「フォレストパーク神野山」は私が頻繁に天体写真を撮りに行っている星空スポットです。
ここは奈良県山添村にある県立の自然公園。
昼間は巨石を巡る展望台までのハイキングコースやバーベキュー、キャンプや羊の牧場、食事や直売所、その他観光スポットなどがあります。
夜間は星好きが集まる星空スポットとなって賑わいます。
関西では凄く有名な場所ですね。
天文ファンが集まる駐車場があり、尚且つ近くにトイレも開放されて初めて星を見に行くような初心者の方にはおすすめです。
では、どんな場所なのかご紹介しようと思います。
フォレストパーク神野山
「フォレストパーク神野山」は奈良県山添村の昼も夜も楽しめる県立自然公園です。
私は天体写真の撮影場所として利用させて頂いています。
でも昼間も楽しめる場所だとわかり、仲間を連れてハイキングや羊牧場で遊んだりもしています。
星空スポットはいきなり夜間に行くと真っ暗で危険ですので、昼間の状況を確認した上でお出掛けされる方が良いと思います。
だから昼間の状況やどんな場所なのかも含めてご紹介しておこうと思います。
アクセス方法や駐車場
フォレストパーク神野山へのアクセスは下記となります。
HP | フォレストパーク神野山 |
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場所 | 〒630-2225 奈良県山辺郡山辺郡山添村大字伏拝888-1 |
上記住所の自然公園の山の中一帯が「フォレストパーク神野山」となります。
ココをナビをすると超狭い道を指定されることがあるので、これからご説明する箇所を目的に応じてナビをすると良いかと思います。
駐車場も各場所にたくさんあります。
森林科学館の駐車場を目指そう
フォレストパーク神野山に行くならまずはメインの拠点となる「森林科学館」の駐車場を目指してもらいたいと思います。
HP | 森林科学館 |
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場所 | 〒630-2344 奈良県山辺郡山添村大西151番地 |
開館時間 | 9時~16時まで |
休館日 | 水・木曜日(祝日だった場合はその翌日が休み)及び年末年始 |
駐車場 | 300円(協力金) |
入館料 | 無料 |
車でのアクセス | 名阪国道「神野口」ICから約3.6㎞ |
電車・バスでのアクセス | JR・近鉄奈良駅より「山添方面行きバス」に乗車して「北野バス停」を下車して徒歩約2.4㎞ |
初めて行く場合はこちらに向かってナビをして頂くと良いかと思います。
この駐車場へ停めると、
- 森林科学館
- 生産物直売所「みどり屋」
- ほっこり食堂「映山紅」
- 綺麗なトイレ
- 綺麗な景色
があり、道の駅風のポイントとなるので皆さんここへは必ず立ち寄ると思います。
フォレストパーク神野山を一日で制覇するのはなかなか大変なので、まずは森林科学館の駐車場に行って見て下さい。
周辺の観光ポイントがわかる神野山付近の観光案内地図も設定されています。
トイレは天体観測に来られた方の為に夜間も開けてくれています。
このまま夜間も開放し続けて頂けるように綺麗に大切に使いましょう!
