどという内容ですので、ここでまとめてご紹介。
なお、タイトルの『tsudaる技術』というのは、 津田大介は『tsudaる技術』という本を書くべきではないだろうか からの引用です。


2009/05/31 04:32:35 cite
真面目な話、twitter中継はかなり技術論として落とし込める部分はある。例えば話者の冒頭の枕的話は8割方カットしていい、とか、発言終わりの方の「要するにこういうことが言いたいわけです」みたいな部分を外さないようにするとか、特定の言葉が出てきたらそのパラグラフは無視していいとか。
2009/05/31 04:37:32 cite
元々10年以上物書きをやっていて、その半分くらいのキャリアは普通の職業ライターをやっていたので取材経験は多い。最初の頃はポータブルMDとかに録音してそれを文字起こしして、文章の中に入れ込むということをやっていたのだけど、どうにもそれは効率悪いと気づいてからスタイルが変わった。
2009/05/31 04:40:48 cite
具体的には話者に取材しながらその場でノートPCのテキストエディタにインタビューイの話す内容の要約を書いていくスタイルに変えた。もちろん、何かあったときのために録音用のMDレコーダーは回すんだけど基本的にはそれは聞き直さないで要約テキストの内容から原稿を起こすスタイルに変更した。
2009/05/31 04:45:36 cite
そのスタイルに変更して取材から原稿に落とす速度が数倍になった。取材対象者から「そんなこと話していない」というクレームが来ることもなかった。むしろ、スタイル変更で話のポイントを的確に捉えて残すべき部分をメモれる能力が培われた。その頃の経験が今やってる要約中継に生きているのだと思う。
2009/05/31 04:51:32 cite
とはいえ、オールドスクールの新聞記者は紙のメモ帳という媒体を使って同じことをしているし、そのための職業的訓練を多大なコストを使ってやっている。ただし、アナログな紙とペンを使っているが故の制約によって、そういう能力がネットに出てこないだけだ。
2009/05/31 04:56:36 cite
一定の訓練を受けた記者がノートPCをチャット並に問題なくタイプできる能力を身につければ読者の読みやすさを意識したtwitter中継なんて簡単にできる。今はそういう選択肢を選ぶ人が少ないため読みやすさの質の差が際立っているが単にそれは記者と表現する手段のマッチングの問題ともいえる。
2009/05/31 04:59:29 cite
とか、そんなことをつらつら語っていけば、真面目な話、たぶん新書一冊分くらいのことは書けるとは思う。でもたぶんそれは紙の本という形でやるべきことではないのではないか、とも思っている。
2009/05/31 05:05:37 cite
なんつって!

大前提として、「取材してまとめて記事にする」コトを職業記者として経験しているのだよ、と。
その中から現場で直接要約する勘所を掴んでいったのだけど、これは「紙にメモを取る」のも「ノート PC に打ち込む」のも大差ないよ、どちらも十分な訓練が必要な技術だよ、と。
つまり、まともな記者ならすぐにでも #tsuda れるぜ、と。

更に、この程度のコトを考えながら文章としてまとめるくらい、半時間もあればこなせるぜ、と云うのも、重要な物証ですねぇ(笑)
さておき、これはなかなかに興味深いですね。
例えば現役で「記者クラブ」に入れる記者なら、会見の様子をその場でまとめながらtsudaりつつ原稿書きまでこなせる、と云うコトですよね。
当然、 Twitter ですからそのtsudaりはそのまま記名記事的にもなりますし、それを更に整えて詳細を付与して最終的な記事として掲載されたら、「○○のどこどこに掲載されたよ」とアナウンスしてその記事目当てでの売上増を期待できそうです。
編集部としては携わる本紙/本誌の裏打ちとネットに対するプレゼンスとして、記者個人としてはジャーナリストとしての個人名の売り込みと将来的に独り立ちする為の準備として、それぞれ検討して欲しいと思います。

…あー、これはテレビの制作現場でも同じコトが云えそうですね。
チョット前に一瞬「ザ☆ネットスター!」で Twitter が取り上げられましたけど、その時に『スタッフが Twitter で収録の様子をボカシながらつぶやけば面白い』な、とか、話してますし、既に出演側の @danshou や @k_yanchi も手を出してますし、もう一方のスタッフ側からのネタ振りも欲しいところですね。
特に、日本でなら今のウチに最初に始めた者勝ちなところもありますからね。
>Twitter

追記(2009/05/31 14:00)

大事なネタ元を入れ忘れてたので追記。

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