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▲こんなになっても知らないよ

○こんな状態なのに

●山谷 若い労働者増える ネットで安宿探し(5月22日17時27分配信 毎日新聞)
 簡易宿泊所が建ち並ぶ山谷(東京都荒川区)。大阪・釜ケ崎と並び日雇い労働者の街として知られる。だが、時代の流れの中で労働者は高齢化し、生活保護受給者が半数以上を占め、ここ数年街は活気を失っている。ネットカフェなどで夜を明かす若者が話題になる中、山谷にも若い労働者が集まりつつある。“元祖労働者の街”に集まる若者の背景を追った。【市川明代、東海林智】
 夕刻、JR南千住駅から山谷へ向かう人波の中に、2人組の若い男性がいた。茨城県出身の男性(24)は、3月下旬に職を求めて上京した。派遣先の食品工場で、アパートの更新料を払えず途方に暮れる群馬県出身の男性(26)と出会い、インターネットで安宿を探して山谷へたどりついた。日給は7000円で宿代は1人1泊2200円。金をため、共同生活を目指しているという。
 地域間の格差が広がる中、求人の少ない地域から職を求めて来る若者もいる。東北出身の男性(25)は、持ち帰りの豚肉いためライスと缶ビール片手に簡宿へ向かった。高卒時に就職先が見つからず、バイトばかりの生活に見切りをつけ上京した。工事現場で知り合った高齢の労働者から山谷の方が仕事が見つかると聞き3カ月を過ごしている。派遣会社に登録し、携帯電話に連絡をもらう携帯派遣の日給は6000円。男性は「ここだと1万円以上もある。田舎は本当に安い仕事しかなかった。宿代も安いししばらく稼ぎたい」と疲れた顔に笑顔を見せた。
 水色のタオルを頭に巻いた男性(34)は北海道出身。数年前から、住み込みの仕事が途切れると山谷へ来ている。子供のころ両親が離婚。養護施設で育ち、中学を出ると自衛隊へ。22歳で上京し、風俗店や建設土木など住み込みの仕事を転々とした。その間、親類に引き取られていた2人の妹は結婚した。高齢の労働者が野宿をする道すがら語った身の上。「夏までには金をためて、この生活から抜け出したい」。自分を鼓舞するように語った。

●過労自殺 労災認定57%増、過去最多の66人 06年度(5月17日8時56分配信 毎日新聞)
 長時間労働や仕事のストレスなど過労が原因の自殺(未遂を含む)で06年度に労災認定を受けた人が前年度比57.1%増と急増し、過去最多の66人に上ることが16日、厚生労働省のまとめで分かった。うつ病など精神疾患が認定された人も前年度比61.4%増の205人で過去最多。働き方の見直しが言われる中、労働者を取り巻く長時間労働が一向に改善されない状況が改めて浮き彫りになった。
 同省によると、過労自殺が認定された66人では50代が21人で最多、30代が19人、40代12人。
 うつ病など精神疾患の認定を受けた205人の内訳は30代が83人と際だって多く、次いで20代が38人、40代36人、50代33人。20、30代で約6割を占めた。職種は▽専門技術職60人▽事務職34人▽技能職33人--など。請求数の819人も過去最多だった。
 過労で脳出血や心筋梗塞(こうそく)などを発症した「脳、心疾患」の認定者355人(うち死亡147人)も過去最多だった。50代が最多の141人、次いで40代104人、30代64人。ここでも30代が目立って増えた。職種では運輸・通信職が最も多かった。残業時間では月80~100時間未満が最多の116人。100~120時間未満は101人で、前年度より大幅に増えており、長時間労働がより過酷になっていることが分かった。
 厚労省は「ノルマ達成など過大な仕事を求められる厳しい労働環境が、長時間労働につながっているのでは」と分析している。
 労働相談などを実施している日本労働弁護団の事務局次長、棗(なつめ)一郎弁護士は「若年労働者から、うつ病など心の問題の相談が増えている。今回の結果には、それが反映されている。長時間労働やリストラなどで雇用不安のストレスが高まっている。長時間労働の削減や安定雇用対策に取り組まない限り、過労労災を減らすことはできない」と話している。【東海林智】

○こんなことばかりしてて

●<規制改革会議>提言内容判明 最低賃金上げに事実上反対(5月20日3時4分配信 毎日新聞)
 内閣府の規制改革会議(草刈隆郎議長)の再チャレンジワーキンググループがまとめた労働分野に関する意見書の全容が明らかになった。解雇規制の緩和や労働者保護の法的見直しなどを挙げている。安倍政権がワーキングプアなど格差解消に向け取り組む最低賃金の引き上げについては「賃金に見合う生産性を発揮できない労働者の失業をもたらす」と事実上反対している。同会議は週明けに公表し、3年間かけて検討するが、労働者保護の撤廃を中心とする内容に労働側の反発が予想される。
 報告書は、労働分野の問題について「労働者保護の色彩が強い労働法制は、企業の正規雇用を敬遠させる。労働者の権利を強めれば、労働者保護が図られるという考え方は誤っている」と指摘。最低賃金引き上げや、労働時間の上限規制などを疑問視している。
 女性労働者については「過度に権利を強化すると、雇用を手控えるなど副作用を生じる可能性がある。あらゆる層の労働者のすべてに対して開かれた平等な労働市場の確立こそ真の労働改革だ」と表明している。
 具体的には(1)解雇規制の見直し(2)労働者派遣法の見直し(3)労働政策立案のあり方の検討――を掲げている。(1)は人員削減の必要性など解雇の要件が厳しく、使用者の解雇権や雇い止めが著しく制限されているとして、規制緩和の検討を打ち出した。また、労働契約法案に盛り込むことが見送られた解雇の金銭解決についても試行的導入を検討するとしている。
 (2)では禁止されている港湾運送や建設、警備などへの派遣解禁、派遣期間(最長3年)の制限撤廃を提言。(3)では労使が調整するやり方からフェアな政策決定機関にゆだねるべきだとしている。