またこのトイレの横から見える景色は絶景ですよ。
星空スポットは第二駐車場
森林科学館から100m程進むと「フォレストパーク神野山第二駐車場」があります。
この第二駐車場が星空スポットです。
第二駐車場のアスファルトにはいろんな星座が描かれていて、その中に北極星(ポラリス)の方向もわかる図が書かれているので天体観測もし易いですよ。
駐車場代は協力金が300円となっていますので、星空スポットとして末永く利用させてもらえるようになるべく支払うようにしましょう。
この第二駐車場は関西では凄く有名で人気な星空スポットとなっており、夜になると多くの天文ファンが集まります。
週末や祝日前、流星群の時期などは駐車場が満杯で入れなくなる程混雑します。
夜になると駐車場に車を停めて地面に寝転んで星空を眺める人がたくさんいます。
スモールライトだけで駐車場へ入ると人を轢いてしまったり、車にぶつけてしまったり、撮影機材にぶつけてしまったりなどの危険があるのでしっかりヘッドライトを付けて安全確認しながら入って下さいね。
駐車場所が決まって車を停めたら素早くライトを消すのがマナーとなっている感じです。
夏の天の川は目視でも見えます。
20時とか早い時間はわかりにくいですが、深夜になるとハッキリ見えるようになります。
僕はここでカメラレンズや天体望遠鏡などを使って天体を撮影しています。
このサイトで撮影しているほとんどが神野山で撮影した天体写真です。
週末に第二駐車場に行くと「天体望遠鏡でディープスカイを観測・撮影している人」「星景写真を撮影している人」「寝転んで流れ星や星空を眺めている人」など、星が好きな人がたくさん集まるスポットだから安心できます。
天体観測は大した道具が無くても下記のように楽しめますから、是非一度夜のフォレストパーク神野山に星を見に行ってみて下さい。
ただ、フォレストパーク神野山はバーベキュー場だけしかバーベキューはしてはいけませんので、絶対に火を焚いたりしないようにしましょう。
以前山火事があったそうです。
下記の注意事項も一度目を通しておくと良いかと思います。
鍋倉渓(なべくらけい)
フォレストパーク神野山「第二駐車場」から更に500m程進むと「鍋倉渓(なべくらけい)」と言う渓谷の駐車場があります。
HP | 鍋倉渓 |
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場所 | 奈良県山辺郡山添村大塩 |
入園料 | 無料 |
駐車場 | 300円(協力金) |
TEL | 0743-87-0285(山添村観光協会) |
鍋倉渓は「角閃斑レイ岩(かくせんはんれいがん)」と言う黒い岩が約25m×約650mにわたって川の流れのようにクネクネと広がっており、「地上の天の川」と言われている物凄く珍しい変わったスポットです。
この黒い岩の下には少しだけ水が流れており川となっています。
木製の階段が道のように設置されているので歩いて上まで登れます。
岩に小さな四角い物が付いていますが、これはライトアップ用のLEDのようです。
毎年8月頃の夜間にライトアップされて、まさに地上の天の川のようで神秘的です。
下記は夕方に撮ったライトアップされた鍋倉渓ですが、夜に星空の下で見るともっと綺麗ですよ。
神野山の巨石群と地上の天の川について
ここで少し「神野山」と「巨石群」について説明しておこうと思います。
下記のマップは「山添村観光協会」の「イワクラMAP」です。
上半分が星空、下半分が地上を表しています。
先程の「鍋倉渓」と言う渓谷にあった黒い岩の川が地上の天の川です。
その周辺には巨石が点在しており、「竜王岩」「天狗岩」「北斗岩」「八畳岩」「王塚」があります。
それぞれの岩は恒星の位置を表しており、
- 「竜王岩」=さそり座のアンタレス
- 「天狗岩」=わし座のアルタイル
- 「北斗岩」=北極星(現在はこぐま座のポラリスだが、4000年前は北極星りゅう座のトゥバン)
- 「八畳岩」=こと座のベガ
- 「王塚」=はくちょう座のデネブ
この巨石の配置は紀元前2000年(約4000年前)の星の位置を表しているので現代とは若干星の配置が違います。
だから現在の北極星はこぐま座のポラリスですが、4000年前は「りゅう座のα星トゥバン」が北極星だったとの事で「北斗岩」はトゥバンを意味しているそうです。
僕は巨石群をまだ見に行っていないのですが、「王塚」だけは見に行きました
後程ご説明しますが、「王塚」には巨石ではなく小さな不思議な形の岩が祀られていました。
しかし、他の岩は写真で見ましたが大きな岩でした。
一体どうやって運んだのでしょうか?
巨人が運んだのでしょうか?
