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京都在住Webエンジニアの日記です

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学びのループとアイデンティティ

学びのループについて考えていた。自分はAPEX Legendsが好きでよくやっているので、そこから学びに関する洞察が得られないだろうかと考えた。そして、自分のアイデンティティ問題への助けが得られないだろうか。

ここでアイデンティティ問題について軽くまとめておく。自分は、自分はこれで良いのか、つまり、自分の考えている成功に近付いているか、分からないという問題を抱えている。 名前を付けて考えやすくするために、これを自分はアイデンティティ問題と呼んでいる。

学びについて

APEXをやるとき、目標は明らかで、生き残って一位になることである。すなわち、それを達成するための行動を学んでいく、というのがAPEXにおける学習である。撃ち合いのためのエイムや、キャラコン、戦い方におけるセオリーを学んでいくことになる。実戦で学んでも良いが、まずは概念を教科書から学んで、基礎を固め、練習し、実際の問題における仮説があればそれを試して、うまくいくか確認し、理論にフィードバックする、というステップを踏むだろう。

実際の暮らしで考えてみよう。まずは最も近い、あるいは最も必要な成功から考えていけば良いだろうから、チーム内で成功する事について考えてみる。自分のチームでは、成功とはあらかじめ定めた個人の目標を達成することだ。自分の今期の目標はチームのDX改善という形で提示されている。つまり、DX Legendsというゲームで勝てばよいことになる(ここは、笑い所です)。 DX Legendsで勝つには、DX改善ポイントの発見と作戦立案、オペレーションを行って作戦を達成すること、そしてフィードバックが必要だ。もちろん、チームの現状やプロダクトに対する事前の調査が必要であるし、読書などによる教科書的な基礎知識の蓄積がなければ、そもそも作戦を立てられない。

図にまとめると、以下のとおり。

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流れ

  • ここで目標とは、あらかじめ定めたなんらかの要素である。
  • ここで調査とは、現状(具体的には、チームの現状やコードベース)を認識・理解すること。
  • ここで基礎知識とは、一般論の蓄積。さらに経験が入ることもある。
  • 基礎知識があった上で現状を認識できれば、問題を発見できる。
  • 知識や経験があることで、問題を解決するために作戦を立案できる。
  • 作戦をうまく実行する。
  • 実行すると、効果判定ができる。また、ループがなめらかに回ったかといったメタなフィードバックもできる。記録を行うことで、経験を形として保存できる。

注意しておくと、これは問題解決の手法であって、作業にはあてはまらない。APEXでいうと、これは練習や学習のためのメタなシステムなのであって、プレイそのものの手法ではない。慣れが解決するものは、慣れて解決すればよい。

やみくもに各部分を学ぶのではなく、まず最初にこのメタな枠組みを回すことを意識する必要がある。

ところで、これはOODAループにも似たところがあるなと思った。機会があったら学んでみるのもよいかもしれないが、OODAループは組織論やビジネスの話題で展開されがちなので、個人がうまくやっていく、みたいな話題にはそぐわないかもしれない。

自分はこういった学びのループに関する理論にかんしては無知なので、おすすめの書籍があったら教えてほしいです。

アイデンティティ

そして、この学びのループを回している事自体が、「私は学びのループを回す」という形式のアイデンティティになりうる。

non117.hatenablog.com

学びのループは、ある程度保証されていて、システマチックだ。仕組みに乗るのが良い。「自分が考えている成功」とは、「目下そこにある問題に対して学びを行い、解決していく」という「行い」の形にできる。成功を「うまく○○していく」という形に変換しているのだ。そう考えると、自分はもう成功のスタートラインに立てているかもしれない。

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