20110419 イエのこと


新居に引っ越して1ヶ月ちょっと。
地震とともに新生活がスタートして、1ヶ月ちょいなのに、随分めまぐるしい
日々だった。


お店が開いてない、配送が大幅に遅れる、などの理由で家のものも
いつもみたいに揃わなくて、最近になってようやく家具がぽつぽつと増えてきた我が家。

物が入ると、生活感が出てくる。
がらーんとした部屋とダンボールだけだったのに、一つ一つダンボールが減って
新しい家具が入る。

実際住んでみると、「この空間にこういうの欲しいなあ」とか色々と要望も出てくる。

リフォームは一長一短で、バス洗面の床のセレクトは失敗だったなーとしょぼん。
見本柄が小さかったんだけど、敷き詰めたら別の絵柄になるとは知らなかったヨ!!
リビングの壁をぶち抜いたのは、正解だったかなと。
しかし、そのせいで壁のあった床に、似た様な床を入れてくれたんだけど色が微妙に
違い、なんだか気になる。。。
リフォーム前に言われてはいたが、もっと完成度高いのかと思ってたよー。
すごい金額だったのになあーとこれに関してはやや不満。

さて。新しい住まいの窓はハイサッシで天井から床まで窓。という仕様なので
カーテンは3m近く。
当然カーテンはオーダーになるわけで、カーテン屋さんに行かなくちゃいけないんだけど
なかなか行けなくて、3週間ほどカーテンなしで過ごした・笑
昼間は眩しい時もあるので、今までのマンションで使っていた中途半端な丈のまま
使ったりしてて、なかなか笑える光景だったな。

迷いに迷って、結局冒険できずに無地の白いカーテンをオーダーしたんだけど、
丈がぴったりのカーテン!というだけで、家が自分のものになった気がして嬉しかった。
寝室のカーテンは、ちょっと色をつけたくて「紫」にした。
今回の家では、寝室は色々好き勝手やってみたい所。
ほんとは壁の色も、白じゃなく思い切って水色とかにしたかったんだけど、
彼に反対され断念。
多分かわいかったと思うんだけどなー。

家を買ってよかったなーと思うことの一つは、部屋を好きにアレンジできるところ。
壁に穴を開けてもいいし、色を塗ってもいいし、今まで賃貸で色々制限が
あったから、これはウレシイ。

トイレの壁には早速ステッカーを貼ってみた。
フランス製のステッカーで、ちょっと和テイストのCherryblossom。
今度はお星様バージョンを寝室に貼ってみようかなー。



★

新しい家に越したので、両家の両親を呼んで実家でささやかなお祝い会をした。
まだ家具も揃ってない家で、キッチンも物が収まってない状況だったけれど。
お寿司を頼んで、あとは手料理で。
人数分の椅子がないじゃん!
って事で、急遽勢いで買ったイームズチェア。
我が家のダイニングテーブルに、挿し色があってもいいかな~と グリーンをセレクト。

イームズチェアってどうなの?って 正直思ってたんだけれど買ってみて
座り心地がいいことにびっくり。
適度にしなる背もたれや、角度がちょうどよくて。
発売当初から変わらないデザインって、それが結局 いかに完成度が高かったかを
示すもので、さすがだなあと思った。
「定番」と呼ばれるものには理由があるんだなあ。
愛され続けるデザイン。
時代を超えて愛され続けるもの作りって素敵だなーと改めて感じたり。

この椅子を彼のお母さんが「座りやすい」と気に入って、買おうかしら?と
言ってたほど。

翌日は近所の公園に桜を見に行った。
ちょうど桜が見ごろで、暖かい春の陽気で、出歩くのにぴったりの日和だった。

帰りの日は、口コミで評判のよかったホテルの中華を予約したんだけど、これがアタリで
美味しかった~!
せっかく遠方から来てもらったのだから、美味しいものを食べて欲しいし、
精一杯接待したいもの。

うちのお父さんは終始嬉しそうで、わたしは久々にお母さんに会えて嬉しくて。
共働きの私達にとって、土日フルの接待は準備も大変だったけれど
でも、両家の両親が喜んでくれて、やってよかった。と心から思った。
こうやってまた家族になっていく。

両親を見送ったとき、お母さんがすっと封筒を差し出し
「色々お金かかったでしょうから」と私にお金を渡す。
相変わらずなんだから。
お父さんは、「身体に気をつけてな!」と彼と私に何度も言う。

小さくなっていくお父さんとお母さんの背中を改札越しに見ていたら、
何だか涙がぽろっと。
忙しい中、はるばる来てくれてありがとう。という気持ちと寂しい気持ちと。
思えば結婚して始めて上京してくれたんだ。

最近涙もろくてやだなー。
彼と手をつないで家に帰る。
もう私の家は ここ東京で、家族は「彼」なんだなぁと思いながら。


これから少しずつ、自分達の「家」にしていく。
家具も少しずつ揃ってきてるし、あとは順次、ぼちぼちでいいかなーと。
ベランダも緑いっぱいにしたいなー。
リビングの壁もまっしろで、今はなにもなく寂しいなー。

彼は自分の部屋をカスタマイズ中。
壁一面本棚にするらしく、やっと本棚購入。
来週本棚がやってくる。

わたしはわたしの部屋(という名のリビングの一角)についてアレコレ思案中。

あまり一気にやっても疲れそうなので、少しずつ。少しずつ。