2024年9月下旬～10月上旬、12日間で北マケドニア共和国とアルバニア（イスタンブール経由）を周遊してきました。<br />日本から直行便もなく、乗り入れしている航空会社も便数も少ない為、あまり馴染みない国かも知れません。<br />以前、周辺のギリシャ、ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、、モンテネグロ、クロアチアに旅したことはあるので、今年はまだ行ったことのないバルカン半島の国を旅しようと決めました。バスによる国境越えの方法等情報が少なく現地に行ってみるまで不安もありました。<br />この旅行記は、旅行記グループの「2024 北マケドニア&アルバニア旅行記」に順次まとめて行こうと思っています。<br />本旅行記を楽しく読んでいただけたり、また両国の旅に関心がある皆さんの参考になれば嬉しいです。

2024 欧州の秘境・北マケドニア＆アルバニア周遊記⑨ティラナ初日:共産主義の面影

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2024/09/27 - 2024/10/08

147位(同エリア156件中)

エリア

ティラナ(アルバニア)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.0

グルメ: 4.5

ショッピング: 4.0

交通: 4.5

同行者: カップル・夫婦

交通手段: 高速・路線バス徒歩

航空会社: ターキッシュエアラインズエアアルバニア

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: ブッキングドットコム

★⑧［サランダ近郊:ブルーアイ」編からの続きです。
サランダ3日目。朝から快晴。
昨日夕食を食べたレストランへ。
オムレツと山羊の頭肉シチュー（各350Lek）。
アルバニアの伝統的な料理で朝食として手頃で大変美味しかったです。
今日はアルバニアの首都・ティラナに移動します。
朝食を食べた後、ティラナ行きの長距離バスの情報収集に向かいました。
サランダ中心部に2軒のバス会社がありました。
1軒目に行きくと、ティラナ行きは順次出発（人数揃い次第）、運賃は1,500Lek、所要時間は5、6時間程度とのこと。ミニバス使用。
アルバニアは鉄道網は一部分しかなく、アルバニア南端のサランダ～北部側のティラナに行く為には、バスを利用するのが一般的です。
もう一軒は、昨日ブルーアイに行く時に利用したバス会社。
こちらは「⑧ブルーアイ」編の周遊記で説明した通り、オフィスに貼り紙があります。
出発時間は5:00、6:30、8:30、9:30、10:45、14:00、17:00、22:00です。運賃は1,500Lek、所要時間はカウンターで確認したところ、5、6時間、大型バス使用。

値段も所要時間も変わらないので2軒目の10:45出発のチケットを買いました。長時間ミニバスに乗るのは疲れそうでしたし…
宿に戻って、荷造りや部屋の片付けをして、チェックアウト。
宿の主人が笑顔で見送ってくれました。
部屋は新しく綺麗でした。
サランダにはバスターミナルがなく、時間になるとバス会社付近の道路にバスが駐車して乗り込む感じでした。
ティラナ行きの大型バスにスーツケースを預けて乗り込みました。
定刻から５、６分遅れで出発しました。

車内の様子。ほぼ満席でした。
車窓の風景。10月初旬ですが、山々や森林もまだ緑色。山肌が剥き出しであったり、木々の種類も日本とは異なるので、眠たいけれど、車窓の景色が楽しかったです。
このような緑豊かな場所をひたすらバスは走り続けていきます。
13:10、ドライブインで30分間の休憩。
スーパーも併設されていました。
休憩したドライブインの場所です。
出発して、2時間20分で休憩でした。
スーパーでレモンソーダ⒈5リットルを買いました（
200Lek）。
気温が上がって、半袖で丁度くらいです。
16:00、ティラナの国内線バスターミナルに到着。
5時間10分かかりました。
ティラナには国際線バスターミナルもあります。数キロ離れています。移動は公共バスで可能です。タクシードライバーの勧誘が多いですけど。

宿は国際線バスターミナルの近く。
どの公共バスに乗れば良いのか、現地のご婦人に尋ねると、わざわざバス停まで案内してくれました。
感謝！
バスの運賃は40Lekです。レクでもユーロでも支払えますが、現金のみです。

長距離バスバス系
車内で車掌が運賃回収にきます。引き換えに切符をもらいます。
10分程で国際線バスターミナル近くのバス停に着いたので降車。
宿に到着しました。2泊しました（€76）。素泊まり。
部屋はキッチン付きです。共有部分に洗濯機もありました。
街散策を始めました。
まずはティラナの中心部・スカンデルベグ広場へ向けて、歩きました。
老舗のジェラート屋と思われる店。
ティラナの街もジェラート屋が多かったです。
どれも美味しそう！
店の女将さん風の女性のお勧め2種を選びました。ミックスフルーツとマスカルポーネ。150Lek（250円弱）でした。

スカンデルベグ広場に来ました。
石が敷かれた、良く言えば見渡しの良い広場です。共産主義国だったと思わせる、身の置き場に困る感じです。
夜になると、回転木馬や観覧車が動き出し人も集まってきていました。

スカンデベルグ広場広場・公園
国立歴史博物館の建物も広場に面しています。工事中のようでした。
大きなレリーフには人々がアルバニアのこれまでの歴史を表現しているようです。ヨーロッパの中でギリシャと並んでアルバニアは古い国です。

国立歴史博物館博物館・美術館・ギャラリー
広場の名前の由来であるスカンデルベグ像も勿論あります。
中世アルバニアの君主であり、オスマン帝国に抵抗した民族的英雄です。

スカンデルベグ像モニュメント・記念碑
ジャーミア・エトヘム・ベウト。
スカンデルベグ広場沿いに建つイスラム寺院です。
キリスト教会のような装飾もあり、ユニークなイスラム寺院として知られているとのこと。
共産時代、文化的価値のあることで破壊されませんでした。

ジャーミアエトへムべウト寺院・教会
観光は明日もすることにして、夕食にしました。
ティラナリングセンター（ショッピングモール）のそばに炭火焼きの店があり、日本の焼き鳥屋のような香ばしい香りがしていました。
イチオシ

KUKUREC（ククレク）をツマミに乾杯！450Lek(750円弱）
羊のホルモンの炭火焼きで味付けは塩味のみですが新鮮でとても美味しかったです。ボリューム満点。
店主が勧めてくれたのがこのひと皿でした。
ちなみに、ククレクを翻訳アプリで日本語に変換したら、「くだらないもの」と出ました。笑えます…
メニュー表
生ビール（120Lek）、赤ワインハーフボトル（300Lek）、サラダ（150Lek）。全部で日本円にすると2,000円ちょっとでした。
テーブルには、おすそ分けを期待している犬が近づいてはもの欲しそうな目で私達に訴えかけていました。
食事の後、ティラナリングセンターに寄り、スーパーマーケットで朝食用のパンや飲み物を買い、宿に戻りました。
★アルバニアのクルヤの旅行記へ続きます。