もう12月の6日ですってよ。それはさっき言った(前回記事参照)。新作小説のお知らせです。さっきから11月に遡ってブログを書き書き冷たい手指がだんだん動かしづらくなってきたプチ苦行のなか、最後までお知らせを完遂できるでしょうか! エアコンつけて手は温めたいけど顔が熱くなるのが嫌なんだ。
文學界1月号
文學界1月号に小説「女の子の背骨」を掲載いただいています。
新潮1月号
新潮1月号に連作小説「良心的兵役拒否」の第一回を掲載いただいています。
次回は四月号に掲載の予定です。
「良心的兵役拒否」という小説につきまして、連載を開始するにあたってあらかじめ申し上げておきますが、これは「反戦」小説ではありません。反戦を意図した小説を読んで反戦の気持ちを確認する行為に意味があると思えません。「やぁやぁこんにちは。反戦!」「こんにちは。反戦!」とまるで「ハイルヒットラー」の挨拶のように惰性の同志同士で確認しあう行為に何の意味があるだろうか。茶の湯の茶碗を掲げるようにして「いやはやこれは素晴らしい反戦」「釉薬の照りに職人技を感じる反戦ですな」何の意味があるでしょうか。キェェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!! 今まで長いことそんな惰性を続けてきた私たちに対して私は疑問を持っています。うんざりだよ。しょせん安全保障が他人事なのだろうと思います。しょせん欺瞞でしかないスローガンに逃げず、自分の身体にくみこまれた宿命と真摯に向き合ってほしいという思いで書いています。どうぞよろしくお願いします。