デジモノ読書帳

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【読んでよかった本】紹介 2024

今年はたくさんの本を読んできた。その中でこれは読んでよかったという本はかなりたくさんあった。というかほとんどがそうだった。

 

今回はその中でも特に私がおすすめする読んでよかった本をあらすじとともに紹介する。一部ネタバレを含んでいるため注意してほしい。

また、今年は小説を多く読んできたので、今回紹介する本のほとんどが小説になってしまうが、ご了承いただきたい。


では早速発表していく。

 

情報分析力

 

ロシア軍事の専門家から学ぶ情報分析入門講義。ロシア軍事の専門家が書いている本と聞くと難しく感じてしまうと思う。しかしこの本は著者が情報を分析するにあたってどのようなことを意識しているか、や情報との向き合い方について一般の人向けに解説されている。つまりビジネスマン、学生なども読めば活用できることが多く書かれているのだ。様々な情報がSNS、インターネットにあふれている現代だからこそこの本で情報の扱い方について学んでみてはどうだろうか。

 

 

騎士団長殺し

 

私が好きな小説家のひとりである村上春樹の長編小説。肖像画家の主人公があることをきっかけに様々な不思議な出来事に巻き込まれていく。

 

個性的なキャラクターが多く出てくる。リアルな情景描写の中で広がるファンタジーな世界。予測不可能な物語が読みたいという人には特におすすめ。文庫本は全部で四冊あるが、非常に読みやすく、読んでいてあきない。

 

 

白鳥とコウモリ

 

東野圭吾のミステリー小説。あらすじとしては、2017年に弁護士が殺害され、捜査線上に浮かんだ倉木は、1984年に愛知で起きた殺害事件と繋がりがある人物だった。そんな中、突然倉木が二つの事件の犯人と自供。違和感を持った倉木の息子が独自に捜査に乗り出す。そして衝撃のラストを迎える。

 

事件の真相が次々と明らかになっていく様が、非常に面白くページをめくる手が止まらない。読んだ後に、様々なことを考えさせられる。物語の構成がしっかりとしていて、ドラマ好きの人にもおすすめだ。

 

 

グラスホッパー

 

伊坂幸太郎の代表的な小説。三人の登場人物が交互に主人公になり、物語が進んでいく。それぞれの主人公が、それぞれの目的をもって行動する。そして徐々に三人の人生は互いに交錯していく。

 

三人のうち二人が殺し屋のため、読むのが億劫だ、と思う人もいるかもしれない。しかし、それぞれ個性あふれるキャラクターで思わずキャラクターに感情移入してしまいそうになる。それぞれがそれぞれの思いがあるのだ。終盤になるとスリリングな展開で読んでいて疾走感がありとても面白い作品だ。2015年に映画化もされている。もし、映画を見てまだ原作は読んでいないという人には、本書を読むことをおすすめする。

 

あなたが消えた夜に

 

中村文則の小説。連続通り魔殺人事件の容疑者“コートの男"を追う刑事の物語。物語が進むにつれてどんどん新たな謎が明らかになる。そして物語は意外な結末を迎える。

 

話の内容自体は、重いが、主人公の二人の刑事の会話が物語の雰囲気と逸脱していてとてもポップで親しみやすい。そのため読んでいてとても不思議な感覚になりこれが物語を単調にさせず、非常に面白い。人間の深層心理に触れた作品を読みたいという人に特におすすめできる作品だ。

 

 

最後に

 

今年も様々な本に出会うことができた。来年も読書を続けていけるようにしたい。小説を読むことが多かったのでそれ以外の本にも挑戦していきたい。

 

みなさんももし気になった本があったら是非読んでいただきたい。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

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