今更言うまでもないけど、バイデンは気持ちが悪い。Creepy Joe(気持ち悪いジョー)というあだ名は伊達ではなかった。
あの大統領就任式の悪趣味なことといったらない。それをジャーナリストなるポン引き野郎たちが、ほめちぎるこの滑稽さ。基地外サーカスといった趣。
決してトランプ一辺倒という人でなくても違和感を持ちっぱなしのところに来て、この就任式の悪趣味がなお一層、狂人具合を印象付ける。
この、旗だらけの光景を見て、非常に適切なことを書いている人がいた。
アメリカ人ではなくアメリカのシンボル
Symbols of America but no Americans.
そう、アメリカ人はいない。統治されることに同意したアメリカ人たちがいない祝典を表しているようで不気味だ。バイデンをお神輿にしたグループの心象風景のようなものかもしれない。
人々が嫌いで、自分たちの利益が好き。アメリカの人々は彼らにとって1枚100円でいくらでも並べられる旗のような存在でしかないと考えれば合点がいく。
こんな光景は引き受けられない。これはロシアが5月9日周辺に行う「不滅の連隊」ムーブメントの写真。対比的にいうなら、人々の国の光景。以前のアメリカには弱いながらも存在し得たがもうない、となるのだろうか。
■ トランプが表したもの
そんな気持ち悪いジョーを残して、ドナルドは去ったわけだけど、ドナルドはトランプ大統領本人の資質以上のものをアメリカに残したといっていいでしょう。
このおじいちゃんが、本人の能力のなさと米エスタブリッシュメントのいじめによって碌な人材をかき集められなかったことなどから、彼の治世はあちこちで混乱を巻き起こしていていた。
ベネズエラやイランが、トランプを糞みそに言うのは当然だし、シリアやロシアは、どのみち誰が大統領になろうがアメリカシステムは変わらない、といった態度で冷たい対応をしていたものだった。
だが、むしろその混乱が重なることによって、そんなこんなの混乱のうちに、この人は功績を残した。
すなわち、アメリカというシステムがどれほど糞なものなのかを全力で見せた。
いろいろあったけど、私としては、前にも書いたけど、アメリカが統治行為論的に動いていることが明白になったことの意味は大きいと思う。
そしてこう。
アメリカの大統領選挙を見ていてわかるのは司法と行政官が一致したら、不正など「あり得ない」で済ませられる仕組みがそこにあること。
CIAと国務省がテロリスト支援集団であることはトランプが来ようが何しようが最早疑うことさえできなかったし、議会の9割方は金で動いていて正常な判断なんかに興味がないってのも規定路線だった(せいぜい、誰の金なのかが違うだけ)。
だがしかし、司法とFBIが同レベルだったことが明白になったのは、アメリカ国民にとってはもはやこれまで、といったところだろうと思う。
ということで、このへんを伊藤貫さんがチャンネル桜で話してた。
伊藤さんは西部さんと仲良しだった人で、ワシントン在住のおじちゃん。アメリカの国際政治の理解の枠組みでいえば、リアリスト側に近接した態度、見方をする人。私は氏の見取りの全部に賛成ではないけど、日本語環境においては稀な人であると思ってる。普通にアメリカを見ているから。
【Front Japan 桜】トランプ退陣、世界は何を失ったか? - 伊藤貫氏に聞く[桜R3/1/21]
聞きながらちょびっとメモした。
CIAと国務省が他国に手を突っ込んで無茶苦茶にしてきたことは知ってた、だけど、司法省とFBIもこれなのか、というのを多くの国民が知った。
アメリカのマスコミはここまで嘘をつきとおすのかを国民が知った。
(民主党支持者は60%はマスコミを信じるが、共和党支持者は10%しか信用してない)
Big Techがこれほど汚いことをするのか、というのを国民が知った。
言論の自由を奪ってる。言論統制してる。
共和党は空っぽだった、ということをアメリカ国民が知った。ロシア疑惑を引っ張って大統領を弾劾するという茶番劇を民主党がやっているのに苦情をいっておかしいと言った上院議員は1割、下院で4割ぐらいしかいなかった。
といったところを順番に例を引きながら、悲憤慷慨してる。
その他諸々面白いことを語っているけど、特に、ハリスはバーのマダムのようなもの、というのが大笑い。実際そうでしょう、だって、と私も思ってる。
要するに、左翼でもなんでもない人なわけ。単に現在の方針としてそれっぽいならそれで儲かると思ってるからくっついているのに過ぎない。それはバイデンもそう、オバマもそう。
■ 狂ったままなのは米だけではない
で、それはそれとして、やっぱり、ロシア疑惑というインチキ話をやり遂げたところが狂人体制の狂人たるところ、白眉だと思う。発狂だね。
伊藤さんも言ってるけど、あれはスティール文書という、インチキトンチキな文書がイギリス諜報系から出てきて、それをヌーランドが議会等につないだと言われている。ここが発端だが、世界中のマスメディアを巻き込んだその騒ぎの異常さは、思えば、今回の選挙の異常さと全く同じものだった。
それが嘘だとわかろうが、暴露されようが、全然懲りない。変える気なんかない。真実だの事実だのには何の興味もない。スゴイわけですよ。
で、今もってこれを開けようとしないのは、米のせいでもあるけど、この路線にぴったりくっついてる各国も同罪。
これを一体どうするつもりなんでしょうか。
多くの人は、アメリカという体制が暴露されたと書くけど、事はアメリカに留まってない。
で、それはそれとして、やっぱり、ロシア疑惑というインチキ話をやり遂げたところが狂人体制の狂人たるところ、白眉だと思う。発狂だね。
伊藤さんも言ってるけど、あれはスティール文書という、インチキトンチキな文書がイギリス諜報系から出てきて、それをヌーランドが議会等につないだと言われている。ここが発端だが、世界中のマスメディアを巻き込んだその騒ぎの異常さは、思えば、今回の選挙の異常さと全く同じものだった。
それが嘘だとわかろうが、暴露されようが、全然懲りない。変える気なんかない。真実だの事実だのには何の興味もない。スゴイわけですよ。
で、今もってこれを開けようとしないのは、米のせいでもあるけど、この路線にぴったりくっついてる各国も同罪。
これを一体どうするつもりなんでしょうか。
多くの人は、アメリカという体制が暴露されたと書くけど、事はアメリカに留まってない。
国の枠を超えたような巨大なヤ九ザ(マフィア)が国を乗っ取っとってしまった、みたいな感じかな。
ありとあらゆる手を使って国際機関を始めとして、あらゆる勢力を支配しようとしているのでしょう。
一般的大衆は搾取のタネだろうね。