実録ガチ系の下ネタ・風俗ネタ・ドMネタ、お下劣でやたら面白い怪作 、「エムさん。」の作者。無駄に女の子が可愛く「ヒロイン立ててストーリーもの描いてくんないかな」と思ってたら、カースト「下の中」の漫画オタクの男子中学生と、カースト上位でスカート短い美少女ギャルの、王道の隣の席ラブコメ。やったぜ!
作品としては「中学生の未満恋愛」の同じセグメントに「僕の心のヤバイやつ」という超強力な作品があって、その陰に隠れている感じはあります。開始時期も同時期で巻数も近く、また作者がラブコメ畑の外から参入してきたあたりも似ていて、桜井のりおとはまた違った意味で従来のラブコメにない切り口や視点が提示されて、自分もとても期待している作品。
「僕ヤバ」と比べるとヒロインをもうちょいエッチに、主人公をもうちょいキモくした感じです。
エロ妄想のモノローグを垂れ流すだけのスタンドなんてイヤだwww
今巻はしょうもないエロネタの他、休日に小さいいとこを連れた同士でバッタリ出会う回など。
やっぱちょっとこの女ちょっと頭がおかしいなwww
メインは脇役の青木くんの話。
そうなんだよね。「子どもの恋愛」って自分の力ではどうにも抗えないコレがあるんだよな…って久しぶりに思い出しました。このシチュエーションの漫画、久しぶりに読んだ気がする。
大人になったら「どうせもっと好きな子ができるよ」って思っちゃうんですけど、当事者にしてみたらこの世の終わりみたいなもんなんですよね。
陰キャ少年が陽キャ美少女になつかれる、という点で共通してるんですけど、「僕ヤバ」が大人向けの初恋ファンタジーだとしたら、この作品はどこかリアルで生々しいんですよね。
そのぶん地味で「僕ヤバ」ほどウケてないんですけど、そのぶん刺さってくるんだよな…作者が自他共に認めるマジモンの陰キャだったってのもあるんでしょうけど。
今巻途中ちょっとアレかなと思ったんだけど、青木くんがんばれ。
aqm.hatenablog.jp