忌野清志郎と安倍晋三【日本国憲法第9条】平和と戦争。国民をバカにして戦争にかり立てる!!
『国民をバカにして戦争にかり立てる。自分は安全なところで偉そうにしてるだけ』
昔、有名なロック歌手がそう書いていた。
東京新聞 筆洗より
…………………………………
「地震の後には戦争がやってくる。
軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めてる。
国民をバカにして戦争にかり立てる。
自分は安全なところで偉そうにしてるだけ」。
昔、有名なロック歌手がそう書いていた
▼「日本国憲法第9条に関して人々はもっと興味を持つべきだ」
という題名でつづったのは、四年前に亡くなった忌野清志郎さん。
雑誌で連載していたエッセーをまとめた
『瀕死(ひんし)の双六(すごろく)問屋』(小学館文庫)に収録されている
▼書かれたのは阪神大震災から五年後。
ただ、よく見ると、「没原稿その二」とある。
事情があって雑誌には掲載されなかった原稿が、
単行本化する際に復活したのだろう
▼欧米とは違って政治的発言を控える芸能人が多い中、
レコード会社の横やりにも負けず、反核や反原発を訴える曲を
発表してきたこの人が健在だったら、
福島の原発事故の後、
どんな行動をしただろうか、と想像してみる
▼衆院の代表質問で安倍晋三首相はきのう、
憲法九六条の改正に強い意欲を示した。
反発の強い九条は後回しにして、
発議の要件を緩める既成事実をつくり、外堀から埋める戦術だ。
▼「五十年以上もの間、
戦争の無かった国は世界でも珍しいのだ。
その点だけでも日本はすばらしい国ではないか」
とも清志郎さんは書いていた。
それを誇りに思えない人たちが、残念ながら増えているらしい。
東京新聞 筆洗2013-01-31より転載引用
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013013102000122.html
………………………………………………………………………
忌野清志郎 ギター1本でTV生ライブ!(反原発詞)YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=CaXT-tXsMmw&sns=tw via @youtube
♪「SUMMER TIME BLUES」♪
「人気のないところでおよいだら 原子力発電所が立っていた
さっぱりわかんねえ なんのため
狭い日本のサマータイムブルース」
「熱い炎が先っちょまで出てる 東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ 増えていく 原子力発電所が立っていく
さっぱりわかんねえ 誰のため」
「7個も建っている 原子力発電所がまだ増える
しらねえうちに 漏れていた 呆れたもんだなサマータイムブルース」
「それでもテレビは言っている 日本の原発は安全です
さっぱりわかんねえ 根拠がねえ!」
「電力は余ってる いらねえもういらねえ 電力は余ってる
いらねえ欲しくねえ 電力は余ってる あぶねえあぶねえ
原子力は必要ねえ 必要がねえ 余ってるんだってよ
電力会社はもうけてる あぶねえ あぶないぞー あぶねえぞー
癌になりたくねえ あぶねえー 俺は癌で死にたくねえー
あぶねえ あぶねえ 君も君も君も君も 子どもが欲しいなあ
ベトちゃんドクちゃんみたいじゃない子がいいなーときた
あぶねえぞ あぶねえ」
Love Me Tender -The Timers- YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=q0cmuaNgf8s&sns=tw
RCサクセション サマータイムブルース~LOVE ME TENDER
http://www.youtube.com/watch?v=aJdMa1VI0do&sns=tw via @youtube
♪『「君はLOVE ME TENDERをきいたか?」作詞作曲 忌野清志郎♪
君はLOVEMETENDERをきいたかい 僕が日本語で歌ってる奴さ
あの歌は反原発の歌だって みんな言うけど 違う違う
それは違うよ あれは反核の歌じゃないか よくきいておくれよ
核は要らないって歌ったんだ
それとも原子力発電と核兵器は おんなじ物なのかい
発電所では 核兵器も作ることができるのかな まさかまさか
そんなひどいことしてるわけじゃないよね
灰色のベールのその中で またそんなコトしてるのかな
君は「LOVE ME TENDER」をきいたかい
僕のうたれた替え歌さ あんなに小さな声で歌ったのに
みんなに聞こえちゃったみたい 誤解誤解しないで
彼女へのLOVESONGなのに 反原発ロックなんて
そんな音楽があるとは知らなかった ただのロックじゃないか
なんか変だな レコード会社も、
新聞もテレビも雑誌もFMも 馬鹿みたい 何を騒いでたの』
ざまあみやがれい!ブログ :
忌野清志郎は、反原発ロックをやっていない!
