紫外線対策①

さて、、日差しが気になる季節になってきました。

今回のシリーズは、、「紫外線」。

まず「メラニン」は皆さんご存知ですよね?
シミの原因として、、メラニンは目の敵にされがちですが、、、
メラニンは、、肌に悪影響を及ぼすだけのものなのでしょうか?


確かに、、、メラニンがシミの原因となるのは事実ですが、、

メラニンには「紫外線から肌を守る」という大切な役割もあるんですね。


肌が紫外線などのダメージを受けると、肌細胞を守るためにメラニンができます。
この防御作用は、、500万年かけて人間が作り出した免疫機能になります。

問題は、、できたメラニンを、いかにスムーズに排出するかが、、、

肌にとっては大切なポイントとなります。



では、メラニンができるまでのメカニズムについて書いてみます。

①紫外線に当たると、、表皮の中のメラノサイト(メラニンを作る細胞です)に、
 脳から「メラニンを作りなさい」という情報がでます。

②次に、、メラノサイトにある「チロシナーゼ」という酵素が活性化します。


③活性化後、、チロシンというアミノ酸がメラニンに変化します。

こうして生まれたメラニンは、、、ターンオーバーによって徐々に押し上げられます。


また、その過程で分解され、、最後はアカと一緒に皮膚から離れます。

が、、間違ったスキンケアや寝不足など生活習慣の乱れなどが原因となってターン

オーバーが乱れると、、、メラニンの排出がスムーズに行われなくなり、メラニン自体が

肌に残ってしまいます。

これが、シミになる原因です。

つまり、、、強い紫外線を長時間浴びメラノサイトが異常に活性化してしまうと、

ターンオーバーが追いつかずに、メラニンが深部から上がっていかずシミになってしまう

ということです。

まず、、シミを作らない為に大事なのは、、正常なターンオーバーを促すことです。



「メラニンを作らない」という考え方ではなく、、「メラニンを肌内部に残さない」という考え方で、
正しいスキンケアをはじめた方が良いのではないかと私は思うわけです。

では、そのポイントは・・・。
・ターンオーバーを正常へと導く化粧品を使い、メラニンの排出をスムーズにする肌環境を整える。
・肌細胞へのダメージを最小限にするため、年間を通じて紫外線ケアを怠らないようにすること。
・ターンオーバーの乱れの原因となる寝不足・食生活をしないことや、規則正しい生活を心がけること。
 
注目して欲しいのは、、肌が本来持っている「紫外線をはねかえす力」。
肌には、もともと「紫外線を肌内部に入り込ませない仕組み」が備わっているのです。

表皮は、、外側から「角質層」、「顆粒層」、「有棘層」、「基底層」という4つの層で構成されています。

紫外線は、、いちばん外側の角質層で反射して、皮膚の深部に達しないようガードしています。
さらに、外側から2番目の顆粒層にも、、、紫外線に対するバリア機能が備わっています。
顆粒層には、、小さなビーズのような粒が存在しています。

この「粒」が、入ってきた紫外線を外にはねかえそうとするわけです。

が、、、残念なことに・・角質層と顆粒層、2つの層をもってしても、完全に紫外線をシャットアウト

することはできません。
また、、肌細胞そのものに元気がないと、「紫外線をはねかえす力」も機能しなくなってしまいます。

続きはまた今度・・・。


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便秘

ここのところ暑い日が続いてましたが、

今日は「さむ~」・・・と寒暖の差が激し過ぎです!!

みなさま、、くれぐれもご自愛くださいな。


で、、はじめてみました!!

なんていうんですか、、つながっているバス。。。(@@



凄いですね!
運転手さん、、、大変でしょうね。。後退するときは、、チョ~気を使いそうですね。



さて、、今回は便秘。

女性の3割が便秘だといわれていますが、

ひどい方は一週間排便がないという方もいらっしゃいます。

なぜでしょう?

