……ネットでは今日も至る所で創作・演奏・作品・その他もろもろについてあれやこれやと批評を書く人が後を絶たない。そして、同じように、その批評に納得が出来ない人が反論として
……と、批評の内容に対して反論するのではなく、「その作品を創る技術が無いものがそもそも批評をするな」という、意見の封じ込めをしようとする人も後をたたない。
確かに一見正しく見える意見なのだが、最近どうにも違和感を感じる。その意見が真なら世の中で物事を批評出来る人なんかごくわずかになるのではないか?銅像を批評出来るのは彫刻家だけなのか?曲を批評出来るのは作曲家だけなのか?
極端な事を言うと、例えば生まれつき両腕が麻痺して絵が描けない人は、絵についてあれやこれや言う資格が無いのか?という事だ。この人の絵を見る瞳は正常で生まれてから沢山の絵を見てきたとしても?
いま、「腕はつかえない、でも目は正常」と書いたが、物を作る能力と物を見る能力というのは似てはいるけど別物ではないかと思うのだ。
料理で言えば、料理が美味いかどうかを判断するのは技術が必要な物をつくる腕ではない。味を見極める舌だ、匂いを感じる鼻だ、見かけを判断する目だ。とんでもない不器用でまともな料理が作れないがこの感覚がするどい人だっている。しかし、そういう人が批評出来ないなら彼が持っているするどい味覚・嗅覚は無駄にされてしまうのではないか?
もちろん、実際の料理人だからこそ分かる事もあるのだろう。そもそも料理人なら作る技術に加えて、その味覚・嗅覚を持ち合わせているのだから。しかし、だからと言ってこれは前述の「不器用なするどい味覚の持ち主」の批評する権利を奪う理由にはならないだろう。
もちろん、中には頓珍漢な批評を書いている人も沢山いる。そういう人の意見に大して「それは間違っている、何故なら○○だからだ」と批評の内容に大して反論するのは全然問題無いと思う。
だけど、「お前ごときが批評をするな」「まず、お前が作れ」と批評の内容に一切ふれず書いている本人の批判・意見の封じ込めをするのは、反論の方法として何かおかしな事ではないかと感じるのだ。
その作り手にしかわからないところがある。 例えば、絵を描いたことがない人があれこれ言った所でアドバイスになりうるか?それは批評ではなく、ただの難癖やねたみも含まれている...
いや、観客/読者/客は好き勝手に批評して全然構わないとおもうよ。 もちろん、作り手の方にも的外れな批評は捨てる自由があるからね。 より良い作品を作るために役立つことを探す...
その「沢山いる」「頓珍漢な批評をする」人を足切りするのに十分効果的だからですよ。
http://anond.hatelabo.jp/20090822124837 言いたい事は分かる。 俺の脳内定義辞書によると「批判」とは、 対象にとって有意義なものであるよう一定以上の努力が払われた言葉 という事になって...
この問題は「絵師は海鮮の友達を作らない問題」とリンクしてる気がする。
簡単にいうと、同じ土俵に立てよバカやろーっていうことである。 方法としてはよくも悪くもないんじゃないかなと。 感情的に許せないんですよ。なんで手前はそんなにえらそうなん...
>極端な事を言うと、例えば生まれつき両腕が麻痺して絵が描けない人は、絵についてあれやこれや言う資格が無いのか?という事だ。 >この人の絵を見る瞳は正常で生まれてから沢山...
http://anond.hatelabo.jp/20090822124837 客/読者/観客(などなど、創られたものを味わう立場)と料理人/小説家/演奏家(などなど、創る立場=クリエイター)では、意識が違うんだ。 ...
http://anond.hatelabo.jp/20090822124837 底辺イラストレーターですが、個人的意見を。 まず、何かの批評に対して「じゃあ、お前がもっと上手いものを作れ」ってのは、クリエーター本人が言う...
俺はそうは思わないね じゃあもっと上手いの作れよ、素人は黙ってろと言うね
じゃあ君はこれ読んでどう思う? http://anond.hatelabo.jp/20090821204803 こんな死者を冒涜するアホの発言を君は「言論」として許せるのか? 手塚治虫を悪く言える人間は漫画界・イラスト界...