より抜粋引用、詳細、動画もコチラ↓↓
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/lite/archives/65702759.html
…………………………………………………………
【瀕死の双六問屋 [著]忌野清志郎】
著者:忌野清志郎 出版社:小学館 価格:¥ 560
2009年05月31日
[文]斎藤環(精神科医)
■話が通じないことこそ愛で
瀕死(ひんし)の双六(すごろく)問屋
五月二日、癌(がん)性リンパ管症により
五十八歳の若さで亡くなった
元RCサクセションのボーカリスト、忌野清志郎。
その葬儀には四万人以上のファンが弔問に訪れた。
急逝を惜しむかのように、
彼が関(かか)わった楽曲は各種チャートを急上昇し、
二年前に発行された本書も急速に売れ始めているという。
本書は清志郎が雑誌「TVブロス」に連載した人気コラムをまとめたものだ。
一見ナンセンスなこのタイトルはいかにも「イマーノ」風だが、
実はちゃんと意味がある。
すごいロックの作り手は絶滅に瀕している、ということらしい。
まぎれもないロックン・ロール・グルだった清志郎は、
天才的な言葉の使い手でもあった。
しかし歌詞の素晴らしさに比べ、
彼の文章の驚くべき面白さはあまり知られてい ない。
武道館を「ライブハウス」と呼び、
結婚しない理由を「親戚(しんせき)が二倍になるから」と
言い放った独特のセンスが、本書の至る所に横溢(おういつ)している。
町田康と角田光代による渾身(こんしん)の解説も読み応えがある。
一見つかみどころのないその文章には、間違いなく倫理的な核がある。
テーマは常に「君」と「僕」のディスコミュニケーション。
といっても、単なる断絶ではない。
「君の知らないメロディ」を知っている僕のことを
君には知っていてほしい、といった複雑なすれ違い。
コラムの末尾は、いつもこんな感じだ。
「失礼する。また会おう! しばらくは君の近くにい るはずだ」。
彼はぬけぬけとこうも言う。
「なにしろ俺(おれ)がここにいて、
君と同じ時間を生きてるんだぜ。こんなに心強いことはないだろう」
そう、愛には距離が必要だ。「話が通じない」ことこそが愛なのだ。
だから清志郎は、ラジオと長電話が好きでネットが嫌いだった。
そんな清志郎のいない世界で私が今強く願うことは、
彼の三冊の詩集『エリーゼのために』『十年ゴム消し』
『君が僕を知ってる』の再版をおいてほかにない。
(小学館文庫=560円、2刷4万2千部)
(斎藤環 精神科医)
book.asahi.com 2009年05月31日より転載引用
http://book.asahi.com/reviews/column/2011071702919.html
『国民をバカにして戦争にかり立てる。自分は安全なところで偉そうにしてるだけ』
昔、有名なロック歌手がそう書いていた。
東京新聞 筆洗より
…………………………………
「地震の後には戦争がやってくる。
軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めてる。
国民をバカにして戦争にかり立てる。
自分は安全なところで偉そうにしてるだけ」。
昔、有名なロック歌手がそう書いていた
▼「日本国憲法第9条に関して人々はもっと興味を持つべきだ」
という題名でつづったのは、四年前に亡くなった忌野清志郎さん。
雑誌で連載していたエッセーをまとめた
『瀕死(ひんし)の双六(すごろく)問屋』(小学館文庫)に収録されている
▼書かれたのは阪神大震災から五年後。
ただ、よく見ると、「没原稿その二」とある。
事情があって雑誌には掲載されなかった原稿が、
単行本化する際に復活したのだろう
▼欧米とは違って政治的発言を控える芸能人が多い中、
レコード会社の横やりにも負けず、反核や反原発を訴える曲を
発表してきたこの人が健在だったら、
福島の原発事故の後、
どんな行動をしただろうか、と想像してみる
▼衆院の代表質問で安倍晋三首相はきのう、
憲法九六条の改正に強い意欲を示した。
反発の強い九条は後回しにして、
発議の要件を緩める既成事実をつくり、外堀から埋める戦術だ。
▼「五十年以上もの間、
戦争の無かった国は世界でも珍しいのだ。
その点だけでも日本はすばらしい国ではないか」
とも清志郎さんは書いていた。
それを誇りに思えない人たちが、残念ながら増えているらしい。
東京新聞 筆洗2013-01-31より転載引用
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013013102000122.html
………………………………………………………………………
忌野清志郎 ギター1本でTV生ライブ!(反原発詞)YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=CaXT-tXsMmw&sns=tw via @youtube
♪「SUMMER TIME BLUES」♪
「人気のないところでおよいだら 原子力発電所が立っていた
さっぱりわかんねえ なんのため
狭い日本のサマータイムブルース」