一つに身体的な違いがあります。

というのは、、女性の場合、、骨盤が男性と比べて広いですから、
腸が落ち込みやすいという特徴があります。


落ち込んだ腸というのは、曲がりやすく固定されませんから、、
便が停滞されやすいのです。


口から入った食物は、胃を通り小腸までは多くの水分を含んでいますから、

非常に柔らかいのですが・・・大腸の部分で水分が吸収され徐々に硬くなっていきます。

つまり、、大腸に止まっている時間が長いほど、、便は硬くなってしまい通過しにくくなります。
また、横隔膜や腹筋が弱いというところも女性の便秘が多い原因でもあるのでしょう。


皆さんもご存知のように、、、問題は、腸の中に長い間便が滞っていると、腐敗を起こして

毒素が発生し、腸内の悪玉菌の増加を助け、様々な病気を引き起こす原因にもなるという

ことです。


でも、、です。
安易に市販の便秘薬に手を出してはどうかと思います。


なぜ?


それは、、また・・次回。。(^^;;; 


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敏感肌

こんにちは、、関口です。


今日は、敏感肌のお話・・。


カラー剤が沁みたり、、パーマ後頭皮が痒くなったり
する方が偶にいらっしゃいます。


敏感肌の方は、特にそうですね。


では、敏感肌って???

基準としては、、、

「炎症を伴わないが、ヒリヒリ感・ぴりぴり感・
チクチク感を感じること」と化粧品業界ではなっています。

ですので、アトピーの方の場合などは敏感肌とは言いません。

搔いた跡などで、皮膚炎になり傷口に化粧品の成分である
アルコールが、沁みることが原因ですので、
アトピーの方が、ヒリヒリ・チクチクして化粧品を痛くて
使えないこととは別になるんですね。

つまり、、アトピーの方に敏感肌はなく、、
普通肌の方が前提となります。

皮膚医学による敏感肌の分類としては、、、、

乾燥肌、、慢性の繰り返し接触性皮膚炎肌、、紫外線ダメージ肌、、
ニキビ肌、、となり、アトピーの方とは異なる定義をもっています。

でも、乾燥肌の中に、「アトピー的乾燥症」を含む場合があります。
一般的な乾燥肌とアトピー性の肌はどちらも保湿をすれば、、
良いと思われがちですが、、実は違うんですね。

その違いの前に、肌の構造を分かりやすく、、
書きますね。

よくお客様にも話すんですが、、

肌は、、、
①「水」、
②「脂」、
③「スポンジ」

・・の三3成分が働いています、、それをイメージしてくださいね(^^



まず「水」・・水分ですね。
これを補うには、水を摂取する以外に、、
グリセリンやブチレングリコール、ベタインなどが有効です。

次に「脂」ですが、これは加齢や不規則な習慣からの健康状態に
よって皮脂の代謝不全が起こった場合に、、問題が生じます。



まぁ・・一般的には、「オイル」を補給するのですが、、、
皆さんが普段使っている乳液やクリームなどです。

特に油分が不足すると、乾燥を導くだけでなく、肌のバリア機能も
低下します、、、。
アトピーの方は、リノール酸からリノレン酸への代謝不全の報告が
出ています。

このリノレン酸は、、抗炎症に働く物質の原料です。
ですので、アトピーの方には、リノレン酸の塗布や摂取が有効と
いう報告もあります。



最後に「スポンジ」です。これはセラミドですかね。
つまり、水やオイルを補給しても、それを抱え込んでくれるスポンジが
なくては、留まることができないということ。

ですから、セラミド配合のクリームが有効です。

セラミドは、、、水にもアルコールもに溶けないので、、、
クリームや乳液に配合される場合が多いようです。

どうです、、なんとなく肌の構造について、、
イメージが湧いてきましたか?

