WOWOWで放送されていた「たまこまーけっと」を全話視聴しました。昨年映画を見た後に全話視聴は済ませていましたが、折角の機会なので感想を。
どこからともなく、いつの間にやら花と一緒に運ばれてきた鳥・デラ。高貴な生まれだというデラは喋ることができ、たまたま出会ったうさぎ山商店街のもち屋の娘・北白川たまこの家に居候することに。たまこの妹のあんこや、お向かいのもち屋の息子・もち蔵、友達のみどり、かんな、史織、商店街の人々との交流が描かれる全12話のアニメです。
「たまこラブストーリー」を見てからのテレビ本編視聴ということで、驚かされる点がありました。映画ではてっきりみどりがもち蔵に恋愛感情を抱いているのかと思いましたが、もしかしてもち蔵じゃなくて、たまこの方に気があったんですかね。かんなの「誰が誰を好きになっても良いんだよ」という台詞からも、そんな雰囲気が感じ取れます。親友として非常に気にしていたからこそ、もち蔵の告白の邪魔をしたり、メチャ王子が訪ねてきた際にも不安がったりしていた可能性もありますが・・・見方が結構変わるものだなとつくづく感じました。
史織に関しては映画を見たときから「おや」と思っていたことがありました。それはたまこたちを「たまこ」や「みどり」などと呼ぶことです。たまこが「ちゃん」付けで、かんながあだ名で呼んでいるのに対し、史織のような大人しそうな子が呼び捨てにするのは新鮮でした。そんな史織もトイレに行くと知った時のデラの反応もまた面白かったですw
史織に関しては、3話でトイレにてたまこへのお礼を練習しているのをみどりに目撃され、10話では史織がみどりが思い悩んでいる様を目撃するという対比がなされていたのも面白かったです。
商店街に突如現れた喋り、何故か目から映像を投影することが出来る不思議な鳥・デラ。そんなデラや、彼を追いかけてやってきた占い師のチョイ、そして王子のメチャ。3人がやってきても商店街の皆の暖かさは変わらず、まるで昔からいたかのように親しくしてくれていました。映画でもたまこがもち蔵に告白されてあたふたしつつも、皆はいつも通りに迎えてくれて、いつも通りの朝が始まっていました。変わっていくことは怖いけれども、それを受け入れて前に進んでいくというテーマは、テレビ最終話付近で既に提示されていたのだなと思います。
変わっていく中にも、変わらないいつも通りがあるからこそ、安心も出来る。デラやチョイなど不思議な存在も、いつの間にかいつも通りに組み込まれていました。
この作品で一番好きなのはたまこの妹、あんこでした。自分のことを「あん」と呼んでと言いつつも、物語終盤では自ら「あんこ」と呼ぶようになっていました。たまこがメチャ王子のお嫁さんになるかもしれないと知ってからは、寂しさ故か一緒の布団で寝たりも。年相応の淡い恋物語と併せて、とても可愛らしいキャラクターでした。
登場人物の誰もが暖かくて心温まる物語「たまこまーけっと」でした。
どこからともなく、いつの間にやら花と一緒に運ばれてきた鳥・デラ。高貴な生まれだというデラは喋ることができ、たまたま出会ったうさぎ山商店街のもち屋の娘・北白川たまこの家に居候することに。たまこの妹のあんこや、お向かいのもち屋の息子・もち蔵、友達のみどり、かんな、史織、商店街の人々との交流が描かれる全12話のアニメです。
「たまこラブストーリー」を見てからのテレビ本編視聴ということで、驚かされる点がありました。映画ではてっきりみどりがもち蔵に恋愛感情を抱いているのかと思いましたが、もしかしてもち蔵じゃなくて、たまこの方に気があったんですかね。かんなの「誰が誰を好きになっても良いんだよ」という台詞からも、そんな雰囲気が感じ取れます。親友として非常に気にしていたからこそ、もち蔵の告白の邪魔をしたり、メチャ王子が訪ねてきた際にも不安がったりしていた可能性もありますが・・・見方が結構変わるものだなとつくづく感じました。
史織に関しては映画を見たときから「おや」と思っていたことがありました。それはたまこたちを「たまこ」や「みどり」などと呼ぶことです。たまこが「ちゃん」付けで、かんながあだ名で呼んでいるのに対し、史織のような大人しそうな子が呼び捨てにするのは新鮮でした。そんな史織もトイレに行くと知った時のデラの反応もまた面白かったですw
史織に関しては、3話でトイレにてたまこへのお礼を練習しているのをみどりに目撃され、10話では史織がみどりが思い悩んでいる様を目撃するという対比がなされていたのも面白かったです。
商店街に突如現れた喋り、何故か目から映像を投影することが出来る不思議な鳥・デラ。そんなデラや、彼を追いかけてやってきた占い師のチョイ、そして王子のメチャ。3人がやってきても商店街の皆の暖かさは変わらず、まるで昔からいたかのように親しくしてくれていました。映画でもたまこがもち蔵に告白されてあたふたしつつも、皆はいつも通りに迎えてくれて、いつも通りの朝が始まっていました。変わっていくことは怖いけれども、それを受け入れて前に進んでいくというテーマは、テレビ最終話付近で既に提示されていたのだなと思います。
変わっていく中にも、変わらないいつも通りがあるからこそ、安心も出来る。デラやチョイなど不思議な存在も、いつの間にかいつも通りに組み込まれていました。
この作品で一番好きなのはたまこの妹、あんこでした。自分のことを「あん」と呼んでと言いつつも、物語終盤では自ら「あんこ」と呼ぶようになっていました。たまこがメチャ王子のお嫁さんになるかもしれないと知ってからは、寂しさ故か一緒の布団で寝たりも。年相応の淡い恋物語と併せて、とても可愛らしいキャラクターでした。
登場人物の誰もが暖かくて心温まる物語「たまこまーけっと」でした。