どうやって運んだかわかりませんが、とにかく古代人が巨石をこんな風に配置したと言う事です。
そんな不思議な山が「神野山」です。
各所の配置については後程、巨石を巡る神野山展望台へのハイキングコースの部分でご説明します。
めえめえ牧場
鍋倉渓を更に300m程進むとフォレストパーク神野山の「めえめえ牧場(まきば)」の入口に到着します。
「めえめえ牧場」は大人しい可愛い羊がたくさんいる牧場。
羊に「羊せんべえ」をあげたり触ったりできるスポットで、小さなお子さんでも安心して楽しめます。
HP | めえめえ牧場(まきば) |
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ブログ | ひつじの公園~山添村:めえめえ牧場 |
場所 | 奈良県山辺郡山添村北野 |
入園料 | 無料 |
駐車場 | 300円(協力金) |
開園時間 | 9:30~16:30(羊を放牧する時間はいろいろ) |
休園日 | 水曜日(水曜日が祝日の場合はその翌日)及び年末年始 |
TEL | 0743-87-0285(山添村観光協会) |
ここは普段16:30頃で閉鎖されますが、後ほど紹介する「星空のステージ」が開催される時は夜間開いています。
羊毛館
入口を入って物凄い坂道を登って牧場内に入ると右側に「羊毛館」があります。
HP | 羊毛館 |
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ブログ | めえめえ牧場の羊毛館 |
場所 | 〒630-2211 奈良県山辺郡山添村北野2921 |
入園料 | 無料 ※作業をする場合は1時間につき使用料150円(材料費別) |
駐車場 | 300円(協力金) |
開園時間 | 9:30~16:30 (体験受付は15:30まで) |
休館日 | 土日祝日は開いており平日は休館 |
TEL | 0743-86-0430 |
羊毛館は「めえめえ牧場」の羊さんから取れた羊毛を洗浄して染色し、糸を紡いで機械で手織り・縮絨(しゅくじゅう)していろんな編み物をする講習会や体験ができるスポットらしいです。
講習会では「マフラー」「ストール」「服地を作る」「ホームスパン」の全工程などを学べ、かわいい羊やウサギの人形、いろんな小物を作る体験コースもあるそうです。
僕は行ったことはないのですが、興味ある方は是非申し込みしてみて下さい。
めえめえ牧場第二駐車場と星空のステージ
羊毛館を過ぎて牧場内を一番上まで進むと突き当りに「めえめえ牧場第二駐車場」があります。
めえめえ牧場で遊ぶ場合はこの駐車場に停めます。
このめえめえ牧場第二駐車場の一番奥に展望台のような木製のステージがありますが、ここが「星空のステージ」です。
星空のステージはイベント時にリクライニングチェアが並んで星空を眺める事ができるスポットになります。
僕はまだ参加した事はありませんが、夏や流星群の時などに行われることがあります。
イベントは下記のHPで告知記事がアップされるので、確認して予約してみて下さい。
ある程度人数が集まるようだと開催される形のようです。
フォレストパーク神野山はこんな場所も星空スポットになっているんです。
HP | ホシフルサト |
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ホシフルサト(X) | |
場所 | 〒630-2211 奈良県山辺郡山添村北野2921 |
料金 | イベントによる |
駐車場 | 300円(協力金) |
時間 | イベントによる |
開催日 | HPで告知 |
TEL | 0743-87-0285 |
羊と遊ぶ
さて、めえめえ牧場第二駐車場に停めたら後は歩いて牧場へ入っていきます。
牧場内にはたくさんの羊がいるのですが、僕はいつもチラホラ販売している「羊せんべえ」を購入します。
羊は全て柵の中に入っているので、羊せんべえを持って近寄ると「メェ~~~」と鳴いて近づいてきます。
奈良公園の鹿みたいな感じですね。
せんべえが欲しくてたまらない羊が柵の隙間に必死で頭を入れてくるのですが、時々柵に挟まって頭が抜けなくなっている羊もいるので助けてあげて下さい(;’∀’)
めえめえ牧場には超大人しい猫ちゃんが数匹います。
名前は忘れちゃったのですが、「いなり」とかそんな食べ物の名前がついていました(*^-^*)
ナデナデ触っても全然逃げないので相当人に慣れているんでしょうね。
大体「羊せんべえ販売所」や「羊小屋」付近にいると思います。
閉園する少し前の16時頃ですが、牧場内の羊が一斉に羊小屋に帰るイベントがあります。
あののんびりしていた羊が「ドドドド~~~~」っと一斉に走って小屋に入ってきます。
凄く迫力があって楽しいので是非16時まで粘ってみて下さい!
羊せんべい販売所付近で待つと良いスポットになります。
羊小屋へ戻った羊は食事の時間です。
裏側に周ると食事をする羊の様子を見る事ができますよ。
神野山展望台までのハイキングコース
神野山の頂上には360°絶景が見られる「神野山展望台」があります。
展望台も星空スポットになりますが、徒歩でしかいけないハイキングコースになります。
僕はまだ昼間しか登った事がないのですが、夜に登って夏の天の川の星景写真を撮ってみたいなぁと思っています。
ただ、途中に「蜂の巣注意!」「マムシ注意!」の看板があります。
短パン半袖で登るのは超リスキーなので長袖長ズボンなどのしっかり防護できる服装で登りましょう。
マムシは足首を狙ってきますよ。
また神野山の展望台にはすぐ近くにトイレも設置されているので超ありがたいです!