さて、、最初に戻りますが、、
アトピーの方は、リノレン酸の欠乏と「スポンジ」の欠乏の報告が
一般乾燥肌と異なります。

どんなオイルを補給したらいいのか?
どんな「成分」を補給したらいいのか?
・・を知ると、、、化粧品の選び方が変わるのかもしれませんよ。

肌は、、生きものです。。年齢や体調・ストレスなどで
日々変化しています。。水・オイル・スポンジというイメージを
活用してみたらいかがでしょう。


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コラーゲン

暖かくなってきましたね(^^

春本番まで、もうすぐ、、寒いのが苦手な私はとても待ち遠しい

時期です。


でもまだ、肌がアンブレラアンブレラしている人もいるようですね。


うちのカアチャンもそのクチで、、

「最近肌の調子が・・・イマイチ、、ハリなし、たるみ肌」(ショック)


よし!!

と気合が入ったかどうかはわかりませんが、、

「フカヒレ、フカヒレ」と連呼しながら、キッチンへ!


「あしたは、、モチモチ素肌。」とか言いながら、

出てきたのが、、、


そう簡単にアンブレラアンブレラした肌が復活するわけではない

のになぁ、、と怖いので心の中で思いながらごいっしょしました。


「・・・というか化粧品にも使われているんだけど・・コラーゲンって?

なにからとってるか知ってる?」



「・・・・・・・・・・・クラゲみたいなヤツ(爆」


がはは、、(泣き


では改めて、

化粧品に使われているコラーゲンって?

何を使っているか、、ご紹介しますね(^^

昔BSE(狂牛病)が発生したことがありましたよね。
覚えてます?

大騒ぎしましたよね。

たぶん20年くらい前なので、若い方は、知らない方も多いん

じゃないでしょうか?


それ以来、ウシ由来化粧品原料の使用のチェックが厳しく

なったんです。

化粧品でいうウシ由来の原料としては、有名なのがコラーゲン

です。


元々コラーゲンは、、水には溶けにくいんですが、、、

水に溶けるコラーゲンもあります。

「水溶性コラーゲン」といいまして、、

化粧水とか・・・クリームなどに配合されています。

コラーゲン+ヒアルロン酸というかたちにすることで、保湿力が

倍増することから化粧品にはなくてはならないものとなってい

ます。

BSE問題を取り上げてから、全成分表示にウシ由来原料には

「ウシ」の表示が義務付けられたんですが、、、

実際、「ウシ」と表示されたコラーゲンを見たことはあまりありません。

なぜでしょう?

全成分表示で「水溶性コラーゲン」と表記されるコラーゲンは、、、

以前の表記では、「水溶性コラーゲン」「水溶性コラーゲン液1」、

「水溶性コラーゲン液2」、「水溶性コラーゲン液3」というような

表記になっています。

この違いは、、何由来のコラーゲンなのか?

という違いです。

つまり、、、
水溶性コラーゲン ・・・・(ウシまたはブタ由来)
水溶性コラーゲン液1・・・(ウシまたはブタ由来)
水溶性コラーゲン液2・・・・(ウシ胎盤由来)
水溶性コラーゲン液3・・・・(平目由来)

・・・という感じになります。

水溶性コラーゲン液2だけが、「ウシ」ですね。
んで、、これは胎盤からのもの・・、厚生労働省の「原産国を

問わず、使用してはならないウシの部位を含む成分」に該当

したために、使用が出来なくなりました。

それに伴い、多くのコラーゲンは、ウシからブタ・平目に変更

されたというわけです。

現在、化粧品に使われている水溶性コラーゲンは、ブタか平目が

多いですね。他にも、マグロなど魚由来から使用されるコラーゲン

もあります。

多くの女性は、コラーゲンというと美白をイメージされることでしょう。

効果もさることながら、、使用感が好まれているのでしょうね。

ただ、、魚由来のコラーゲンが肌に良いからって、、
マグロばかり食べても、、肌だけにコラーゲンが行き渡るわけではあ

りませんから、、ご注意を・・・(^^


追記



コラーゲンは、食べただけでは、身体の中でコラーゲンになるとは

限りませんよ(^^


コラーゲンは、アミノ酸に分解されて吸収されるだけですが、、、

ビタミンCの力を借りることで、また合成されます。


コラーゲン取ったら、ビタミンCを含む緑黄色野菜や果物などを一緒に

摂ることがよろしいですよ(^^;