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非常勤のやなぎみわ先生、しばたゆり先生の科目「視覚映像表現Ⅰ」が終了。この科目はうちの学科の「目玉科目」の一つだったのに、残念ながらカリキュラム改変でなくなってしまう。

北方領土問題

著者は中ソ国境問題に詳しい北大教授。膠着状態にある北方領土問題に対して、中ソ国境問題の解決過程を手がかりに、両者が歩み寄った柔軟な解決策(例えば3島返還)を提唱する。私は全くの専門外なので気の利いたコメントはできないが、竹島にしろ、尖閣にしろ、紛争当事者のどちらかが一方的に正しい、ということはないと思う(著者も北方領土について、「客観的にみて歴史的経緯に関する論議では、日本とロシアの間には決め手がない」p.244とする)。このことは愛国心とも無関係だ。

北方領土問題―4でも0でも、2でもなく (中公新書)