落語の中の言葉275「お歯黒どぶ」

     古今亭志ん生「首ったけ」より  かつて、落語の中の言葉80「お歯黒」続で、 「首ったけ」(五代目古今亭志ん生)でお歯黒どぶのことを「あのお歯黒どぶてエものは、汚ねエのなんのって、真っ黒だから、お歯黒に似ているからお歯黒どぶという」といっているが、二千人以上の遊女がお歯黒をするのであるからどぶが真っ黒になって当然である。…
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雑話20「火附盗賊改」

 前回触れた火附盗賊改について少し紹介します。 平松義郎『江戸の罪と罰』には次のようにあります。 火付盗賊改は江戸およびその周辺で火付、盗賊およびこれに準ずる「ゆすり」、「かたり」、「ねだり」、もしくは博奕犯を捕え、かつ裁判する警察官的役職である。先手頭一名が本役に任じ、兼任なので加役という。冬の間だけ他の先手頭一名が本役を助け、狭…
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雑話19「江戸で暮らす」補正・下

******************************** * 139 正保期(一六四〇年代半ば)、神田の堀丹後守屋敷前の通称 * * 「丹前風呂」に勝山・市野・采女という人気の湯女が相ついで * * 現われた。旗本奴や、男伊達が売り物の町奴らが客となって競 * * い合い、ついに承応二年(一六五三)、両者は大ゲンカとなっ…
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