『嘆きのピエタ』ほか

『サマリア』あたりまでは観ていたものの『うつせみ』『弓』はDVDを買ったきりちゃんと観ていなかったキム・ギドク。多作なのもあってちょっと飽きちゃって。というわけで久しぶりに2本、レンタルで借りて観た。

  • 『絶対の愛』 시간 (出演:ハ・ジョンウ他、2006年、韓国)

オーソドックスな演出をすればサイコスリラーになりそうなんだけどもちろんそんな親切なことはしていないので、予備知識なしに観た人はドンビキ必至。ハ・ジョンウの役は途中まではキム・ギドク映画らしくなくふつうに観客が感情移入できるキャラクターだったのに。

  • 『嘆きのピエタ』 피에타 (出演:チョ・ミンス、イ・ジョンジンほか、2012年、韓国)

冗長なタイトルだなと思ったらやはり原題はただの『ピエタ』。こちらの方は主要キャラクター2人の行動にずっとわかりやすい動機が想定できるので、むしろ肩すかしを食らった気分。