紙の本が消える日が来る!!
紙の本が消える日が来る。
私の書斎から紙の本が消える日が。
Twitterでもつぶやいたが、先日スキャンスナップと裁断機を購入した。

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
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プラス 断裁機 PK-513L 裁断幅A4タテ 26-106
- 出版社/メーカー: PLUS(プラス)
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: オフィス用品
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早速、裁断機で本の背表紙をバッサリ裁断してバラバラになった本をスキャンしてみた。
早い!250頁の文庫本なら5分程度でスキャンしてしまう!
しかも自動的にPDFファイルを生成してくれるので、ファイル名を変えてフォルダに整理して入れるだけの簡単作業。
しかも、かなり綺麗にスキャンされる!
そのPDFファイルをiPhone ExplorerからiPhoneに格納してみた。
で、Good Readerというアプリで開いてみた。
肝心の読みごこちはというと、かなり快適!
画面が小さいので、文字を拡大してスクロールしながら読むことになるが、慣れてしまえばなんてことはない。
感触として、紙の本を読んでるのと、そう変わらない。
いま、iPhoneには20冊程の本が入ってるのだが、重さが変わらないのはいうまでもないが、いつでもどこでも気軽に本を読むことができるのはたまらない。
待ち合わせのちょっとした時間に気になる小説の続きを読むこともできるし、なんせ片手で読むことができるのがすごい。
iPhoneには、こんな本や、

- 作者: 小熊英二
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2002/11/01
- メディア: 単行本
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- 作者: アントニオ・ネグリ,マイケル・ハート,水嶋一憲,酒井隆史,浜邦彦,吉田俊実
- 出版社/メーカー: 以文社
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- メディア: 単行本
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でも、iPhoneに入れておけば、リビングで寝っ転がりながら読めるし、電車のなかでも読める。
寝っ転がりながら分厚い本を読むと手も痺れるしね。
それに過去の経験上、積ん読のまま読まない本って分厚かったりしてポータビリティーに欠ける本が多かった気がする。
これで積ん読だった本も、サクサク読めるようになる!
この読書法、かなりオススメだ!
でも、
本を裁断するなんて、本に対して失礼だ!
とか、
やはり、紙の本を手にとって、ページをめくる心地よさがなくなるのは淋しい。
という声が聞こえそうである。
だが、果してそうであろうか。
では、それぞれについて反論していくことにしよう。
まず一つ目。
そもそもなんのために本を買うのか?
紙を保管するため?
そうではないだろう。
紙に書いてある情報を得るために買うのではないか?
ビジネス書であればその情報を仕事で活かせばいいし、小説であればその情報をじっくり味わって感動したりすればいい。学術書ならその情報から新たなる知見を取り入れればいい。
むしろ、本棚に詰め込まれて情報が活かされずにしたままにしておくことこそが、本に対して失礼なのではないか?
データ化して持ち歩けば、いつでも本が持ってる情報にアクセスできるし、本の持ってる情報を活用できるチャンスも広がる。本にとっても、その本を書いた著者にとっても良い話ではないか!
次に二つ目。
おっしゃる通りである。
私も、紙の本の手触りや匂いも好きだし、ページをめくるのも好きだ。
でも、それは上で述べた本を買う目的からそもそも外れるもので、あくまでも副次的なものではないか?
どうしてもというなら、本の手触りや匂いを味わい尽くしてから裁断してスキャンすればいいし、それでもというのなら、味わう用の本を手元に残しておけばいいだけのことだ。
本の本来の目的が、本来の目的から外れたものによって達成されなくなるのはマズいだろう。
よって、こういうことがわかるだろう。
●この読書法は、本の本来のあり方を取り戻すことができる。
●紙の本の手触りがいい云々は、その本来のあり方を取り戻すのを阻害する単なるノスタルジックな戯言にすぎぬ。
さて、ここまで読んでどう思っただろうか。
本を裁断してデータ化して大量に持ち歩いてサクサク読む、この読書法を実践してみたくなってきたことであろう。
もう一度紹介しておこう。

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ところで、AmazonのKindleが快調に売れてたり、Appleが来春にだすタブレットPCはブックリーダーではないかと噂されていたりと、2010年代は電子書籍の時代となることは間違いないだろう。
KindleではPDFファイルも読めるから、裁断してデータ化した本も読める(よって現在、購入を真剣に検討中)。
日本では著作権云々とか、出版社がまだまだ電子書籍には否定的であるとかという問題もあるが、恐らく時間の問題であろう。
むしろ、出版社こそがイニシアティブを持つべきなのではないかと思う。というのも、さきほどから繰り返すことだが、本の本来のあり方を取り戻すことができるからだ。出版社は、まずそこに気付くべきだ。
長々書いてしまった。
最後にひとこといっておこう。
この読書法こそが、2010年代を快適にサヴァイヴするためのライフハックである!