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2009年11月

http://futuremotion-kmd.jp/

FutureMotionという、慶応義塾大学大学院のメディアデザイン研究科(通称KMD)のイベントがありまして、前半セッション3つを聞いてきました。

今年3月にもあったのですが、「新しい形の映像フェスティバル」と題して、複数のテーマによるセッションの形で進められます。

『映像』というものを技術、ビジネス、表現など様々な視点から見ている数少ないイベントだと思います。

出かける準備に手間取って、セッション1を半分聞き逃してしまって残念です。

セッション2、セッション3はショートフィルムを軸としたクリエイティヴな話が中心だったので、セッション1のデジタルサイネージを中心に書きたいと思います。


デジタルサイネージ

現在進化中の「デジタルサイネージ」をお題に、NHKエンタープライズ、ソニー、博報堂の方々をパネラーとして招いてのパネルディスカッション形式でした。

ソニーの相澤辰弥さんの話は完全に聞き逃してしまいました。orz。twitterで追った部分的な情報では、箱根園や新宿伊勢丹、アディダス、シドニーオペラハウスなどの事例紹介があったようです。

博報堂の島崎昭光さんの話は少しだけ聞いていました。通行人を検知して、壁にフキダシをつける事例。(アイキャッチですよね)、あとはgoo脳内検索メーカーの事例紹介があったようです。

NHKの宮崎経生さんの話から聞き始めたのですが、パッと心に残りました。

歴史あるロンドンの地下鉄に対して、複数のモニターが連動した動きを見せる曲面ディスプレイがあるそうです。以下のURLが参考になるかと思います。

http://digitalsignage.co.jp/blog/post/174

一通りお話を戴いた後、駆け足でしたが、コーディネータの中村伊知哉KMD教授が質問を投げかけて答える形式になりました。

中村さんの「デジタルサイネージはいまだけ、ここだけ、あなただけの新しいメディア」という言葉は素晴らしい言葉ですね。

Q.大小様々なサイネージがあるが、普及の広がりはどうなるか。近い将来に1兆円市場になるといわれているが、実際はどうか。

→屋内のメディアとして普及する可能性は高い。屋外は物理的、制度的に難しいのではないか。

→日本独自の要素としては、モバイルとの連携がカギとなる。

→テレビとは違い、インタラクティブな要素が強み。教育分野での応用も考えられる。

→サイネージを使った「コミュニケーション」がカギとなると見ている。

→(NHK)東京ミッドタウンでの事例紹介。AR技術との連携。イベント向け。

Q.苦しい状態にある広告業界からみて、サイネージのビジネスはどうなっていくのか。

→販促のほうから入ると思うが、ブランディングという要素もある。

→技術的に、サイネージを見ている人数は測れてしまい、費用対効果が問題になるかもしれない

などなど。

デジタルサイネージのキーワードは、インタンラクティヴ性と没入(引き込まれる)ということなんだなぁと感じたセッションでした。

途中でNHK宮崎さんから紹介されたフィラデルフィアのコムキャストのLEDディスプレイによる事例は凄かったです。

平面なんですが、どう見ても立体的に見えます。

D

若者へのメッセージということで、ばかばかしいことに思いをめぐらせることから始めて欲しい。酷評されるのを気にせず晒して欲しい、いいものは目に留まるから。という言葉が贈られていました。

あとでかく。

こちらは入場料1000円かかりますが、インテリアや雑貨などを中心とした一般的なデザインでした。

ちょっと自分とは興味の方向性が違ったので、流し見になってしまいました。。。できれば内部の通路設計、観客の動線設計をやって欲しかった。。。いたるところで人が詰まる詰まる。デザインの展示会なのに、会場全体の設計が悪いというのはちょっといただけなかったです。。。

流し見をしていたのですが、一つだけ目を見張るプロダクトがあったのでご紹介。

amabroという会社のキッズ&ベイビィ商品がマジでかわいかった!

オンラインストアで注文できるようなので、小さいお子さんがいらっしゃったら送りたいくらいです。

IDEOという会社をご存知の方は、そのデザインの作品が展示されていました、で通じるかと思います。

私もLLTVカンファレンスで聞きかじった程度なのですが、初期アップルコンピュータのマウスをデザインしたりとかしている会社だそうです。

いわゆるプロダクトデザイン、製品のデザインという領域にいる会社であると私は認識しています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/IDEO

写真をたくさん撮ったので、それでレポートに換えます。

展示を見て強く感じたのは、観察の精神でした。普段無視している小さなことに着目したり、使いづらさに着目していて、それを観察していて、それを「デザイン」という形で補助していくという精神を、プロダクト全体から感じました。やっぱり、デザインとテクノロジーの間にいる会社には強くあこがれます。

個人的には、ブタのライトがツボでした。エコをああいう風にカワイさと結びつけるとウケると思うんですけどね。

shirasyさんの日記に触発されて、六本木の東京ミッドタウンで開催中のDESIGN TOUCHというイベントに参加してきました。把握しきれないくらいのイベント展示(9つ?)の集合体だったようですが、DESIGN TOUCH EXHIBITION と DESIGNTIDE TOKYOに参加してきました。

いきなり批判で申し訳ないですけど、ネーミングはもう少し考えて欲しかったです。略せないし、同じような名前が5つくらい並んでいて、主催者側の方々しか識別できないんじゃないかなぁと思いました。名前って大事ですよね。

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