頂上の神野山展望台へはいろんな場所から登れます。
6パターンご紹介しておこうと思います。
①めえめえコース
「めえめえコース」は「星空のステージ」がある「めえめえ牧場第二駐車場」から登れるコースです。
「めえめえ牧場第二駐車場」は9:30~16:30までなので、昼間にハイキングされる場合に使って下さい。
頂上まで15分と書かれていますが、ハイキングに慣れていない体力もない僕は25分位掛かりました(;’∀’)
「めえめえ牧場第二駐車場」に車を停めて牧場で遊んだついでに登ったのですが、同じようにしている方が結構いました。
昼間にハイキングを楽しむにはベストだと思います。
ハイキングの途中に「八畳岩(はちじょういわ)」と言う巨石があります。
八畳岩はこと座のベガ(織り姫星)を地上に表しているそうです。
また、頂上とは全く逆方向に行くと「北斗岩」と呼ばれる巨石に向かう事もできます。
「北斗岩」は紀元前2,000年に北極星だったりゅう座の「トゥバン」と言う恒星を現わしていると考えられているそうです。
僕はまだ見てないですが一度は探検して見に行ってみたいです。
②天の川コース
「天の川コース」は鍋倉渓から神野山展望台へ登る約40分(実測約950m)のハイキングコースです。
鍋倉渓駐車場は24時間開いています。
「鍋倉渓駐車場」に停めたらいきなり「天の川コース」を行かずに、まずは「竜王岩(りゅうおういわ)」を見てから行く方が良いようです。
竜王岩はさそり座のアンタレスを表した巨石で、「日輪教神野山鍋倉分教会」の境内に祭られているんですって。
僕もまだ見ていないので今度行ってみます!
「竜王岩」を拝んだら「鍋倉渓駐車場」に戻って「天の川コース」を歩いていきます。
途中までは天の川を表した巨石群の横に設置された木の道を歩いていきます。
木の道から土の道に変わった頃に「天狗岩(てんぐいわ)」があります。
天狗岩はわし座のアルタイルを表した巨石なんですって。
③てんまるコース
「てんまるコース」は「森林科学館の駐車場」か「フォレストパーク神野山第二駐車場」に車を停めて歩いていくハイキングコースです。
約50分(実測約1.45km)と結構な距離があります。
途中に木工工作ができる「木工館」がありますので、体験してみたい方は一度連絡してみて下さい。
④神野寺(こうのじ)コース
「森林科学館」か「フォレストパーク神野山第二駐車場」から木工館、神野寺(こうのじ)の境内を通って神野山展望台へ歩くハイキングコースです。
約1時間10分(実測約1.95km)と長いコースです。
神野寺は、「こうのでら」ではなくて「こうのじ」なんですね。
聖武天皇の時代、天平12年(西暦740年)に建立されたお寺で「薬師如来坐像」があるそうです。
国指定重要文化財に指定されている「銅像菩薩半跏像」もあったそうですが、現在は奈良国立博物館に寄託されているそうです。
⑤徒歩7分コース
比較的安全に神野山展望台の近くまで車で行けるコースです。
下記のマップの「駐車ポイントA」に停め、徒歩7分(実測約415m)のハイキングコース。
「駐車ポイントA」は車を3台位駐車できると思います。
駐車したらすぐ横に神野山展望台へ向かう入口があります。
「駐車ポイントA」に行くまでの道が凄く狭いので運転に自信のある方のみにして下さい。
対向車が来たら狭い坂道をバックで戻って行く必要があります。
また、上のマップの「弁財天」の前に黄色で「!」マークを付けておきましたが、「駐車ポイントA」から「弁財天」へはあまり車で行かない方が良いと思います。
駐車ポイントAから行くと、池の手前に凄く狭い部分があります。
また、「弁財天」の池の横を通る時に大きな木を避けるので池側に寄せて通過する必要がありますが、池側はアスファルトを外すとぬかるんでいるので失敗するとズルズルと池ポチャするかも。
軽やコンパクトカーなら何とかギリギリ通れますが、幅が広い車や背の高い車はリスキーかも。
帰る時は来た道を戻るのがベスト。
⑥最短徒歩2分コース
車で神野山展望台の間近まで行ける「最短徒歩2分コース」です。
「ハイキングはしたくないけど頂上の展望台だけ行きたい!」って人向けですが、道が狭いので自身のある方のみにして下さい。
軽自動車やコンパクトカーなら何とか行けますが、背の高い車や幅の広い車は非常にリスキーだと思います。
上のマップにある「駐車ポイントB」には数台駐車できるスペースがあります。
ココへ車を停めたら徒歩で真っすぐ進んで左へ曲がると神野山展望台です。
徒歩2分で神野山展望台です。
約180m位なのでめちゃくちゃ近いです!