「熱い炎が先っちょまで出てる 東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ 増えていく 原子力発電所が立っていく
さっぱりわかんねえ 誰のため」
「7個も建っている 原子力発電所がまだ増える
しらねえうちに 漏れていた 呆れたもんだなサマータイムブルース」
「それでもテレビは言っている 日本の原発は安全です
さっぱりわかんねえ 根拠がねえ!」
「電力は余ってる いらねえもういらねえ 電力は余ってる
いらねえ欲しくねえ 電力は余ってる あぶねえあぶねえ
原子力は必要ねえ 必要がねえ 余ってるんだってよ
電力会社はもうけてる あぶねえ あぶないぞー あぶねえぞー
癌になりたくねえ あぶねえー 俺は癌で死にたくねえー
あぶねえ あぶねえ 君も君も君も君も 子どもが欲しいなあ
ベトちゃんドクちゃんみたいじゃない子がいいなーときた
あぶねえぞ あぶねえ」
Love Me Tender -The Timers- YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=q0cmuaNgf8s&sns=tw
RCサクセション サマータイムブルース~LOVE ME TENDER
http://www.youtube.com/watch?v=aJdMa1VI0do&sns=tw via @youtube
♪『「君はLOVE ME TENDERをきいたか?」作詞作曲 忌野清志郎♪
君はLOVEMETENDERをきいたかい 僕が日本語で歌ってる奴さ
あの歌は反原発の歌だって みんな言うけど 違う違う
それは違うよ あれは反核の歌じゃないか よくきいておくれよ
核は要らないって歌ったんだ
それとも原子力発電と核兵器は おんなじ物なのかい
発電所では 核兵器も作ることができるのかな まさかまさか
そんなひどいことしてるわけじゃないよね
灰色のベールのその中で またそんなコトしてるのかな
君は「LOVE ME TENDER」をきいたかい
僕のうたれた替え歌さ あんなに小さな声で歌ったのに
みんなに聞こえちゃったみたい 誤解誤解しないで
彼女へのLOVESONGなのに 反原発ロックなんて
そんな音楽があるとは知らなかった ただのロックじゃないか
なんか変だな レコード会社も、
新聞もテレビも雑誌もFMも 馬鹿みたい 何を騒いでたの』
ざまあみやがれい!ブログ :
忌野清志郎は、反原発ロックをやっていない!
より抜粋引用、詳細、動画もコチラ↓↓
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/lite/archives/65702759.html
…………………………………………………………
【瀕死の双六問屋 [著]忌野清志郎】
著者:忌野清志郎 出版社:小学館 価格:¥ 560
2009年05月31日
[文]斎藤環(精神科医)
■話が通じないことこそ愛で
瀕死(ひんし)の双六(すごろく)問屋
五月二日、癌(がん)性リンパ管症により
五十八歳の若さで亡くなった
元RCサクセションのボーカリスト、忌野清志郎。
その葬儀には四万人以上のファンが弔問に訪れた。
急逝を惜しむかのように、
彼が関(かか)わった楽曲は各種チャートを急上昇し、
二年前に発行された本書も急速に売れ始めているという。
本書は清志郎が雑誌「TVブロス」に連載した人気コラムをまとめたものだ。
一見ナンセンスなこのタイトルはいかにも「イマーノ」風だが、
実はちゃんと意味がある。
すごいロックの作り手は絶滅に瀕している、ということらしい。
まぎれもないロックン・ロール・グルだった清志郎は、
天才的な言葉の使い手でもあった。
しかし歌詞の素晴らしさに比べ、
彼の文章の驚くべき面白さはあまり知られてい ない。
武道館を「ライブハウス」と呼び、
結婚しない理由を「親戚(しんせき)が二倍になるから」と
言い放った独特のセンスが、本書の至る所に横溢(おういつ)している。
町田康と角田光代による渾身(こんしん)の解説も読み応えがある。
一見つかみどころのないその文章には、間違いなく倫理的な核がある。
テーマは常に「君」と「僕」のディスコミュニケーション。
といっても、単なる断絶ではない。
「君の知らないメロディ」を知っている僕のことを
君には知っていてほしい、といった複雑なすれ違い。
コラムの末尾は、いつもこんな感じだ。
「失礼する。また会おう! しばらくは君の近くにい るはずだ」。
彼はぬけぬけとこうも言う。
「なにしろ俺(おれ)がここにいて、
君と同じ時間を生きてるんだぜ。こんなに心強いことはないだろう」
そう、愛には距離が必要だ。「話が通じない」ことこそが愛なのだ。
だから清志郎は、ラジオと長電話が好きでネットが嫌いだった。
そんな清志郎のいない世界で私が今強く願うことは、
彼の三冊の詩集『エリーゼのために』『十年ゴム消し』
『君が僕を知ってる』の再版をおいてほかにない。
(小学館文庫=560円、2刷4万2千部)
(斎藤環 精神科医)
book.asahi.com 2009年05月31日より転載引用
http://book.asahi.com/reviews/column/2011071702919.html