HapInSアドベントカレンダー2024、10日目! シュトーレンは自分でカルダモンマシマシに作るタイプのh_shimakawaです。
はじめに
この記事ではブログ記事などを効率的に書き出す方法を紹介します。
私自身、文章を書くことが苦手でしたが、前職で紙媒体を発行していたことがあります。 当時原稿作成で使っていたテクニックを公開するので、文章作成が苦手な方にも試してもらえたらと思います。
なお、「たくさん手順があってめんどくさそうだな」って思うかもしれませんが安心してください。 文章作成が得意な人が脳内プロセスを見える化することで、誰でも一定のクオリティの文章を効率的に作成できるようになります。
このテクニックは、マニュアルや技術資料、自己紹介文章、案内文書など幅広い場面に応用できます。
目次
最初に種あかし
今から紹介する手法は、マインドマップツールを使って情報を整理して 効率的に原稿を作成する手法です。
文章作成は、文字列の挿入・削除の繰り返しです。 一度文章になってしまうと、前後の文章へのつながりを気にしながら推敲しなければなりませんが、 文章になる前のマインドマップ上の「構造」ならマウス操作だけで編集できるので 効率的に文章を生成することができます。
ところでマインドマップって何だっけ?
マインドマップは、人間の自然な思考プロセスを反映したノート法です。 頭の中で起きていることが「見える化」されるので、考え続けることが非常にラクになります。全体を一目で見渡すことができ統合的に考えるのを促すため、思考整理、記憶、アイデア発想などに威力を発揮します。 (https://www.mindmap-school.jp/mindmap/)
具体的にはさまざまなソフトがありますが、私はMacではXmind、WindowsではFreeMindをよく使っています。 マインドマップ自体は紙とペンでも作成可能ですが、マウスで枝(構造)を操作できるので マインドマップツールで作業する方がおすすめです。
実際に文章を書いてみよう
ここでは文章の書き方にフォーカスして記事を書きます。 どうやって記事のネタを探すかについては触れていません。
キーワードの書き出し
記事テーマが決まったら、書きたいことのキーワードをどんどん書いていきます。 単語レベルの文章にもならない言葉で構いません。どんどん書き出していきます。 やりにくい場合は、まず思いついた名詞を書き出すところから始めましょう。 後で削除する前提なので、この段階では何も気にせずキーワードを書き出しましょう。
枝を整理
単語出しが終わったらマインドマップの機能を使って枝を整理します。
グループ分け
マインドマップツールの機能で、先ほど書いた言葉をグループにまとめます。 同じグループに入る言葉は、同じ枝に入るように移動してください。
枝の並び替え
枝を記事の掲載順番に並び替えてください。 大きなグループが大見出しに、小さな枝を段落や文章に構成します。
枝の追加削除
並び替えた枝を、適当に接続詞などを補って自分で読み下してください。 読み上げた時に文章の過不足に気がつくので必要に応じて必要な情報を追加削除します。
なお、ピッタリ当てはまらない枝は、大体記事のテーマから外れていることが多いので削除を検討したほうがいいです。 テーマがブレると記事全体の一貫性が崩れて読みにくくなります。
テンプレートを参照する
例えばブログ記事だと、タイトル、はじめに、おわりになどの文章がつきものです。 何か参考になるブログ記事を見て自分の記事に足りない情報を加筆します。 この段階まで進むと記事への理解がかなり進んでいるので簡単に作成できるはずです。
markdownに書き出し
ブログの投稿フォームでは画面が小さく、テキスト装飾など余計な操作に気を取られて効率的に原稿を書くことができません。 そのため、書き下しに専念できるようにvscodeでmarkdown形式で書き下します。
当社ははてなブログを採用しているため、markdownでそのまま投稿できます。
繰り返しになりますが、この辺りまで作業が進むと書きたいことがまとまっているのでスイスイサクサクと楽しく記事を書くことができます。
校正する
Chat GPTで校正する
人間に見てもらえるならそれに越したことはありませんが、誰も見てくれる人がいない時はchat GPTに校正してもらいます。
Chat GPTは人間と違い、何度でも原稿チェックをしてくれるので非常に便利です。 例えば「誤字脱字はないか」「サンプルコードにプログラムの誤りはないか」「読みにくいところがないか」など、 異なる視点で何度もレビューしてもらうとより正確な文章が得られます。
なお、Chat GPTが出力した文章をそのままコピペするのは避けましょう。 Chat GPTの文体を参考にしつつ、人間らしい文章に整えましょう。
自分で校正する
原稿は一度自分で声に出して読むといいです。 目で読むだけでは気がつきにくい間違いも、読み上げなら簡単に気づくことができます。
最後に
この方法を使うと「書きたいことがあるのに筆が進まない!」って状況が完全になくなります。 大きなテーマや難しいテーマでもマインドマップを活用することで、考えや理解が深まり自信を持って記事を書くことができるようになります。