Curse priest

うわぁぁぁぁ、涙腺決壊。・゜・(ノД`)・゜・。
すいません、京アニの破壊力、思い知りました。

ＣＬＡＮＮＡＤ　クラナド　第９話　「夢の最後まで」

ううう、まだ目が痛い…。

余りに周囲が「泣くぞー、泣くぞー」と騒ぐし、先週まで正直醒めていた俺でしたが、
今週、早くも１０分でボロボロ泣き出し、最後のＥＤまで泣きっ放しでした。
ううむ、恐るべき京アニ。

AIR（これはゲームしか知らない）では観鈴ではちっとも泣けず、
晴子さんの為に怒りまくり、納得が行かず、
むしろ美凪や佳乃やみちるの方がボロ泣きした俺ですが、
（特にみちる編は直球だった、泣いた、泣いた。美凪はバッドエンドの方が好き）
みちる編で泣いたからには、風子ちゃんで泣かない訳なかったね(^_^;)


さて、結婚式の前々日。
（前々日というのが、既に罠だった…くそぉ、卑怯な演出めぇぇ）
風子ちゃんの事を覚えてるのが、朋也と渚だけになってしまったので、
せめてそれまで３人一緒にいようと、部室に泊り込み。

結婚式用のパーティ用品を待ちきれないと開けてしまう風子ちゃん。
「子供っぽくないです！」
と朋也に呆れられても、言い返しますが、自分がいられるのが今夜までと
気づいてると思えば、このセリフも深いなぁ。
時間がないから、もうやりたい事全部やってしまわないといけないんだ。
切ない…。・゜・(ノД`)・゜・。

親しい者同志は苗字でなく、名前で呼ぶものって、二人に強制するのも、
二人のキューピットになって、幸せになって欲しかったんだな。
「何だ、その話の飛躍は」
って、朋也は言いますが、もう明日なんかないので、自分が消えてしまう前に
何とかしたかったんだね、風子ちゃん。
これが自分の為に必死になってくれた二人へのお礼。
何とか言えた二人の頬にキスする風子ちゃんが切ないなぁ。
もう、この辺りから泣けて、泣けて仕方なかった。
うおおおお、先週しらけてた俺は何処行ったんだー！？
…でも、泣ける、うううう。

パーティ用の三角帽子をかぶせてもらって大はしゃぎの風子ちゃん。
「今からそんなにはしゃいでどうすんだよー、結婚式は明後日だぞ？」
「あのー、今から前祝したらダメですか？」

本人もいない、結婚式の前祝というのも変ですが、風子ちゃんの為に
何でもしてやろうという事で、楽しくパーティの始まり。


ろうそくを灯して、しんみりと一晩明かし、目覚めた時は二人だけになってました。
しかも二人とも風子ちゃんの事は忘れてるしー！！∑（;￣□￣Ａ
ふ、風子ちゃーーん！！
そんな！！

渚のパパに殺されるかと思いましたが、風子ちゃんの事を何となく覚えてるので、
そんなに怒れません。あんなに彫るの付き合ってたのにね。
思い出して、パパとママ！　電波受信してー！

バッグの中に風子ちゃんのヒトデだけが残っていて、それでモヤモヤする二人。
二人が立ってる間にちょうど人一人分の空間がいつもある事がとても切ない。
無意識に風子ちゃんがいる場所を空けてるのに、それすら気づかないなんて。
風子ちゃんが、二人に話しかけても、もう聞こえないから、黙って歩いてるん
だろうと思うと、また涙が…。

杏に日曜に買い物に行こうと誘われても、「とても大事な用があるから」と
断る朋也。
でも、その大事な用が何なのかどうしても思い出せない。
それを思い出そうとするが、もどかしいばかり。

大事な事を思い出せないのは、渚ちゃんも同じ。
それを二人で何とか思い出そうと決めた矢先、幸村先生が垂れ幕を書いてる所を
発見。
垂れ幕には「ご成婚おめでとう」。

何故か幸村先生だけが風子ちゃんの事を覚えてました。
何でだろうかといえば、逆説の為らしい。

学校で結婚式を上げさせて欲しいと幸村先生に頼んだのは、朋也達。
これを忘れてしまうと、日曜に学校行事として成立しない。
お姉さん達は招待状を親族や友人に朋也達とは別個に送ってるしね。
これは確定事項なので、それ繋がりから、朋也達が頼んだ事を忘れず、
それで風子ちゃんの事も忘れずにいるらしい。

「これを見て、よく思い出してみるといい」

垂れ幕をじっと見ている内に、やっと伊吹先生の事を思い出す朋也達。
だけど、どうして先生の結婚を進めていたのか戸惑う二人に
「それは先生の妹さんのせいではないかな？」
とヒントをくれる幸村先生。

