山葵です.
以前,別ブログにさくらインターネットについてのエントリーを書きました.
何人かの方にはてブしていただいているようで大変恐縮です.
さて,今回は数回にわけて,もう少し丁寧に書いてみたいと思います
やること
- さくらインターネットにzsh, emacs, screenをインストールする. ←今回はこれ
- zshの設定を行う.
- screenの設定を行う.
- emacsの設定を行う.
- さくらインターネットにruby, railsをインストールする.
- さくらインターネットにpython, easy_installをインストールする.
さくらインターネットのプランについて
まず,レンタルサーバについてのプランですが.
こちらに,詳しく記述されています.
個人的には,ライトプランはおすすめしません.sshログインなどでいろいろカスタマイズしたければ,スタンダードプランをおすすめします.さらに,データベースが複数必要になった場合等には,プレミアム以上に申し込むのがよいのではないでしょうか.
ホームディレクトリの構成と下準備
さくらインターネットで契約をして,sshでログインした初期構成は以下のようになっているかと思います.
% ls ~/
- MailBox メール保存場所
- log webalizerのログなど
- ports ports関係のファイルなど
- www ウェブ公開場所
- fml MLを作成する際に用いるツールfmlについての場所
今回はemacs, screen, zshをインストールするため,ホームディレクトリに新たに以下のディレクトリを作成します.
- local 各アプリの配置場所
- tml ダウンロードした一時ファイル置き場
% cd ~/ % mkdir local % mkdir tmp
emacs22をインストールする
少し前のemacsでは,UTF-8を利用するためには,そのための設定をしなければなりませんでした.
しかしemacs22ではデフォルトでUTF-8が利用できるため便利です.
% mkdir $HOME/local/emacs % cd ~/tmp % wget http://core.ring.gr.jp/pub/GNU/emacs/emacs-22.1.tar.gz % tar xvfz emacs-22.1.tar.gz % ./configure --prefix=$HOME/local/emacs % make % make install
screenをインストールする
screenは端末を仮想的に切り替えることができるソフトウェアです.
いくつも端末を立ち上げる必要がないため,重宝します.
% mkdir $HOME/local/screen % cd ~/tmp % wget ftp://www.dekaino.net/pub/screen/screen-4.0.3.tar.gz % tar xvfz screen-4.0.3.tar.gz % cd screen-4.0.3 % ./configure --prefix=$HOME/local/screen % make % make install
zshをインストールする
zshの最新版は4.3.4ですが.コンパイル中に文字コード関係でエラーがでるので,
今回は前回と同じく4.2.6を利用します.
% mkdir $HOME/local/zsh % cd ~/tmp % wget http://www.zsh.org/pub/zsh-4.2.6.tar.gz % tar xfvz zsh-4.2.6.tar.gz % cd zsh-4.2.6 % ./configure --prefix=$HOME/local/zsh % make % make install
zshの利用方法などについては,漢のzsh@マイコミジャーナルが詳しいです.
emacs, screen, zshの設定を行う.
ここでは,とりあえずPATHだけ設定しておきましょう.
% cd ~/ % touch .zshrc % ./local/emacs/bin/emacs .zshrc
書き加える内容は下記の通り.
# for emacs export EMACS_HOME=$HOME/local/emacs export PATH=$EMACS_HOME/bin:$PATH # for screen export SCREEN_HOME=$HOME/local/screen export PATH=$SCREEN_HOME/bin:$PATH # for main command export PATH=/bin:$PATH
次に設定を有効にします.
% source .zshrc
更に,ログイン直後にzshが使えるように,.loginに以下を書き加えます.
$HOME/local/zsh/bin/zsh