日曜日に放送された発掘あるある大辞典II、お酢派よりも豆乳派のほうが多かったのではないでしょうか。
用意するのは豆乳、ヨーグルト、キウイ、という話でしたよね。これは他のものでは代用できないんでしたっけ?
まず、なぜに豆乳にヨーグルトを混ぜるのか、おさらいしましょう。
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search2/aru16/16_3.html
ヨーグルトを混ぜている理由は、イソフラボンの吸収率を高めるためみたいなんですよ。
イソフラボンはなんちゃってエストロゲンですから、美容にはもちろん、バストアップ、生理不順なんかには効果があるみたいなんですよ。
エストロゲンと同じ働きをするということはつまり、男性ホルモンの働きを抑え、脱毛を抑制する、という二次効果も期待できるわけです。はげてない男子ならヨーグルトを混ぜずともオッケーかもしれませんが、お肌つるつる効果も期待できるので混ぜてて損はないんじゃないかと思われます。
だから、男か女かで、女だったら豆乳に向かって一歩前進したわけですね。
続いてキウイ。
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search2/aru16/16_2.html
これは、キウイフルーツに含まれる、アクチニジンというタンパク質分解酵素が、豆乳中の大豆たんぱく質を分解させで大豆ペプチドを発生させるわけですね。
http://www.tbs.co.jp/spaspa/2004/05/0527/0527.html
同じく、パイナップルのタンパク質分解酵素であるブロメラインを利用して、このような脱毛ローションを作る事も可能です。
これは以前、
おいしいたまごやき:今日の晩御飯 (7/23) パイナップルは入れる?入れない?でも述べさせていただいたのですが、非加熱の状態で利用することが前提となっています。
キウイとパイナップル、酵素の働きはどっちもどっちといったところですが、スーパーなどでの入手のしやすさから考えると、キウイの方が妥当、といったところではないでしょうか。
バーベキューの時などは、事前に生パイナップルジュースや生キウイジュースに漬け込んだ肉を焼く事で、軟らかくって、とってもおいしい料理が出来上がるらしいんですよっ!
他にも似たような分解酵素は各種フルーツに含まれている事が分かっています。パパイヤに含まれるパパインなどはチラシなどでお目にかかる方も多いでしょう。しかし、パパインが含まれるパパイヤは、未成熟の果実であることを覚えておいてください。青いパパイヤじゃないと、だめっす。なのでスーパーで買えるパパイヤには、期待しないほうがいいっす。
その他、プリンスメロンに含まれるククミシン、イチジクに含まれるフィシンなどが知られています。
これらの分解酵素が最も活動的となる温度は、パパイン(パパイヤ)で70℃、キウイ(アクチニジン)で40℃、ククミシン(メロン)で75℃、フィシン(イチジク)で90℃となっていることが、酪農学園大学の研究資料で明らかになっています。なので、キウイと豆乳を混ぜる時は、お互いに冷蔵庫で冷やす前にやっちゃったほうが良いかもしれませんね。
ところでこのキウイ、なんでもいいかというと、そうではありません。苦いキウイじゃないとダメっす。つまり、従来のキウイより甘くておいしいゴールドキウイだと、効果はあんまり期待できません。
駒沢女子短期大学の西山先生が、品種ごとのアクチニジン濃度とプロテアーゼ活性について調べていますので、そちらをご参考にしてください。
http://www1.ttv.ne.jp/%7Ekiwi/varietaldifference-1.htm
ゴールドキウイだと、ゼリーだって作れちゃうんですよ(つまり、生パイナップル、生キウイ、生メロンを使ったゼリーは存在しないのでっす!)
http://www1.ttv.ne.jp/%7Ekiwi/actinidin-1.html
また岡山大学の研究資料を見ていたら、アクチニジンにはヨーグルトの苦味ペプチドを発生させる働きがある、という事が載っていました。キウイとヨーグルトを混ぜ、一晩置くと、苦くて食べられないものになってしまうんだそうです。なので、一度混ぜた豆乳ドリンクは、早めに飲みきってしまうか、ヨーグルトを混ぜるのを飲む直前にするか、いずれかの方法をとると良いようですよ。
さてこの大豆ペプチド、摂取する事で、体内でその連鎖が解けてアミノ酸となって吸収されるわけですが、この中でもアルギニンに成長ホルモンの分泌を促進される効果があるのではないかという研究が行なわれており、発毛には欠かせないアミノ酸となっている、といわれております。
そんなわけで、今日もモウガ10プッシュ!!!
って、なんか別のブログになってる気が。。。