Nintendo switch『がるメタる!』いいからビジュアルに少しでも惹かれたらポチれ! ハイセンスぶち込みゲー
結論から言うと俺の負け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 大好きなゲーム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プレイ開始3日目くらいまでは
「う~~~~~~~ん好きなんだけどリズムゲームがなぁ……。もうひとつなんだよなぁ…………。」
ってカンジだったんですがクライマックスの一気呵成っぷりが最高すぎて瞳孔がハートになってしまったので諦めます。
本ゲームの僕の評価は
「ダメなところもあるけど神ゲー」になりました。
以下散文失礼いたします。
『がるメタる!』概要
プレイヤーは女子高生となり、地球侵略に来た宇宙人に対しメタルの力で対抗する。
主人公の担当はドラムで、リズムゲームではジョイコンを振って演奏する。
ようは「エアドラムをニンテンドースイッチでゲームにした」ようなカンジ。
そして最大の特徴はリズムゲームにはなくてはならない「譜面」の不在。
決められた譜面がないことでリズムゲーム部分は完全に自由な演奏が可能であり、
いかにノリよくリズムを刻めるかがハイスコアを得るための秘訣となる。
センス良すぎのデザイン、UI、タイポグラフィ。
ビジュアルの暴力に身を任せてくれ頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!
先述したように本ゲームはかなり特異なアイディアを形にしちまったゲームですが、むしろ強みとしては圧倒的ビジュアル面のセンスのよさにあると思います。
まずキャラデザ。
いやかわいくない!?!?!? 最高かよ。
絶妙にユルく、人類満場一致でかわいくてしかもオタクっぽくない。
あったけぇ、なんかあったけぇよ。素敵な絵だよ。
ポリゴンモデルもよく雰囲気を再現しています。
これはオンラインマニュアル。かわいい。
黒板+チョークで「このゲームは!!!!!!!!!!!!! ガールズバンドのゲームだから!!!!!!!!!!!!!!!!!」
感をバシバシ出してきて好感度高い。
リズムゲームの前に挟まるインターミッション敵パートなんですが
この画面も学生証+スケジュール手帳のデザインを取り込んでいて
めっちゃかわいく作ってますよね。
フォントのセレクトも良く、全体的にオシャレにまとまってます。
ダサくない!
オプション画面もこんなにかわいい!
隅々まで気を配られていて、「ここは塩対応でいいか」という画面がまったくないです。
ストーリーモードでは1話に1~2回ほど
このようにグループチャットが挟まります。
これも雰囲気よくて、発言ごとにジョイコンは揺れるし
時間経過で勝手にメッセージが表示されていきます。
ある程度こちらから発言することもできるなど、
なかなか「俺たちLINEしてる」感が出ておもしろい。
デザイン面でセンスがいいだけでなく、手数がたくさんあって画面がコロコロ印象かわって本当に楽しいです。
セーブ画面も見てくれよこれ!!!!!!!!!!!!!
「はーい! セーブとロードはまあサラッと流すよ!」
というカンジがまったくない!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッコよすぎる!!!!!!!!!!!! チケット風!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ステージ途中でセーブすれば「開場」
ステージ終了時にセーブすれば「終演」
にマルがつくのも芸が細かくて好き。本当に好き。
かわいい……。
本当にかわいいよ。素晴らしい。
そしてまだ褒めたり無いぞ。いちばん好きなデザインについて話してねえ。
それはサブタイトル。
どうだ。
このタイポグラフィの暴力はどうだ。
ア……ア……無理、好き
瞳孔が♡になるのを抑えられない。助けてくれ。
ちなみにとっくにお気づきでしょうがサブタイトルはすべてSF映画のタイトルが含まれています。
次回予告も本編に関係なく映画ネタだったり。
これは何ネタかわかるかい?
イ ン タ ー ス テ ラ ー
いや、しかしほんとタイポグラフィいいな。最高すぎるだろ。
と、まぁとにかくビジュアル面がすさまじく良さです。
静止画だと伝わりきれない、動きの良さとかも演出で活かされてるのでぜひ買って見てほしい。買え。
が、しかし決定的な弱点もあります……。
リズムゲーム部分はもうちょっと。もうちょっと優しくしてほしい!