○こんなになっても知らないよ

●Second Lifeで暴動、政治闘争が飛び火(2007年05月18日 15時04分 更新 ロイター)
 スペインの激しい政治闘争が仮想世界Second Lifeにも拡大した。社会党と保守党の支持者が、Second Life内の互いの党事務所を燃やそうとした。
 「彼らは爆弾を投げ、サブマシンガンを持って建物に押し入り、火を付け、想像できるありとあらゆることをやった」とスペインの与党である社会党の職員で、Second Lifeでゼロス・クーンと名乗る人物はReutersに語った。
 現実世界ではこの1年、数十万人の反対派支持者らがスペインの通りに出て、政府がバスク分離主義勢力ETAに屈服したことを非難してきた。
 「Second Life運営者に、このテロについて苦情を言った」と保守党である国民党の広報担当者はSecond Lifeで語った。
 Second Lifeは人気のオンライン仮想世界で、数百万人の登録ユーザーと独自の経済・通貨を有している。

○と思ったら、すでにこんなところに兆しが

●鬼太郎 東京・調布駅前の石こう像、盗まれる(5月25日17時29分配信 毎日新聞)
 漫画家、水木しげるさん(85)の作品の人気キャラクターで、東京都調布市の京王線調布駅北口の天神通りにある「ゲゲゲの鬼太郎」の石こう像が盗まれていたことが分かった。地元の商店会は「誰がこんなひどいことをしたのか。像は商店街のシンボルで、早く元の場所に戻してほしい」と憤っている。
 調布市に水木さんが在住していることから、市では鬼太郎をマスコットに使った街おこしを進めている。石こう像は96年、地元の天神通り商店会が同市や都の補助を受け、約1100万円かけて製作。200メートルほどの通りに、鬼太郎やねずみ男、猫娘、子泣き爺(じじい)の像が置かれている。
 同商店会が盗難や破損に気付いたのは先月下旬。高さ約50センチほどの鬼太郎の像が台座から引きちぎられるようになくなっていた。子泣き爺の像も頭が棒のようなもので割られて大きなひびが入り、穴も開いていた。5年ほど前にも像の一部がもぎとられるいたずらがあったが、像の盗難は初めてという。
 同商店会は、警察に相談したが、犯人は見つかっていない。通りの近くには水木さんのプロダクションもあり、「水木先生も商店街を通った折りに嘆いていたと聞いた。私もこれほどがっかりしたことはない」と商店会の役員の男性は怒りをあらわにする。
 水木さんの出身地、鳥取県境港市でも90年代、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪の像が盗難に遭う被害があった。【金田健】

●器物損壊:白鳥の石像が2体壊される--米沢・最上川の親水公園 /山形(5月18日13時1分配信 毎日新聞)
 米沢市窪田の最上川に整備された親水公園「窪田水辺の楽校」で16日、白鳥の石像2体が壊されているのを、河川パトロール中の国土交通省山形河川国道事務所職員が見つけた。同事務所が米沢署に被害届を提出。同署は器物損壊事件として調べる方針だ。
 同事務所によると、損壊した石像は高さ80センチ、長さ65センチ、幅30センチ。白鳥の餌付けや観察ができるテラス近くに向かい合って設置されており、2体とも首の部分から折れてくちばしも壊れていた。16日午後4時15分ごろに職員が発見。前日の午後2時ごろに見回った際は異常がなかったという。
 同公園は最上川の自然と触れ合う目的で国交省が06年度に整備。毎年、冬季に1万~2万羽の白鳥が飛来し、多くの市民に親しまれている。白鳥の世話をしている地元の「窪田白鳥を愛する会」の雨田孝英さん(84)は「とんでもないことだ。ひどい人がいるものだ」と憤慨していた。同事務所は公園を管理している米沢市と協議して補修する考えだ。

●若冲ゆかりの石仏、壊される=「五百羅漢」、ファンがっかり-京都(5月25日21時32分配信 時事通信)
 江戸時代中期の画家、伊藤若冲の墓がある石峰寺(京都市伏見区)で、石仏群がなぎ倒されたり、壊されたりしていたことが25日、分かった。府警伏見署は何者かが破損したとみて、器物損壊容疑で捜査している。
 調べなどによると、先月6日午前、寺の裏山にある高さ30~50センチの石仏約80体のうち、30体が倒され、5体が壊されているのを、石工が発見した。
 石仏は、若冲が石に絵を描き、石工に彫らせた「五百羅漢」と呼ばれる約430体の一部。阪田良介住職(27)は「自分の代でこうなってしまったのは残念」と話した。
 京都市内では、若冲の展覧会が開催中で、ファンが多数同寺を訪れている。千葉県に住む主婦横山弘子さん(60)は「悲しい。ここの大切さを分かってほしい」と訴えた。
 伊藤若冲は色鮮やかな動植物の絵で知られている。晩年、石峰寺で隠居した。

by azarashi_salad | 2007-05-26 06:51 | 社会 <:/p>

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