適者生存の研究室

普通の大学生が現代社会での生き方を模索する研究所

マジックテープを剥がす音が死ぬほど嫌いだけど誰にも理解してもらえない件

 

 

自分には誰にも理解してもらえないことがある。

それはコアな性癖だとかニッチな趣味をしているとかそういうことではない。

 

 

僕には嫌いな ”音” があるのだ、物心ついた時から僕はその音が嫌いなのである。

 

 

嫌いな音というと黒板を爪を立ててひっかく音とかクチャクチャ音を立てて食べる人、俗にいうクチャラーの咀嚼音だとか人によって色々あるだろう。蚊の羽音とか発泡スチロールのこすれる音とか枚挙にいとまがないほどある。

 

上にあげたものは代表的な物で嫌いな人もかなり多く、大体の人が共感をしてくれる。実際僕も黒板をひっかく音を聞くと寒気がするし、人のクチャクチャいう咀嚼音を聞くと食欲が失せる。

 

 

そんな僕の誰にも共感されない不快な音、それはマジックテープを剥がす音である。

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「え、あのマジックテープを剥がす音ってベリッって音ですよね、むしろ大好きなんですけど。」

 

 

なんて人も結構いると思う、だけど僕はその音がどうしても苦手なのだ。

 

 

具体的にマジックテープを剥がす音を聞くとどうなるかというと、耳を中心に頭全体がむずがゆい感じになる。もっと大げさに言うと頭が引き裂かれそうというか、ゾッとするというかとにかく恐ろしいものだ。

 

 

これは黒板をひっかくのを想像するだけで不快な思いになるのと同様で、マジックテープを剥がすのを想像するだけでも気分が悪くなる。

 

 

僕はこの音が死ぬほど嫌いなので身の回りからありとあらゆるマジックテープを排除してきた。小さいころから筆箱も靴もマジックテープが付いてないものを親に買うように頼み、今でも傘を買うときはかならずボタンで留めるやつを買っている。

 

 

しかしこれだけ自分の周辺から排除していても、日常的に生活しているとマジックテープを剥がす音を聞くことは度々ある。

 

 

例えばバスで移動している時の出来事。

幼稚園児くらいの小さな子が落ち着きのない様子で、バスの座席にちゃんと座ろうとしていない。そしてイスの上に膝を立て後ろを振り向き、座席のヘッドカバー(頭置く所にある白い布みたいなやつ)で遊び始める。

 

 

 

そいつだけはマズい、マズいぞ

 

 

案の定、ヘッドカバーのマジックテープをくっつけたり剥がしたりし出す。

 

 

ホワッ!? あの本当にやめてください…死んでしまいます…

 

 

ただこんな小さい子に「マジックテープ剥がすの止めてもらえます?」なんて言うこともできず地獄のようなバスの時間を過ごすことになってしまった。

 

 

ていうかいきなり「マジックテープ剥がすの止めてもらえます?」って言ってくる大人流石にヤバイやつだろ。

 

 

とりあえず僕が伝えたいことはおそらく圧倒的少数であるがこの世には「マジックテープを剥がす音が嫌いな人」が存在するということ。

 

もうこんなブロガーの存在は認知しなくていいからこれだけは覚えておいてくれ。

 

 

正直、僕自身マジックテープを剥がす音が嫌いな人に一度も会ったことないからどれくらいの人がこの音が嫌いか分からない。

 

 

(というかそんな会話まずせんわ、どんだけ話すネタないねん。)

 

 

もしかしたら僕は世界で唯一マジックテープを剥がす音を聞くだけで鳥肌が立つ人間かもしれないし、もしかしたら意外とたくさんいるのかもしれない。

 

 

 

ここで一つの疑問が生まれる、なぜ僕はマジックテープを剥がす音が嫌いなのであろう。

 

 何故嫌いな音が存在するのか

 

 

まずは人間がなぜ黒板をひっかく音が嫌いかということから考えていく。

 

 

一説によると黒板をひっかく時に出る音は警告音の周波数に近いというのを聞く。

 

つまり黒板をひっかく音は人間の祖先の動物が身に危険が迫ろうとしている時、その情報を集団内で共有するために利用していた鳴き声に近いのだろう。

 

その名残で現在の僕たちもそれに近い周波数の音を聞くと不快に思う訳である。(危機管理のシステムが遺伝子内に刻まれているということなのか)

 

 

そして不快と感じる音を聞くことによって交感神経をオンにし警戒態勢に入ることができる。

(緊急地震速報のアラーム音もあえて不協和音にすることによって危機感を煽っているというのは有名な話ですよね)

 

 

では本題、なぜ僕はマジックテープを剥がす音が嫌いなのだろうか。

今の考え方でいうとマジックテープを剥がす音もきっと何かの警告音に違いないない。

 

 

そう思って色々調べた、が何も見つからない。

Yahoo知恵袋なんかを見ていると確かにマジックテープを剥がす音が嫌いな人がいることが分かる。

 

 

しかし肝心の「何故マジックテープを剥がす音が不快か」という論文や記事は存在しなかった。

 

という訳でここからは僕の仮説です。

 

 

①山火事の音説

 

僕達の祖先の猿は当然森の中で生活していた。森の中で生活していると落雷などにより山火事が起こる可能性がある。

 

その山火事による木の倒れる音(もしくは木の燃える音)が少しマジックテープを剥がす音に似ているのではないか。

 

 

②捕食者の咀嚼音説

 

 

捕食者の獲物を喰いちぎる音がマジックテープを剥がす音に似ていたという説。

 

人間の祖先の動物が捕食者に対してより危機感を抱くためにこの音を不快に思うようなったのではないか。

 

 

※あくまで僕の仮説で特に科学的根拠もないので適当にスルーして下さい。

 

 

正直こんなよく分からん理論どうでもいい。

 

 

僕はマジックテープを剥がす音が嫌いな人がこの世にはいるということ、これが広く認知されるのを切に願っている。