まず、最初に言っておくとリズムゲーム部分の難易度は高くないです。
ストーリーモードは意図的にかなりユルくされており、ほぼミスすることは無いと言えるヌルさです。
しかし最初に言った「自由」「譜面がない」という本作のアイデンティティとも言える部分が本作でいちばん問題となっているところなんですな。
本作には譜面、ノーツがありません。
なので自由にドラムを叩いていくことになるわけですが、
譜面もノーツもないということは「目安になるものがなにもない」ということになるのです。
頼りにはなるのは耳、そして己のリズム感のみ。
リズムにしっかりノってドラムを叩かなければ一向にスコアは伸びません。
そこで感じるのは「自由に演奏できてる!」という楽しさよりも、
むしろ「放っておかれてる……」という虚しさ。
自分のドラムの演奏に関係なく、メンバーはノリノリで演奏を続けているので余計に虚しさは募ります。
リズム感がない人間はアルバイトで何も教えられずに放り出されるような胸がヒュっとするカンジを味わうことになります。
定番のリズムパターンがいくつも用意されており、これを演奏中の曲のリズムに合わせるこよによって高得点を獲得できます。
さらにこれらを次々に繰り出していくことでコンボがつながり、スコアがガンガン上がるのですが当然のようにこれらのパターンは演奏中に確認できません。
おぼつかない記憶を頼りにうっすらと叩いていくことになります。
いわば格ゲーの必殺技みたいなもの、といえばそれまでなのですが覚えられないと本当に演奏中はつらみを味わうことになります……。
「リズムパターンを重点的に練習する個人練習」
「リズムパターンを確認しつつ曲と合わせることができる合同練習」
も用意されているのですが、なんとこれがストーリーモード進行中に、スタミナを消費することでしかプレイできない!!!!!
肝心要の練習モードが有限なのです……。
エネルギーが溜まってるぶん、無料でトレモできちまうんだ!
これははっきりと本ゲームのよくないところです。
クリア済の楽曲を自由に演奏できる「フリープレイ」モードもあるのですが
この練習モードは完全にストーリーモードでしかできません。無限にできる練習モードを入れておくれよ……。
また、これはニンテンドースイッチの仕様的な側面もあるのですが、
テレビモードでのプレイ時は、使用テレビによっては遅延が発生し、うまくリズムが刻めないという状況が発生します。
我が家の環境では「プレイしてるぶんには違和感ないけど明らかにリズムが取れない」
という状況になっていまして、後述の改善法を試したところ劇的にリズムが刻めるようになりスコアが伸びました。
遅延はニンテンドースイッチ本体にヘッドフォンなどを挿してプレイすることで劇的に改善します(ゲーム中でも推奨)。
先述のリズムゲームとして不親切、という以外に遅延もけっこうプレイフィールに関わってくるので、「なんかうまくいかないな」という人は試してみてほしいです。
体験としてのエモさは一級品。プレイして損なしなエモ作品
長々とリズムゲームについての不満を述べましたが、
「不親切」「習熟が必要」「環境もしっかり整える必要あり」
と前提がいろいろあるだけで、ある程度モノにできればしっかりと楽しくなってきます。
「ガールズバンドの最高の仲間達との一度きりの人生のなかでの青春!!!!!!!!!!!!!!!! メタル最強!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
という雰囲気はお腹いっぱい楽しめます。
例えば
「コンボはふたつだけのリズムパターンを交互に繰り返してるだけでもつながる」
「迷ったらいちばん簡単なリズムパターン、ハーロットでリズムをつかむ」
「曲の終わりにシンバルを合わせると楽しい」
など意識してるだけでめちゃめちゃにテンションが上がってきます。
とくにラスト3ステージほどはこれまでに僕がプレイしてきた歴代リズムゲームのなかでも珠玉のエモさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほんと、最初このレビューは
「悪くない、悪くないけど悪くない止まり」
ってカンジになるはずだったんですが本当に、本当にクライマックスが素敵すぎて
「神ゲー……ひとりでも多くの人間にこのエモ体験をしてもらわなければ、伝えねば、伝えねば……」
という気持ちになりました。
俺はお前たちに俺と同じ気分を味わって欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当にこのゲームは最高なんだとくにビジュアルが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リズムゲーム部分も慣れればめちゃめちゃ楽しいんだッッッ!!!!!!!!!!!!!!!
格ゲー、格ゲーとほんと同じだ。そして本当のドラムと同じだ。
主人公は勝手に強くならない。俺達が操るこのゲームキャラクターは、はぐれメタルを狩ってれば勝手にフィジカルが強くなったりしない。
強くなるのは俺なんだ、俺たちなんだ。
俺たち自身が強くなり、上手くなる。そこに青春は、エモみはある。
強くなりましょう。
強くなって、気持ちよくなりましょう。
メタル最強。
今日はメタルの強さだけを噛み締めて、そして『がるメタる!』を買って、眠ってください。
最高でした。ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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