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FiiO、384kHz/32bit対応USB DACアンプ。バスパワー駆動

USB Type-C端子の「KA1 TC」

エミライは、FiiOブランドより、アンプ統合型DACチップ「ES9281AC PRO」を採用したバスパワー駆動のUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプ「KA1」を発売する。USB Type-C端子の「KA1 TC」と、Lightning端子の「KA1 LT」を用意する。KA1 TCは5月27日に発売し、価格はオープンプライス、店頭予想価格は7,980円前後。KA1 LTの発売日と価格は後日発表。

「ES9281AC PRO」は、ESS製の統合型DACチップで、USBオーディオインターフェース、DAC、ヘッドフォンアンプまでを1パッケージ化したもの。最大384kHz/32bitまでのPCMとDSD 256のネイティブ再生に対応しつつ、低消費電力による高効率化を実現した。

さらに金メッキを使用した高密度(HDI)多層基板による回路設計により、全長40mm、重さ約10gというコンパクトな筐体ながら、SN比は114dB、THD+Nは0.0005%、出力は45mW(32Ω時)を達成している。出力端子は3.5mmシングルエンド、推奨インピーダンスは16~300Ω。

USB Type-C端子の「KA1 TC」
Lightning端子の「KA1 LT」

ユーザーの環境にあわせてUSB-CモデルとLightningモデルを選択可能。どちらもバスパワー駆動するため充電不要で、ケーブルを接続するだけで使用できる。本体と端子のケーブルには銀メッキ単結晶銅の高品位ケーブルを採用。

USB Audio Class 2にも対応しているため、WindowsやMac、Android、iOSなどの幅広いプラットフォームでドライバーインストール不要で、最大384kHz/32bitまでのPCM、DSD 128(DoP)の再生に対応。FiiO Music Appなどの対応アプリやドライバーをインストールしたWindowsなどではDSD 256のネイティブ再生ができる。MQAレンダラー機能も搭載。

筐体は「触れるたびに高い質感を感じられる」という金属製。放熱性の向上により、長時間の再生でも安定して使用できる。本体の状態をLEDのカラーで表示するステータスインジケーターも備え、現在のオーディオフォーマットとサンプリングレートを視覚的に確認できる。

外形寸法は40×15×8mm。KA1 TCにのみUSB A to Type-Cアダプターが付属する。