頂上で一発撮りの星景写真を撮影するならカメラと三脚だけを運ぶだけで良いので余裕ですね。
ポータブル赤道儀を持って行って新星景写真も余裕だと思います。
スカイメモSでも可能だと思います。
ただ、夜にココを歩くのはガチ怖い(;’∀’)
マムシがいるかもしれないので要注意です!
神野山頂上にある忘れがちな2つのスポット
神野山展望台へ登ったら「ヒャッホー!」って感じで喜んで、後はそのまま下山してしまいがちです。
でも、頂上には「王塚」と「神野山大神(神野神社)」と言う2つのスポットがありますよ。
僕は昼間に頂上に行ったらいつもお参りするようにしています。
頂上の登山道から草木で殆ど見えないし、案内板も見当たらないので見逃しがちです。
「王塚」と「神野山大神」は隣通しに並んでいます。
王塚
「王塚」の鳥居は木造りです。
中に入るとまずは左右に狛犬が居て、その奥には左右にお地蔵さまがいらっしゃいます。
その中央に超変わった形の珍しい石が祭られて、これがはくちょう座の「デネブ」を意味しているようです。
何とも不思議な石ですね。
王塚には案内板が2つあります。
右側の案内板は古くて読みにくい状態になっており、左側にそれを要約した新しい案内板があります。
「王塚」のポイントは2つあるようです。
1つは
- 「古代人が天と交信する為に造られた古代祭祀」
と考えられていると書かれています。
神野山は東経136度ですが、ここにデネブが位置するのは1日1回ありますよね。
一体何年何月何日にこの位置にデネブが位置する時の事を言っているだろう。
そこに「王塚」が祭られた意味や神野山の謎が隠されているじゃないでしょうか?
そんな謎説きも考えながら天体写真を撮っていこうと思います。
そしてもう1つは消えかかった右側の案内板に書かれているのですが、
- 「樋速日命」の古墳
と書かれています。
樋速日命(樋之速日命/樋速日神 )(ひのはやひのみこと)と言う女神様のお墓のようです。
「?速日命」は「樋速日神(ひはやひのかみ)」「樋之速日神(ひのはやひのかみ)」「火速日神(ひのはやひのかみ)「樋速日子命(ひはやひこのみこと)」などと同じ神様のようです。
王塚伝記によると。
むかしむかし神の時代。
伊勢に「?之速日命」(ひのはやひのみこと)と言うこれはこれは超美しいべっぴんさんの女神さまが住んでいました。
モテモテの女神さまはたくさんの男の神様に好かれ、あまりのモテ具合に困り果てていました。
困り果てた女神さまは、ある日伊勢から吉野の山に逃げました(;’∀’)
これで一安心と思ったのもつかの間、男神たちは吉野まで追っかけてきました!?
仕方なく女神さまは北へ向かい、神野山に逃げてきて弁天池までやってきました。
さすがにココまでは来ないだろうと安心していた女神さま。
しかし!?
あろうことか男神たちは弁天池までやってきた(;’∀’)
そこで女神さまはある考えを思い付いた。
「オロチに変身したらもう追ってこないんじゃね?」
そこで女神さまは男神たちの前で「女神じゃないよ~オロチだよ~」と変身した姿で現れたった\(^o^)/
すると男神たちは「自分たちの恋路を邪魔するオロチが出た」と思い、オロチに化けた女神さまを剣でやっつけてしまいました・・・
するとオロチはみるみるうちに女神の姿に戻り、弁天池に沈んでいってしまいました・・・
男神たちは「なんてことをしてしまったんだ・・・」と涙が涸れるまで泣き明かし、神野山頂に女神の墓を造ってお祀りしました。
それ以来、神野山には美しい紅つつじが咲くようになったとさ。
そんな伝説があるんですね。
そしてこの悲しい物語の「?速日命」(ひのはやひのみこと)と言う女神さまは、「甕速日神(みかはやひのかみ)」と言う神様から産まれたそうです。
僕らで言うお父さんですかね?
