コロナ明けリハビリ旅★南イタリアは日本より寒かった【12】おかの細道に行ってきました〈アマルフィ〉

　
朝、目が覚めたら日本だったらいいのに、と昨晩願って眠ったのに････････むなしくも目が覚めてもイタリアだった。

目が覚めてからずっとお天気が不安定。

アマルフィ滞在はまるまる2日間あるので、ラヴェッロ方面とポジターノ方面を1日ずつ訪問予定だった。
そうすると時間に余裕があるので（本当は他の街も行きたかったけど、それじゃあ時間がなくなるので諦めた）楽勝～～！と浮かれ脳ミソは考えていたけど、今朝の天気を見ると計画が撃沈したのが分かった。

う～ん、今日の遠出は見送ろう･･････。

しばらく考えてから外に出てみたけど、昨日アマルフィに到着した時のようなくすんだ空模様。
雨は降っていないけど夜間降ったようで、アマルフィの景色を見ても写真を撮ろうとは思わない（撮ってない）

昨日ちょっと行ってみたアトラーニに来てみました。

↑ 空を避けての写真を1枚。

アトラーニの街へは階段を降りて入ります。

今この写真を見て、階段に陶器の壺が置かれている事に気付いた。
そして一番手前にあるエッシャーの絵のような壺がすごく気になります。
もっとちゃんと見ておけばよかった･････。

アトラーニの丘の上に上って来ました。
空と海が不穏です。
木枯らしが心に吹きすさぶ。

アトラーニのビーチ。

ビーチのそばに駐車場がある。
あんなところに車を停めているとサビるの早いんだろうなとか考える。

↑これは昨日のアトラーニの写真。
ちょっと晴れ間がのぞいているけど、今朝の天気の方が酷くなってる。

一旦宿に帰って朝食（宿には朝食ついてないので自前）を食べよう。
どう足掻いても、今日はアマルフィで1日を過ごすことになるのだから（そう決めたのだから）

宿でまったり過ごしていると、今晩私が泊まる予定の部屋（私は今日部屋の移動を控えている）の人が、電話で話しているのが聞こえた。
なぜか部屋のドアを開けて電話しているので、なんでドア閉めないんだろうと思った（のちに理由がわかる）
そのうち部屋を出て、共用の場所で電話をしている（なんで部屋で電話しないんだろうと思ったがのちに理由がわかる　笑）

フランスの人かもと思ったけれど、電話は英語で話している。
あまりよく聞こえないけど（ ← 聞くんじゃないよ！笑 ）、チェックアウト時間を18～19時頃まで延長できないか交渉している様子。
待って待って！　私今日その部屋に泊まるんだよ！
相手の声は聞こえないけど（多分、シモーネ　 ﾑ(｀_´;)　　宿オーナーの息子　前日の旅行記参照 ）、15時か15時30まではOKとの返事をもらった様子。
････････(ﾟДﾟ) ﾊｲ?
なんかモヤモヤするけど、要するに私が15時30分以降に宿に戻ってくればいいのね、と自己判断する（すると部屋の掃除できてないなぁ？）
なんで私が気を遣わなきゃならないのよ。

そのあと、そのフランス人カップル（電話していたのは女性のほう）は出かけて行った。

昨日のドタバタ劇に疲労困憊なので、今日は遠出することなくアマルフィで心おだやかに過ごしたい（笑）

お昼12時前、降っていた雨が止んだので外に出てみた。

宿を出るとき共用の場所に電話カップルの荷物（コロコロとリュック）が置かれていた。
部屋は出て荷物だけ置いて観光に行ったようでした。
宿関係の人しか出入りしないけど、コロコロはともかくリュックはどうなの？
私はできないかなぁ～と思った。

雨なのに大聖堂前はすごい人（写真は大聖堂の階段を上ったところから見下ろした）

そういえば、昨日も今朝も大聖堂の写真撮ってなかった。
人が多すぎて避けて撮るのは不可能。
夏になると今よりもずっと観光客が増えるんだろうなと思うと、なんだか同情（誰に？）してしまう。