考え込んだ二人はやっと風子ちゃんの事を思い出します。

その瞬間、二人の間に姿を現わす風子ちゃん。
うわぁぁぁぁぁぁ！！　ずっとずっと一緒にいたんだねー。
見えなくなるって、忘れてしまうってこういう事なんだねー。・゜・(ノД`)・゜・。

「最悪だよな。あんなに忘れたくないと思ってたのに」
「最悪じゃないです。自然な事です」
「そんな淋しい事を言わないで。結婚式まで一緒にいましょう」

淋しげな風子ちゃんを抱き締める渚ちゃん。
何とか風子ちゃんも微笑みます。弱々しい笑みが悲しいぜ。

そして、結婚式当日。
快晴ですが、招待客はいますが、朋也達以外の生徒は誰も来ていません。
あんなにひとで配ったのに。
渚は残念がりますが、「でも、岡崎さん達はここにいてくれます」と
言う風子ちゃん。もう最後まで離れないようにみんなで手を握ってます。
泣けるで。


無事式も滞りなく終わり、校門で一番いい場所を取って見送ってやろうと
駆け出す三人。
そこで見たのは、中庭一杯の生徒達でした。
うわぁぁぁぁぁぁぁ。・゜・(ノД`)・゜・。
買い物に行くと言っていた杏や、親衛隊、智代や今まで関わってた皆、
そして、ヒトデを配った人たち、勿論渚ちゃんの両親も。
皆、朝起きてヒトデを見たら、結婚式の事を思い出したとの事。
風子ちゃんの思いは通じたのでした。

風子ちゃんは、もう皆に見えてないけれど、思いだけは残ったのです。
「信じられないです…」
茫然とする風子ちゃんに「よかったな」と言う朋也。
「はい！」と満面の笑みの風子ちゃん。
ううううう。画面が涙で見えない…。


そして、皆に祝福されて出てくる新郎新婦。
それを見ながら、「岡崎最高～！！」のシーンの事を話し始める風子。
「岡崎さんが、あの時１人で何やってんだー？って風子を引っ張ってくれました。
あの日から、毎日が楽しくて、お祭りみたいでした…。
本当にありがとうございました。
風子、楽しかったです…」

それを聞きながら泣き出しちゃう渚ちゃん。
うわー、あのシーンをそんな風に…(^_^;)
ギャグはギャグとして笑いたいんだがー。
あのシーン見てボロボロ泣くのはイヤじゃ～。
この演出は泣けるが、やめてくり。
何でも「泣き」にすなー！！
うまうまと罠にかかって、ボロボロに泣いてる俺が言うのも何だけどー。


先生は朋也達に気づいて、お礼を言いに来ます。
二人は風子との別れに泣いてるので、先生は意外そう。
男泣きしながら、朋也は必死に説明します。

この瞬間の為にたった１人で頑張っていた子がいたこと。
誰よりの姉の幸せを望んでいた子がいたこと。
自分達はその子といるのが楽しかったから一緒にいただけだと。
この周りにいるみんなもそうなんだと。

泣きながら言う朋也に先生は何かを察します。
「あなた達はずっと『あの子』と一緒にいてくれたんですね」

そうです、と答える朋也。
「だから、あなたはあの子の分まで幸せになって下さい」
「はい」
と、答える先生。

その瞬間、朋也と渚はいつの間にか、あのヒトデを持ってます。
風子の思いのたけが詰まったものを。
驚く二人と先生の前に風子ちゃんが立っています。
もう存在が薄れているけれど、確かに立っています。
ヒトデを先生に手渡すと、

「おめでとう、お姉ちゃん。
　ずっとずっと幸せに、いつまでも…幸せに…」

そして、先生を抱き締めた風子は、その瞬間、ピンクの紙ふぶきと共に、天高く
消えてしまうのでした…。・゜・(ノД`)・゜・。
ふ、風子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！


「風ちゃんが、いつまでも幸せにって言ってしてくれました。
　多分、夢の中で祝福してくれたんだと思います」

結婚式の後、ヒトデを手に微笑む先生。
風子の思いは通じたが、あくまで『夢』なんですかー。
このヒトデは何処から？という謎はないのか、先生！！
人間の脳は悲しいのぉー。・゜・(ノД`)・゜・。
こないだ見た「Lain」を思い出し、また泣く私。

そして、風子ちゃんの噂だけが学校に残ります。
今は事故で眠っているけれど、学校の何処かで
先生の妹が、元気な子がいつも走り回ってる噂が。
そして、いつか目覚めて帰ってくるのだろうと。

いつもらったか憶えてないけれど、ヒトデを見ていると、
その姿は脳裏にある。
それがヒトデと何故解るか解らないけど、
それでも、憶えてる。

彼女が戻ってくる日を待っていよう。
その日は必ず訪れるのだ。
いつも必死で頑張ってた、小さな少女の足音が。


うううう、映像を見直しながらだと、また泣ける。
チクショー、いい最終回だった…。

次はことみルートだそうです。
頑張れ。