【静止画DL違法化法案】 自民党政調再審査に向けた陳情のやり方(2019年3月2日版)

【3月13日(水)】追記

静止画DL違法化法案はひとまず文化庁に差し戻しになりました。陳情を呼び掛けた者として、ご尽力いただいた皆様に感謝申し上げます。

なお、今後再びDL規制がそのままで法案が再提出されたりした場合に備えて再び陳情を呼び掛ける準備だけはしておきます。

また、リーチサイト規制案などにも不具合が残り続けている点などについて与野党の議員さんへ意見を具申しておきます(既に陳情書を作成し、送付致しました)。

 

【3月9日(土)追記】

6日時点で安倍首相から規制に関する部分について削除の指示があった本法案ですが、現時点でも規制を押し通そうという動きがあるようです。自民党の国会議員さんへのメール・議員事務所(議員会館の事務所)へのFAX・電話・ツイッターのアカウントへのメンション等でも構いませんので、皆様の声を早急に届けて下さい。総務会、文部科学部会、知的財産戦略調査会の議員に送ってください。地元議員でなくてもかまいません。

送り先一覧です(↓)。

ayanami.hatenadiary.jp

 

 

 

 

既にご存知だと思いますが、文化庁による静止画ダウンロード違法化法案は昨日(2019年3月1日(金))に、自民党総務会から差し戻しされ、政調における再審査が決定しました。

この記事は文化庁が国会に提出予定の静止画ダウンロード違法化法案を阻止するために、自民党に所属する国会議員への陳情を呼び掛けるものです。有効で適切な陳情を行うための手本として、以下に政治家の先生方への陳情のやり方と議員さんの宛先を記載しました。

 

www.asahi.com

上記の通り、当法案は今後は 自民党政調(政務調査会)に差し戻しされ、関係者に再ヒアリングされる見込みになりました。本法案の審査を担当する自民党政務調査会は文部科学部会と知的財産戦略調査会の合同会です。

 

※なお、これまでの静止画DL違法化法案の流れについて、簡易年表を作成しておきましたのでご参照願います。

【こんな時にはどう陳情すれば良いか・陳情書はどう書けばよいか】

静止画ダウンロード違法化法案に関して、現時点で自民党政務調査会(文部科学部会と知的財産戦略調査会の合同会)には正確な情報と有権者の声が不足しておりますので、有権者が陳情を行って適切に支援を行う必要があります。 

なお、陳情書については、与党議員事務所の方から「国会議員は非常に忙しいので陳情書はA4用紙2枚以内にしてほしい(長いのはスタッフが要約して議員に伝える必要があるので面倒で困る)。意見は箇条書きにするのが好ましい。文面を短くして、何人もの議員に出すのが効果的です」と忠告されましたので以下のように作成しました(枠内)。

 

前略 自民党 衆議院議員 ××様
突然、この様な手紙を送る無礼をお許し下さい。私は~県~市に在住する~~と申します。
文化庁から提出された静止画DL違法化法案が自民党総務会から自民党文部科学部会へ差し戻されたと知りました。明治大学知的財産法政策研究所の調査によると文化庁の国会議員への説明資料が虚偽だらけであったことが判明し、私もそれを読んで文化庁案の内容について懸念を抱きましたので、以下のとおり意見を述べさせていただきます(なお、スクショがすべて違法になるわけではないことを正しく理解しております)。


・漫画村のような違法海賊版サイトを潰して欲しいことに異存は有りません。

・しかしながら、文化庁の案では国民生活への影響が大きすぎるので(いわゆる狭義の海賊版サイト、海賊版だけが対象になるように)規制の範囲を「原作のまま一定のまとまりで」かつ「権利者の利益を不当に害する場合」に限定してください。

・本件について、法学者・漫画家・出版界・産業界有識者を招致して徹底した意見聴取を行ってください。

・有権者として自民党の判断を注視しております。

 

以上、僭越ながら私の意見を述べさせていただきました。お忙しいにも関わらず、私の拙い意見を読んでいただき、誠にありがとうございました。乱筆乱文についてはご容赦願います。ではこの辺で失礼させていただきます。
草々
平成31年3月3日

氏名:

住所:

TEL:

E-mail:

必要な事項を全てカバーしつつ、A4用紙1枚に収まるように作っておきました(約550文字)。あとは皆さまの手で適宜改良して、A4二枚以内におさまるように作成し、出来るだけ多くの議員さんへ郵送してください。

 

【誰に送れば良いのか(重要)】

本法案の再審査を担当する自民党政務調査会は文部科学部会と知的財産戦略調査会の合同会ですので、担当者・関係者全員の名前と送り先をピックアップしておきました。

以下の記事に全員分記載してありますので、適宜陳情書を送付願います。

【陳情についての注意点】

・手紙は基本的に郵送(封書・はがき)かメールで送付して下さい。FAXは使わないようにお願い致します。郵送する際には、レターパックを使えば速達扱いで次の日に届きます。レターパックは郵便局に行かなくても、ローソンで売っています(二種類あるうちの安い方:360円の「レターパックライト(青いやつ)」で大丈夫です)。

 ・お仕事や家庭の事情など様々な理由でお手紙を出す事が難しい方、お時間が無い方は、議員さんが公開しているメールアドレスや、議員さんのWebサイトにあるメールフォームなどから陳情書を送付して下さい。一人でも多くの議員さんに意見を届ける事が大切ですが、決して無理をなさらぬようお願い致します。

・議員さんの事務所を訪問する際はアポイントメントを取るようにお願い致します。

・議員事務所に電話を掛けて陳情する場合には、ご意見を話す前にその旨を伝えて承諾を得てから失礼のないようにお願い致します。

・「この法案が通ったら殺してやる!」のような脅迫じみた文言は絶対に使わないようにお願い致します。

 

以上、参考になればと思います。

最後になりましたが以下のような非常時ですので皆様のお力を貸していただければ幸いです。

www.asahi.com

 

 

 

 文責:綾波書店

作成協力:高村武義 #WalkAway氏Â