大聖堂の塔。
この模様が素敵。

大聖堂裏の小路を上ったところに絶景スポットがある。
その上の墓地に行くためのエレベーターがあるけど、時間も充分すぎるほどあるのでのんびり上ってきた。

空と海が青ければ絶景だね。
大聖堂の塔がこんな顔になっている～。
　　　　⦿　⦿
　　　＼　Д 　 /

ムンクの『叫び』みたい

大聖堂の塔の丸い模様が目で窓が口　（⦿０⦿）、やっぱり丸い模様が目で飛び出た小さい突起が鼻でその下の小さい窓が口　（⦿Д⦿）････とか想像すると楽しい（どこかに癒しを求めているのかもしれない　笑）

2020年、あのコロナの世界的流行がなければ4年前に実現できたであろう今回の旅行。
あの時は、航空券と宿だけ予約済だった。
2020年3月1日からターキッシュエアラインズがイタリアとの直行便を停止し、その後4月1日から全国際便を休止した。

2017年2月から関空線を運休していたターキッシュエアラインズは2020年4月14日から運行再開予定だったが、再開ならず。

遠景。
霞んでいる。

2020年5月、私の南イタリア旅行は、日本出発日は関空線がない曜日だったので、伊丹 → 羽田をANAで飛び(別切り）、羽田からターキッシュエアラインズでイタリア入りする予定だった。
でもコロナの状況が状況だったのとターキッシュエアラインズ運航再開のメドが発表されなかったので旅行のキャンセルを決めた。

キャンセル手続きができるようになってから、ANAはすぐにキャンセルできた。
一方、ターキッシュエアラインズはちょっと複雑で(まあ、あの時はどこの航空会社も混乱状態だった）、ネットで手続きすると手数料がかかり、しかも変更手続き or マイルに返却 or バウチャー発行とかしか選択肢がなかった。

ターキッシュエアラインズのマイル会員じゃないし、いつ海外に行けるか見通しがつかないので変更もあり得ない、バウチャーも有効期限があるのでその間にはおそらく使えない。
絶対返金して欲しいとの確固たる意志を持っていたので、日本の電話番号を見つけ出し電話し（繋がりづらかった）、なんとか返金依頼した。

共同墓地の教会は閉まっていたけど墓地には入れます。

2020年、アルベロベッロとアマルフィの宿だけがキャンセル不可プランで予約していた。というか予約したアマルフィの宿はキャンセル不可プランしかなかった。

予約と同時にクレカで引き落としされたバーリのホテルはキャンセル無料だったので、キャンセル手続きしたら、返金された。

キャンセル不可だったアルベロベッロの宿は旅行時期の変更ができるとの案内も来たけど、返金依頼したら返金してくれた。

残るはアマルフィの宿。
キャンセル料金の減額をお願いしたら、旅行の日程変更に応じるとだけの返信がきた。以降ウンともスンともいってこないので、予約サイトに状況説明してできれば返金してもらえるように掛け合ったらわりとすぐ返金してくれた。おそらく予約サイトが返金してくれたのだと思う。
そのアマルフィの宿、なんだか対応が嫌だったので今回泊まっていない（笑）

その他モロモロ細かいことはあったけど、最終的にすべて返金してもらえたので実害なしだった。
もし現地の交通や入場料など予約していたら、きっと自分で対応できなくて泣き寝入りしていたかもしれない。

あの頃旅行の計画を立てていらっしゃった方たちは、対応にご苦労されたことだと思います。その中には返金してもらえなくて損害を被った方や、代わりのバウチャー発行で受け取られた方もいらっしゃり、それに比べたら私はラッキーだったと思う（ だからといって、この旅行中、雨が多いことは納得できない ）

こんな細い小路を通って絶景スポットに行きました。
また街に下ります。

大聖堂のところまで下りてきました。
ちょっと人が少なくなっているような･････。

両側にお店が並んだアマルフィの一番賑やかな通りを歩きます。

レモン

　
レモン

レモン
それにレモンシャーベット！
レモンがでかい 　(￣◇￣;)ｴｯ

まわりのカフェではどこでもレモンシャーベットを提供している。
右を見てもレモン
左を見てもレモン
斜め前を見ても、レモン、レモン、レモン。

カフェによってレモンシャーベットのお味は違うのかなぁ？

レモンシャーベット
スプーンを持っている手は子供の手です。
ね？　レモン大きいでしょ？

アマルフィのビーチです。
こちら側の空は晴れてます･････。

アトラーニ側に歩いて来ました。
さっきのアマルフィのビーチが見えます。

そこにサイレンを鳴らして救急車が！
でも道は渋滞してるのに、どうやって救急車を通すのか。
なんとか抜けて行きました　ε-(´∀｀*)