そして女神さまのお父さんが祭られているのが右隣りにある「神野山大神」のようです。
神野山大神(神野神社)
王塚の右隣には「神野山大神(神野神社)」があります。
赤い鳥居を入ると左右にお狐さまがお守りされています。
その中央に甕速日神(ミカハヤヒノカミ)と言う神様が祀られてようです。
左のお狐さまは巻物を咥えていらっしゃいますが、お社を守るお狐さまは
- 何も咥えていない
- 稲穂
- 巻物
- 玉
- 鍵
と言うパターンがありますが、神野山大神のお狐さまは巻物ですね。
巻物が意味するのは
- 知恵の象徴
- どんな願いも叶うという稲荷の秘法を表すシンボル
- 稲荷大神の御神徳が書かれている
などと言われているようです。
お社の周りには特に何も明記されている物はなく、案内板も見当たらないです。
だからいろいろネットで調べてみたのですが、弁天池で亡くなった女神さま「樋速日命」を産んだ「甕速日神」のようです。
もし違ったらコメントで教えて頂ければと思います。
僕は頂上へ登った時はいつもお参りするのですが、この前「神野山大神」に参った時は蜘蛛の巣が張って何か寂しい気がしました。
せっかく展望台へ登ったなら、皆さんもお参りしてはいかがでしょうか?
弁天池と弁財天
先ほどお話した「?速日命(?之速日命)(ひのはやひのみこと)」と言う美しい女神さまが亡くなったのが弁天池。
そこにあるのが弁財天です。
弁財天にお参りするには神野山の頂上からは行けません。
一旦南側の道路に出て弁天池の近くに周り込んで赤い鳥居から入る形になります。
鳥居から入って弁財天に行くしかないのですが、弁天池の周りは道なき道でぬかるんでいるので非常に危険です。
沼に足を取られたら大変です。
また、マムシがいる可能性も高いのでリスキーですので十分注意して下さい。
フレストパーク神野山で遊んだら月ヶ瀬温泉へ
僕はフォレストパーク神野山で遊んだ後は、18分と言う近距離にある梅の里「月ヶ瀬温泉」にいつも行っています。
HP | 梅の里「月ヶ瀬温泉」 |
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場所 | 〒630-2302 奈良県奈良市月ヶ瀬尾山2681 |
営業時間 | 10:30~20:30(20:00受付終了) |
定休日 | 火曜日※祝日、2月、3月、お盆、年末年始は除く |
TEL | 0743-92-0388 |
料金 | 【大人(中学生以上)】700円【小人(小学生)】350円【小学生未満】無料 |
割引 | 【シルバー(65才以上)】-100円【障がい者(大人)】-250円【障がい者(小人)】-100円 |
月ヶ瀬温泉内へ入ると券売機があるのですが、お風呂だけじゃなくて晩御飯も一緒に食べるなら「エビフライ定食」か「とんかつ定食」をセットで購入するとちょっとお得ですよ。
僕はいつもエビフライ定食とお風呂がセットになったチケットを購入しています。
ボリュームがあってうまいですよ!
お風呂に入ってから帰りに少し星空を眺めにフォレストパーク神野山に戻るってのもありだと思います!
何度行っても飽きないフォレストパーク神野山
僕は何十回もフォレストパーク神野山に行っていますが全く飽きません!
まだバーベキューやキャンプなどはしたことないし、全ての巨石を周っていないのでいつか制覇したいと思います。
大阪から近距離で星も見れてこれだけ遊べる場所はなかなか無いので、皆さんも是非遊びに行ってみて下さい!
動画もアップしましたので是非見てね!
フォレストパーク神野山ってなんか不思議な星空スポットですね。
星好きな人が集まるのが良くわかりました。
まだまだ知らない事がたくさんあるので、いろんな情報コメント下さい!