アマルフィ滞在の3日間で救急車を3回見ました。
毎回この渋滞の道を走るので到着するのが遅れるよね？？

アマルフィのビーチを先ほどと反対側を見たら、雲が･･････！
同じ日とは思えないけど、方角によって青空の面積が違います。
天気も雨がパラパラしたり、安定しない。

遠くに見えているのはサレルノからバスで来るときにも通った広いビーチがあるマイオーリの街。

こちらはアトラーニ

ちょっと高い所まで上って来ました。

アマルフィ海岸。
バスが止まっている広場がアマルフィのバス停のあるところ。
バスはサレルノ方面から来ても、ソレント方面から来てもアマルフィが終点です。

高い所に住むのは景色がいいけど、場所によっては車が入れないから坂とか階段で大変。

海岸の道が渋滞しているのが分かります。
日中は常に渋滞してます。

雨がパラついてきたので一旦宿に帰りましょう。

宿に着いたらちょうどオーナーの奥さんがお部屋のお掃除終わったところで、新しいお部屋に案内してもらいました。
こじんまりなお部屋です。
そして今朝フランス人カップルが泊まっていた部屋です。
それに、それに、この部屋には窓がなーーーーい！
予約するとき書いてあったっけ？？
閉所恐怖症の人はダメかも。

昨晩と違ってこの部屋はバスルームが部屋にありました。

夕方ごろ、再び外出。

アマルフィの繫華街の一番目立つ場所にある『Pasticceria Savoia』
ピスタチオのカンノーロが気になる･････。
が、外のショーウインドには値段が書かれていない。
中に入って見るとさすが目抜き通りの人気店、お客さんがいっぱい、店員さんも忙しそう。
そして、中の商品にも値段表示がされていない。
観光地の一等地に建つお店。
お値段が怖くなりそのまま店を出る私は覚悟が足りないダメ人間だぁ～。

小腹が減っているので何か買いたい。
だけど揚げ物は嫌だしと思い適当なものを散策がてら探す。
するとピザを巻いたようなピザロールを発見。
コンビニの肉まんを入れているような透明なケースに入っていて、保温されている。
よし、持って帰って宿で食べよう。
6ユーロのそれを買い、お店のお兄ちゃんが手渡してくれたとき愕然とした。
熱くない･･････というかぬるい･････。
失敗した～！！
ダメよ、私！
6ユーロを『￥』に換算したらダメったら、ダメ！
　　　( / Д`;)Oh no...

食べ物に鼻が利かない私は調べていないお店で買うときは慎重に決めなきゃダメだったのよ。
こんなザ・観光地のアマルフィの繁華街ど真ん中の、観光客の顔がお金に見えてる人がやってるお店をアテにしてはいけなかったのよ～

宿に帰って来ました。
部屋に入ろうとしたら鍵を開けたのに部屋のドアが開かない！
押してもダメなら引いてみな！
でも開かない････。
と思ったら、スライディングドアでした（出かけるときはちゃんと閉めたのに完全に忘れてた ）

もうひとつおまけ情報。
この移動した狭いほうのお部屋、部屋のWifiが死んでました。
で、私のeSIMなら使えるだろうと思ったけど圏外になってました（笑）
窓がなくて完全密室だから？
天気も確認できないし、スマホで天気予報も見れない。
部屋のドアを開ければ、電波が少し繋がるけど、丸見えになっちゃう。
なぜ今朝フランス人カップルの女性が部屋のドアを開けて電話したり、共用の場所で電話していたのか分かったよ！

ひとクセもふたクセもあるお部屋でした。

ところで、これは昨日泊まった広いほうの部屋と専用バスルームの鍵。

こちらは部屋を移動した、今日の狭いほうの部屋の鍵。

･･･････････違いがわからん･･･････････